東方覚醒録〜Don't exist originally 作:tora@812
とりあえず今回で天狗の集落編完結で次からSTAGE5編に入れると思います。
これだけ投稿遅れたのにどうかとは思いますが、最近気分転換用としてBLEACHの二次小説として『彩色集いて太刀をなす。』という小説を書き始めました。あくまで気分展開として書いているので内容は薄いですがもし良ければお読みいただけると幸いです。
メインは『東方覚醒録』です。『彩色集いて太刀をなす。』は気分転換兼サブです。なので、覚醒録がもっと評価されるよう頑張りたいな。
今回好き嫌い別れるかも知れません。
しかし、世間はクリスマスか・・・・特に何も無かったな。
『白狼天狗』
妖怪の山・天狗組織において哨戒の役割をもつ種族である。もちろん、天狗である故に、そこら辺の妖怪よりは強い。だが、天狗組織の中では弱い。同じ天狗なのに何故か?天狗の中の分類はそれぞれ特化した部分がある。例えば鴉天狗なら『速度』、鼻高天狗なら『頭脳』。いずれも戦闘やら運営やら、中心的な事に携わるのに適している。
では、白狼天狗は何に特化した天狗か?答えは『感覚』である。視覚、嗅覚、聴覚、触覚、あまり意味はないが味覚。いわゆる五感である。これはどちらかといえば、『戦闘』よりは『哨戒』や『斥候』に適した能力であり、白狼天狗たちは、かつてそういった分野で活躍し、重宝されていた。だが、そういった外の分野で活躍するということは、内部での活躍があまり無いという事である。組織というものはどうしても中枢に携わる者の方が偉くなりやすい。次第に、白狼天狗と鴉天狗や鼻高天狗との地位の格差は広まっていった。一昔前の外界で例えるなら、百姓が居ないと何も出来ないのに威張りくさっている武家と言った感じだろうか?
まぁ、とにかくそうやって広まっていった地位の格差は、次第に『白狼天狗は下級の役職にしかつけない』という概念に変わっていき、やがて『白狼は下級種族である』といわれるように成っていった。
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妖怪の山 天狗の集落 side 諏訪子
あぁ、何でだろう。さっきから力が溢れてくる。何十、何百もの想いが、私に力を分けてくれる。
いつだったか?早苗が私に聞いてきたことがあった。
―――信仰とは何か?
私はこう答えた。
―――信頼されることだ
人は何か信じなければ本来の力を発揮できない。
頼るものが無ければ、力を発揮できない。
人は迷うと弱くなるからだ。
だから、弱くならない為の支えとなる。
それが神というものだ。
だから、頼るに値すると信頼されなければ成らない。
だから、『信仰』とは『信頼』されることだ。
信じること、疑わないこと、それが互いの強さに繋がる。
「―――現符『諏訪清水』―――」
「なっ・・・・・」
大天狗は驚いている。
放った水流は崖を抉り、大穴を開けた。
久し振りに全盛期の感覚だ。
「貴様、何処にそんな力を隠していた!!!」
「気を付けな、今の私はさっきまでとは違うよ。お前たちじゃあ勝負に成らない。‥‥‥
―――源符『厭い川の翡翠』―――」
激流を呼び、飲み下す。
「後はあんただけだよ。天魔」
「‥‥‥突然力を手に入れた理由は『信仰』だな」
「だとしたら?」
「その大元を絶てばよい、このタイミングで信仰を得たという事はすぐ近くに信者はいる。つまり‥‥‥」
天魔は真下を見やった。私もつられ真下を見る。そこでは白狼天狗が鴉天狗と戦っていた。先程までとは違う明確な『自分の意思』を持って
白狼達から私に力が流れてくるのを感じる
「あの
そう言って妖力弾を放つ
「ま、待て!!!
―――土着神『洩矢神』―――」
神力を解放し妖力弾を焼き付くそうとする。だが、元々距離をとって戦っていた故に距離が足りない。大半は何とか焼き付くしたが幾らかが白狼へと向かう
―――間に合わない
そう思ったとき
カシャッ
シャッターのような音と友に妖力弾が空間から切り取られるように消滅した
「なっ、‥‥‥貴様、何をした」
天魔が問うてきた
「いや、私は‥‥‥‥‥」
ここで私は口を一度閉じた。
さっきのは私ではない。だが、さっきから誰かが出てくる気配はない。つまり、隠れてサポートしようとしているということだ。なら‥‥‥‥
「‥‥‥私が貴様にそれを説明する必要があるかい?」
含みのある言い方で相手を翻弄する
「確かに、それもそうだな。どのみち貴様は消すのだから」
よし、つれた。私の影響だと錯覚させることで感覚をズレさせる。
あの距離からまた白狼に攻撃されたら護りきれない。だから、
―――次の一撃、大技で決める。
―――邪魔をする大天狗は居ない。私の最高出力の召喚術で
―――帰ってきた私の力で
「くらいな!!!!!」
手を合わせる
「――――祟り神『
とたん周囲が闇に閉ざされる。そして、闇の中から赤い口を持つ巨大な白蛇が現れ天魔へと攻撃を繰り出す。
シュッッッ
だがその一撃はギリギリでかわされる。
「なんだ、それだけか?種族のトップクラスに闇からの不意打ちが効くとでも思ったのか?蛙はやはり頭が足りな・・・」
「それだけ?おまえ、周りの感覚も分からないのか?」
「何を・・・!!!」
その時には天魔はすでに数多の白蛇に囲まれていた
「いつの間に!!!!」
はぁ、とため息をついて言う
「言っただろ?私は『土着神の頂点』だと。力さえ取り戻せば一声ですべての土着神を呼び寄せることもできる」
スッと手を伸ばす
「『井の中の蛙大海を知らず』、蛙だったのはお前らだったね――――やれ」
白蛇たちが一斉に天魔に襲いかかった。
「これで終わりだね」
「待て!!!何故殺さない!!!?」
「まだ意識があったか、しぶといね」
「質問に答えよ、何故殺さない。お前には充分力があるだろう。儂は今なら能力が発動出来ない。止めを指す絶好の機会だろう!!!」
「はぁ、解ってないね。言っただろう。『私は共存が理想だと思う』って、よほどの事がない限り殺さないよ。それに‥‥‥」
「今、頂点を失ったらこの組織はどうなる。唯でさえ近くに
「‥‥‥‥‥そうだったかも知れないな」
「ここを変えろ、天魔。もしもまた白狼たちが恐怖に怯えないといけないような社会を生み出したら、機会を与えた私に腹を切って詫びろ」
そう言って私は飛び上がる
「組織を変えるためなら何時でも力に成ろう。何かあれば守矢神社に来い」
そして私は白狼天狗と鴉天狗の戦いを止めている天魔を見ながら、集落から飛び去った。
「お前にカリスマ性はあるよ。だからこそ、こんなに巨大な組織を率いてこれたんだ。今度はその力を下の者の為にも使うんだね」
しかし、あの時弾幕を消し去ったのは誰だったんだろうか?
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天狗の集落 とある家 side ???
カシャッ
私が除き込むカメラには天狗たちにこれからの事を話す天魔の様子が写っていた。
「まったく、あのジジイ。ここに辿り着くのに何年かかってんのよ」
私や文がまだ小さかったとき、天狗を支配していた鬼が山を去って間もない頃に混乱のため不安定だった妖怪の山をわずか一週間で治安を安定さてた天狗の英雄に悪態をつく。
「今度また権力に飲まれたら許さないからね」
カシャッ
「あら、文たちなんだかんだで粘ってるじゃない」
カシャッ
「あぁ、負けちゃった・・・こんなボロボロになって」
私はベットに身をゆだねる。
「ごめんね、文、椛。一番肝心な時期に引きこもってて・・・・もう少しだけ待ってて・・・・私も引きこもりやめれるよう頑張るから」
天狗編は設定重くし過ぎたかなぁ。
天狗編は文章安定して無い気がする。
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キャラ解説
名前 洩矢 諏訪子
種族 土着神
能力 坤を創造する程度の能力
守矢神社の元の祭神。神力は神奈子に劣るものの技術的なことはこちらのほうが優れている。
一声で土着神なら大抵のものは呼び寄せられる。さすがにその地を離れたら消滅する連中は一声では呼べない。ただ、準備さえしたら呼べる。
バトルスタイルは鉄の輪による近接戦。神力弾による中距離戦。召喚術による遠距離をその場に応じて使い分ける。
感想、評価、批評、質問、誤字報告等々お待ちしています。