しばらくハンター視点が続くと思います
~ハンター視点~
俺らが初めに相対した時と全く違う。
それが俺の中で最初に浮かんだ考えだった。
はじめは何か手加減しているような、面倒くさそうな感じでこちらと戦っていた。
それが悔しかった、腹立たしかった、必ず討伐してやると決意した。
それが約1年前、俺らがあいつに負けた時に抱いた感情だった。
それからはずっと努力した、絞蛇竜を狩った、化け鮫を狩った、重甲虫を狩った、
黒蝕竜を狩った、なんでも倒した。奥の手も手に入れた。
ただひたすらにあいつに一泡吹かせてやりたいと思い突き進んだ。
気が付けば俺らはG級ハンターになっていた。
ハンターの中でも上位に位置するハンターになっていた。
それからはひたすら装備を強化した、あいつの情報もかき集めた。
そしてこうしてやっとあいつ……死蜘蛛と戦えるようになった。
あいつも俺らが成長している間に強くなっているだろうと思ってはいたが、
予想のはるか上をいっていた。こちらを……外敵を排除せんと片方だけになった
爪を振り下ろし、切り上げ、こちらの首を絶たんと鋏角で攻撃してくる。
一度だけ、命からがら討伐した大轟竜を思い出した。
驚異的なスピードで突進を繰り返された時は死ぬかと思ったが、
こいつはそんなスピードで常時移動している。疲れが見えない。
一瞬でこちらの後ろに回り込まれ、鋏角で断ち切られかける。
かわされたら爪で、体の下に入ってきたら糸と毒針で、自分から離れたら毒液を、
遠近中、すべての間合いに対応してきたせいで俺たちは攻めあぐねていた。
「っくっそ!!全然あたんねぇ!!どうにかして動きを止めるぞ!!」
「罠仕掛けたよ!誘導よろしく!!」
「睡眠瓶に変えたわよ!寝たらあれをよろしく!!」
罠もこれで四個目、全員調合分含めてもってきているからあと8個。
それでもあいつは倒れない、あいつの甲殻の隙間から漏れ出る高濃度の毒ガス
にも気を使わないといけないせいで、俺らの集中力を著しく削っていく。
そんな時、
「ふっ!!!」
ガル爺が死蜘蛛の足を蹴り、飛び上がり、双剣による連撃を上から繰り出していく。
あれは最近ガル爺が発見した狩猟スタイル「エリアル」だ。
モンスターなどを踏み台にし、どこでも乗りを狙うことのできるスタイル。
双剣は手数の多さが売りの武器だ、上から繰り出される連撃にさすがの死蜘蛛も
バランスを崩し倒れる。そこにガル爺が上り、背中にハンターナイフを突き立てていく
「頑張れ!!ガル爺!!やっちゃえ!」
死蜘蛛は懸命に振り落とそうと体を振るも、しっかりと背に張り付くガル爺を落とせず、
耐え切れずついに倒れる。
「いまだ!!叩き込め!!」
俺の大剣の溜め切りが、メランの狩猟笛のスタンプが、ガル爺の双剣の乱舞が、
ヘレネの弓の曲射が死蜘蛛の体にたたきつけられ、死蜘蛛が悲鳴を上げるが……、
「嘘だろ……、まだ倒れないのかっ!?」
「さ、さすがにタフすぎないかねぇ……、私たちの渾身の一撃だったんだぜ…」
「これはぁ……、きついのぅ…」
「ぁぅぅぅぅ……、奥の手使いましょう!」
奥の手、俺らがこの一年で何とか習得できた、まさに奥技……
あれを使って勝てなかったらさすがに詰みだなぁ…。
「仕方ねぇか…、出し渋って負けましたなんて嫌だぜ俺は」
「そうじゃのう、もいっちょ頑張るかのぅ」
その瞬間、爺さんが死蜘蛛に突撃していき……、
「『血風独楽』っ!!!」
爺さんが双剣の鬼人強化中の抜刀攻撃のような感じであいつをジグザグに移動しながら
回転し、切り裂き、大ダメージを与える
メランもいつもの弱気な感じではなく、覚悟を決めたような顔で死蜘蛛に向かい
「『音撃震』!!」
愛用の狩猟笛「パラミティコール」に一気に息を吹き込み、かき鳴らし、
周囲に圧縮した高威力の震動波を放つ!!
後方からはものすごい勢いで矢が連続で飛来し、死蜘蛛の甲殻に深々と突き刺さる。
「アクセルレイン」によって強化されたヘレネの矢が連続で刺さっていく
「なら俺もいくぜぇえええええええ!!!」
一気に死蜘蛛に肉薄し、大剣を抜刀し……
「『獣宿し【獅子】』っ!!!」
一気に振りぬき、鬼人化のような要領で大剣に威力を宿すっ!!
そして溜め切りをたたきつける!!
「いっけぇえええええええええええええええええええええ!!!」
その斬撃は死蜘蛛の頭部に深々とした傷跡を残し……、
≪グシャァアアアアアアアアァァァ………ッ……≫
ついにあの巨体が倒れ……………、
≪……ッ、グ、ギシャァア…、≫
―――――なかった―――――
「……え?」「嘘っ」「なにっ!?」「うぅぅぅ………」
まだ、あいつはその弱弱しく震えた四本の脚で地に立っていた
彼らの奥の手………『狩技』と呼ばれるものを叩き込まれてなお沈まぬ、
しかし、今まで爛々と光っていた赤い目は、徐々に光が収まっていき、
毒々しい赤紫の甲殻は、あの日に見た、魅入られるような真紅に戻っていた……。
そして死蜘蛛は深い深い樹海の中へよろよろと足を引き釣りながら去っていった……。
「撃退………したのか?」
「やった……やったぁああああ!!」
「ふぉっふぉっふぉ、死ぬかと思ったわい」
「本当にそうね……、だれ一人かけることなく撃退できてよかったわ」
四人はそれぞれ地面にへたり込み、各々の感想を述べ、BCに戻ろうとしたとき、
視界の端に紅い物体が目に映る。
「お?」
そこにはちぎれていた死蜘蛛の足が流れついていた
それを今回の戦利品ということで俺らは未知の樹海を立ち去った………。
はい、へたくそですね(確信
戦闘描写すくなっ!?もう屋上から飛び降りるかしてきますわ……。
展開もテンプレですし、自信なくなってきた…。
アイルー村買おうかなぁ~?
MHXはもう予約したし、どうしようかな?