音ノ木坂学院屋上
ヒュー
私は屋上に出ると少し涼しい風が吹いてきた。
それに対して一瞬目をつぶったがすぐに目を開けて屋上から街を見渡す
穂乃果「綺麗!」
私は素直に感想を口にする。
今の時間はちょうど太陽が昇る時間だ。
私の目の前には太陽が姿を見せ始めている。
「本当に綺麗ですね」
私が景色に目を奪われていると、後ろから声が聞こえた。
私が振り返ると皆がこっちを見ている。
穂乃果「海未ちゃん!みんな!」
私は驚いたけど、すぐにうれしい気持ちになった。
だって、みんなでこの景色を見ることができたんだもん。
そう思っていると皆が私の隣に並んで外を眺めた。
私も、もう一度外の景色を見始めた。
希「本当にきれいや。」
希ちゃんの声が聞こえたがそれはとても悲しそうな声。
私は希ちゃんの方を見るとやっぱり悲しそうな顔をしている。
きっと、絵里ちゃんのことを思い出しているんだと思う。
にこ「希!そんな顔をしないの。ほら早起きは三文の徳っていうじゃない。きっといいことがあるわ。」
にこちゃんは希ちゃんの方を向いて笑顔で言った。
希ちゃんもにこちゃんの方を向いて
希「にこっち。そうやね、きっといいことがあるよね」
と笑顔で言った。
それを見ていた周りのみんなも笑顔だ。
ことり「くしゅん」
ことりちゃんがくしゃみをした。
確かに少し長く居すぎたかな、私も寒くなってきた。
穂乃果「中に戻ろうか」
私が提案すると皆がうなずいて中に戻っていく。
中に戻ると皆は目が覚めてしまったのでちょっとした雑談をし始めた。
ガチャ
皆で話していると、ことりちゃんのお母さんが入ってきた。
ことり母「皆さんおはようございます。ごめんなさいね、こんなに早くから」
ことりちゃんのお母さんはそういうと私の方を見る。
ことり「穂乃果ちゃんがどうかしたの?お母さん」
ことりちゃんが、お母さんに聞いている。
ことり母「ええ。穂乃果さん一つお願いがあるんですが今いいですか?」
ことりちゃんのお母さんが真剣な顔で聞いてきた。
穂乃果「わかりました」
私はすぐに返事を返した。
ことりちゃんのおかあさんは「ありがとう」というと部屋から出ようとする。
海未「私たちもついて行っていいでしょうか」
海未ちゃんがことりちゃんのお母さんに聞いた。
ことりちゃんのお母さんは振り返り
ことり母「ええ大丈夫よ。」
というと部屋から出た。
私たちはそのあとを追った。
音ノ木地下基地 捕虜室
ここは私たちの基地の捕虜室だ。
部屋の中には今まで捕まえた敵だった人たちが入っている。
けど、みんなは静かに部屋の奥に座っていた。
そして、奥の方に行くと真姫ちゃんのお父さんが何か資料を見ていた。
その隣には、赤髪の女性が立っている。
真姫「パパ!ママ!」
真姫ちゃんが二人に気付くと声を掛けた。
二人も真姫ちゃんの声が聞こえたのかこっちを向いて微笑んでいる。
この人が真姫ちゃんのお母さんか綺麗な人だと思う。
私がそう思っていると、いつの間にか真姫ちゃんは駆け出していて二人のもとに向かっていた。
そして、真姫ちゃんはお母さんに抱きついた。
真姫「ママ。急患だって言ってたのに何でここにいるの?」
真姫ちゃんがお母さんに抱き着きながら聞いている。
普段の真姫ちゃんからは思えないほどの甘えた声でだ。
真姫母「ごめんね真姫ちゃん。」
真姫ちゃんのお母さんが明るく言った。
何だろう、真姫ちゃんとは全く逆だ。
そう思ってるとことりちゃんのお母さんが二人に近づいてく。
ことり母「西木野さん状態はどうですか?」
と質問をした。
二人は親の顔から仕事の顔?になる。
そしてこっちを向いた。
真姫父「ええ。状態は良好です。危険もありません。もう、自由にしても大丈夫でしょう。」
ことり母「そうですか。では出してあげてください。」
ことりちゃんのお母さんがそういうと、真姫ちゃんのお母さんが目の前の扉を開けた。
にこ「大丈夫なの?」
にこちゃんはそういって顔を強張らせた。
確かに、ここは敵を閉じ込めていた場所だ。心配がある。
そう思っていると、扉から青年が出てきた。
穂乃果「この人は!」
この人は、雪穂を襲った人だ。
けど、なんだろう今は危険な感じがしないし顔色も明るい。
真姫母「お疲れさま。大丈夫?」
真紀ちゃんのお母さんはそういってその人に近づく。
青年「大丈夫です。ありがとうございます。」
青年はそうお礼を言った。
ことり母「ごめんなさいね。大丈夫そうとはいえ、一応敵だったからこうするしかなかったの」
ことりちゃんのお母さんはそう青年に言った。
すると青年は笑顔で
青年「分かっています。自分はあなたたちに銃を向けましたので当然だと思います。しかしこんな私でも、助けていただいた上、面倒を見てもらい感謝の言葉しかありません。」
といった。
本当にあの時の人なのか私は茫然としていた。
青年は私に気付くと近づいてくる
青年「あなたは!あの時はご迷惑をおかけしました。あの方にも迷惑をおかけしました。」
あの方、たぶん雪穂のことだと思う。
青年「しかし、あなたのお陰で私はまた戻ってこれました。世界は違いますが今は縛られてません。あなたのお陰です。ありがとうございました。」
青年はそういうと深く頭を下げた。
穂乃果「えっ!一体どういうこと?」
私は意味が分からずあたふたした。
真姫母「彼はあなたのお陰で元に戻ったのよ。そして今は日常生活を送れるくらいまでに回復したの。」
といった。
そこで何とか理解した。
そっか、この人は助かったんだ。
私は笑顔になった。
私が戦って敵も救うことができているって知ったから。
ことり母「それで、お願いは」
ブーブー
急にアラートが響いた。
私は皆を見る。
私達は、青年を真姫ちゃんのお父さんとお母さんに任せて格納庫に向かった
格納庫
私たちは格納庫につくとすぐに出撃できるように機体に乗った。
穂乃果「あれ、ソールがいない」
私はいつもそばにいるソールがいないことに気付いた。
真姫「フレイアもいないわ」
凛「リルもにゃ」
通信を聞くとどうやらみんなもいないらしい。
今はそんなことは関係ない、敵が来てるんだもん。
未来「皆さん聞こえますか。敵は海上に多数確認されています。うち新型が2機確認されています気を付けてください。」
未来さんの声が聞こえると発信の合図が出た。
私はレバーを強く握る。
穂乃果「ソール私は来ると信じてるから。」
そして私は目の前のモニターを見る。
穂乃果「高坂穂乃果 ソールnext 行きます」ブォーン
装備 光 可変式銃
ことり「南ことり ディオネnext 行きます」ブォーン
装備 長距離型ライフル ハンドガン ナイフ
海未「園田海未 カリューnext 出撃します」ブォーン
装備 青海 ナイフ×10
凛「星空凛 リルnext 行くにゃー!」ブォーン
装備 小太刀 ハンドガン
花陽「小泉花陽 ガイアnext ぃいきましゅ」ブォーン
装備肩装備型キャノン マシンガン ナイフ
真姫「西木野真姫 フレイアnext 行きます」ブォーン
装備 マシンガン×2 ブレード
希「エリチ絶対に助けるから
東条希 セレーネ 行くで」ブォーン
装備 マシンガン 拡散バズーカ ブレード
にこ「絵里!希を悲しませてんじゃないわよ!
矢沢にこ テュケ 行くわ!」ブォーン
装備 中距離ライフル ハンドガン×2 ブレード
私たちは飛び出して少しすると遠くに黒い塊が見えた。
にこ「何よ!あの数は!」
敵が見えるとにこちゃんが驚きの声を上げた。
にこちゃんだけじゃないほかのみんなも言葉を失っている。
穂乃果「みんな、しっかりして私たちがやらないと誰がみんなを守るの!」
私は大声で叫ぶ。
みんなも正気に戻ったらしく、「そうだね」とか聞こえてきた。
私はもう一度敵にモニターを合わせた。
すると、見覚えがある機体が先頭を飛んでいた。
穂乃果「あれって!希ちゃん!」
私は希ちゃんに向かって声を出した。
希「あれはエリチが乗っていった機体や!」
希ちゃんも気づいたらしくて声を上げた。
凛「本当なの希ちゃん?」
凛ちゃんが聞いた。
希「本当や。・・・みんなお願いがあるんやけど」
希ちゃんが真剣な声で言ってきた。
海未「なんでしょうか?」
海未ちゃんが聞き返す。
私は何となく予想がついたから、黙って見守る。
希「エリチの相手はうちだけにやらしてくれへん?」
やっぱり予想通りの答えが返ってきた。
けど、みんなは誰も反対しなかった。
にこ「希しっかり絵里を連れ帰ってきなさい。」
真姫「援護は任せて思いっきり戦いなさい」
花陽「絶対に二人で帰ってきて下さいね。」
凛「希ちゃんなら大丈夫にゃ」
ことり「誰もそっちにはいかせないから絵里ちゃんをお願いね。」
海未「あなたなら大丈夫ですよ。だから頑張ってください。」
皆が思っていることを希ちゃんに伝える。
穂乃果「希ちゃんならぜーたい大丈夫!ファイトだよ!」
私が最後に言うと希ちゃんは「ありがとう」と言って私達から離れていった。
そして、絵里ちゃんの機体も希ちゃんを追いかけて行く。
穂乃果「さあ、私たちも行こう!」
「はい」
私の掛け声の後にみんなが続いてくれた。
すると、敵の新型機からオープン回線で通信が入った。
「今度こそ、倒してやる」
この声、聞き覚えがある。
海未「この声は英玲奈ですね。新型に乗っているとは。」
海未ちゃんが教えてくれた。
あの機体は、私を恨んでいると。
穂乃果「なら、私が相手をしないとね。」
私はそういって、みんなとは別に飛んだ。
海未「穂乃果!一人では危険です」
海未ちゃんはそういって私を追いかけてきた。
英玲奈さんも私を追いかけてきた。
にこ「ちょ!あんたたち!」
二人は飛んで行ってしまった。
皆は、茫然としているらしく声が聞こえない。
にこ「ほらみんなしっかりしなさい。敵たちは待ってくれないわよ。」
それを合図に敵の攻撃が飛んできた。
私たちは散開してその攻撃をかわす。
にこ「いきなり撃ってくるなんて空気読めないわね。そんな人はお断りよ」バーン
私はそういいながらライフルを撃つ。
ドーン
敵は見事に敵に当たったけど全然意味がない
にこ「一体、何機いるのよ」
私はそういいながらライフルを撃つ
ことり「えーとざっ500とかな」
ことりが少し笑いながら答えた。
にこ「そんな絶望的数字を言わなくていい」
私は大声を上げた。
ことりはごめんと言いながら射撃を行っている。
けど、敵はこっちの100倍、勝てるのかしら。
花陽「当たって」ドン
ドーン
真姫「くらいなさい!ブレードショット!」
シュンシュンシュン ドーン
ことり「ツバサよ飛んで行って。」
ピュンピュンピュン
ことり「ウインドショット。」
ドドドドーン
皆強くなってる。私もうかうかしてられないわね。
にこ「?」
あれ、数が足りない。ことりに 花陽 真姫ちゃん・・・凛がいない
私が凛を探していると、敵の中心から爆発が起きた。
そして、そこからリルが出てきた。
凛「まだまだにゃ!」
凛がそういうとまたリルが消えた
にこ「一体どうなってんの」
私は混乱した。
ドドド
にこ「うゎ」
敵はそんな隙を見逃さずに撃ってくる。
ドーン
私に撃ってくる敵をことりが落としてくれた。
にこ「ありがとう。こと 後ろ!」
ことり「えっ」
ことりのうしろに敵がブレードを振り下ろそうとしていた。
カキーン
ギリギリの所で真姫ちゃんのシールドが間に合った。
ダダダ
それを真姫ちゃんが撃ち落とした。
真姫「大丈夫ことり」
真姫ちゃんがことりに近づきながら聞いた。
ことり「ありがとう真姫ちゃん」
ことりもそういいながらライフルを撃つ。
凛「かよちーん」
凛が敵集団から帰ってきた。
花陽「凛ちゃん無理しすぎだよ。」
花陽はそういいながら歌力の塊を凛に撃った
それがリルに吸い込まれる
凛「エネルギー満タンにゃ。」
凛がそういうとミサイルが飛んできた。
花陽「海さんお願い」
花陽がそう叫ぶと海が大きく盛り上がって水の壁ができた。
ミサイルはそれにあたって爆発する。
その間にみんな息を整える。
にこ「ことり敵の数は?」
私はどうしても気になってしまってことりに聞いた。
ことり「えーとあと390かな」
あんだけ落としたのにまだ約四百。
私は、ため息をついた。
皆も、暗くなっている。
敵は水柱がなくなるとまた撃ってきた。
にこ「少しは待ちなさいよ。」
そういいながら撃つ。
にこ「どうすればいいの。皆も暗くなっていくし。」
私は、何か対策を考えながら打ち返す
キュイーン
にこ「なに!」
?「たく。何やってんのよ」
聞き覚えがある声が聞こえた。
にこ「あんたはまさかテュケ?」
私は彼女に聞いた。
テュケ「そうよ。たく、本当に私なの?私なら思い出しなさい。何で戦っているか。」
彼女にそういわれて考えた。
私が戦っている理由。
最初は破れかぶれだった。特に目的もなく。
けど最近になって気づいた。
街の人の笑顔に、この笑顔が私たちが守っていると思うと絶対に守りたいと思った。
そして、みんなを笑顔にしたいと思った。
にこ「笑顔!」
思い出した。私は、アイドルになりたいんだ。アイドルなって皆を笑顔にしたい。
テュケ「思い出した。なら、今のみんなは笑顔?」
彼女が聞いてきた。
にこ「違うわ。笑顔じゃない。」
テュケ「ならだれが笑顔にするの。」
そんなの決まってる。
にこ「私以外にありえないわ」
キュイーン
にこ「いくわよ」
にこテュケ「nextドライブ起動」
キュイーン
ブォーン
真姫「にこちゃん!危ないわよ」
真姫ちゃんの声が聞こえる。
私は、少し微笑みながら「大丈夫」と答える。
にこ「さぁ、みんな。にこの歌と踊りで笑顔になりなさい!」
私はそういうと歌力の塊を至る所に飛ばした。
敵は待ってくれるわけもなく打ってきた。
けど、私はその銃撃音 弾の音を曲だと思って歌い踊りだす
ピュンピュン
私は踊りながら弾をかわす
そして両手にハンドガンをもって
にこ「さぁ行くわよ」
私は踊りながら銃を撃った。
それは敵を狙わないで撃った弾。
カンカン ドーン ドーン
弾はさっき飛ばした塊に当たり跳ね返りながら敵を狙う。
しかも、弾に歌力を纏わせているので敵を貫通する。
ことり「すごい」
花陽「綺麗」
二人は見とれていた。
真姫「確かにきれいだけど、何でにこちゃんや私たちには当たらないの?あんなに予測もできないような弾なのに」
確かに真姫ちゃんの言う通り。この技は、敵味方関係なく当たってしまう攻撃。
にこ「この子の力よ。幸運を呼ぶんじゃなくて。幸運を作る力。だからあなた達には絶対に当たらないわ。」
私はそういいながら踊り終える。
にこ「嵐の踊り(ストームダンス)ありがとうございました。」
するとみんなから明るい声が聞こえた。
良かった、みんなが笑顔になって。
にこ「ことり残りは」
私はことりに聞いた。
けどそんな必要はなかっただって敵はもう数えるほどしかいなかった。
ことり「あと10機だよ」
ことりがそういうと
にこ「いくわよみんな」
そういうと、みんなからは明るい声が聞こえた。
希サイド
うちはみんなと離れて戦っとる。
カンカン
剣と剣が交わる音が響く。
希「エリチ目を覚ますんや」
うちは必死に大声で叫んだ。
絵里「無駄だ。こいつの精神は奥に沈んでいる。もう呼び起こすこともできん。」
エリチの声やけど違う。冷酷なアルテミスの声がいう。
希「あんたやない!うちはエリチに言ってるんや。エリチの声でしゃべるな!」
うちは叫ぶと距離を取ってマシンガンを撃つ。
ダダダ
けど敵は、それをすべてかわす。
希「なら」
うちは能力を使って先読みして撃つ。
だけど、敵はそれをすべてかわした。
希「なぜや。見たのと違う動きをしとる。」
うちは戸惑った。
絵里「ほう。未来予測か結構厄介な能力だな。しかし、私には効かないんだよ。」
ひゅん
エリチはそういうと消えた。
希「どこや!」
うちは未来を読んだ。
左から剣を振り下ろしてくる。
うちは、右に飛びながら左に銃を構えた。
しかし、構えた先には何もなかった。
希「いない」ガーン
つぶやいた瞬間、ものすごい衝撃で飛ばされた。
うちは何とか体制を立て直す。
絵里「だから言ったろ。私には効かないと。」
敵は腕を組みながら言ってる。
うちは、強くレバーを握ってペダルを踏んだ。
ブォーン
絵里「まったく。無駄だとわかっていて、向かってくるか。」
エリチはそういうと向かってきた。
お互いが剣を振る。
パッキーン
重なった時にうちの剣が半分に切れた。
ガーン
そして、そのまま回し蹴りを喰らって吹っ飛ばされた。
希「くっ、まだや」
うちは剣を捨てて敵をにらむ。
絵里「わからんな。なぜこんなにもこの娘にこだわる。」
エリチが疑問の声で聴いてきた。
うちは、少し笑う。
希「そんなの決まっとる!エリチはうちにとって一番大切な人や。うちが初めて心を許せた相手や。」
うちはもう止められない。
希「エリチといると楽しいし落ち着く、けどそんなのは関係ないんや、うちはただエリチと一緒にいたいんや」
うちは大声で叫ぶ。
まだまだ言いたいことはたくさんあるんやけど、そんなのは言葉にしたらたぶん足りん。
そこまで、思ってうちは気づく。
そうや、そうだったんや。
希「うちは、エリチが好きや。ずっとに一緒にいたいと思ってるやー!」
キュイーン
その時、セレーネが反応した。
うちに力を貸してくれるんか?
そう思った時、うちに似た姿の女性が現れた。
セレーネ「もちろん貸すに決まっとる。エリチを助けよう」
セレーネだとすぐにわかった。
うちはうなずくと、息を吸った。
希セレーネ「nextドライブ起動」
キュイーン
絵里「なんだ!この光は」
エリチはいきなり目の前が光ったので驚いてる。
希「そうやったんや。この子の能力は未来予測やない」
うちは、この子の力の意味を知って微笑んだ。
絵里「形が変わってる!しかし、そんなことで」
ヒュン
そういうと、またエリチが消えた。
しかし、今のうちにはわかる。
うちは上に向かってマシンガンを撃つ
ダダダ
絵里「何!」
エリチは急旋回してかわした。
絵里「なぜだ!」
敵は焦っていると声を聞いただけでわかる。
この子の本当の能力は相手の深層心理まで入り込んで読み、動きを先読みすること。
今までは浅いところだったからきちんと読めなかったってことや。
希「今確かに聞こえた。今のこの子なら助け出せる。」
うちは敵に集中する。
希「エリチ帰ってくるんや」
キュイーン
うちが叫ぶとコアが反応した。
絵里の精神
絵里「ここはどこ?」
私はあたりを見渡したけど何もない。
ただ、闇が永遠に続いている。
絵里「そうだったわ」
私は思い出した、亜里沙を助けるために体を差し出したこと。
そしていつの間にかこの闇の世界にいた事。
・・・・・
どれくらい時がたったんだろう。
1日?1年?
もう時間間隔がわからなくなっていた。
絵里「何で私ここにいるんだっけ」
考えたけどすぐにやめた。もう何も思い出せないんだもん。
けど、なぜか一つだけ覚えていることがある。
おそらく人だとは思うけど名前が思い出せない。
けど、その人はいつも笑顔で話しかけてくれる。
その人といると楽しい。
その人といるととても暖かい。
私はその人を思い出すたびに気力がわいてきた
絵里「そうだわ。まだ、助からないわけじゃない。希望を捨てちゃいけないわ」
私は握りこぶしを作った。
希望?
私は、不思議に感じた。その言葉、漢字を思い出すと懐かしく感じる。
いやそうじゃない、希望の感じに見覚えがある。
その時、彼女との記憶がよみがえった。
絵里「の ぞ み。そうよ!希よ!」
私はうれしくなった。思い出したからじゃない
彼女のことを忘れなかったからだ。
そう思っていると、上から光が差した。
希「エリチー」
その光から希の声が聞こえる。
私は、その光に向かって飛んだ。
すると、私の体はその光に吸い込まれていくように上がっていった。
絵里「希ー!」
私も力の限り叫んだ
。そして目の前が光に包まれる。
絵里「希ー!」
聞こえた、確かに聞こえた!
うちの目からはたくさんの涙が流れた
私は気が付くと知らないコックピットにいた。
絵里「ここはどこ?」
私はモニターを見る
そこにはセレーネの姿がある。
絵里「希!希なの?」
私は叫んだ。
希「エリチ帰ってきたんやな」
希が嬉しそうに答えてくれた。
私はハッチを開けた。
そしたら希も近くに寄ってくれて手を平を向けてくれた私はその上に飛び乗る。
そして、希もハッチを開けて近づけた。
絵里「希!」
希「エリチ」
私は希に抱き着く。希も抱き返してくれた。
希「エリチお帰り。エリチにしてはえらいお寝坊さんやな」
希が涙をためながら笑顔で言ってきた。
私も涙を溜めながら答える。
絵里「ただいま希。少し寝坊しちゃった」
そしてお互いに、少し笑いあった。
アル「なぜだ。なぜ、戻ってこれた。お前は精神の深いところに沈めたはずなのに」
無人の敵の機体が動き出して、声が響いた。
絵里「それは希がいたからよ」
私は敵に向かきなおして言った。
絵里「希はどんな所にいても私の中から消えなかった。私を励ましてくれた。そして現実でも私を読んでくれたの」
私は敵に向かって強く言った。
アル「そんなバカなことがあってたまるか!」
敵は叫んだ。
未来「希さん今からリアを飛ばします。」
希「えっ」
後ろから未来さんの声が聞こえた。
するとすぐにリアが飛んできた。
リアはセレーネの隣に浮遊すると、ハッチが開いた。
どうやらオートパイロットで飛んできたらしい。
私は、そのままリアに乗り込んだ。
希「エリチ大丈夫?」
希から通信が入った。
私は微笑みながら
絵里「大丈夫よ。今まで休んでたぶん体動かしたいの」と答える。
私は目の前の敵に集中をする。
絵里「さて、綾瀬絵里 リア 行こうかしら」ブォーン
私はそういうと敵に向かって飛んだ。
装備ブレード ハンドガン
アル「私の計画を壊されてたまるか!」
敵は叫ぶと剣を振ってきた。
私も剣で受ける。
絵里「まだまだ!」
私はそのままけりを入れた。
アル「くっ」
敵は体制を立て直す。
けど私は間髪入れずに、氷の矢を放つ。
敵は、それを剣で防いだ。
絵里「やるわね」
キュイーン
その時コアが反応した。
リア「調子いいわね。」
すると、金髪の女性が話しかけてきた。
絵里「ええ、だってうれしんですもん。また希と会えて」
私は笑顔で言った。
リア「なら大丈夫ね。」
絵里「ええ。私を変えてくれた、希のために行きましょうか」
絵里リア「nextドライブ」
キュイーン
私は叫ぶと敵に近づく。
アル「くそがー」
敵は叫びながらミサイルを飛ばしてきた。
私はそれに対して腕を振った。
すると、冷気の塊がそのあとをなぞるように飛んで行ってミサイルを凍らせた。
アル「何!」
敵はすぐさま切り替えて剣で向かってきた。私はそれを剣で受ける
絵里「知ってる?私の剣には」
私はそういうと敵の剣を凍らせた。敵は慌てて剣を捨てて逃げようとする。
絵里「逃がさないわよ」
私がそういった時、空から雪が降った
希「雪?」
希が不思議そうに声を上げた。
アル「なんだこれは!」
敵が叫んだ。敵の機体はいたるところが凍っている。
この雪は、私の歌力で作った雪。
そして、私が敵と認識している者に触れるとその部分が凍っていくの。
そして、この雪はここら周辺に降らしている。
避けることができない攻撃。
そう思ってると、敵は全体が凍っていた。
アル「動け!」
敵は動かそうとしているけど凍っていて動けない。
絵里「人が乗ってないなら遠慮はしないわ。」
私はそういうと、剣に氷を纏わせた。
絵里「砕け散りなさい!」
そして、私は敵を切った。
ドーン。
中までは凍っていないので爆発が起きた。
アル「くそ。覚えいろ。」
機体から出た黒い歌力はそう叫ぶとどこかに飛んで行った。
私はそれを見送ると、後ろから希が近づいてきた。
希「エリチお疲れさま」
希が笑顔で言ってくれる。
私はその顔を見てるだけでいやされて、暖かくなった。
絵里「ありがとう希。私が返ってこれたのはあなたのお陰よ。」
私は微笑みながら言った。
そして私は、すぐに遠くに見えている戦闘をモニターの中心にした。
絵里「希行きましょう。皆を援護するわよ。」
希「了解。ほな行こうか」
私が言うと希は答えてくれて私たちは、穂乃果たちの所に向かった。
続く