FAIRY TAIL ICE・DRACHE   作:ki4

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第三話 氷竜と猿と牛

バルカンが住処にしている洞窟に連れてこられたホロロギウム(中にミサキとルーシィの二人は入っている)の周囲を走り回るバルカン興奮しながら踊っておりミサキは冷静に

 

「ねぇ、ルーシィ。この星霊戻してくれない?」

 

 

「どーしてそんなことするのよ!!」

 

 

「どうしてって・・・あの猿倒すためよ」

ミサキは当たり前のように言い放ちルーシィは引き

 

 

「だったらナツとマサキの二人を待ったほうがいいんじゃない!?」

 

 

「あいつらいつ来るかわからないし・・・それにいつまでも星霊を出しっぱなしにできないでしょ?」

ミサキは笑顔で返したとたんホロロギウムは消えていなくなり

 

「ちょっとホロロギウム勝手に帰らないでよ!」

 

 

「時間です。ごきげんよう!」

 

 

と言い残し星霊界に帰っていき焦ったルーシィは

 

「延長よ!延長っ!」

 

『出られた!今のうちに・・・』ミサキが前に出ようとした瞬間尻餅を付いたルーシィがミサキの方に下がってきて転んでしまいそれを見たルーシィは慌てながら

 

「ご、ごごご、ごめんなさい!!」

 

「別に気にしてないからさ」

 

ミサキは立ち上がろうとしたとき右足に激痛が走り

 

「!?」

 

足を見ると足首が腫れており『さっき、ルーシィにぶつかって転んだ時か』

となりではルーシィがミサキの腕を抱きしめておりバルカンが襲いかかってきて『ここまでなの!?』ミサキ目をつむった瞬間

 

「氷竜の鉄拳!!」

 

氷を纏った拳がの顔に当たりバルカンは奥へと吹き飛ばされ目を開けるとマサキとヴォールの姿があり

 

 

「マサキ!!ヴォール!」

 

 

「間に合ったようじゃな」

 

 

「大丈夫か?ミサキ、ルーシィ」

 

 

「うん・・・でも、足くじいちゃってちょっと無理かな」

 

 

「あたしも大丈夫」

 

 

「うぉォォォ!!やっと追いついたぞ!!」

 

ナツが洞窟の入口から勢い良く走ってきたが途中足を滑らしそのままバク転しながら壁にぶつかりそれを見たミサキとルーシィはため息をつきマサキは

 

 

「ナツ、足滑らすとか・・・カッコ悪ぃぞ」

 

 

「そんなことより、サル!!マカオ、どこやった!?」

 

「ウホッ?」

 

 

「言葉、わかるだろ?マカオだ。人間の男だ」

 

 

「男?」

 

「そーだ!!どこに隠した!!」

 

「「「「てか、『隠した』って決め付けてるし」」」」

 

取り乱した三人と一匹は『というよりこの環境で一週間も生き延びてる可能性はゼロに近い』ナツ以外の三人と一匹は考えており目を離した瞬間にバルカンは何かをナツを手招きでおびき寄せ警戒しつつ近づいていき横壁に空いた穴まで誘導し近づいた瞬間押し出され

 

「「「「ナツッ!!?」」」」

 

マサキとルーシィは見に行ったが谷は深く未だに猛吹雪が吹いておりバルカンは笑っておりマサキは立ったまま沈黙しており

 

「ミサキちゃんは怪我で動けないし、マサキは直立不動だし、今は私が戦わなきゃ!開け金牛宮の扉!!タウロス」

斧を持った人型の牛が登場し

 

「あたしが契約している精霊の中で一番パワーあるタウロスが相手よ!!エロザル!!」

 

「ルーシィさんいい乳してますなぁMOーステキです」

 

奥の壁に持たれているミサキにも目を付け

 

「おお!!あっちも中々の乳の持ち主発見!!」

 

それを聞いたヴォールは

 

「ミサキ、あやつ一発殴ってもいいかのう?」

 

「これが終わってからね」

 

ミサキとヴォールは怒りを堪えつつ、タウロスは余計に興奮して挙げ句の果てには踊りだしその好きにバルカンにやられてノックダウンされてしまいそれを見たミサキは

 

「早く逃げなさい!!ルーシィ!」

 

「そんなこと言われてもあなたたちを見捨てて逃げられない」

 

ルーシィに襲いかかるバルカンを見て、ヴォールはバルカンに体当たりしたが弾き飛ばされ壁に打ち付けられ気を失いバルカンはルーシィに一歩ずつ近づいてきてルーシィは一歩ずつ後ろに後退し壁に当たった時バルカンの目の前にはマサキの姿があり

 

「氷竜の鉤爪!!」

 

バルカンに一発氷を纏ったケリをいれられバルカンは地べたに張り付き

 

「これはナツの分だ!!氷竜の咆哮!!」

マサキの口を膨らませ氷のブレスを放ち

 

「今のはヴォールを傷つけた分」

 

マサキは仲間を護れなかったこととヴォールを傷つけたのことに怒っており、その怒りを沈めながら睨みつけており勢い良くマサキに襲いかかろうとしたとき後ろの穴から

 

「よーくーも落としてくれたな」

 

今度はナツが登場しそれを見たマサキは冷静になり

 

「あんたどうやって助かったのよ!?」

 

「オイラがナツを助けたんだ」

 

ハッピーは空中を飛んでおり

「助かったぜ!ハッピー」

 

「そうか・・・あんた羽があったわね」

 

「あい、能力系の魔法の一つエーラです」

 

「あんた乗り物はダメなのにハッピーは平気なのね」

 

「何言ってんだ?オマエ・・・ハッピーは乗り物じゃねえ『仲間』だろ。そうだよな、マサキ」

 

「そうだぜ、ヴォールも俺にとって大事な仲間だ」

 

傷ついたヴォールを抱きしめており

 

「そ・・そうね。ごめんなさい」

 

「いいか?フェアリーテイルのメンバーは全員仲間だ」

 

バルカンに背後を向けたナツはルーシィに話しかけており

「じっちゃんもミラも」

 

「来たわよ!」

 

「ウゼェがグレイも!!エルフマンも」

 

「わかったわよわかったから後ろナツ!!」

 

「ハッピーもルーシィ、マサキやミサキにヴォールもみんな仲間だ。だから・・俺はマカオを連れてかえんだよ」

 

バルカンの顔面にケリをくらわせ

 

「さっさと居場所はかねえと黒焦げにするぞ」

 

マサキはヴォールをミサキに預けヴォールは気がつき

 

「すまない・・・マサキ」

 

「気にすんな・・お前は仲間のために体を張り護った、だから休んでくれ」

 

ヴォールはミサキに預けマサキも参戦しナツの攻撃にブチギレたバルカンは氷柱をナツ立ちに投げつけたがナツはそれを溶かしマサキはそれを両手でキャッチしながら食べており

近くに落ちていた斧を見つけそれを見たルーシィは

 

「そいつは痛そうだな・・・」

 

「やべぇな・・・」

 

最後の氷柱を食べ終えたマサキは顔を引き攣り

 

「タウロスの斧!」

 

バルカンは斧を振り回しナツとマサキはやすやすと交わしていったがナツが足を滑らしそれを見たマサキはいち早く気づき斧がナツに当たる前に両手で氷の塊を作り出し

「氷竜の雹(ひょう)」

 

それをバルカンに放ったがよけられてしまい

 

「サンキュウーな!マサキ」

 

ナツは後ろに下がったバルカンの懐に入り込み

 

「火竜の鉄拳!」

 

バルカンは吹き飛ばされ壁にできた横穴に入り込みバルカンは気を失っており

 

「あーあ・・・この猿にマカオさんの場所聞くんじゃなかったの?」

 

「あ!!そうだった」

 

「完全に伸びてるわよ」

 

ミサキはため息をついてるとバルカンの体が変化していきナツは驚きつつも構えており残りの三人と二匹はそれを見ており

 

「サルがマカオになった!!?」

 

ナツとルーシィは驚きそれを見たマサキとミサキハッピーとヴォールは

 

「「「「テイクオーバー!!」」」」

 

「テイクオーバー?」

 

ルーシィは聞き返し

 

「魔法の一種で体を乗っ取るんだよ!」

 

マカオが穴から落ちそうになりマサキは走ったが足を滑らし一歩遅れ、ナツがキャッチしたが穴から少し離れておりハッピーもキャッチするが

 

「二人はさすがに無理!!魔法が消える!」

落ちそうになったハッピーをルーシィとマサキがキャッチし

 

「重い・・・」

 

「これの状態で二人を引き上げるとなるときついぞ」

 

重さに耐え切れず落ちていく中タウロスが復活しそれを見たナツは

 

「なんか牛がいる!!」

 

と言ってジタバタしており騒いでおり

 

「でも、オマエいいやつだ!」

 

今度は関心していたのであった。ルーシィが持ってきていた応急セットでマカオとミサキの手当に入りミサキとヴォールは直ぐに終わったがマカオの傷が深く応急セットでは対処しきれず

 

「傷が深くて応急セットじゃ無理・・・」

 

マサキのとっさの起点で

「ナツ、お前の火で脇腹の傷塞げねぇのか」

 

「そうか!火傷させて傷口が塞げる!早くナツ!」

 

「俺とルーシィで抑えるから早くしろ」

 

「お、おお!!」

 

手に火をまとい傷口に触りマカオは暴れだし

 

「死ぬんじゃねぇぞ!!ロメオが待ってるんだ」

 

気を取り戻したマカオはなんとか助かり応急手当を済ませハコベ山を下山したのであった。

そして次の日の夕方にはマグノリアに到着しマカオはナツに肩を貸してもらいながら歩いておりミサキもルーシィに肩を借り歩いており、父親の帰りを待っていたロメオは涙ぐんで抱きつき

 

「おかえり父ちゃん」

 

 

「心配かけて、すまねぇ」

 

そっとロメオを抱きしめ

 

「いいんだ・・・魔導士の息子だから」

 

それを見たナツたちはホッとしてギルドに戻っていこうとしたときロメオが大声で

「ナツ兄!ハッピー!ありがとう」

 

「おー」

 

「あい」

 

「それとルーシィ姉、ミサキ姉、マサキ兄、ヴォールもありがと!」

 

マサキは前を見ながら歩きつつ左手を高く上げて手をひらひらさせており、ミサキとルーシィはロメオの方に向けて笑顔で手を振ってギルドに戻っていったのであった。

フェアリーテイルに向かっている最中に

 

「なぁ、ナツ」

 

「何だ?」

 

「俺、決めた!」

 

「何を決めたんだ?」

 

「フェアリーテイルに入る」

 

それを聞いたミサキは

 

「あんたね!何勝手なこと言ってるのよ」

 

「いいじゃん、いいじゃん!俺さ結構気に入ったんだよ!フェアリーテイルのことがさ」

 

マサキは笑顔でそう言ってミサキは少し呆れており

 

 

「旅はどうするんじゃ?」

 

 

「旅はここで終わりだ。それに仲間は多いほど楽しいしな」

 

ミサキは呆気にとられており

 

「分かったわ・・・私も入るわ」

 

「おお!そうと決まれば早速マスターに言いに行かなきゃな」

 

マサキとナツははしゃぎだし

 

「おーし!!ナツ!どっちが先にフェアリーテイルに到着するか勝負だ!!」

 

「おっしゃ!!望むところだ!!」

 

二人は走り出しそれを見ていたミサキ、ルーシィとミサキのかたに乗っていたヴォールはそれを見て顔を合わせ

 

「全く子供じゃな」

 

「「だね」」

 

ミサキたちも歩きながらフェアリーテイルに向かっていき、ギルド内ではマスターに申し出て鶴の一声ならぬマスターの一言であっさり承諾されフェアリーテイルの一員になったのであった。勝負の結果は二人とも同着で次回に持ち越されたのであった。ナツとマサキはそれぞれ騒いでおり、カウンター席でルーシィとミサキはパフェを食べているとミラが話しかけてきて

 

「そういえばどうしてマサキくんとミサキちゃんはナツと一緒に行ったの?」

 

「そういえば言ってなかったわね・・・・」

 

「私も気になる」

 

「わかった。話すね・・・・私の両親は魔導士でね、家にいることはほとんどなかったんだけどねそれでも幸せに暮らしてたの・・・」

 

「へーそうなんだ」

ルーシィとミラは相槌をうち

 

 

「でもね・・・私が十五歳の時に任務に出かけたのは良かったんだけどね、その後原因不明の事故で死んじゃったの」

 

 

それを聞いていた二人は顔色を変え

 

 

「ごめんなさい・・・聞いちゃいけないこと聞いちゃって」

 

 

咄嗟にミラは謝りミサキは悲しい表情を浮かべながら胸を抑え

 

 

「いいんです・・・それでロメオ君の話を聞いたとき気持ちが痛いほどわかるの。だからなんとしてでも助けたいって思ってたんだけどね」

 

 

ルーシィはハッとしてペコペコ頭を下げて謝り

「ルーシィ、そんなに謝らなくてもいいのよ」

 

 

「でも・・・私のせいで・・・」

 

 

「戦闘慣れしてないから仕方ないよ」

 

 

ミサキは苦笑いをしてミラが再び話しかけ

 

 

「ミサキちゃんはわかったけどマサキくんはどうして」

 

 

「ルーシィはわかってると思うけどマサキはナツと同じ滅竜魔導師(ドラゴンスレイヤー)なの・・・・・・・氷の滅竜魔導師(ドラゴンスレイヤー)」

 

ミラとルーシィは顔を合わせミラは恐る恐る聞いてみると

 

 

「まさかだと思うけど・・・ナツと同じく育ての親のドラゴンを探しているとか・・・・」

 

 

「そうよ・・・氷竜、アイス・ベルクって言うんだけどね。フィオーレ中探し回ったけど全部ハズレね。ドラゴンなんていないって言ってるのにね!バカげてるよね」

 

 

三人がカウンターで話している中マサキとナツはバカみたいに騒いでおり

ヴォールとハッピーも近くで盛り上げており

 

「そうかもしれないけどあの二人が言うとなんだかいないとは思えないのよね、なんか」

 

 

ミラは笑顔でそう言いつつ、ルーシィはあることに気がつき

 

 

「そういえば話変わるけどマサキとはいつから旅を一緒にしてるの?」

 

 

「ああ、二年ぐらい前だったわね。私が一人で大型モンスター討伐の任務に失敗しね、モンスターからなんとか逃げ切った先に川岸に休息してたあいつに助けられてのよ・・・なんだかんだ言って看病してもらって色々と話すうちに似た境遇だったから旅をしているの」

 

 

「そ〜なんだ」

 

「それにしてもミサキちゃんがフェアリーテイルに入っちゃったことで彼女も最強の女じゃなくなっちゃうわね」

 

ミラは笑顔でそう呟きそれを聞いていたルーシィとミサキは首をかしげており疑問に思ったミサキは

 

 

「ミラちゃん、それってさエルザのこと?」

 

 

「あら、知ってたの?」

 

 

「知ってるも何も私とマサキは何回か会ってるよ。仕事終わりだけどね」

 

 

「結構意外ね」

 

「それにエルザから『一度遊びに来い!いつでも歓迎だ!!』って言ってたんだけどね」

 

 

「まさか、あのエルザがそんなこと言うとわね・・・・」

 

 

「そうなんだ」

 

「ここじゃあんまりそういうこと言わないからね~」

 

 

「あの~・・・そのエルザって誰なんですか?」

 

 

「そういえばルーシィは知らなかったわね・・・このギルドじゃ最強の女魔導士って呼ばれてるんだけどね・・・・ミサキちゃんの加入で実際二人になっちゃうしね」

 

 

「最強の女魔導士!!」

 

「別に最強とか興味ないし」

ミサキは少し機嫌を損ねたがこうして三人のガールズトークは続いたのであった

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