第一話 悪魔の島
ナツ、ルーシィ、ハッピーが勝手にS.級クエストに出て行いった翌日ギルド内では・・・
「たいへーん!!マスター!!!二階の依頼書が一枚なくなっています!!」
二階から慌てて報告するミラの姿がありマスターは飲んでいた酒を吹き出し他のメンバーたちはざわざわしており
「オウ・・・・それなら昨日の夜泥棒猫がちぎっていったのを見たぞ。羽のはえた・・・・な」
二階で寛いでいるラクサスがそう答え犯人はナツたちだと直ぐに分かり
「これは重大なルール違反だ、じじい!!奴らは帰り次第破門・・・だよな」
「つーかあの程度の実力でS.級に挑むたぁ・・・帰っちゃこねーだろうけどな」
そういう声がある中マスターは黙って考え込んでおり
「ラクサス!!知っててなんで止めなかったの?」
「オレにはどろぼう猫が紙キレくわえて逃げていったふうにしか見えなかったんだよ、まさかあれがハッピーでナツがS.級に行っちまうなんて思ってなかったからな」
ラクサスは加えていた葉巻をふかしミラは怒りがこみ上げてきており
「まずいのう・・・・消えた紙は?」
「呪われた島、ガルナです」
他のメンバーたちは驚くなか
「ラクサス!!連れ戻してこい!!」
「冗談・・・・オレはこれから仕事なんだ。てめえのケツをふけねえ魔導士はこのギルドにはいねえ」
「今ここにいる中でオマエ以外誰がナツを力ずくで連れ戻せる」
そうマスターが怒鳴る中誰かが立ち上がる椅子の音がして
「じーさん」
「マスター」
「そりゃ聞き捨てならねえなぁ」
「俺もグレイの意見に同感だぜ」
「グレイ・・・マサキ・・・」
マスターは少し考えてから
「よしわかった、あの馬鹿どもを連れて帰ってこさせろ。力づくでも構わん」
マサキとグレイは顔を合わせナツたちの後を追いかけていったのであった。
少々時間を遡りナツとルーシィとハッピーの三人はハルジオンの港についており
「うわー、なつかし!!」
「なつかしい・・・って、そんな昔のことでもねえだろ」
「早速だけどガルナ島に向かう船探すわよ」
「船だお!!?無理、無理!!泳いでいくに決まってるだろ」
「そっちのほうが無理だから」
そう言いつつも探し回ったが誰ひとりガルナ島に向かう船はなく途方に暮れており
「何しに行くかはしれねえが、あそこに行きたがる船乗りはいねえよ。海賊だって避けて通る」
「そんな~」
ルーシィは落ち込みナツとハッピーは準備運動をしていると後ろから
「みーつけた」
「お前ら勝手すぎるだろ?」
「グレイ、マサキ」
「何でここに!!?」
「マスターからの命令だよ・・・・お前らを連れ戻してこってな」
「どワー!!!もうバレたのかぁっ!!」
「今なら破門を免れるかもしれねえからもどるぞ」
「破門!!」
「やなこった!!オレはS.級クエストやるんだオメーらの実力じゃ無理な仕事だからS.級って言うんだよ」
「それに大事な仲間を破門されて黙ってるほど俺はバカじゃないからさ、ナツ」
「それにこのことがエルザに知られたらオメェ・・・・」
グレイはガタガタ震えだしマサキは黙って見ており
「「「エルザに知られたら・・・・・」」」
ハッピーはイ早くグレイとマサキの方に寝返り、これを見たマサキは『どんだけ怖えーんだよ・・・エルザは』
「オレはエルザを見返してやるんだ!!こんなとこで引き下がれね!!」
「マスター直命だ!!力づくでもいいから連れて帰って来いって言われてっから怪我しても文句言うなよ!!」
「マサキ!!あの二人止めてよ」
「面倒になったな」
頭を掻きながら二人を止めようとしたときさっきの船乗りが声をかけ
「あんたら・・・・魔道士だったのか・・・?」
「「「!!!!」」」
「まさか・・・島の呪いを解くために・・・」
ナツとルーシィの二人は行く気満々で答えマサキとグレイは反対したが
「乗りなさい」
船乗りがそう言ってマサキとグレイが船乗りに気を取られた瞬間にナツが二人をナツに蹴りを食らわされ
「乗せろ!!」
「ちょっと二人とも連れて行くの!?」
「コイツらが帰ったら次はエルザと・・・たぶんミサキも来る!!」
ルーシィはビビリながらも手伝い
「S.級の島に出発だ」
ナツが意気込み乗って出発したのだがすぐに船酔いしてしまいマサキも同様二人はダウンしており
「今更なんだけどさ・・・・ちょっと怖くなってきた」
「てめ・・・人を巻き込んどいて何言ってやがる・・・んてもってオッサンなんで急に船を出したんだ」
船乗りは少し黙ってから話だし
「オレの名はボボ・・・かつてあの島の人間だった・・・・」
「マジかよ・・・・」
「逃げ出したんだよ・・・・あの忌まわしき呪いの島を」
「ねえ・・・その呪いって?」
ハッピーが聞いてきて
「禍は君たちの身にふりかかる。あの島に行くとはそういうことだ。本当に君たちにこの呪いが解けるかね?悪魔の呪いを」
船乗りは異形の形をした左腕を見せそういったのであった。
月明かりをテラス呪われた島・・・・・ガルナ島その島では不気味な儀式が行われていたことはこの時はまだ知らなかったんだ。
「オッサン・・・・・その腕・・・・」
「呪いって・・・その・・・・まさか・・・」
「ガナル島だ」
船乗りがそう言ってグレイ、ルーシィ、ハッピーの三人は島の方を向きギョッとしており
「ねえ・・・オジさん」
ルーシィとグレイの二人が振り返ると先ほどの船乗りが消え去っており
「「「!!」」」
「あ・・・あれ?いない?」
「落ちた?」
ハッピーは海の中に潜り探したが
「いないよ」
「うそ?どうなってるの?」
突然海の水が引き
「な・・何の音?」
「きゃあああ!!」
「大波!!」
ドタバタしていると大波に飲まれてしまったのであった。
時間が過ぎ太陽が上りガルナ島の浜辺でルーシィが気がつき
「ここは・・!みんな無事!!」
少し離れたところには船の残骸と気を失ったナツ、グレイとマサキとハッピーの姿があり突然ナツが復活し
「おお!!着いたのか!!?ガルナ島!!」
「どうやら昨日の大波で海辺に押し寄せられたみたいね」
「それにしてもなんだったんだろ?あの腕・・・・悪魔の呪い?それに消えたオジさん」
「気にすんな!!探検に行こーぜ!!」
ハッピーとナツはテンションが高くノリノリで歩いており
「依頼内容からして最も気にすべきじゃないかしら?この島には村が一つあるらしいんだけど、そこの村長さんが今回の依頼主よ。まずはそこを目指しましょ」
「待ちな」
「勝手に話すすめるなよ」
「何だよ?マサキ、ここまで来たらもう連れ戻せねーぞ!!!」
「そんなことはしねーよ。そうだろ?グレイ」
「ああ・・・ここまで来たらやるしかねえよ」
ナツとルーシィはキョトンとしており
「やっぱりお前らだけ先に二階に行くのもシャクだし・・・」
「それに、オメーらが破門になったらなったでつまんねーしな」
「行こうぜ!!」
「いざ、S.級クエストに!!」
「「「「おお!!」」」」
マサキの掛け声とともに張り切って村の門まで行き
「立ち入り禁止って・・・・一体どんな村だよ」
「すいませーん開けてください!!」
「まいったな・・・・壊すか」
「壊そうとするな!」
マサキがナツの頭を叩き突然声がし
「何者だ!!」
「魔導士ギルド妖精の尻尾(フェアリーテイル)のものです・・・・あの・・・依頼を見てきたんですけど・・・」
「妖精の尻尾(フェアリーテイル)?依頼が受理されたとの報告が入ってない」
「なんかの手違いで連絡が遅れてるだけだ!村には入れねえなら帰るぞ」
「オレは帰らんぞ!!」
「ナツは黙ってろ」
「全員紋章を見せろ」
それぞれ紋章を見せ
「本物のようだな」
「うーむ・・・・その女の服を脱がせ」
「なんで!!関係ないでしょ!」
ナツとグレイはこっそりと服を脱がしておりそれを見たマサキは二人に一発ずつ殴りすぐに見張りににらみをつけそれを見た見張りはすぐに謝り門をあけ中に入っていったのであった。
「よくぞ来てくださった。魔導士の方々・・・・」
体は全身に布をかぶった状態で村長が話しかけ
「早速ですがこれを見ていただきたい。皆の者布を取りなさい」
村長の指示で布を取ると体の一部が人間とは違う異形の形をしており
「やはり・・・・」
「こういうのか」
「この島にいる者全て・・・・犬や鳥例外なくこのように呪いがかかっております」
「言葉を返すようだが何を根拠に『呪い』だと?はやり病とは考えねえのか?」
「何十人という医者に見てもらいましたが・・・・このような病気はないとのことです。それに・・・・こんな姿になってしまったのは”月の魔力”が関係しているんです」
「月の魔力だと?」
「元々この島は古代から月の光を蓄積し島全体が月のように輝く美しいしまでした・・・・しかし、何年か前に突然月の光が紫色に変わり始めたのです」
「紫!?そんな月見たことねーぞ」
「うん」
『今の話・・・・どっかで見たことがあるような気がするな・・・』マサキはそう思いながら話を聞いており
「外から来たものは皆そういうのです・・・・だが、現にこの島の月は紫になった・・・・・そして紫の月が現れてからわしらの姿が変わりだした」
村長が説明していると月が出てきて色が紫になっていき
「本当だ!紫」
「気味悪いな・・・こいつは・・・・」
「月の魔力の呪いなのです」
村長がそう言ったとたん豹変し同じく村人も豹変し苦しみだし人間の姿から悪魔へと変貌し
「驚かして申し訳ない・・・・紫の月が出ている間・・・・ワシらはこのような醜い悪魔の姿に変わってしまう。これを呪いと言わず・・・・なんと言えば良いのでしょうか?」
ナツたちは言葉一つ出てこないで見ており
「朝になれば皆・・・元の姿に戻ります・・・しかし中には元に戻れず心まで失ってしまうものが出てきたのです。心を失い魔物と化してしまった者は殺すと決めたのです」
「元に戻るかもしれねえのにか!!?」
「放っておけば皆がその魔物に殺される・・・幽閉しても廊など壊してしまうのです」
尊重は一枚の写真を撮りだし見せ
「だから・・・・ワシも息子を殺してしまった。心まで悪魔になってしまった息子を・・・・」
「「「!!!?」」」
「でも・・・あたしたち昨日・・・・」
マサキがルーシィの口を塞ぎ
「ようやく消えちまった理由がわかった。そりゃあ・・・・うかばれねえわな」
「さぞ高名な魔導士方とお見受けします。どうかこのしまを救ってください・・・・このままでは全員・・・・心が奪われ・・・悪魔に・・・・」
泣きながら訴え
「そんなことにはならねえ!!」
「私たちの呪いを解く方法は一つ・・・・月を破壊してください」
「「「「!!?」」」」
こうしてS.級クエストの幕はこうして上がったのであった