東方覚醒録〜Don't exist originally 作:tora@812
例によって独自解釈ありです。
タイトルの形式、固定化した方が良いのかな?サブの『彩色』の方では『○○集いて太刀をなす。』で固定してるのですけど、安定するんですよね。ひとまず風宴会は『○○組』で統一する予定ですけど、章ごとで統一しようかな?でも、『邪魔だ』みたいに肖ることは出来なくなるからなぁ。
博麗神社 side 早苗
この『未知に溢れた世界』幻想郷では何かがあると、とにかく宴会をする風習があるそうです。嬉しいとき、悲しいとき、色んな事が起こるたびに幻想郷の人達は一つに集まりあう。ちょっと前まで分からなかったですけど、そういう回りに誰かいて欲しいっていう気持ちは最近すごく良く分かります。
私たちが着くともう随分人数が集まっていました。ひとまず自分達のスペースを確保した私たちは各々挨拶や売り買い等に散らばっていました。私は取り敢えず、一番歳が近くて面識もあり似たような肩書きを持っている人のところに行こうと思っていたのですが………。
「だからさぁ、宴会って言うのは料理もそうかも知れないけどさ。やっぱりお酒を楽しむ物だと思うんだよ。だから勧められたら飲みなよ」
「ご免なさい。私本当にお酒駄目なんです」
「いや、一回飲んでみなよ。昔ダメでも今はいけるかも知れないだろう?」
「私飲んで気を失ってからまだ一月もたってないんです!」
「まぁまぁ、いいからいいから」
「良くないんです!!」
手に持った紫色の瓢箪の中身を勧めてきています。そこそこ距離があるのですが、すごくお酒の臭いがします。私は飲めないですが、ニオイなら大丈夫なはずです。それなのに身体が拒絶します。どれだけ強いお酒なのでしょうか?
とにかく今は逃げないと酔い殺されてしましますね。
「では、失礼します」
だから私は鬼(?)に背を向け、地面を蹴って、目もつむり一目散に走り始める。
「ちょっと、なにも逃げなくても良いだろ?」
後ろから声がかけられるが走る。
「そんなに嫌なのかい?」
あれ?声が遠く成らない。
立ち止まって、目を見開き、左右を見る。
「……景色が変わってない」
どうして、確かに走って逃げたのに。
「『密と疎を操る程度の能力』」
「!!!」
右も左も変わらないということは当然後ろも変わらないということですつまり……。
ゆっくり振り返るとさっきと代わらず
「ようするに私は集合と分散の能力を持っている。あんたが私から離れようとする分、私達の距離を『密』にした。だからあんたは私から離れられなかったって訳だ」
そういえばこの世界の大半は能力持ちなのでした。
「飲みませんよ、絶対」
意地でも逃げる。こんなところで気を失うわけにはいかない。お酒を飲んでみたい気持ちは無いわけではないですが、私のアルコール分解能は限りなく低いから飲むわけにはいかない。手を背に回し隠すようにしながら、袖口からカードを一枚引き抜く。弾幕を閃光弾の代わりにして気をそらしてその隙に逃げる。あの二人ほどこういうのは上手くないですけどやるしか無いですね。
「秘術『忘却の……「お酒勧めてるだけなのにスペルカードはズルいじゃないかい」……!!」
カードを投げようとしたところで、腕を掴まれた。ぴくりとも動かない。
「あんた紫の言ってた外界の巫女だろう?これから酒の席も多く成るから慣れないと大変だよ」
「理論は分かってもダメなものはダメなんです!……………」
妖怪は身勝手って言う話はよく聞きますけどここまでとは。小傘さんはいっつも驚かそうとする以外普通なのに。いや、この人も飲まそうとしているだけですけど。
「往生際が悪いよ」
「…………………………」
「さっきから何を言っているんだい?」
「詠唱です。神雷!!」
最終手段です。先に能力使ったのはあちらですからね!
「タケミカヅチの……」
「あんた達!!」
遠くから足音と声がした気がした。
「こんなとこで!!!」
近付いてくる。
「戦うな〜〜〜!!!!」
「えっ!?」
「ちょっと!霊夢!!」
私が見たのは紅白の人影から放たれた霊力弾だった。
その時、掴んでいた腕が放され、鬼(?)が正面に手を伸ばした。
「疎!」
腕を掴んでいた鬼(?)がそう叫ぶと霊力弾は空に散っていった。
「何も打たなくても良いだろう。霊夢〜。別に霊夢に迷惑かけちゃいないし」
「かかってるわよ!あんたみたいな絡み酒の酔っぱらいがいるからうちに参拝客が来なくなるのよ!!『幻想郷縁記』にも妖怪神社みたいに書かれるし!!」
「いや、それは事実なんじゃあ」
「とにかく他人に迷惑を……ってあんたか」
「おひさしぶりですね、霊夢さん。異変決着の際に話していた分社の件でお話にきました。それとご迷惑をおかけしました。」
「あぁ、場所の話ね。それなら……」
私達の起こした異変――世間では山神異変と言われているようですが――が終わった際に異変を起こした謝罪をすまし、今後の守矢の方向性について霊夢さんに話しあった。最初は面倒くさそうにしていましたが、此方の参拝客が博麗神社側に流れる可能性を軸に話を進めだしたところ、急に興味を持ったらしく隅の方に分社をたてる許可をもらいました。
「……って感じでなら建てていいわよ」
「はい、ありがとうございます」
スッと頭を下げる。
「いいわよ、別に。お賽銭目当てなだけだから」
「そういえばスペルカード販売の元締めも霊夢さんでしたね」
「まぁ、私お金好きだから」
ちょっと自嘲するように霊夢さんは笑っていた。すると萃香と呼ばれていた鬼(?)が口を挟んできた。
「ほんとはね。霊夢は優しすぎるから貧乏なだけなんだよ」
「どういう事ですか?」
「ちょっと!萃香!!」
「この宴会さぁ、会費払ってないだろう?」
「はい、でもこの会って料理持ち寄りなんじゃあ」
「なら効くけど、ここにいるすべての妖怪や妖精が料理作って来ることが出来ると思うかい?それに酒は?」
辺りを見回し、耳をすませると‥‥‥
「だいちゃん!!この魚おいしいよ!!!」
「チルノちゃん、お皿独り占めしたらダメだよ」
そんな会話をしている妖精の娘がいた。妖精は基本的に『自然の結晶』のようなものであり、周囲の環境さえよければ食事らしい食事をしなくても存在し続けらしい。
他にも明らかに普段洞穴のようなところで過ごしているだろうと察しがつくような見た目をした妖獣や、幼かったり、年老いていたりする存在がたくさん居た。
「だいたい妖怪っていうのはいい加減な連中が多いからね。なんとなくここに来れば酒が飲めるぐらいの感覚で来てる奴もいるから、かなりの量が要る。持ち寄った物ぐらいじゃあ全然足りないんだよ」
「なら、いったい何処からこれだけの量のお酒や料理を?」
薄々察しがついたので霊夢さんの顔を見ると、恥ずかしがっているような居心地が悪いような表情をしていた。
「全部霊夢が出してるんだよ」
「本当ですか?」
「鬼は嘘はつかない。まぁ私は少し例外みたいなところがあるけど、こんなことで嘘は言わないよ」
「別に‥‥‥私は異変の時とか仕事の時とか見境が無くなるから、それのお詫びよ。それに萃香、その話はしないでっていつも言ってるでしょ!!」
「ごめん、つい……」
「『つい……』じゃないわよ!!私はやりたくてやってるの!!別にお礼は要らないの!!!早苗だったわね。あんたもこの話はしないでよ!!!」
「は、はい」
私は霊夢さんと萃香さんがもめてるのを見ながら、ここが幻想郷の中心である理由を感じるのでした。
やっぱり、投稿速度って大事だなぁ。よっぽど良い文章書けるなら月一投稿でも良いけど、僕の文章レベルだと週一は上げ続けないと評価を維持できない気がする。とはいえ、そんな瞬間構成能力は無いけど。
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設定:栂峰 虎之助
弾幕難易度は実はnormalである。hardシューターな早苗、実力モードの魔理沙(―――解説回読んでない方には説明していなかったと思いますが、魔理沙は普段『力押しでしか勝てないようでは駄目だ』との理由でnormalスペカを使ってます。本気はhard。たまにルナティックを出せる設定―――)と太刀打ち出来るのは小細工の技術による。そのため、虎之助のスペカを早苗辺りに貸してもたぶん使いこなせない。同じ小細工能力な小傘ならたぶんいける。ただ、自前のカードの方が強いとは思う。
幻想の力の
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