レッドファイト!! THE NEW STAGE   作:剣音レツ

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 今回は相手が相手と言う事もあり、『劇場版ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』を尊重した内容となっております。


 また、後半にはエタルガーと同じくリクエストに挙がっていたあのカオスの巨人との戦いも繰り広げられます。


 また、レッドマンシリーズには珍しく台詞も入っておりますので、「こんなのレッドマン(という作品)らしくない!」と腑に落ちない方も出ると思いますのでご了承ください。


VSエタルガー

 とある宇宙に浮かぶ緑豊かな惑星。

 

 

 南国風の緑が広がり、大きな川が流れ、山がそびえ立つその惑星は一見地球とほぼ変わらないようにも見えた。

 

 

 だが、地球とは異なる驚くべき違いが一つあった。

 

 それは人間だけではなく、友好巨鳥リドリアス、古代暴獣ゴルメデ、地中怪獣モグルドン、電撃怪獣ボルギルス、毒ガス怪獣エリガル、隕石小型珍獣ミーニンなどの怪獣たちがあちらこちらに生息しているではないか!

 

 

 実はこの惑星は我々が住む宇宙とは違い、ウルトラマンコスモスが存在する宇宙・コスモスペースに存在する惑星・遊星ジュランである。

 

 遊星ジュランはかつては守護獣パラスタンが守っていた緑豊かな惑星であったが、怪獣兵器スコーピスの襲撃に遭いパラスタンをも含めて滅ぼされてしまっている。

 

 だが、後にこの地を復活させるため、そして怪獣と人間の共存できる場所として開拓・移住するネオユートピア計画が実行され、それによって今ではこのように人間と怪獣が共存する楽園となっているのだ。

 

 遊星ジュラン開拓チームのリーダーでもある、かつてコスモスペースの地球でウルトラマンコスモスと一心同体になって戦ったチームEYESの隊員である青年・春野ムサシも、この惑星でかつて同じく防衛チーム・チームEYESの隊員であった森本アヤノと結婚し、一人息子ソラと三人でこの惑星で暮らしている。

 

 また、怪獣との共存はムサシの夢でもあったため、正にムサシは夢を見事実現させたと言えよう。

 

 

 このように人間と怪獣が平和に暮らす緑あふれる惑星。今日も、何事も起こらないと思われた。

 

 

 

 ところが、突然青い空に大きな時空の穴・ワームホールが現れる!

 

 そしてその中から巨大な浮遊城が現れ、その中から一つの影が飛んで現れ、緑の大地に着地する。

 

 

 「ここが遊星ジュランですか………さあ出て来なさい!ウルトラマンコスモス!」

 

 

 何やらコスモスを狙っていると思われるその巨人は、金色の強固な鎧と赤い羽衣を身に纏い、仮面を付けている。

 

 

 奴の名は『超時空魔神エタルガー』である!

 

 

 奴は先ほど現れた超巨大浮遊城・時空城で時空を越えて移動し、各世界でウルトラマンを封印して回っている時空の戦士である。

 

 その理由などは不明だが、後のウルトラマンギンガの変身者・礼堂ヒカルの指摘によると彼はウルトラマンと人間の絆を最も恐れており、それを、消し去ると同時にウルトラマンを封印することを目的としていると言われている。

 

 

 「全宇宙の平和のため、邪悪なウルトラマンは全て封印する!」

 

 

 時空城の中では、鋭い目つきでウルトラマン封印を宣言するアジア風の衣装に身を包んだ女戦士が立っていた。

 

 

 彼女の名は『アレーナ』。

 

 

 彼女はエタルガーと共に時空城に乗って移動し、『魔鏡』という鏡でウルトラ戦士を次々と封印している女戦士である。

 

 

 ウルトラマンギンガにより故郷を滅ぼされ、その際にエタルガーに救われた事から、ウルトラ戦士たちを「邪悪な者」「平和を乱す敵」と認識しており、エタルガーは彼女の従者とされている。

 

 

 だが、実はその正体は平和な惑星『惑星ザント』の鏡の力を持つ種族の王女であり、上記の出来事はエタルガーの能力により植え付けられた偽りの記憶に過ぎないのである!

 

 

 つまりエタルガーは、ウルトラ戦士を封印するために彼女を洗脳して利用している正真正銘の悪党であり、その本性は今付けている赤い仮面の下に隠されている骸骨のような醜く恐ろしげな表情にも表れていると思われる。

 

 

 時空城で時空を移動し、ウルトラ戦士を次々と封印していくエタルガーとアレーナ。

 

 今回はウルトラマンコスモスを狙いにここ遊星ジュランに来たのである!

 

 

 

 だがエタルガーがコスモスの出現を待つ中、時空城の下端につかまってぶら下がっている一人の巨人の影があった。

 

 その巨人はそこから飛び上がり宙返りをすると、エタルガーの目前で着地する。

 

 

 エタルガー「現れましたね。………ん?」

 

 アレーナ「………あいつは誰だ?」

 

 

 エタルガーもアレーナも巨人の登場に反応するが、何やら妙な反応をする。

 

 なんでもコスモスの基本モードは青い姿の『ルナモード』のはずなのだが、現れたのは赤い姿の巨人なのである。

 

 初っ端からコロナモードで現れたのか?そう思った瞬間、二人は更なる違いに気付く。

 

 

 真っ赤な体に清朝の暖帽をかぶったような形状の頭部、銀色の手袋、ベルト、ブーツを付けているなどと、その巨人の姿はコスモスとは全く違うモノであった!

 

 

 そう、現れた赤いアイツの名は『レッドマン』である!

 

 

 (レッドマン登場BGM)

 

 

 彼はレッド星雲のレッド星出身であり、銀河連邦の一員である。

 

 普段彼は銀河連邦からの使命からか人知れず怪獣や宇宙人と戦っているが、今回はどうした事かこっそり時空城につかまって来たのである!

 

 因みに彼は正義感が強いのかそれとも怪獣に個人的な恨みでもあるのか、怪獣の倒し方が槍やナイフで滅多刺しにする、虫の息になったところで崖から投げ落とすなどと非常に惨たらしく、更に戦意の無い怪獣をも執拗に追いかけまわしては倒すという、お世辞にもヒーローとは言い難い過剰な行動が目立つのだ!

 

 これらの行動から彼は一部では『赤い通り魔』とも言われ恐れられている。

 

 そんな赤い通り魔ことレッドマン。狙いを定めるかのようにエタルガーと対峙していた。

 

 

 エタルガー「何者かは知りませんが、何やら危険な臭いがしますね………いいだろう、まずは貴様から仕留めるとしよう。」

 

 

 実際、レッドマンは危険人物である(笑)

 

 エタルガーの言葉を聞いたレッドマンは無言で首や指をポキポキと鳴らす。

 

 相手の打倒宣言により、赤い通り魔の血が刺激されたのであろうか………?

 

 

 「レッドファイト!」

 

 

 (BGM:レッドマン(インストゥルメンタル))

 

 

 レッドマンはファイティングポーズを取って戦闘開始の掛け声を上げると、エタルガー目掛けて跳びかかる。

 

 レッドマンは先手必勝の飛び蹴りを放つが、エタルガーはそれを片手で脚を叩き落とすことで易々と防ぐ。

 

 怯まずレッドマンは右エルボーを繰り出すがエタルガーはそれを左手で掴んで防ぎ、続けてレッドマンが切り替えて打って来た左拳のパンチも右手で掴んで防ぐ。

 

 両者はそのまま組み合って激しい膝蹴りの応酬を繰り広げる。

 

 膝と膝が激しくぶつかり合い、両者の戦いの激しさを物語るように周囲の地面が土砂や土煙を激しく巻き上げる。

 

 

 やがてエタルガーの右膝蹴りがレッドマンの左横腹にヒットするが、直後にレッドマンがお返しとばかりに右膝蹴りをエタルガーの左横腹に決める。

 

 そして両者は一旦離れた後、両者同時に右前蹴りを繰り出し、両者とも蹴りが腹部に命中し後退する。

 

 

 レッドマンは再び跳びかかりながら右拳のパンチを繰り出す。

 

 エタルガーはそれを腕をクロスさせて防ぐが、それによって出来た隙を突かれ腹部に左拳のボディブローを喰らい、それにより怯んだところに右横蹴りを胸部に喰らって後退する。

 

 

 レッドマンは右横蹴りを繰り出すが、エタルガーはそれを左腕で掴んで防ぐ。怯まずレッドマンはそのまま左横蹴りを繰り出すが、それもエタルガーの右腕に掴まれて防がれる。

 

 両足を掴まれたレッドマン。だがレッドマンは、そのまま足に力を入れ、体を思い切りひねることでフランケンシュタイナーの要領でエタルガーを地面に叩き付ける!

 

 そしてそのまま仰向けに倒れたエタルガーに馬乗りになり、パンチ、チョップなどの雨あられを浴びせていく。

 

 

 各世界でウルトラ戦士を倒し、ウルティメイトゼロまでとも互角に戦うほどの高い戦闘力をもつエタルガーと互角に戦う赤い通り魔。

 

 長年怪獣たちと戦ってきただけにその戦闘センスはエタルガーにも引けを取らない。

 

 

 エタルガー「おのれ小癪な!」

 

 

 だが、エタルガーも負けてはいない。

 

 エタルガーは馬乗りになっているレッドマンを右脚で蹴り飛ばすことで馬乗りから逃れる。

 

 更に立ち上がると、全身から無数の赤い光弾を発射し、レッドマンはその光弾の雨を浴びて怯む。

 

 レッドマンが光弾攻撃に怯んでいる隙にエタルガーはレッドマンの首根っこを片手で掴んで持ち上げ、そのまま放り投げて地面に叩き付けた。

 

 

 エタルガー「我々の今回の狙いはウルトラマンコスモス。いつまでもこんな赤い奴に手こずってはいられません。

 

 

 ここからは、奴にたっぷりと恐怖を味わってもらいましょう。」

 

 

 そう言うとエタルガーは背中の角から赤い光を発射し、それを猛反撃で怯んでいるレッドマンに浴びせる。

 

 

 エタルガー「さあ戦うのです。貴様の最も恐れる宿敵と!」

 

 

 エタルガーがレッドマンに浴びせている光。

 

 それはエタルガー最大の特徴と言える、相手の最も恐れる存在を『エタルイマージュ』として幻覚で見せたり、『エタルダミー』として実体化させて操るという恐るべき能力なのである!

 

 エタルガーはこの能力でレッドマンの最も恐れる存在を実体化させて戦わせ、自分はその隙にコスモスを襲撃しようと考えているのである!

 

 赤い光に包まれているレッドマンはその自身の姿に戸惑う。果たして彼の最も恐れる存在とは何なのであろうか………!?

 

 

 

 ………だが、どうした事かレッドマンを包んでいた赤い光は徐々に薄まっていき、やがてエタルダミーが現れないまま完全に消えてしまった。

 

 自身を包んでいた光が消えたレッドマンは、「何だったんだ?今のは。」とばかりに受け流すと、再びエタルガー目掛けて駆け始める!

 

 

 エタルガー「何っ!?」

 

 アレーナ「!奴には怖いモノが無いのか!?」

 

 

 エタルガーとアレーナは驚愕する。

 

 それもそのはず、エタルガーの光を浴びたにも関わらずイマージュもダミーも現れる事無く光が消えてしまい、浴びたレッドマン本人も何事もなかったかのように平然としているからだ。

 

 

即ち、レッドマンにはこれまで戦ってきた怪獣たちの中で、恐怖を植え付けられた相手は誰もいなかったという事である!

 

 

 彼はは常に赤い血潮を真っ赤に燃やしている。そのため、恐れるものは何も無いのである!

 

 

 「レッドキック!」

 

 

 “バゴンッ”

 

 

 エタルガー「!ぐおあっ!」

 

 

 レッドマンはエタルガーに駆け寄りながら、右足の跳び蹴り『レッドキック』を放ち、動揺していたエタルガーは防御態勢を取れずにそれを胸部に喰らって吹っ飛ぶ。

 

 

 「レッドアロー!」

 

 

 レッドマンは今度は石突きが十字架の形をした手槍・レッドアローを投げつける!

 

 風をつんざき、エタルガー目掛けて一直線に飛ぶレッドアロー。

 

 

 エタルガー「かああっ!」

 

 

 “カキーン”

 

 

 エタルガーは腕を振るって飛んで来るレッドアローを弾き飛ばした。

 

 …だが、そうしてる間にもレッドマンはいつの間にか短剣にも似た大型のナイフ・レッドナイフを手に接近していた!

 

 

 「レッドナイフ!」

 

 

 レッドマンは右手に持つレッドナイフをエタルガーの左肩に突き立て、そのまま斜め下に振り下ろして斬撃を決める!

 

 

 エタルガー「!ぐぉああっ!」

 

 斬られた部位は爆発を起こし、至近距離からの渾身の斬撃を受けたエタルガーはダメージを受けて後退する。

 

 強固な鎧を身につけている流石のエタルガーも、これまで多くの怪獣を惨殺してきたレッドマンの二大凶器の一つ・レッドナイフによる至近距離からの斬撃には叶わなった。

 

 

 「レッドフォール!」

 

 

 “ズドーン”

 

 

 エタルガー「ぐおはっ!」

 

 

 更にレッドマンはエタルガーの左肩を右手、股間部を左手でそれぞれ掴み、投げ技・レッドフォールで上から思い切り放り投げる!

 

 エタルガーは空高く吹っ飛び落下して地面に激突した。

 

 

 エタルガー「くっ…おのれー………ん?」

 

 

 エタルガーが立ち上がったその時、突如背後に青と金色の光が現れたことに気付き振り向く。

 

 その光からやがて一人の青い巨人が右の掌を突き出して現れる。

 

 

 現れたその巨人こそ、エタルガーの真の目的・ウルトラマンコスモス(ルナモード)であった!

 

 

 エタルガー「現れたなウルトラマンコスモス。

 

 我が名はエタルガー。ウルトラマンを封印する時空の戦士。」

 

 

 コスモスは一目で強敵と感じたのか、警戒するように構えを取る。

 

 

 エタルガー「貴様の恐れる宿敵と共に、手っ取り早くやっつけてしまいましょう。」

 

 

 そう言うとエタルガーはコスモスに、先ほどレッドマンに浴びせた赤い光を浴びせる!

 

 そしてその光はコスモスから離れ、やがて実体化を始めた。

 

 

 エタルガー「カオスウルトラマンカラミティ。」

 

 

 エタルガーの発言と共に赤い光は、『カオスウルトラマンカラミティ』へと実体化を果たした!

 

 コスモスの恐怖から生まれた存在であるため、正式名は『カオスウルトラマンカラミティ(エタルダミー)』である。

 

 

 即ち、コスモスの最も恐れる存在は、カオスウルトラマンカラミティだったのである!

 

 

 今は『カオスヘッダー0』としてジュランで共存しているも、かつてはコスモスと戦っていた『カオスヘッダー』が、ムサシに取りつき、コスモスの力を分析しコスモスの姿となり『カオスウルトラマン』へと実体化した事がある。

 

 そしてそのカオスウルトラマンがさらなる進化を遂げたのが、このカオスウルトラマンカラミティ(以降:カラミティ)である。

 

 

 カラミティは、コスモス(エクリプスモード)を模した姿形に赤と黒を基調とした体色をしており、エクリプスモードの能力を学び取ったことでカオスウルトラマンより邪悪で凶悪な力を得て、エクリプスさえ上回る戦闘力を誇る。

 

 そのため、かつてコスモスを三度にわたって圧倒的な戦闘力で圧倒し、一度は勝利した事さえあるのである。

 

 

 なるほど、これだけの強敵と三度も激戦を繰り広げたのであれば、トラウマでなくとも少なくとも強く記憶に残るであろう。

 

 

 因みにこれは後の出来事だが、この後の『ウルトラマンギンガ』の世界での戦いの際も、エタルガーはムサシにエタルダミー(イマージュ)の光を浴びせているのだが、ムサシは何故か影響を受けることは無かったのである。

 

 はて…コスモスにはあっても、ムサシ自身には怖いモノが無いという事なのであろうか………?

 

 

 コスモスはエタルガーに加え、カラミティまでも現れたことにより驚愕する。

 

 そしてしばらく二人と対峙した後、遂に戦う決心をし向かおうとしたその時、

 

 

 「レッドアロー!」

 

 

 “ザシュッ”

 

 

 突如カラミティの足元に、飛んで来たレッドアローが刺さる!

 

 カラミティが驚いて背後を向いた瞬間、レッドマンが勢いよく跳び付き、そのまま地面を転がり始める。

 

 レッドマンは、次の標的をカラミティに変えたのである!

 

 恐らくカラミティのボディカラーに多く取り込まれている自身の色“赤色”を見たことで、赤い通り魔としての本能が再び刺激されたのであろう。

 

 

 エタルガー「これは予想外………では、コスモスは俺自身が倒すとしますか。」

 

 

 思わぬ事態が起こったもののエタルガーはすぐさま切り替え、構えを取った後コスモス目掛けて駆け始める!

 

 コスモスもまた、構えを取った後エタルガー目掛けて駆け始める!

 

 そして、両者は組み付いて戦いを始めた!

 

 

 

 (BGM:レッドマン)

 

 

 組み合っていたレッドマンとカラミティは、一旦離れた後互いに睨み合いを始める。

 

 そして互いに構えを取って接近し格闘戦を始める!

 

 激しくパンチ、キックなどが火花を散らしながらぶつかり合う!互いに一歩も譲らない互角の戦いを繰り広げる。

 

 やがてカラミティはレッドマンの右ハイキックを体を後ろに反らして避け、レッドマンはそのまま回転し左後ろ回し蹴りを繰り出すがカラミティはそれを脚を叩き落とすことで防ぎ、レッドマンの腹部目掛けて右横蹴りを繰り出すがレッドマンはそれを腕をクロスさせて防ぐ。

 

 その後レッドマンは隙を逃さずカラミティの右横腹に右手の水平チョップを決め、さらに胸部に左右パンチを打ち込んで後退させる。

 

 

 ダミーとはいえ本物と変わらぬ強さを発揮するエタルダミーのカラミティ。しかし長年戦ってきた赤い通り魔も、それに引けを取らない戦いを繰り広げる。

 

 

 カラミティは反撃の右前蹴りを繰り出すがレッドマンは足を掴むことでそれを受け止め、そのまま前に放り投げるが、カラミティは投げられた勢いを利用して空中で反転した後着地する。

 

 カラミティは続けて右横蹴りを繰り出すがレッドマンがそれを左腕で受け止めると同時に右拳のパンチを胸部に決め、怯んだ隙に更に右肘、跳躍しての右前蹴りを胸部に叩き込んで後退させる。

 

 

 だが、カラミティも負けてばかりではない。

 

 カラミティは体勢を立て直すと、コスモスをも上回る持ち前のスピードでレッドマンに猛接近し、腹部に右足の後ろ回し蹴りを叩き込んで吹っ飛ばす!

 

 レッドマンは吹っ飛んで地面に仰向けに激突するが、その勢いを利用して後転して立ち上がる。

 

 そして跳躍して右横蹴りを放つがカラミティはそれを左腕で掴んで受け止める。

 

 だが、レッドマンはそのまま跳躍して左横蹴りを放ち、蹴りはカラミティの頭部に命中した!

 

 

 「レッドキック!」

 

 

 “バゴンッ”

 

 

 更にレッドマンは、怯んだカラミティに右足での跳び蹴り・レッドキックを放ち、胸部に叩き込む!

 

 

 蹴りを喰らって後退したカラミティは、レッドマン目掛けて腕を突き出し、破壊光弾・ブレイキングスマッシュを連射する!

 

 レッドマンは光弾を避けながら、足元など自身の近くの地面で光弾が爆発する中カラミティ向かって駆けて行く。

 

 カラミティは今度はコスモス(エクリプスモード)の必殺光線・コズミューム光線に似たポーズで、腕先から必殺光線・カラミュームショットを放つ!

 

 

 「レッドナイフ!」

 

 

 レッドマンはすぐさまレッドナイフを取り出し、それでカラミュームショットを切って防ぎつつなおも走って接近する。

 

 

 そして、やがて目前まで来たところで右前蹴りを繰り出すが、カラミティはそれを跳躍して避け、空中で宙返りをしてレッドマンの後ろに回り込む。

 

 そして、レッドマンに背後から攻撃しようと猛接近を始める!

 

 

 しかし、

 

 

 “ザシュッ”

 

 

 レッドマンは既に手に持っていたレッドアローを、振り向かないまま背後から接近するカラミティの腹部に突き刺した!

 

 そしてそのまま振り向いてレッドアローを持ち替え、渾身の力を込める!

 

 

 「レッドサンダー!」

 

 

 レッドマンは、カラミティの腹部に突き刺したレッドアローを通じてカラミティの体内に必の破壊光線・レッドサンダーを流し込む!

 

 

 これぞ、ボガールとの戦いで初披露した新技・レッドゼロサンダーである!

 

 

 破壊光線を体内に流し込まれるカラミティはしばらくもがき苦しんだ後、やがて全身が発行し、内部から破裂するように大爆発し、完全に消し飛んだ。

 

 

 エタルガーがコスモスの恐怖から生み出したカオスウルトラマンカラミティのエタルダミーを撃破したレッドマン。

 

 すぐさまエタルガーの方を振り向くが、既にエタルガーがコスモスを倒し、弱ったコスモスをアレーナの魔鏡で封印した後であった。

 

 そしてよく見てみると、いつの間にかエタルガーを追ってやって来た『ウルトラマンゼロ』(正確にはウルティメイトゼロ)まで来てしまっている。

 

 

 エタルガー「ウルトラマンゼロ!貴様との戦いはメインディッシュ。最後のお楽しみだ。」

 

 

 時空城に乗ったエタルガーはゼロにそう言い放つと、時空城の砲台から無数の光弾をゼロ目掛けて発射して怯ませ、その隙に時空城はワームホールの中へと入っていく。

 

 

 「トオッ!」

 

 

 レッドマンはその場から飛び上がり、時空城の入っていくワームホールの中へと入って行った。

 

 そしてレッドマンと時空城が入った後、ワームホールの穴は消滅してしまった。

 

 

 

 ………果たして、赤いアイツ・レッドマンは何処へと向かうのであろうか………?

 

 元の自分の世界へと帰るのであろうか? それともエタルガーを追いかけていくのであろうか………?

 

 それは誰も知らない。

 

 

 

 一方のゼロ。

 

 

 ゼロ「くっ………また逃げられたか。 このままじゃまずいぜ。」

 

 

 またしてもエタルガーを逃してしまった事を悔しがっていた。

 

 レッドマンも、ここ遊星ジュランに来ていたと知るはずもなく………………。

 

 

 

 しかし、今回は最終的に嬉しい事があった。

 

 それは、遊星ジュランに生息する怪獣たちが、一匹も赤い通り魔・レッドマンに殺されなくて済んだという事である。

 

 恐らくレッドマンは、奇跡的にもコスモスを狙ってやって来たエタルガーしか目が届いていなかったのであろう。

 

 ジュランの怪獣たちも、運が良い奴らである。

 

 これからも平和に暮らすことを願う。




 いかがでしたか?


 ここから先が、ウルトラ10勇士に繋がるわけです笑

 レッドマンシリーズには珍しい構成だったと思います。


 また、リクエストに挙がっていたカオスウルトラマンカラミティは、コスモスのエタルダミーとして登場させることでレッドマンと戦わせることが出来たので、私としては一石二鳥でした(笑)


 あとやはり赤い通り魔に、恐れるモノは何も無かった(笑)


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