μ's戦記 歌の力   作:スバルf

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にこまきの短い休日

真姫「あぁ、暇~」

私は久しぶりの休日をママと過ごそうと思って昨日早く帰ってきた。

帰ると、今日は休みのはずのママがいなくてリビングには

「真姫ちゃんゴメンね。ママ、急患が出ちゃったんでお仕事行ってきます。」

と手紙が置いてあった。

確かに、私の家は両親ともに医者だし、仕方ないと思うけど。楽しみにしてたぶんだけ落ち込んだ。

そのあとは、ママが作っておいてくれた夕飯を食べてすぐ寝ちゃった。

真姫「昨日早く寝ちゃったから眠くないし。」

現在は朝の9時。

私はひとまず起きて顔を洗って着替えた。

そして、リビングでテレビを見てるけど、つまらない。

時計を見るとまだ30分しかたってない。

真姫「どこか行こうかな」

私はそう思ったらすぐに支度をして外に出た。

 

そして、目的もなくただ街を歩いてる。

真姫「それにしてもだいぶ直ってきたわね」

私は街を見渡しながら思った。

少し前は、UTXの攻撃で建物の一部が崩れたりしてたけど、結構復興してきてる。

ここら辺も、最初は危険区域だったけど今は解除されて人で賑わってる。

真姫「あれは?」

私は街を見ながら歩いてると見覚えのある後ろ姿が見えた。

黒髪をツインテールにしてる私より少し小さい人。

真姫「カァ//」

私は思い出しただけで顔が熱くなった。

つい、昨日の事だけどしっかりと覚えてる。

もしかした、意識が曖昧だからだっただけかもしれないけど、その時からずーと気になっている。

あの人は、私が倒れたとき支えてくれて、目が覚めるまで側にいてくれた。

そして、目が覚めても「大丈夫?何か飲む?」など心配してくれた。

そして、いつのまにかその人を見ると胸が熱くなる。

真姫「あれ?」

そう思ってる間にその人が消えてしまった。

私は急いで辺りを見渡したら、近くのスーパーに入ってた。

私も、その後を追いかけた。

 

スーパーに入ると、その人はうなだれていた。

その前には、玉子がつまれている。

真姫「どうしたのかしら?」

そう思って、卵を見ると

「朝市限定お一人様1パック98円」と大きく書いてあった。

真姫「安すぎない?」

私は普段は買い物はしないとけどこれは安すぎると思った。

けど、あの人はこれが欲しいんだなと思って歩み寄った。

真姫「にーこちゃん」

私は後ろから声をかけるとにこちゃんはビックリして振り向いた。

にこ「わぁ!何だ真姫ちゃんか、驚いたわよ!」

にこちゃんは、驚かしたのを怒ってるのか頬を膨らました。

ドキン

私はその顔を見ると鼓動が早くなったような気がする。

真姫「何よ。怒んなくてもいいじゃない。」

私はしまったと思った。

けど、なんで思ったのかは分からない、いつも通りに話したのに。

にこ「別に怒ってないわよ。それより、ちょうどいいわ一緒に来て。」

にこちゃんはそう言うと私の手を取ってレジに向かった。

その手には玉子が2パックしっかりと持ってる。

真姫「なるほどね。」

私は、何がちょうど良かったかすぐに理解した。

どうでも無理やり引っ張られてるだけなのにこの人の役に立てて嬉しい。

私はいつの間にか微笑んでいた。

「ありがとうございました」

後ろからの挨拶の声を聞きながら私達はお店を出た。

にこ「いやー、真姫ちゃんのおかげで2パックも買えたわ。ありがとう真姫ちゃん。」ニコッ

にこちゃんは笑顔でお礼を言ってきた。

真姫「別に、にこちゃんが一緒に来てって手を引いたんじゃない。」クルクル

私は照れを隠しながら髪の毛をいじりながら言った。

にこ「それはそうと、なんで真姫ちゃんはあそこにいたの?」

にこちゃんが首をかしげて聞いてきた。

グサッ

私は見えない何かに胸を射された感じがした。

真姫「別にたまたまよ。たまたまにこちゃんを見つけて何してるのかなって着いてっただけよ。」

と言ってからハッと気づいた。

にこちゃんの方を見ると時すでに遅しニヤニヤしていた。

にこ「へー真姫ちゃん、にこの事気になったんだ。」

と言ってきた。

真姫「別にそんなんじゃ・・」

なぜか否定の言葉が続かなかった。

いや、続かないじゃなくて口がそれ以上言わせないと動かないのだ。

にこ「何よ、急に黙って。//」

にこちゃんもなぜか赤くなってる。

そうか、分かった。

私は、一人で納得した。なんでこんなにもこんなにもこの人が気になるのか。

私は、にこちゃんを微笑みながら見た。

にこ「何よ。そんな顔で見て。」

にこちゃんは顔が赤いまま少し強く言ってきた。

いつもの、明るいにこちゃんじゃなくて、クールな方のにこちゃんでだ。

けど、そんなの関係ない。

私は、この人に恋をしてしまったからだ。

相手が女性なのは分かってる。とても大事にしたいと思ってる。

この答えにたどり着くまで1日かかったけど、気づいてからはなんか軽くなった。

真姫「別になんでもないわよ。」クルクル

私は少し顔を外した。

きっと顔も赤くて、変に笑ってると分かるから。

にこ「そう。真姫ちゃんこのあと暇?」

にこちゃんが笑顔で聞いてきた。

私は、顔に力を込めて笑わないようにして

真姫「まぁ、暇だけど。」クルクル

と答えた。

にこ「そう。ならうちによっていきなさいよ。」

にこちゃんからの誘いに、すぐににこちゃんの手を取って

真姫「行く」

と答えた。

にこ「えっ。うん行きましょう//」

にこちゃんの顔がみるみる赤くなってる。

そこで、ようやく気づいて手を離した。

「あっ」

今何か聞こえた気がしたけど気のせいだと思う。

そして、私はにこちゃんの家に向かった。

 

 

真姫「ここがにこちゃんの家?」

にこ「そうよ。」

私はそう言うと建物を見上げた。

普通のどこにでもある二階建ての一軒家。

ガチャン

その間ににこちゃんは鍵を開けた。

にこ「さぁ入って。」

にこちゃんはそう言うと扉を開けた。

玄関は普通で右側に靴の収納がある。

玄関には、靴が4組あった。

大人の女性用と子供用が3つ。

けど、綺麗に整理されている。

にこ「何してるの?上がんなさいよ。」

いつの間にか、にこちゃんは靴を綺麗に揃えて中に入っていた

真姫「うん。お邪魔します。」

私はそう言って靴を脱いで中にはいった。

ダッダッダ

奥からどたばた音が聞こえて見ると小さい女の子が二人かけてきた。

「お姉さまお帰りなさい」

二人揃って言った。

よーく見ると二人ともにこちゃんにそっくりだ。

にこ「こら!こころ ここあお客さまの前よ少しは静かにしなさい。」

「ごめんなさい」シュン

二人は落ち込んでしまった。

にこ「別に怒ってないわよ。ほら、笑顔の魔法行くわよ。」

そう言うとにこちゃんは構えた。

真姫「あの構えは!」

すると、こころちゃんとここあちゃんも同じように構えた。

真姫「まさか」

私は小さく呟いた。

にこ「せーの

「にっこにこにー」

と三人は合わせて行った。

真姫『やっぱりそれかー』

私は心の中で突っ込んだ。

にこ母「あら、にこお帰りなさい。」

奥から大人の女性が出てきた。

なんだろう雰囲気がにこちゃんににてる。

にこ「ただいま、ママ!」

にこちゃんは笑顔で答えた。

そうかこの人がにこちゃんのママなんだ。

私が見つめていると、にこちゃんのお母さんがこっちを見た。

にこ母「あら、にこがお友達を連れてくるなんて珍しいわね。初めましてにこの母です。」

にこちゃんのお母さんは丁寧に挨拶をしてきた。

真姫「初めまして。西木野真姫です。」

私も、自然と丁寧な口調で挨拶を返した。

にこ「なんか真姫ちゃんいつもと違う」

横からにこちゃんの声が聞こえた。

真姫「別ににこちゃんのお母さんだからとかじゃなくて。」

私は何を言ってるんだろう。

にこちゃんや妹ズはポカンとこっちを見てる。

にこちゃんのお母さんはクスクス笑いながら

にこ母「面白い子ね。」

と言った。

私は顔が熱くなった。

とっても恥ずかしいわ。

私は下を向いてしまった。

にこ母「あら、ごめんなさいね。玄関のままじゃ話しずらいわよね。どうぞ中に入って。」

にこちゃんのお母さんはそういうと奥に手をやった。

私も軽く会釈をして奥に入った。

奥の部屋は四角い部屋の真ん中に長テーブルがある。奥には窓 右にはキッチンにつながる扉があってその向かいにはテレビが置いてある。

そしてテーブルには小さい男の子がプリンを食べながらこっちをみてる。

にこ「この子は弟の小太郎よ。小太郎挨拶は?」

にこちゃんが優しく言った。

小太郎「はじめましゅて」

といった。

真姫「初めまして」

私も挨拶を返した。

にこ「まぁ、真姫ちゃん適当なところに座って。」

にこちゃんはそう言うとキッチンに入ってた。

私はにこちゃんに言われた通りに適当なところに座った。

そしてにこちゃんのお母さんと妹ズが入ってきて座った。

にこちゃんお母さんがこっちを見てきた。

にこ母「でも本当にうれしいわ。」

にこちゃんのお母さんが笑顔で言ってきた。

私は、不思議に思った。友達が珍しいって?

そう思うとにこちゃんのお母さんが昔を思い出すような顔になった。

にこ母「にこはね。昔から友達を連れてこようとしなかったのよ。

でも、よく学校での話をしてくれたんだけど去年からかしら学校の話もしなくなって。

そして、にこが適性があると軍に呼ばれた。」

そこまで言うと、にこちゃんのお母さんが悲しそうな顔になった。

真姫「あの、、反対はじゃなかったんですか?」

私は素直に思ったことを聞いた。

私の家は、昔から軍とのかかわりがあって、その上私に適性があるとわかると両親は反対はしなかったけど心配してくれた。

けど、私は自分から志願した。

少しでも両親のためになりたくて。

そのことを決めたとき両親は悲しそうな顔をしたけど、後悔はしていない。

だって、そのおかげで皆に会えたんだから。変わることができたんだから。

私は昔のこと思いだした。

にこ母「最初は反対したわ。だってあの子が戦争になんか参加させたくなかった。けどあの子は、私たちの反対を押し切って志願したわ。」

そういったとき悲しそうだったけど、すぐに笑顔になった。

真姫「どうしたんですか。」

私は聞いてみた。

にこ母「でもね、あの子が最近になってからは電話で楽しそうなの。昔は何があっても話さない子だったのに最近は相談までしてきて。それに帰ってきた時もあの笑顔を見るのは久しぶりだわ。」

にこちゃんのお母さんは笑顔で話した。

そうかにこちゃんも変わったんだ。

私は微笑んだ。

にこ「ほらお昼ができたわよ。みんな手伝って。」

ちょうど、にこちゃんが料理が完成したらしくキッチンから声が聞こえる。

「はーい」妹ズが元気よく返事をしてキッチンに向かった。

真姫「なら私も」

私はそういって立ちあがろうとするとにこちゃんのお母さんが

にこ母「真姫ちゃんはお客様だからゆっくりしてて」

と止めてキッチンに向かった。

あれ、私自己紹介したっけ。

私は顎に手を置いて考えているとキッチからみんなが帰ってきた。

にこ「オムライスだけど大丈夫よね。」

にこちゃんはオムライスをテーブルに置くとこっちをみてきいてきた。

真姫「大丈夫よ。ありがとう。」

私は素直にお礼を言ってテーブルについた。

そしてみんながテーブルに着くと手を合わせて

「いただきます」と揃えて言った。

パクッ

私は一口食べた。

真姫「美味しい」

私は素直に思ったことを言うとにこちゃんがこっちを向いて

にこ「当たり前でしょう。誰が作ったと思ってるのよ。」

とスプーンを立てて言ってきた。

でも否定はできない。

このちょうどいいぐわいにトロットした玉子に

それに程よくマッチをしたチキンライス。

しかもこのチキンライス、子供が苦手そうな野菜が入っているのにその独特の味を感じさせないこの味付け。

私は、また一口 口に運んだ。

そして、みんなといろんな話をしながら食べた。

ここあ「真姫お姉ちゃん食べるの早いね」

とにこちゃんの妹のここあちゃん?が言ってきた。

私は自分のお皿を見ると確かに食べ終えていた。

すごい久しぶりの感覚だった。

御飯がこんなに楽しいなんて久しぶり。

私は微笑んだ。

にこ「真姫ちゃんじっとしてて。」

にこちゃんはそういうと顔を近づけてきた。

真姫「何よ//」

にこ「いいから」

にこちゃんがどんどん近づいてくる。

私は目を強くつぶった。

頬にやわらかいものがあたる感触がある

にこ「ほら取れた」

にこちゃんがそういうと私は目を開けた。

にこちゃんはティッシュを手に持っている。

真姫「へっ?」私は何があったかわからなかった。

にこ「いや、顔にご飯粒がついてたから取ってあげただけよ。」

にこちゃんが言うと私は理解して顔が赤くなった。

にこちゃんの妹たちもこっちを見てる。

恥ずかしい

私はそう思った。

にこちゃんのお母さんは微笑みながらこっちを見てる。

「ごちそうさま」

妹たちも食べ終わったのだろうか声が聞こえた。

にこ母「にこ、片付けは私がやっておくからあんたは息抜きしなさい。」

にこちゃんのお母さんはそういうと食器をもってキッチンに消えていった。

にこちゃんもキッチンに追いかけていった。

にこ「ママ、今日は私がやるって言ったじゃん」

にこちゃんの声が聞こえる。

けど、それは怒ってる声じゃなくて甘えているような声だ。

普段のにこちゃんみたいじゃないみたい。

私は新鮮な感覚になった

にこ母「いいのよ。私はその気持ちだけで嬉しいんだから。それよりお友達と遊んできなさい。」

にこちゃんのお母さんの優しい声が聞こえる。

そのあと、にこちゃんがキッチンから出れ出てきた。

にこ「もう、ママったら。今日は私がやるって言ったのに。」

にこちゃんはそういったけど嬉しそうだ。

その間、私は妹ズになつかれたらしく、仲良く4人で遊んでいる。

にこ「ごめんね真紀ちゃん。それにしても」

にこちゃんはそういうと笑みを浮かべた。

真姫「何よ?」

にこ「いや真姫ちゃんの新しい一面が見れたなって」

にこちゃんはそういうと笑顔になった。

私はまた赤くなった。

って私今日何回赤くなってんのよ。

自分に突っ込んだ。

そのあとはにこちゃんと、妹たちと遊んだ。

 

にこ母「にこなんか鳴ってるわよ。」

私はにこちゃんのお母さんの声で目が覚めた。

どうやら寝ていたらしい。

にこ「どうしたのママ?」

にこちゃんも寝ていたらしい。私は起き上がると妹たちも寝ていた。

にこ母「携帯が鳴っているわよ。」

にこちゃんのお母さんが言うとにこちゃんは形態をとった。

私たちのμ's専用の携帯。

にこちゃんはピンクで私は赤だ。

にこちゃんは携帯を取るとこっちを見た。

真姫「どうしたのにこちゃん?」

私はただならぬ予感がしてにこちゃんに聞いた。

にこ「私もよくはわからないけど。緊急のよ。」

にこちゃんに言われて私も自分の携帯を見た。

私のにも来てる。

私たちは特別部隊だけにこんなのが来るなんてよっぽどだわ。

私はにこちゃんを見て互いにうなずく。

にこ母「また行くの?」

にこちゃんのお母さんが心配そうに聞いてきた。

 

にこ「ごめんなさいまま。でも私行かなきゃ。」

にこちゃんはお母さんに決意に染まった顔で言った。

にこ母「そう。でも気を付けてね」

にこ「うん」

この短い会話だけで伝わっている。そんな感じがした会話だ。

そしてにこちゃんはこっちを向くと

にこ「行こう真紀ちゃん」

と手を差し出してきた。

私はその手をつかむと

真姫「もちろん」

と答えた。

そして私たちは、にこちゃんのお母さんにお礼を言って基地に向かった。

その間は手を握って。

 

続く

 

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