苦手な方はプラウザバックすることをお勧めします。
あれは高校1年の夏のことだった。
暑すぎる日差しが照りつける中、私はいつもと変わらないことを呟いた。
「あー...歌い手やりたい。歌いたい。でも動画投稿とかそういうのめんどくさい。あぁーーー...」
憎たらしいほど青い空を睨み溜息を吐いた。
そんな様子を見た友人の『りーちゃん』はもっと楽に生放送できるものがあると私に提案した。
「ツイキャスって知ってる?」
「...知らない。」
「そこではねいろんな人とコラボをして話したり、歌を歌ったり色んなことができるよ」
「ツイキャスねぇ....」
色んなこと...まぁ私は歌えればなんでもいいや。
そんな理由でツイキャスを始めてみることにした。
ツイキャスというものは声のみのラジオと映像のライブがあるようだ。
顔を出すつもりなど元々ないためラジオで自己紹介を始めて見ることにした。
しかし、ツイキャスというものは思った以上に緊張するものだな。
ありえないくらいに心臓は高鳴り喉はカラカラに嗄れ声は出なかった。
閲覧数を見ても人は一人も来ていない。
まぁこれが現実だろう。
何を夢見て理想を抱いていたかは知らないが有名になれる人などほんのひと握りなのだ。
その日から私はずっとやりたかった歌ってみたを始めた。
何日経っても人は来ないが、意地になって続けていた。
ある日PCでツイキャスについて調べている時にPCからもできるというページを見つけた。
しかしそれをするには、オーディオインターフェイスという機械とマイクを買わなければいけなかった。
「んー...だけどこの二つがあれば本格的に歌ってみたが始められる...」
あまりもらえない少ないお年玉からこの二つを買うことにした。
ネットで買ったため家に届くのが待ちどうしかった。
ずっとソワソワしている私は傍から見たらさぞ気持ち悪かっただろう。
そして家に届いた。早速PCに繋いでみたが反応なし。
「........ん?」
何をどうしていいのか分からない。
薄々感づいてはいたがどうやら私は機械音痴らしい。
「何でだ、これはUSBだろ?....あれマイクどこに繋げるんだ?...あれ?PCフリーズした...」
これはあれだな。勝手なことはするなってことだな。
そう結論づけた私はこういう時にしか使えない兄を召喚した。
兄「お前...何をどうしたらこうなった?」
「適当にしたらこうなった。」
兄「お前馬鹿だろ!これはなPCからも設定しないといけないんだよ!しかもお前オーディオインターフェイスとマイクを繋ぐケーブルも無いじゃん!」
「....あれいるのか!?」
兄「あれってなんだ!?どれだ!?」
「オーディオインターフェイスに一緒についてきた変な形したケーブル」
兄「多分それだ、どこにやった?」
「...ゴミ箱」
兄「あああああああああああああああ!!!」
それを聞くと兄はすごい形相で叫びながらゴミ箱まで走って行った。
数分後、赤いそこまで長くないケーブルを持って兄は戻ってきた。
「おかえりーいいダイエットになったんじゃない?」
兄「うるせぇよ!もうお前どけ僕が繋ぐ」
渋々席を譲ると兄は私から椅子を奪い座った。
座った椅子からはギシギシと音が鳴っている
「お気づきの方も多いでしょうがそうです兄はメタボです。」
兄「誰に向かって言ってんだよ」
「デッカイ独り言だから気にすんな。」
兄「ったく、僕のどこがメタボなんだよ。」
「いやお前、鏡見てみな?すっげえから。」
兄「大丈夫だ僕は心の鏡で見てるから。」
「絶対歪んでるだろそれ」
兄「ほらできたよ」
「お、ありがとーこれでもう出来るー?」
兄「知らね」
「使えないな」
兄「今まで散々使ってたのに!?」
「(半分)冗談に決まっとるやーん」
兄「何か見えた気がする。」
「まぁありがとう。」
さぁ、兄を無視してさっさとはじめよう。
「えーとインターネットでツイキャスって調べて....」
とりあえず調べてPC配信のページまでいった←
「よっしゃ!やってくか!」