レッドファイト!! THE NEW STAGE 作:剣音レツ
今回のバトルは、本作では初の東宝怪獣とのバトルです!
その記念すべき最初の東宝怪獣の相手は、東宝怪獣屈指のトラウマ怪獣・ガイラです。
実を言うと私自身もガイラに強烈なトラウマを感じている方なので(笑)、今回はそんなトラウマも振り切るつもりも含めて制作しました。
また今回は、原作のガイラが暴れるシーンをベースに、「もしもガイラが暴れているところにレッドマンが乱入したら?」というifストーリーとしても制作してみました。
それでは、どうぞ!
とある曇天の羽田空港。
その付近で、1匹の巨人が海から上陸した。
全身は緑色の体毛や鱗に覆われ、何よりゾンビのような恐ろしい形相が特徴の巨人はのしのしと羽田空港へと歩みを進める。
その恐ろしい巨人は『フランケンシュタインの怪獣・ガイラ』である。
奴はフランケンシュタインの体細胞から誕生した怪獣であり、正確に言えば同じくフランケンシュタインの体細胞から生まれた、外見が似ている怪獣・サンダの剥離した体細胞が海まで流れ着いて誕生したクローンであり、サンダの弟に当たる怪獣でもある。
しかし奴は、幼少期から育てた人間に友好的なサンダとは異なり海で1匹で育った獰猛な性格で、人間は捕食対象か敵としか見なしていないのである!
そのため陸上の人間を見つけるや掴み上げて食べてしまうという非常に恐ろしい怪獣で、実際に東方屈指のトラウマ怪獣としてもよく知られている。
また、深海を生息域にしているために強い光に弱く、恐らく今回は曇天の天気だから昼間でも上陸出来たのであろう。
上陸したガイラは進撃を続け、空港及びその周囲の人々もそれに気づいて一斉に逃げ始める。
それもそのはず、こんなにもゾンビのような恐ろしい表情の巨人である。それが襲ってくれば、誰でも恐れて逃げるであろう。
やがて、空港のターミナルビルまでに迫るガイラ。無論、ビルの中の人々も慌てて逃げ惑う。
するとガイラはビルの窓から一つ一つ部屋を覗き込み始め、やがて逃げ遅れた女性事務員を見つける!
驚き怯える女性職員。ガイラは捕らえて捕食しようと窓や壁を突き破って手を突っ込む!
逃げ遅れた女性は、「もうここまでか!」とばかりに諦めていた、、、。
と、その時、
突然、ガイラは何故か女性を捕らえる寸前で手を止めた………。
そして、そのままゆっくりと後ろを振り向き始める。
まるで何やら強い殺気に引き込まれるかのように、、、。
後ろを向いたガイラの目線の先には、新たに現れた1人の巨人が立っていた。
真っ赤なボディに銀の手袋、ブーツ、ベルト、そして辮髪帽のような形状の頭部が特徴の巨人、、、。
『レッドマン』の登場だ!
(レッドマン登場BGM)
彼は銀河連邦の一員であり、レッド星雲レッド星出身の平和を愛する戦士である。
怪獣が地球を次々と襲い、地球を守るために人知れず戦っているとされているが、時には悪さをする様子もない怪獣にも問答無用で襲いかかかる事もあり、また余程怪獣を敵視しているのか、槍やナイフで滅多刺しにしたり首をはねたりするなど仕留め方もやたら残酷な事もあり、一部では『赤い通り魔』と言われ恐れられている。
さしずめガイラが人間にとってのトラウマならば、レッドマンは怪獣にとってのトラウマという感じなのであろう。
そして今回、その赤い通り魔はガイラを新たな標的に選んだのである!
そんなヤバい奴に出くわしてしまったガイラ。だが彼はもちろんそんな事を知るはずもなく、ただ単に食事を邪魔する者が現れたとばかりに恐ろしい形相をさらに尖らせて睨みつける。
そうやってガイラがレッドマンに気を取られている間、女性は無事に逃げる事に成功した。
アリブンタ戦に続き、レッドマンはまたしても知らぬ間に人助けをした事になった。
だが、ぶっちゃけレッドマンにとってはそんな事どうでもいいのである(笑)奴の狙いはあくまで怪獣なのだから、、、。
自分の獲物が逃げてしまった事により、ガイラは更に怒って雄叫びを上げる。
レッドマンは動じる事なく、そらに呼応するかのように両腕を回してファイティングポーズを決める。
レッドマン「レッドファイト!!」
(BGM:レッドマン(インストルメンタル))
空港の広場にて始まった、2人の巨人の戦い。
レッドマン「レッドアロー!!」
レッドマンは開幕早々石突が十字形の手槍・レッドアローを取り出して投げつける。
だがガイラは、持ち前の敏捷さでそれをジャンプしてかわし、それによりレッドアローは地面に刺さってしまう。
そしてガイラはそのままレッドマン目掛けて落下し、両脚を体に巻きつける形で飛び付く。
両者はそのままパンチの欧州を始めるが、レッドマンは一瞬の隙をついてガイラの腹に数発パンチを打ち込み、それによりガイラが怯んだ隙に自身の体に巻き付く両脚を掴んでジャイアントスイングで振り回して放り投げる。
投げられたガイラだが、空中で回転して体制を立て直し着地する。
レッドマンはガイラ目掛けて駆け寄り、そのまま右脚蹴りを放つがガイラはそれを右にそれて避けて右脚でハイキックを放つがレッドマンはそれを咄嗟に左腕で防ぐ。
次にガイラは右手のパンチを繰り出すがレッドマンはそれを左手で掴んで受け止め、そのまま右拳を胸部に、左脚蹴りを右脇腹に打ち込んだ後横に投げつけるが、ガイラはその勢いを利用して側転をして体制を立て直す。
両者の互角で激しい戦いは周囲にも影響し、旅客機が走るように舗装された通路も瞬く間にヒビ割れて砕けていく。
両者は互いに高く跳躍して跳びかかる。
そして空中で両者互いに同時にラリアットを食らい、そのまま地面に落下する。
レッドマンは即座に立ち上がるが、まだ地に伏せていたガイラの足払いを食らい倒れてしまう。
ガイラは倒れたレッドマンの右腕を掴んで起き上がらせると、そのまま掴んでいる右腕に勢いよく噛みつき始める!
流石のレッドマンも強い痛みを感じるのか、ガイラを引き離そうとガイラの頭を抑えつつももがき苦しむ。
ガイラは人間を骨ごと噛み砕いて食べてしまう怪獣なのである。なのでそれなりに顎も発達しているのであろう。
、、、だが、それにより赤い通り魔の怒りに火が付いてしまった。
何処の馬の骨とも分からない野獣に自身の誇らしい赤いボディを噛まれた事により、赤い通り魔のプライドに傷がいってしまったのだから、、、。
ガイラはまさに、命知らずな事をしてしまったのである!
レッドマン「レッドナイフ!!」
“ズバッ”
“!!?ギシャアアアァァァァァァオオン!”
レッドマンは左手で、短剣にも見える大型ナイフ・レッドナイフを取り出し、ガイラの顔を斬りつける!
斬られた痛みによりようやく噛みつき攻撃を解いたガイラ。顔には右頬から左頬にかけて逆V字型の切り傷が出来ていた。
ガイラは、ふと自身の顔に触れることで改めて痛みを感じ、更にそれにより手に付いた血を見たことで再び怒りを燃やし雄叫びを上げる。
…だが、ゆっくりと構えを取る赤い通り魔の怒りの方が、それを上回っていた。
とその時、突然さっきまで曇天だった空が晴れ始め、日が差し込んでくる。
するとさっきまで怒りのままに闘志ムキ出しだったガイラは、突然回れ右をして海に向かって一目散に駆け始める。
上記のとおり、ガイラは強い日差しが苦手なのである。
さっきまでは曇天だったがために普通に活動が出来、レッドマンとも互角に渡り合えたのだが、その曇天が一気に晴れ始めたがために、ガイラも一気に戦意を喪失していったのである。
……だが、赤い通り魔がこれを大人しく見逃すとでも思っているのであろうか、、、?
海に向かっていくガイラは、突然何者かが自身の肩を掴む感覚を感じ、同時にそれにより走って行くのを止められてしまう。
振り向くとそこには、自身の肩に腕をかけ、表情こそ同じものの異様に殺気を感じる顔で見つめるレッドマンの姿があった!
ガイラが戦意喪失したのは赤い通り魔にとってはもはや知ったことではない(笑)それどころかガイラに怒りを燃やすレッドマンは、「もっと楽しもうぜ?」とばかりに食い止めたのである。
既にほとんどの戦意を失っているガイラは、鬼気迫るレッドマンの姿に驚くしかなかった。
赤い通り魔の怒りを買い、さらにその赤い通り魔と苦手な環境での戦いを強いられる事になってしまったガイラ。完全に運の尽きである。
(BGM:レッドマン)
レッドマンは手始めに、右フックを顔面に叩き込んで吹っ飛ばす。
ガイラは痛みで顔を抑えつつも、最後の悪あがきとばかりに近くの無人の旅客機を掴み上げてレッドマン目掛けて思い切り投げつける!
レッドマン「レッドナイフ!!」
レッドマンは驚き動じもせず、再びレッドナイフを手に持って迫り来る旅客機を一刀両断に切断。真っ二つになった旅客機はレッドマンの背後の両側の地面に落ちて爆発した。
だが、その間にもガイラが自身目掛けて跳びかかり始めていた!
ガイラはレッドマンが旅客機に気を取られている隙に、一気に跳びかかって倒そうという最後の決死の作戦に出たのである!
だがしかし、彼は完全に赤い通り魔を侮っていた。
レッドマンはイナバウワーのように体を後ろ向きに反らして自身に跳びかかって来るガイラをかわすと同時に、それにより体を反らしている自身の真上を飛ぶガイラの腹部にレッドナイフでの斬撃を決める!
ガイラの体をなぞるナイフを追うように爆発と同時に火花が飛び散り、それにより手痛いダメージを受けたガイラはたまらず地面に落下してしまう。
フラつきながらも立ち上がるガイラ。
最後の手段とばかりに大きく跳躍し、レッドマンに最後の力を振り絞って飛び蹴りを放つ。
これぞガイラの得意技・250文キックである!
レッドマンもレッドナイフを横に投げ捨てて跳び上がる。
レッドマン「レッドキック!!」
レッドマンも必殺技の一つ・レッドキックで対抗に出たのである!
“ドゴンッ!”
両者の蹴りが空中で交叉し、両者は互いに背中を向けて地面に着地する。
そしてそのまま両者は一旦動きを止める、、、果たして決まったのは、、、?
数秒後、膝を付いたのはガイラであった。
決まったのは、これまで数多くの怪獣たちを葬ってきたレッドマン最強の打撃技・レッドキックであった!
しかもガイラは右膝を地に付いたかと思うとそのまま倒れ込み、しかもよく見てみるとその右脚が変な形で曲がっているではないか!?
レッドキックはガイラの250文キックを相殺したのみならず、同時にガイラの右脚を折ってしまったのである!
これでガイラは戦意や戦術のみならず、逃げる術まで完全に失ってしまった………もう後は、赤い通り魔の餌食になるだけである。
レッドマン「いやっ!」
レッドマンは掛け声と共に跳躍し、ガイラを跳び越える形で後ろに回り込む。
そして背後から右腕でガイラにヘッドロックをかけ、左手で頭部を掴んで横に一気に捻じ曲げ始める………。
“ズボキャッ!”
やがてガイラの頸は、骨が砕けるような痛々しい音と共にへし折れてしまい、それによりガイラは完全に息の根を止めてしまった。
ガイラの息の根が止まった事を知ったレッドマンは、首締めを解き、ガイラの死骸を乱暴に蹴り倒す。
そしてレッドマンは見下ろすように、横たわるガイラの死骸を数秒見つめ始める。
これは恐らく『レッドチェック(死亡確認)』なのであろう。
やがて的な死亡を確認できたレッドマンは完全に気が済んだのか、余韻に浸るかのように少し上を向いた後、ガイラの死骸を背に、何処かへと歩き去って行った。
そして激しい戦いによりヒビ割れ砕けた羽田空港の広場には、地面に突き刺さるレッドアローと、虚しく横たわるガイラの死骸だけが残された………………。
レッドマンがガイラを倒した事により1人も犠牲者を出さず、被害も最小限に縮める事なく事態が終息した。
だが、レッドマン自身はそんな事どうでもよく、あくまで見つけた獲物(怪獣)を倒したに過ぎない、、、。
フランケンシュタインのクローンとも言える怪獣・ガイラをいつものレッドファイトで葬り去った赤いアイツ・レッドマン。
これはひょっとすると、いつか兄貴の怪獣・サンダと戦う日も来るのかもしれない………?
そして今後も、赤いアイツを狙う怪獣は現れ続けるかもしれない…。
どんな敵が来ても負けるな!レッドマン!
〈完〉
読んでいただきありがとうございます!いかがでしたか?
レッドマンをサンダとも戦わせようかどうかは現在検討中です。
今後もウルトラ怪獣のみならずら様々な東宝怪獣とも戦っていきますので楽しみにしていてください!
因みにガイラは、同じく私の作品・ウルトラマンゼロ物語(ストーリー)にも登場させる予定なのでそこら辺もお楽しみに(笑)
感想・指摘・アドバイス等をお待ちしています。
あと、活動報告欄にてリクエスト募集第二弾を始めました。
レッドマンと戦って欲しい東方怪獣がいましたら感想欄ではなくそちらに回答お願いします。
とりあえず期限は15日間とします!