こんゆり   作:毬藻

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遂に自分の気持ちを自覚した二人。

この二人の気持ちは一体どうなるのか……

もうそろそろ、予定している一章が終わりますよ。

今回は長めの話になるかもしれないです。

あるシーンで、喘ぎ声が入ります。


※ 祐希の誕生日デート……そして

 11月になり、徐々に冬の気配を感じることになった。

 

 今日は俺が咲穂の家に始めて行き、家でゆっくりとすることになった。せっかくの休みなのだから出かけてもいいと俺は言ったのだが、咲穂がこうしたのだ。

 

 昼ご飯を食べてから、リビングでテレビを見ながらまったりとしていると、咲穂が俺の肩に頭をくっつけてきた。

 

 「ん?どした、咲穂」

 

 「あのさー、祐希の誕生日っていつなの?」

 

 かなり唐突だな。まぁ、11月だし丁度いいかもしれない。

 

 「11月12日だよ」

 

 と言うと咲穂は飛び上がって俺の前に立った。

 

 「こ、今月じゃん!」

 

 いきなりハイテンションになった咲穂の話に付き合わされて、なぜか当日に出かけることになってしまった。俺より咲穂のほうが楽しみにしているのはなんでだろう。

 

 

 

 

 

 そして、誕生日当日。

 

 待ち合わせ場所の駅に行くと、すでに咲穂が来ていた。待ち合わせの10分前なのに咲穂がいるなんて、珍しいこともあるものだ。

 ゆっくり歩くと、咲穂が俺に気づき、ぶんぶん手を振ってきた。小走りで咲穂の元へ向かうと、笑顔で『おはよう!』とあいさつをされた。

 

 「祐希、誕生日おめでと!」

 

 「ありがとう。さ、どこ行くんだ?」

 

 今日のことは全て咲穂がしきっているため、俺は待ち合わせ場所と時間しか教えてもらえなかった。というか何も聞かされていないので、不安でいっぱいだった。

 

 「んーとね……えっと、映画館!」

 

 ほぼ思いつきで行動しているのがバレバレだったが、一生懸命祝ってくれているので、悪い気はしなかった。咲穂が俺の手を取り、引っ張っていき、映画館へと向かった。

 

 

  なぜか選んだ映画は、ホラー映画。咲穂が選んだのだが、怖がりの咲穂がこれを選んだ理由が座席に座った今でもわからなかった。

 

 ストーリーは、主人公(男)とヒロインがある屋敷に入り込み、閉じ込められた。屋敷から脱出する為、屋敷を探索し途中で出てくるゾンビを倒しながら出口へと向かい、無事に脱出するというストーリーだ。

 

 映画が始まり、終始震えている咲穂。そんなに怖がるのになぜ選んだのだろう。本当に分からない。途中で主人公とヒロインが、なぜか恋に落ちて二人の愛を確かめ合うシーンがあった。直接的ではないのだが、直接的ではないからこそいやらしかった。暗闇でもわかるくらい、咲穂は顔を真っ赤にして見ていた。ちなみに音声付である。

俺からすれば、真っ赤にするより真っ青にになると思うのだが。

 

 『ああっ……バファリンっ……!そんなにしたら、私の点滴バッグが破れちゃうわ!』

 

 『くっ……パブロン、俺のヒビケア軟膏が出そうだよっ!う、うわぁ……』

 

 この映画にはネタなんて何もなかったんだ。

 

 

 俺たちが来ていたのは大型のショッピングセンターだった。

 

 映画が終わって、おしゃれなイタリアン料理屋で昼食を食べた。しばらくショッピングモールに移動し、服を見て何着かプレゼントしてもらった。

 

 次にアクセサリーショップに行った。

 

 「これなんか祐希に似合うんじゃない?」

 

 「なんならペアアクセにするか」

 

 と、銀色のネックレスを俺が購入していると先に店から出ていてくれと言われた。

店の中で咲穂が何をしているのか気になったが、俺は大人しく店の前で待っていた。

 

 咲穂の用が終わったらしく、店から出てきた。

 

 「なんかあったのか……?」

 

 「ううん、ちょっと気になったのがあったからさ~見てただけだよ」

 

 なんてはぐらかされてしまった。また店の中を歩き回って、うろうろすること1時間弱。完全に荷物持ちとなった俺は疲れてしまっていた。そんなことに咲穂は気づかず、次から次へと店へと移動していった。

 

 午後5時過ぎになり、ショッピングモールを出た俺たちは、咲穂おすすめの絶景スポットへと向かっていた。咲穂が言うには、『落ち込んだりした時はここにくる』らしい。5月に喧嘩したときも、何度かここにきたらしい。

 

 ついてみると、ちょうどきれいな景色になっていた。ベンチに座り、今日買ったものを広げてみる。今日は俺の誕生日なのに、俺の所持金は咲穂へと消えた……

 

 ①、咲穂のプライベートの服

 ②、ペアアクセサリー

 ③、趣味の料理本・文庫本

 ④、自分の靴(スニーカー・ランニング用」

 

 主に服に金をとられた。まぁ、喜んでいたし良しとしよう。

 

 しばらく景色を眺めていると、咲穂が急に立ち、俺のことを引っ張り立たせた。そのまま俺に抱き着いてきて、胸元に顔を埋めてきた。最近、妙に咲穂のことを意識してきたため、思考回路がショート寸前だ。

 

 「あのね、2個目の告白しても、いいかな……?」

 

 顔をうずめたまま、上目使いでみつめてくる。ほんとに俺の理性がヤバい。男に生まれたかった。

 俺が頷くと、咲穂は俺の肩に手を置いてじっと見つめてきた。

 

 「誕生日にずっと告白しようって、思ってたんだけど……私、出会った時から祐希のこと……ずっと……」

 

 そこまで聞いて、完全に俺の理性が吹き飛んでしまった。咲穂の身体を抱きしめて、俺の唇で咲穂の声を塞いだ。

 

 「んんっ……!?っは、ゆ、祐希……?」

 

 その瞬間一瞬咲穂が、俺の身体を押した。してから俺も何をしてるんだと思ったが、俺の気持ちはもう歯止めが効かず、もう一度唇を塞いだ。

 

 「……んっ、……っはぁ……ごめん」

 

 「ん……んんっ、っ……祐希っ」

 

 今度は咲穂も抵抗することなく、キスをした。咲穂の手が俺の首に回る。背の低い咲穂はこうしないとキスができないのだ。

 

 「……こういうのは、俺から言うべきだろ?」

 

 「……?ゆ、祐希?」

 

 俺が唇を離して、ジッと咲穂のことを見つめる。

 

 「俺は咲穂が好きだ」

 

 心臓の鼓動が止まらない。初めて告白したこの瞬間、俺は少し成長した気がした。俺の言葉を聞いて、咲穂は目から涙を零した。

 

 「……っ、わ、私もっ、祐希が……好き……ねぇ、付き合おう?」

 

 咲穂から俺の首に手を回しキスをしてきた。その行動に俺も咲穂の腰に手を回して先程よりも少しだけ長く返事の肯定のキスをした。

 

 「ずっと、一緒にいようね……」

 

 咲穂がこう言うと、俺たちはもう一度口づけをした。

 

 咲穂にも、もう黙っていられない。俺は俺が女だということを咲穂に打ち明けた。

 

 「へぇ、そうだったんだ……そんなに男っぽいのに……あ、でも私の裸にバスタオル1枚見てもなんとも思ってなかったもんね……今更失望したと思う?私、言ったよね。初めて会った日に、バイだって告白したでしょ?私は性別なんて関係なく、祐希が好きなの!だから、そんなことで嫌いにならないよ?」

 

 「あ、ありがとな……」

 

 咲穂がこんなことを思ってくれているなんて知らなかったから、俺は思わず感動してしまった。でもそんな咲穂の口から、こんなことが出されるなんて……!

 

 「あー、でもそしたらエッチ出来ないね?どうしよっか……」

 

 俺は思わず吹き出して、聞き返してしまった。

 

 「え、え、エッチ!?」

 

 俺が聞き返すと、咲穂はきょとんとした顔で聞き返してきた。

 

 「ぇ?だって、恋人ならするでしょ、エッチ。まぁ、そんときにかんがえればいっか……えへへへ……」

 

 俺は咲穂との交際が今、とても怖くなった。

 

 

 

 俺たちは夜から仕事がある咲穂の為に急いで家に戻っていた。

 

 「クリスマスもデートしようね、祐希?あ、でもクリスマスまで色々あるからもうずっと会えないかも……なるべく時間作るけど、最近休みすぎちゃったから厳しいかも……ごめんね……祐希」

 

 「大丈夫だよ。クリスマスは予定開けておくからさ、無理に仕事休まないで良いよ」

 

 などと、1カ月も先のことを話していた。

 

 

 無事に家まで送り届けて、俺は家まで戻った。

 

 本当は結構クリスマスを楽しみにしていたが、俺と咲穂のクリスマスデートは、クリスマスの2週間前にかかってきた電話で無くなるということは、誰も知らなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




咲穂が夜這いをかけだすのは、時間の問題な気がする。
まさかのエッチ発言www
それについてはいつか必ずヤります!(使命感)
菜夏が戦犯のふたな……ごほん、まぁそういうのも考えてますwww

ホラー映画の本番シーンはネタにしようと思ってなぜか、薬とかの名前にしたのは唯の思い付きです!思いつきで行動するのが、作者の特徴ですから。
まぁ、軽くスルーしてくれればいいです。書き終わってからかなり後悔しました。

そろそろ一章が終わって二章になります。
二章の新キャラの名前なんかを考えるのもすごい楽しいです!

あと2、3話で一章は終わるかな?
まだわかんないですけどね。

それでは!
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