こんゆり   作:毬藻

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なんとか二話目です。

短めの話を投稿していく形になると思いますので、よろしくです!

キャラを固めるの大変ですね……

頑張ります!


運命の出会い ‐祐希side‐

 

 合コン前日

 

 「ごめん、お待たせ~っ!」

 

 「……おう」

 

 彼女の名は塚原菜夏。俺―――逢河祐希の親友である。

俺の明日の合コンのために親友の菜夏に頼んで、ファッションコーディネートをしてもらうために俺たちは大型ショッピングモールに来ていた。

 

 「はぁ……行くか」

 

俺たちはトボトボと行くあてもなくとりあえず歩き始めた。

 

 「でさ、やっぱり服はメンズの店が良いよね~」

 

と言った菜夏が連れてきてくれたのはジャケットスタイルが多くある店だった。

 

 「……ここ?」

 

 「うん、けっこー話題みたいでさー」

 

中に入ってみると、ほぼジャケットやシャツ系、ジーンズや帽子などで埋め尽くされている店内だった。店がそこまで広いわけではないのだが、菜夏いわく人気店らしい。

 

 数十分店内を見回ったのち、俺は気に入ったコーデを見つけた。

菜夏に報告すると「いいじゃん!カッコいいし、祐希にぴったりだよー!」

と、好評を得たので試着をしてみることにした。

 

 俺が気に入ったのは青いジャケットに胸元が開いた白いTシャツを着て、白ジーンズを履いたものだった。

特に派手なわけではないこのコーデだが、俺はいままで黒いジャケットばかりだったため少し新鮮な気持ちになっていた。

 心の中ではこの服に決めていたのだが、試着が終わった後も色々菜夏に勧められた(もちろん断ったが)。

 

 「ありがとうございましたー」

 

 買い物を終えて、店を出ると菜夏がこれからのことを聞いてきたので、昼食をとることになった。

 

 「……はぁ、食べたな」

 

 「うん……もう無理」

 

 予想以上に持ち金が不足していた俺たちは、入った店の『時間内に食べきれば4000円分タダ!』

というキャンペーンに挑戦した。食べ切れたのはいいのだが、動くことが困難な状態になっており帰宅を余儀なくされていた。

 

 「俺が送ってくよ……動けないだろ。駐車場……行こう」

 

 「あ、ありがとう……」

 

 菜夏を車で家まで送り、お茶を頂いた後俺は家に戻った。

昼に食べすぎたせいか、夜はあまり食べる気にならなかったので、家にあったうどんを食べた。

そのまま俺は就寝し、明日の合コンのことを考えていた。

 

 ―――――翌朝

 今日は大学は休みなので、休日恒例のランニングに出かけた。

飲み物や鍵、携帯など軽い貴重品を菜夏にもらったウエストポーチに入れ、家を出た。

 

 春とはいえ朝は少し肌寒い。今日の気温は低めだったからか楽しんでランニングを終えることができた。途中、新しいコースにも行って野良猫と少し遊んでから帰宅した。

 

 帰宅して朝食を食べた。食パンを三枚トーストして、バターを塗った。最近はマーガリンをやめたのだが、バターは高くて少し苦しい。だがマーガリンは体に良くないらしい。

他に目玉焼きとソーセージを焼き、サラダを盛って食べた。

 

 皿を片づけてから、洗濯を取り込んだりした。

夜に家事をするのは疲れていて嫌なので、朝やることに決めているのだ。

 

少し動いて俺は汗をかいたためシャワーを浴びることにした。

 

 シャワー室に入ると、ひんやりとした。

 

 熱いお湯が俺に降りかかってくる。

改めて自分の身体を見ると女だということがはっきりと自覚させられる。

平たいにしろ、一応胸はあるし、下にはあのようなものは無い。

 

「…………はぁ」

 

 身体をタオルで拭いて、服を着た。待ち合わせまでは時間があるので部屋着だ。

髪の毛を雑に拭いてドライヤーをかける。ドライヤーなんてらしくないかもしれないが、これは菜夏に言われて始めたものだ。菜夏いわく、『祐希の髪は綺麗だからお手入れしないのもったいないよ』ということらしい。それに今日は出かける用もあったので、一応身だしなみとしてかける必要があった。

 

 そこまでだったのに、当日になるとそれなりに合コンを楽しみにしている自分がいる。

合コンなんて、と思っていたが少し気になっていたのだ。

 

 待ち合わせは8時。

銀座の店に行くようで、銀座駅で待ち合わせということだった。

 俺と拓真は近所同士に住んでいるので、一緒に行くことになっていた。

確か7時半に俺の家の前だったと思う。

 

 現在の時刻は午前11時23分。嫌というほど時間があったので、勉強をすることにした。

 

 

 「ん……ふぁぁ~っ……寝てた」

 

 俺は机に突っ伏して熟睡していたようだった。

あれから3時間程勉強をしてから寝ていたようで現在の時刻は午後17時48分。

そろそろ準備をしようかと、俺はクローゼットを開けた。

 

 着替えや準備が終わり、リビングで適当にバラエティ番組を見ていると、拓真からメールがきた。

 

 『自己紹介、考えとけよ!』

 

 「……自己紹介か」

 

 自己紹介なんてそう難しいものでは無い筈なのだが、初めての合コンということもあり、変に考えてしまった。名前と学年とか、何の部活してたかとかでいいんだろうか。

 

 「うーん……」

 

 合コンのことについてはネットで調べたので大丈夫なのだが、どうにも本番に弱い俺は不安ばかりだ。昔から当日の日は必ずといっていいほど胃が痛くなる。もちろん今も少し痛い。

 

 そんなことを考えていると、インターホンが鳴った。おそらく拓真が来たのだろう。時計を見ると丁度7時半。時間だけはちゃんと守れる拓真。それがいいところかな。

 

 

 

 銀座駅へと向かう電車の中、拓真と俺はメンバーの話をしていた。

 

 「えっとー、一人がおんなじ大学の子でさー、もう一人がアイドルなんだよ!凄いだろーっ!絶対にいいと思うんだよなー!なっ、祐希もそう思うだろ?」

 

 「うぇぇ……?あ、ま、まぁ……」

 

 人数が4人と言うことは聞いていたのだが、アイドルがいるとは聞いていない。初耳だった。

 

 「なんだよつれないなぁ~!そういう祐希だって、ちゃっかり新しい服着てきてるじゃん」

 

 「い、一応身だしなみだと思ってさ」

 

 「そういうとこはちゃんとしてるよな」

 

 そんな他愛もない話をしていると銀座に着いた。

 

 電車を降りて、待ち合わせ場所へと移動する。

まだ7時42分で誰も来ていなかった。ぼーっとして待っていると、一人の女の子が来た。

 ひざ下くらいの白を基調とした、花柄のワンピースに白いコート(萌え袖)に身を包んだその子は同じ大学で同級生の藤井美優と名乗った。

 

 5分ほどすると、黒いスーツを着た男性と黒いスキニージーンズに白いシャツ。ベージュのしゃかしゃかしたジャケットを羽織ってサングラスをかけた女性がこちらにやってきた。男性が女性に話しかけ、その内容が聞こえてくる。

 

 「平山さん、では明日は十時に事務所に来てくださいね?それでは」

 

 それだけ言うと、男性は去って行った。

すると女性はこちらに来てサングラスを外した。

 

 「えぇーと……宮森くん?」

 

 「平山さん!こんばんはー」

 

 「こんばんは。すみません、お待たせしてしまって……初めまして、平山咲穂です」

 

 その女性が、例のアイドルだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




とりあえず、合コンが始まるまでの祐希の活動です。

次に咲穂のSIDEやりますね。

それが終わったら、合コンに突入していきます!

あ、ちなみに……今の所、藤井美優さんは脇役です。

今後変更になるとは思いますが……

次回も宜しくお願いします!
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