レッドファイト!! THE NEW STAGE 作:剣音レツ
前回の投稿から約三か月もかかっちゃってすいません。
今回は円盤生物前半組との戦いです!
VSシルバーブルーメ&ブラックドーム&アブソーバ&デモス
とある緑一つない、石や岩だらけの山のてっぺんにて。
一人の“赤い男”が何かを見上げて立ち尽くしていた。
その男とは、闘志を表してるかのような真っ赤なボディに辮髪帽のような変わった形状の頭部が特徴の“赤いアイツ”。
そう、銀河連邦の一員でもある赤い彼の名は『レッドマン』である!
彼は銀河連邦の使命からか、それとも個人的な怪獣への恨みからか、いつも人知れず怪獣を見つけては倒しにかかっているのである。
中には暴れる様子も無い怪獣までにも殴りかかるため、またその怪獣の倒し方が槍で刺したりナイフで斬ったりなど正義のヒーローらしからぬ惨いやり方という事もあり、
それらのような行動から一部では『赤い通り魔』と恐れられているのだ。
そんなレッドマンは、今日も人知れず岩だらけの渓谷で行動をしていた。
どこか殺意に満ちた視線で空をじっと見上げている………。
その視線の先の空には、何やら四つの円盤のような物体が空を飛んでいる………。
いや、飛んでると言うよりレッドマンの方目掛けて向かっていると言った方が良いのであろうか?
その四つの空飛ぶ物体は、近づいていく内に徐々にその正体が分かっていく。
空飛ぶ円盤のようだと思われたその物体はただの円盤ではない………。
それらの円盤は生物だった………!
無数の赤い触手の生えた透明なクラゲや風鈴のような外見が特徴の『シルバーブルーメ』、
カブトガニのような外見に右手の大きな鋏が特徴の『ブラックドーム』、
タコやクラゲが合わさったような外見が特徴の『アブソーバ』、
目が付いているクモヒトデのような外見が特徴の『デモス』である!
奴らはかつてウルトラマンレオ抹殺を目論んだ『ブラック指令』の命令を受けて、悪魔の惑星・ブラックスターから飛来し地球を襲った事がある。
今回登場したこれらの個体は恐らく、レオによって破壊されたブラックスターの生き残り及び残党なのだと考えられるであろう。
主人であるブラック指令が死んだことや、標的であるウルトラマンレオが地球を去った事などによるものなのか、空の彼方からやって来た四体の円盤生物はレッドマン目掛けて飛んで行く………!
だがレッドマンは、それらを見つめながら「待ってたぜ!」とばかりに余裕そうに両手を払うように叩く仕草を取る。
相手怪獣がいなくて退屈していたのか、それとも赤い通り魔たるもの、売られた喧嘩は買う主義なのであろうか………?
「レッドファイト!」
レッドマンは戦闘開始の合図でもある掛け声を上げて構えを取る!
(BGM:レッドマン(インストゥルメンタル))
四体の円盤生物もそれに応えるかのように一斉に攻撃を始める!
シルバーブルーメは黄色い溶解液、ブラックドームは溶解泡を同時に発射し、レッドマンはそれを受け身を取って難なくかわす。
「レッドジャンプ!」
レッドマンはレッドジャンプで高く跳び上がる。
「レッドキック!」
“バゴンッ”
そして上空の円盤生物たちのところまで跳び上がると、両足を広げてそれぞれシルバーブルーメとブラックドームを右足、左足で同時に蹴りつける!
蹴りを喰らった二体はたまらず地面に落下する。
着地したレッドマンは、地面に落下したブラックドームに掴みかかり、チョップを連打し始める。
だが、その隙に背後からシルバーブルーメの下部からの平たく長い触手により首、両腕を縛られ後ろへ引き込まれ始める。
その隙にブラックドームが両腕のハサミで攻撃しようと接近する。
だが、赤いアイツはこんなことで怯まない。
すぐさま自身に縛りついた触手を掴み、勢いよく前方に振るうことで、シルバーブルーメの本体はたまらずブラックドームに激突し、二体はまたしても地面に落下した。
今度はアブソーバが触手から火炎を放射して攻撃を仕掛ける。
レッドマンは背後からの火炎に直撃はしなかったものの熱さからか少し驚くような仕草をした後、すかさず前転して受身を取ってかわす。
すると、前方で待ち構えていたデモスが触手をレッドマンの身体に巻きつける!
レッドマンは少し驚くと、振りほどこうと必死でもがき始める。デモスはレッドマンの血を吸ってしまおうとしているのであろうか?
デモスは、長い触手で相手に絡み付き、血を一滴残さず吸い尽くしてしまうことができる恐ろしい円盤生物なのである。
そして、血を吸われた相手は身体が青くなって死んでしまうのである。
赤いアイツ・レッドマンも、今に血を吸われてブルーマンとなって死んでしまうのであろうか………⁉︎
「レッドナイフ!」
だが、怪獣討伐に執念を燃やす赤い通り魔はやはりくじけない。
力ずくでは振りほどけないと分かったレッドマンは、何処からかレッドナイフを取り出し、身体に巻き付いたデモスの触手を次々と切り落とす!
触手を切られたことによりレッドマンの解放を許してしまったデモスは、今度は溶解液を吹き付けて攻撃する。
レッドマンはそれを受身を取りながら次々とかわしていくが、その隙にアブソーバが触手の吸盤をレッドマンに付け始める。
今度はアブソーバが、レッドマンのエネルギーを吸い尽くしてしまおうとしているのだ!
だが、レッドマンは全く慌てることなく、既に持っていたレッドナイフでアブソーバの触手を切り落とし、難なくその場を逃れる。
赤い通り魔が凶器を持った時、その瞬間かなう奴は誰もいなくなってしまうということなのであろうか………?
かなわないと見たのか、デモスは真っ先に飛んで逃げようとする。
だが、退散する獲物(怪獣)を見逃すほど、赤い通り魔(レッドマン)は甘くはない。
レッドマンは「逃がすかぁ!」とばかりにデモスに飛び付き、そのまま地面に叩きつける。
そして、逃れようとじたばた暴れるデモスを両膝、そして左手で押さえ込んで完全に動きを封じる。
ザシュッ! ザシュッ ザシュッ!
レッドマンは、押さえ込んだデモスに三度レッドナイフを振り下ろし、ナイフが刺さる度にその切り口から体液が吹き出る!
そしてデモスは触手をわなわなと震わせた後、力尽きて動かなくなってしまった。
今度はアブソーバが、本体から光線を放つが、レッドマンはすかさずそれをレッドナイフで跳ね返し、跳ね返された光線はアブソーバを直撃する!
跳ね返された自身の光線を受けたアブソーバはたまらず落下してしまう。
「レッドキック!」
レッドマンは落下したアブソーバ目掛けて跳びかかり、落下スピードを生かしたストンピング状のレッドキックを一発、そして再び跳び上がり二発と叩き込んだ後、それによりヒビが入った箇所にレッドナイフを振り下ろす!
レッドナイフは、ヒビが入った箇所からアブソーバの本体を貫いた!
かつてウルトラマンレオの必殺技・レオキックにも耐えた流石のアブソーバも、レッドキック×2とレッドナイフのコンボを同じ箇所に喰らってはひとたまりもないであろう。
アブソーバも力尽きて動かなくなってしまった。
早くも円盤生物を二体倒してしまったレッドマン。だが、残ったシルバーブルーメとブラックドームは怯まずレッドマンに掛かって行く。
シルバーブルーメは真上からレッドマンに覆い被さり、触手でがんじがらめにし始める!
触手で動きを封じたところで溶解液で溶かしてしまおうとしているのであろうか………?
「レッドアロー!」
ザシュッ
やはり、赤い通り魔は全く慌てることがなかった!
レッドマンは今度はレッドアローを取り出し、真下からシルバーブルーメを串刺しにしてしまった。
それにより致命傷を受けたのか、シルバーブルーメの触手の力が弱まってきたところでシルバーブルーメの本体を両手で掴んで数回回転する。
「レッドフォール!」
レッドマンはシルバーブルーメを掴んで数回回転して遠心力を付けた後、レッドフォールで思い切り地面に叩きつける!
シルバーブルーメも力尽きて動きを止めた。
残りの円盤生物は遂にブラックドームだけとなってしまった。
ブラックドームは最後の力を振り絞って、両腕の鋏を突き立てて突撃を始める!
レッドマンもレッドナイフを手に駆け寄り始める!
ジャキーン
互いに接近する両者はやがてすれ違い、何かが斬れるような音が響く………。
そして両者はしばらくそのまま静止する………………果たしてどちらが斬られたのであろうか………?
そしてしばらくすると、ブラックドームの両腕の鋏が時間差で斬れて地面に落ち、更に胴体も真っ二つに斬れて地面に転がる!
レッドマンの完全勝利であった!
遂に、四体の円盤生物を全て撃滅した赤い通り魔ことレッドマン。
殺り切った快感からか、どこか満足そうに空を見上げた後、円盤生物の死体を一匹ずつ「レッドチェック」で死んだかどうか確認しながら何処かへ歩き去って行った………………。
例え怪獣が複数掛かって来てもくじけない赤いアイツ…。
今後そんな彼を脅かす敵は、果たして現れるのであろうか………………?
〈完〉
いかがでしたか?
レオ本編では多くの命と幸せを奪った円盤生物たちも、赤い通り魔にかかればこんなもんですよね?(笑)
残りの円盤生物との戦いもいつか作成しますので楽しみにしていてください!
因みに余談ですが、最近某動画投稿サイトにレッドマンが配信されてますね。
私はもちろん、欠かさず見てます!(笑)
感想・指摘・アドバイス等をお待ちしています。