夜天の守護者 番外編   作:混沌の魔法使い

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どうも混沌の魔法使いです

今回で遊戯王のクロスは終わりです、アポリア様とのクロスです
今回の龍也さんのデッキは「紋章獣」です

それでは今回もどうか宜しくお願いします


【超☆融☆合 ~世界を超えた出会い~】 第4話

「…」

 

このデュエル時間軸の中でデュエルをしていない人物がいた。

その名はシン。罪を意味する名を持つその男は目を閉じ、落ち着いていた。

 

「…」

 

シンの格好はある意味特殊だ。

漆黒の服装に漆黒の仮面。その鋭い紅い目は言いようのない警戒心を抱かせる殺意と狂気を感じさせるものだ。

故に声を掛けても断られることを考慮し、じっとしていた。先ほどまで彼の娘であるヴィヴィッドは側に居たのだが平行世界の自分を見つけたらしくイラついたので辻斬りを仕掛けてくるそうだ。

こういう所は親子と言うべきだろうか。

 

「失礼だが」

 

「…確か…」

 

そんな彼に声を掛けてくる一人の男性。

彼の名は【八神 龍也】。夜天の守護者と呼ばれた男であり、ヤンデレに好かれるヤンデレキラーである。

彼がシンに声を掛けたのは理由があった。

 

「(…似ている…ジオガディスに…)」

 

ジオガディス……ネクロを総べた魔王にして愛する者を失い、国を失い、友を失い、世界を憎悪し、何十万の魔道師の命を対価に失われた時を取り戻すことを目的とした男……だがそれすらも与えられた目的だった。ジオガディスにとり憑いていた【ヴェルガディオス】の復活の贄とされ。不当な伝承と罪を背負わされ狂気の檻に囚われた。その姿にシンの姿は何処か重なる物があった……それが気になった彼はシンにそう声をかけたのだった

 

「もしよかったらデュエルをしてもらえないか?。」

 

「…良いだろう。」

 

「「デュエル!!!」」

 

正直シンにやる気など無かったがこの時空では挑まれれば断ることなどできはしない。

そう考えているため、冷静に了承するとデュエルディスクを互いの展開する。

そして【夜天の守護者】と【罪深き存在しないもの】による唐突にデュエルは始まった。

 

「先行は私だ。ドロー!。全力で行かせてもらう!私は手札の【紋章獣アンフィスバエナ】の効果を発動!手札の【紋章獣レオ】を墓地に送り特殊召喚する!!」

 

「…【紋章獣】か」

 

龍也のフィールドに尾に竜の頭部を持つ竜が現れた。

【紋章獣】というカテゴリはシンはよく知っていた。

エクシーズキラーのゲノムヘリターを筆頭にランク4のエクシーズモンスターを出しやすい強力なデッキだ。

 

攻1800

 

「さらにレオの効果発動!!墓地に送られた時【紋章獣】を一体手札に加える!私は【紋章獣アバコーンウェイ】を手札に加え、そのまま通常召喚する!」

 

そして龍也の場に鎧を纏う龍が現れた。

 

攻1800

 

「さらに手札の【カゲトカゲ】の効果を発動!レベル4のモンスターを通常召喚した時、特殊召喚できる!!そして【紋章獣エアレー】の効果を発動!場に二体以上の【紋章獣】がいる時、特殊召喚できる!!」

 

アバコーンウェイの影の中から紅い目を持つ影で出来たトカゲが現れた。

そして続くように鎧を纏う二本角のヤギが現れた。

 

攻1100

 

守1800

 

「私は【カゲトカゲ】とアンフィスバエナ、エアレーとアバコーンウェイでオーバーレイ!二体のモンスターで二つのオーバーレイ・ネットワークを構築、ダブルエクシーズ召喚!!現れろ!【№18 紋章祖プレイン・コート】!【№39 希望皇ホープ】!!」

 

そして龍也の場に希望の戦士と紋章の祖が舞い降りた。

 

攻2200

 

攻2500

 

「私はこれでターンを終了する」

 

エンド宣言をした

手札2枚

 

「ドロー!(【紋章獣】・・・エクシーズに強いデッキだが相手にとって不足はない)私は罪深き世界【Sin World】発動!!」

 

「むっ…」

 

そして世界が砕け散る。そこは周りがビルの様な壁で囲まれ、物体の縁取り線を残して透かした様に赤紫の宇宙が広がっていた。

シンがの十八番であるこのカード…

 

「私はデッキから【真紅眼の黒竜】を除外し【Sin 真紅眼の黒竜】を特殊召喚する」

 

闇が溢れ出すとその闇の中から白と黒の罪の鎧を纏いし、真紅の眼を持つ黒竜が舞い降りた。

 

攻2400

 

「いきなり攻撃力2400か…」

 

「まだだ!私は【可変機獣 ガンナードラゴン】を妥協召喚!このモンスターは攻撃力を半分にして妥協召喚できる!」

 

今度は機械の体を持つ竜が現れた。

 

攻2800→攻1400

 

「私はレベル7のガンナードラゴンとSin 真紅眼でオーバーレイ!二体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!発進せよ、【幻獣機ドラゴサック】!!」

 

そして現れたのは巨大な飛行機。

その先頭部には竜の頭の様な部分が存在している。

 

攻2600

 

「ドラゴサックの効果を発動!エクシーズ素材を取り除いて二体の【幻獣機トークン】を特殊召喚する!!」

 

ドラゴサックの後部ハッチに光球が吸い込まれるとそこから二体の戦闘機が飛び出してきた。

 

守0×2

 

「さらにドラゴサックの効果発動!【幻獣機】をリリースする事で相手の場のカードを一枚破壊する!私はホープを選択!《ソニック・ショット》!!」

 

そしてドラゴサックから現れた二機の内一機がホープに突撃し爆散するとその爆発に巻き込まれホープも破壊される。

 

「くっ!」

 

「さらにデッキの【青眼の白龍】を除外して【Sin 青眼の白龍】を特殊召喚する!」

 

闇の中から今度は罪の鎧を纏う青い瞳の気高き白龍が舞い降りた。

 

攻3000

 

「【Sin 青眼の白龍】でプレイン・コートを攻撃!《滅びのバースト・ストリーム》!!」

 

そして気高き白龍の砲撃が紋章祖を塵も無く消し飛ばす。

まさに滅び。まさに無敵。まさに最強と言わんばかりの一撃は龍也にも飛び火する

 

「ぬおぉっ…!!だが破壊されたプレイン・コートの効果を発動!デッキから【紋章獣】を二体墓地に送る!私はアバコーンウェイを二体選択し、墓地に送る!!」

 

LP4000→3200

 

「ターンエンドだ。」

 

エンド宣言をした

手札2枚

 

「(【Sin】…ハイパワーだがその実癖の強いカード群だったはず…だが)私のターン!ドロー!!私は手札から【高等紋章術】を発動!!墓地の【紋章獣レオ】と【紋章獣エアレー】でオーバーレイ!二体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れろ!No.101!満たされぬ魂を乗せた方舟よ。光届かぬ深淵より浮上せよ!S・H・Ark Knight!」

 

二体のモンスターが光となって渦へ飛び込み、光の渦が爆発すると其処から現れたのは満たされぬ魂の守護者を乗せた白き箱舟。

 

攻2100

 

「Ark Knight…!!」

 

オーバーハンドレッド・ナンバーズ…平行世界や異世界では価値が違うとはいえ自分たちにとっては魂であり死した自分たちの存在を世界につなぎとめている楔そのものである。

故に同胞が使うそのカードの効果とカオス化したナンバーズの恐ろしさを良く知っている。

 

「Ark Knightの効果発動!エクシーズ素材を二つ取り除くことで相手の場に存在する特殊召喚されたモンスターをエクシーズ素材にする!私は【幻獣機ドラゴサック】を選択し、吸収する!《エターナル・ソウル・アサイラム》!!」

 

「っく!!」

 

Ark Knightが二つの光球を吸収すると右側の先端部から碇のような物を発射し、ドラゴサックを貫くとそのままドラゴサックを貫いた碇ごと格納し、ドラゴサックを光球へと変化させてしまった。

 

「Ark Knightのエクシーズ素材だったレオの効果発動!デッキから【紋章獣ツインヘッド・イーグル】を手札に加え、さらに私は【RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース】を発動!このカードは私の場のエクシーズモンスターをランクアップさせ、カオス化する!私はArk Knightでオーバーレイ!!一体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを再構築!カオスエクシーズチェンジ!!」

 

「くっ!!!」

 

シンはArk Knightが邪悪な力が渦巻く渦へ飛び込む姿を見て、思わず憤る。

Ark Knightの進化形態がこの【Sin】デッキとの相性の悪さをひどく自覚しているからだ。

そして邪悪な力渦巻く渦は黒と暗い緑の爆発を引き起こした。

 

「現れろ、C№101!満たされぬ魂の守護者よ、暗黒の騎士となって光を砕け! S・H・Dark Knight!」

 

そして再び現れた白き箱舟から飛び出し装備を装着していくように現れたのは朽ちる事を知らぬ漆黒の槍術師。

その槍の切っ先はシンへと向けられている。

 

攻2800

 

「私はDark Knightの効果発動!相手フィールド上の特殊召喚されたモンスター1体を選択し、選択したモンスターをこのカードの下に重ねてエクシーズ素材とする!私は【Sin 青眼の白龍】を選択!《ダーク・ソウル・ローバー》!!」

 

そしてDark Knightが槍からエネルギーを放つとそのエネルギーは【Sin 青眼の白龍】を貫き、その命を赤い結晶体へと変え、Dark Knightの側に滞空する。

 

「ちぃっ!!」

 

「私はDark Knightで【幻獣機トークン】を攻撃!!」

 

Dark Knightがその槍を振りかぶって戦闘機に目がけて投擲する。

そして戦闘機は槍に討ちぬかれるとそのまま爆散する。

 

「私はこれでターンを終了する」

 

エンド宣言をした

手札1枚

 

「俺のターン、ドロー!!俺は【防覇龍ヘリオスフィア】を召喚!」

 

シンの場に大きな翼膜を壁の様に広げる下半身に持つ竜が現れた。

 

攻0

 

「私はこれでターンを終了する」

 

エンド宣言をした

手札2枚

 

「(ヘリオスフィア…私の手札が4枚以下の時、攻撃対象に出来ないモンスター…おまけに通常召喚だ。Dark Knightで吸収できない…今の手札ではどうにもならんか)私はこれでターンを終了する」

 

エンド宣言をした

手札2枚

 

「俺のターン!ドロー!!俺は二枚目の青眼を除外して二枚目のSin 青眼を特殊召喚する!」

 

再び闇の中から【Sin 青眼の白龍】が現れる。

どうやら二枚目も入っていた様だ。

 

攻3000

 

「ヘリオスフィアの効果発動!私の場にレベル8のドラゴン族がいる時レベルを8へと変更できる!」

 

星4→星8

 

「私はレベル8の【Sin 青眼の白龍】とヘリオスフィアでオーバーレイ!!」

 

二体が光の玉になってブラックホールに吸い込まれる

 

「二体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!!」

 

そのブラックホールは爆発し赤と青の宝石が付いた黒い四角錐が飛び出してきた

 

「現れろ№107!逆巻く銀河を貫いて、破滅の未来の果てより蘇れ!!顕現せよ!我が魂!!銀河眼の時空竜!!!」

 

赤と青の宝石が付いた黒い四角錐が変形し黒に近い紫の体を持ち紅い瞳の機械竜が現れた。

その頭部には107の数字が刻まれている。

 

攻3000

 

「見せてやろう!我が魂の力を!!バトルフェイズ!!《タキオン・トランスミグレイション》!!!」

 

時空竜は赤と青の宝石が付いた黒い四角錐に変形し輝きだした。

その美しい虹色の輝きは時間を遡るかの様な錯覚を受ける。

 

「この効果を使った時、すべてのモンスターの効果を無効にし、相手が効果を発動した時タキオンは2回攻撃の権限と攻撃力1000アップを得る…タキオンでDark Knightを攻撃!《殲滅のタキオン・スパイラル》!!」

 

タキオンは口にエネルギーの渦を作り出すとその渦を放ち、Dark Knightを飲み込んでいった。

 

「くっ!だがDark Knightの効果発動!エクシーズ素材を持ち、墓地にArk Knightがいる限り復活し、私のLPを元々の攻撃力分回復する!!《リターン・フロム・リンボ》!!」

 

だがDark Knightは地面に空いた穴から再び姿を現すと槍を掲げ、その槍は龍也を癒す。

 

LP3200→3000→5800

 

「だがこの瞬間、タキオンの効果が発動する!相手が効果を発動した時2回攻撃と攻撃力1000アップを得る!!」

 

攻3000→攻4000

 

「再びタキオンでDark Knightを攻撃!《殲滅のセカンド・タキオン・スパイラル》!!!」

 

再び放たれたエネルギーの渦は容赦なくDark Knightを飲み込んでいった。

エクシーズ素材を持たぬDark Knightは蘇らない。

 

「くっ!!」

 

LP5800→4600

 

「私はモンスターをセットし、ターンを終了する」

 

エンド宣言をした

手札1枚

 

「…一つ聞きたい」

 

「…何だ」

 

カードをドローする前に龍也がシンに声をかけた

 

「どうしてそこまで世界を憎む?」

 

「…」

 

「その程度の殺意でどうこうなるほど……甘い世界を生きて来てはいないぞ」

 

龍也の問いかけにシンは答えず。代わりに殺意に満ちた視線を向ける。その殺気は並の人間ならばそれだけで発狂しかねないほどの殺気と憎悪を持っていたが何年、何十年もネクロと戦ってきた龍也にとってその程度の殺気は日常茶飯事の物だった。

全く意に介した素振りを見せず。全てを見通さんとする蒼銀の目でシンを見ている

 

「…良いだろう…そんなにも知りたいのなら教えてやる…俺は…俺達は生前を憎悪され、死後すら貶められしものが転生者の一人」

 

「転生者だと…?」

 

「俺が背負う転生者としての業、【罪深き罪悪】【悪を背負う者】…【罪悪のシン】として俺は全てを零へと帰し、やり直す」

 

神ミザエルの手で転生し、その目的のための人形。

例え無辜なる者が犠牲になっても自分たちにとっては仕方がない事でしかない。

我々は自分たちが受けた事と同じことをしてきているだけなのだから

 

「っ違う!!!残された者は死んだ者の分も生きなくてはならない!!!どれ程悲しくても、どれ程辛くても!!前を向いて生きなくてはいけない!!!」

 

そう、私は両親に生かされ、セレスに生かされ、こうして生きている・・また私の手から護りたい者が滑り落ちていった・・それでも私は生きなくてはいけない、生かされたのだから・・その者の分まで生きなくてはいけない・・

 

「黙れ。許さぬ、滅びろ、何もかも朽ち果てろ。我らの様な存在が生贄となる世界等犠牲(我ら)が認めない。己が罪は己が自身で清算させる。己が穢し貶めた者達の重みを叩き付けてやる…!!」

 

だがそんな言葉すらもシンにとって激情の炎に更なる燃料を投下するのと同じであった。

不平等に罪を課せられ、償わされ、その死後すらも貶められ、生きる事すらできなくなった。

愛する者も守るべき友もその全てを失い、前を向く目も首も無くした動く死体(リビングデット)。その胸に宿る憎悪と復讐心が燃え尽きるまでこの憎悪を世界に叩き付けるのだ。

理不尽な犠牲で回る世界等壊してやる。それこそが彼の…やっとつかめた幸せさえも失った男の末路の果てである。

 

「では聞こうッ!!!そんな血に濡れた手でお前は何を掴めると言うんだ!!」

 

「掴めないさ!!だからこそ全てをやり直す!!取り戻すのでは意味がないんだ!また理不尽な犠牲を強いる!ならば破壊してでも変えてやる!!」

 

やはりジオガディスと似ている。奇しくも違うのは「亡くした物を取り戻す」のではなく「何もかもやり直す」という事だけだ。

取り戻すのではまた剣を向けられ再び失うかもしれない、なら何もかもやり直して奪おうとするものを奪う前に葬ってしまえばいい。

 

「貴様を縛る呪われし鎖・・この私が断ち切る!!!私のターン!ドロー!!私は二枚目の【高等紋章術】を発動!私は墓地の【紋章獣レオ】と【紋章獣アンフィスバエナ】でオーバーレイ!!二体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れろ希望の勇者!【№39 希望皇ホープ】!!!」

 

二体のモンスターが光となって渦へ飛び込み、光の渦が爆発すると其処から現れたのは白と黄色の体を持つ水色の結晶体を核とした希望の勇者。

 

攻2500

 

「さらに私は【RUM-リミテッド・バリアンズ・フォース】を発動!このカードは私の場のエクシーズモンスターをランクアップさせ、カオス化する!私は希望皇ホープでオーバーレイ!!一体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを再構築!カオスエクシーズチェンジ!!」

 

希望皇が変形し光となって邪悪な渦へ飛び込むと黒と暗い緑を基調とした爆発を引き起こす。

 

「出でよ、C№39!混沌を統べる赤き覇王。悠久の戒め解き放ち赫焉となりて闇を打ち払え!降臨せよ、希望皇ホープレイV!」

 

そして現れたのは黒みの強い濃紺を基調に、深紅と銀色の配色が混じった暗黒的なカラーリングの体と赤い発光体を体に持つ邪悪なる希望皇。

 

攻2600

 

「ホープレイVの効果発動!!エクシーズ素材を取り除いて、相手モンスターを破壊し、さらにその攻撃力分のダメージを与える!銀河眼の時空竜を切り裂け!!《Vブレードシュート》!!!」

 

ホープレイVが赤い結晶体を吸収すると両腰の剣を連結しダブルセイバーへと変化させ、ブーメランの如く投擲した。

その剣は銀河眼の時空竜を切り裂くとシンを襲う。

 

「ぐああぁぁぁぁ!!!」

 

LP4000→1000

 

「ホープレイVでセットモンスターを攻撃!!《ホープ剣・Vの字切り》!!!」

 

そしてホープレイVが再び双剣を装備すると羽を広げVの字にセットモンスターに斬撃を叩き付けた。

セットモンスターは壺の様なモンスター。

 

「なっ!?【メタモルポット】だと!?」

 

「貴重な手札補給カードだ。【メタモルポット】の効果発動!リバースした時、手札を全て捨てて5枚ドローする。俺は手札の【時空混沌渦】を墓地に送り、ドローする」

 

「…私は手札の【エクシーズ・シフト】を墓地に送り、ドローする」

 

そして龍也とシンに新たな手札が補充される。

【Sin】デッキに【メタモルポット】…確かに手札使いの荒いデッキなので相性はそう悪くない。

 

「私はカードを三枚伏せてターンエンドだ!」

 

エンド宣言をした

手札2枚

 

「(私が伏せたのは【デモンズ・チェーン】と【奈落の落とし穴】と【紋章変換】…これで防ぎきれるといいんだが…)」

 

「俺のターン。墓地の【時空混沌渦】の効果発動。ドローをスキップし墓地のこのカードを除外して、墓地からギャラクシーと名のつくエクシーズモンスターを蘇生させる。蘇れ銀河眼の時空竜!!!」

 

「なっ!?墓地から蘇生カード!?」

 

「そう言う事だ。蘇れ!!銀河眼の時空竜!!!」

 

時空を切り裂く混沌の渦から時空竜が咆哮と共に飛び出してきた。

 

攻3000

 

「その召喚を許すわけにはいかん!私は伏せカード【奈落の落とし穴】を発動!!時空竜の召喚を無効にする!!」

 

何もかも飲み込む漆黒の大穴が現れるが……

 

「フ、フハハハハ!!私は手札からカウンター罠【タキオン・トランスミグレイション】を発動!!」

 

「手札からカウンター罠だと!?」

 

「このカードは私の場にタキオンドラゴンがいる時手札から発動できるカウンター罠!発動時に積まれていたチェーン上の相手の効果モンスター・罠・魔法カードを全て無効にし、全てをデッキに戻す!《タキオン・トランスミグレイション》!!!!」

 

銀河眼の時空竜が変形し赤と青の宝石が付いた黒い四角錐の姿へと変化した。

そして七色の光を放つと竜也が発動した【奈落の落とし穴】がデッキへと巻戻って行く。

 

「っく!!」

 

「そして私は【RUM-アウトキャスト・フォース】を発動!!!」

 

【RUM-アウトキャスト・フォース】オリカ

 

通常魔法

自分フィールド上のエクシーズモンスター1体を選択して発動できる。

選択したモンスターと同じ種族でランクが1つ高い

【C】と名のついたモンスター1体を、選択した自分のモンスターの上に重ねて

エクシーズ召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。

この効果でエクシーズ召喚したモンスターは以下の効果を得る。

●このカードは相手の魔法・罠カードの効果を受けない。

 

 

「このカードは私の場に存在しているエクシーズモンスターをカオス化させ、ランクアップする!!私は【№107 銀河眼の時空竜】一体でオーバーレイネットワークを再構築する!!」

 

時空竜が再び赤と青の宝石が付いた黒い四角錐に変形すると空に空いた黒い穴に光となって飛び込んだ。

 

「カオスエクシーズチェンジ!!!」

 

そして黒と暗い緑を基調とした邪悪な爆発を引き起こす。

 

「再誕せよC№107!!!世界を貫く雄叫びよ!遥かなる時の生ずる前より蘇れ!!顕現せよ!絶対なる破滅をこの世に示せ!!超銀河眼の時空龍!!!」

 

『ギギャァァァァァァァァァァァ◆◆◆◆◆◆◆◆◆!!!!』

 

黒い穴から降りてきたのは赤い発光体を埋め込んだ細長い金色の四角錐…それが音を立てて変形していく。

そして姿を現したのは赤い発光体を胴体に持ちながら機械の様な黄金の体と細長い三つ首を持つ魔龍。

その魔龍が咆哮を上げると世界の時が止まったような錯覚を受ける。

 

攻4500

 

「(ネオタキオンだと!?だがこの邪気…ネクロ以上に邪悪で異質…まずい!?)私は最後の伏せカード【デモンズ・チェーン】を発動!!ネオタキオンの効果と攻撃を封印する!!!」

 

地面から神すら縛る魔の鎖がネオタキオンを締め上げ、拘束する。

だがネオタキオンが咆哮を上げるとその鎖はネオタキオンをすり抜けてしまった。

 

「アウトキャスト・フォースで召喚されたモンスターは文字通り永劫の輪廻から外れたモンスター…この効果で召喚されたモンスターは魔法と罠の効果を一切受け付けない!!」

 

「なにィっ!?」

 

「さらにネオタキオンの効果発動!!エクシーズ素材を一つ取り除くことでこのカード以外のフィールド上に表側表示で存在する全てのカードの効果はターン終了時まで無効になり、このターン、相手はフィールド上のカードの効果を発動できない!!!《タイム・タイラント》!!!」

 

「なん…だと…!?」

 

ネオタキオンが赤い結晶体を吸収し、背後から虹色の光が周囲を灰色へと変化し、まるですべての時が止まってしまったかのような錯覚を受ける。

 

「(相手からの魔法・罠を完全に受け付けず、さらには相手のフィールドの時を止める効果…カウンター罠による無効化すらも受け付けないこの火力…対処しきれない!?)」

 

「さらに俺はネオタキオンに【巨大化】を装備する!!俺のLPが相手より低い場合攻撃力を倍にする!!」

 

攻4500→攻9000

 

「消え失せろ敗者は!!ホープレイVを攻撃!!!《アルティメット・タキオン・スパイラル》ッ!!!!」

 

ネオタキオンが三つ首からブレスを放つとそれが収束していき黄金色のエネルギーとして龍也に襲い掛かった。

 

「ぬぐあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

LP2600→-3800

 

 

 

「誰にも止められはしないのさ。この復讐はな…ククク…フハハハハハハハハハハッ!!!」

 

-キィンッ‐

 

「クッ…!!」

 

膝をついている龍也を見下すように高笑いしているシンが黒い霧に包まれ、姿を消した。

転移でもしたのかあるいはこの空間からはじき出されたのか…定かではないが分かる事は一つ。あの狂気は数多の人を傷つける。罪なき人々も……だがそれが判っても

 

「私にシンを止める術は無い」

 

並行世界に移動する能力を持つ。龍也だったが、それはネクロの持つ波動を道標にして跳ぶ者であり……シンを追おうと思えばそれはシンが、超銀河眼の時空龍を召喚した時にしか、チャンスはなかった

 

「くッ……」

 

シンは止めなければならない、だがその為の力が無い。龍也は拳を地面に打ちつけ。己の力の無さに唇を噛み締めた……

 

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