μ's戦記 歌の力   作:スバルf

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気持ちは一つ 天使の誕生

穂乃果「はぁぁ!」

私は英玲奈さんに光を降り下ろす。

カーン

英玲奈さんもそれを刀で受ける。

海未「こちらががら空きです。」

海未ちゃんが反対側から青海を振る。

英玲奈「甘いぞ!」

カーン

穂乃果海未「!」

英玲奈さんは小太刀で海未ちゃんの刀を受けた。

ビュン

そして、そのまま体を回転して刀を受け流して、勢いを殺さずに回し蹴りをしてきた。

海未「キャー」ガーン

喰らった海未ちゃんは蹴り飛ばされる。

穂乃果「海未ちゃん!」

英玲奈「余所見する余裕があるのか?」

ビュン

いつの間にか横に回っていた英玲奈さんは二刀を降り下ろす。

穂乃果「ぐっ。キャー」ガーン

私は光で受けようとしたけど、受け止められずにそのまま飛ばされた。

私は何とか立て直して、英玲奈さんを見たときには、英玲奈さんは構えていた。

英玲奈「くらえ、静黒波!」

英玲奈さんの刀から飛ばされた黒い斬撃が私の方に向かってくる。

私はよけられないと悟り、構えた。

穂乃果「光迅波!」

前に放った時よりしっかりとした斬撃波を放つ。

お互いの斬撃波があたり消滅する。

英玲奈「甘い!」ビューん

英玲奈さんはいっきに近づいてきた。

まずい、私は光迅波の構えのまんまだ。ガードができない。

そう思っているともう目の前まで来ていた。

ビュン

英玲奈「!」シュン

英玲奈さんが刀を振ろうとしたときに横から歌力の矢が飛んできて英玲奈さんはそれをかわした。

海未「穂乃果!大丈夫ですか」

海未ちゃんの声が聞こえて海未ちゃんの方を見ると、弓を放つ体制になっていた。

穂乃果「海未ちゃんありがとう。助かったよ。」

私は海未ちゃんに対して明るくお礼を言った。

海未ちゃんは構えをやめて私の隣まで飛んできた。

海未「穂乃果、お礼を言うのはまだです。まず、英玲奈を何とかしないと。」

海未ちゃんが真剣な声で言う。

穂乃果「そうだね。」

私は海未ちゃんに返した。

けど、私の頬から冷汗が流れている。

実際、二人で戦っているのにまったく歯が立ってない。

英玲奈「この程度か?あの時のお前はどうした!」ブォーン

英玲奈さんはそう叫ぶと向かってきた。

海未「穂乃果、接近戦は私の方が得意です。援護をお願いします。」ブォーン

海未ちゃんはそういうと、刀を構えて向かっていった。

私は、その後ろから、ガンモードで援護射撃をする。バンバン

英玲奈さんは弾を刀で切り落とした。

海未「そこです!」

海未ちゃんはそのわずかなスキを見つけて切り込む。」

カーン

だけど、小太刀で受け止められた。

海未「やはり、小太刀の方が小回りが利きますか」

海未ちゃんは刀を重ねながら言った。

英玲奈「そうだ、しかもこっちにはもう1本あるぞ!」

英玲奈さんはそういうと刀を振り下ろす。

私はそれを止めようとしたけど、海未ちゃんがちょうど重なって撃てない。

戸惑っている間に刀は海未ちゃんに近づいていく。

カーン

英玲奈「何!」

英玲奈さんの驚きの声が聞こえた。

海未ちゃんは、左手に歌剣を作って刀を受け止めたのだ。

海未「あいにく、私も2刀流なので」

ガーン

海未ちゃんはそういうと、英玲奈さんが混乱してる隙に正面からけりを入れた。

英玲奈「くそ」

英玲奈さんは、何とか体制を立て直そうとしている。

海未「穂乃果!」

海未ちゃんからの声が響いた。

大丈夫、刀を止めたときから信じてたから。

今私の周りには歌力の塊が複数浮遊している。

穂乃果「いくよ!シャイニングシュート!」ドドド ダダダ

私は歌力の弾とガンの弾をいっきに放つ。

英玲奈「なんだと」

英玲奈さんは腕をクロスにして防御の体制を取った。

タタタ

英玲奈さんの目の前に歌力の壁があって直撃はしなかったものの、隙を作ることができた。

穂乃果「海未ちゃん!」

海未「分かっています。」

海未ちゃんは英玲奈さんに急接近をして刀を振る。

英玲奈「甘く見るな!」

英玲奈さんが構えをやめながら叫ぶと、衝撃波が飛んできた。

穂乃果「キャー」

海未「キャー」

私は何とか耐えたけど、海未ちゃんは私のところまで押し戻される。

そして、英玲奈さんを見ると、黒い歌力が機体からあふれている。

英玲奈「もう、いたぶるのはやめだ!アクセルドライブ!」ブーン

英玲奈さんがそういうと、黒い歌力が増えた。

穂乃果「海未ちゃん気を付けて。」

海未「穂乃果危ない!」

穂乃果「えっ」

私が海未ちゃんに話そうとした一瞬に英玲奈さんが目の前まで接近していた。

そして、もう刀を振り下ろそうとしている。

ガーン

穂乃果「うわ!」

海未ちゃんが私を蹴り飛ばしてくれたおかげで何とかかわすことができた。

けど、今度は小太刀を海未ちゃんに向かって横に振った。

穂乃果「海未ちゃん!」

海未「くっ!」

カーン

海未ちゃんは歌剣の長さを調整して何とか防いだ。

英玲奈さんは刀をそのまんま海未ちゃんに振ろうとした。

穂乃果「ライフルモード」バーン

私は、精密射撃で英玲奈さんの腕を狙った。

ブン シャキン

英玲奈さんは刀で弾を切り落とすと、刀を上に放り投げた。

穂乃果「何?」

そう思ったとき、英玲奈さんは海未ちゃんの腕をつかんでこっちに投げてきた。

海未「えっ!キャー」ブーン

穂乃果「海未ちゃん!」

ガーン

私は何とか海未ちゃんを受け止めた。

海未「すみません穂乃果助かりました。」

海未ちゃんからの声が聞こえる。

そうしてる間に、英玲奈さんは落ちてきた刀を手に取って、また静黒波を放ってきた。しかも今回は2本も!。

キュイーン

何?コアが反応した。

海未「穂乃果!」

海未ちゃんが私の名前を呼ぶ。

なぜかそれだけで、海未ちゃんの考えていることが頭の中に流れていく感覚だ。

穂乃果「やろう。海未ちゃん」

私はそういうと構る。

海未ちゃんも構えた。

穂乃果「いくよ!光迅波!」

海未「いきます!青海破!」

私たちは同時に斬撃波を放つ。

私たちの斬撃波は英玲奈さんに向かう途中に交わって大きな斬撃波となった。

そして、その斬撃は英玲奈さんの斬撃を2本とも砕き英玲奈さんに向かっていった。

英玲奈「なんだと!」英玲奈さんは斬撃を2本の刀で受け止める。

しかし、ここから見ても英玲奈さんはどんどん後ろに押されているのがわかる。

ドーン

斬撃波が爆発して、英玲奈さんが黒煙に包まれた。

穂乃果「どうなったの?」

海未「わかりません。しかし今ので倒したとは限らないでしょう。」

私はもう一度、気を引き締めると黒煙が晴れてきて英玲奈さんが見える。

穂乃果「嘘!あれだけやったのに」

海未「しかし、ダメージは与えています。」

英玲奈さんの機体は左腕がなくなっているだけで後は無傷。

そう無傷なのが気になる。

英玲奈「もうだめだ絶対に殺す。ギア3!」

英玲奈さんが叫ぶと機体の雰囲気が変わった。

海未「穂乃果気を付けてください。」

海未ちゃんが叫ぶと同時に英玲奈さんが視界から消えた。

穂乃果「海未ちゃんどうしよう。」

海未「穂乃果今は集中しないとやられますよ。」

海未ちゃんから返答が来たけど、わかる焦っていると。

ビュンビュン

英玲奈さんの風を切るだけの音が響いてる。

穂乃果「どこから来るの。」

私は音のする方向を何度も見るが何もない。

ガーン

海未「がっ!どこから」

海未ちゃんが何かを喰らっている。けど切られてはいないらしい。

穂乃果「海未ちゃん大丈夫?」

海未「何とか大丈夫です。しかし、今の攻撃は何かに殴られたような感覚でした」

海未ちゃんが話してくれた。

けど英玲奈さんは打撃武器はもっていなかったような。

穂乃果「海未ちゃんやってみたいことがあるんだけどいいかな?」

私は海未ちゃんに私の考えを話そうとする。

海未「穂乃果大丈夫です。その考えは伝わってきますやってみましょう。」

海未ちゃんは私が話す前に伝わったらしく答えてくれた。

私たちは背中合わせに立ち周りに歌力をたくさん浮遊させた。

海未「穂乃果無理しないでください、こんなにたくさんの歌力を使って」

海未ちゃんが心配そうに言う。

穂乃果「大丈夫、無理はしてないから。さぁ行くよ。」

私はそういうと、シャイニングシュートを全方向に放った。

英玲奈「!」

穂乃果「見えたよ!」

英玲奈さんはやっぱり、攻撃を受けるために立ち止まった。

海未「なんですかあれは!」

英玲奈さんの機体はさっきとは比べ物にならないほどの黒い塊が背中から出ている。

しかも切ったはずに左腕は歌力によって鞭のようなものが生えている。

穂乃果「海未ちゃん!」

海未「はい」

海未ちゃんは返事をすると弓を作った。

そして英玲奈さんに向かって構える。

右手には、歌力が集まって矢ができて引いている。

海未「いきます!ラブアローシュート!」ヒュン

海未ちゃんが放った矢は英玲奈さんに向かって一直線に飛んでいく。

英玲奈「なんの」

英玲奈さんは、刀で弾をはじきながら、左手の鞭で矢をつかんだ。

だけど、矢の勢いは衰えず、今も英玲奈さんに向かっている。

英玲奈「止まらない!」

英玲奈さんがつぶやく。

だけど、矢は一向に前に進まない。

穂乃果「どうしよう、穂乃果は撃つのでやっとだし、海未ちゃんは?」

私は海未ちゃんに聞いた

海未「私も、今ので結構歌力を使ったのでちょっとできません」

海未ちゃんの悔しそうな声が聞こえた。

その間にも矢は少しずつ軌道を変えられている。

穂乃果「どうしよう!」

私は、焦りのあまり叫んだ。

このままじゃ、歌力の反動で動けない私たちはやられる。

「わたしに任せて!」ジュオーン

その声が聞こえると歌力の塊が飛んで行って、矢を後ろから押した

英玲奈「なんだ!」

ビュン ドーン

見事に矢は英玲奈さんの左肩を貫いて後ろのブースターまで貫いた。

私は今の声の主を確かめようと飛んできた方向を見た。

海未ちゃんも私と同じように見る。

ほのうみ「ことり(ちゃん)!」

そこにはこちらに向かってくることりちゃんの姿があった。

ことり「二人とも大丈夫?」

ことりちゃんはこちらに向かいながら心配そうに聞いてきた。

穂乃果「うん!大丈夫。ことりちゃんのお陰で助かったよ。」

海未「ありがとうございますことり。おかげで助かりました。」

私と海未ちゃんが笑顔でお礼を言うとことりちゃんも笑顔で「良かった」っと言ってくれた。

英玲奈「よくも。よくも。」ブォー

英玲奈さんを見ると英玲奈さんの上にものすごい歌力の塊が集まっていた。

穂乃果「何あれ!」

私は驚きの声を上げた。

英玲奈「死ねー!」

そして英玲奈さんはその塊を私たちに向かって撃った。

ものすごい大きさでとても速く向かってくる。

海未「よけないと危ないです」

ことり「うんそうだね。」

まだ、若干距離があったから回避には間に合う。

二人は回避して私も回避しようとしたけどあることに気付く

穂乃果「ダメ!」

私は逃げずに目の前に歌力の壁を作った。

海未「穂乃果!何やってるんですか!」

ことり「早くよけないと危ないよ!」

二人の大きな声が聞こえる。

けど私は動くわけにはいかない。

穂乃果「ダメだよ。今私がよけたら、これはたぶん町まで飛んで行っちゃう。」

そう二人に言った。

この射線の先には町がある。この質量だと多分町まで届いちゃう。

ジュオーン

そう思っている間に攻撃が壁に当たった。

ジュジュ ジュ

何とか受け止めているけど長くはもたない。

穂乃果「諦めちゃだめなんだー!」

私はそう叫ぶとより壁に意識を集中した。

ジュジュ ジュ バリ

このままじゃ持たない!

目の前の壁は今にも壊れそうだ。

穂乃果「このままじゃ」

私あ悔しくて唇をかんだ。

すると両肩を誰かがつかむ感触が来た。

振り返ると、海未ちゃんとことりちゃんが私の肩をつかんでいた。

穂乃果「二人とも何やってるの危ないよ。」

私は二人に対して叫ぶ。

けど、二人は微笑んだ。

海未「何言ってるんですか。私たちがあなたを置いていくはずないじゃないですか」

ことり「そうだよ。前にも言ったでしょ。3人なら何でもできるよ。」

二人はそういうと、また歌いだした。そしてその歌力が私に流れてくる。

穂乃果「ありがとう二人とも。穂乃果もあきらめない」

私は二人に微笑みながらお礼を言うとまた意識を前に集中した。

絵里「3人とも何やってるの?」

今度は絵里ちゃんの声が聞こえた。

私たちはそっちを見ると皆がいた。

穂乃果「良かった。絵里ちゃん返ってきたんだ。」

私は明るく言った。

にこ「そんなことより早く逃げなさいよ。そんなの長く持たないわよ!」

にこちゃんの叫び声が聞こえる。

ことり「ダメだよ。私たちがよけちゃうと街が。音ノ木が!」

ことりちゃんが言うと皆が気づいたらしく、こっちに来ようとした。

海未「来たらだめです!」

それを海未ちゃんが叫んで止めた。

希「なに言ってるんや!みんなで止めれば止められるかもしれないやん」

希ちゃんの声が響く。

海未「あなたたちまでこっちに来たら誰があれを止めるんですか!」

海未ちゃんはある方向に向かって叫んだ。

皆がその先を見ると、新しい敵部隊がこっちに向かっていた。

花陽「嘘!あんなに!」

皆がそれに気づいたら絶句した。

穂乃果「そうだよ。皆が来たらあれはどうするの!穂乃果たちなら大丈夫だから。あれを止めて!」

私は叫んだ。

ベキベキ

その間にも壁は押されてどんどん壊れかかっている。

凛「でも・・」

凛ちゃんが悲しそうな声で言った。

皆の気持ちはわかるよ、この選択がとてもつらいこと。

けど、それを決めないと、みんなを守ることができないんだよ。

英玲奈「いい加減落ちろー!」

私が皆に言おうと思ったら、英玲奈さんが力を強めた。

海未「このままじゃ!」

ことり「持たない!」

穂乃果「まだだよ。私はあきらめない!」

パリーん

その時壁が壊れて、相殺できなかった歌力が向かってきた。

ドーン

 

歌力は穂乃果たちに当たり大きな爆発が起き、その周辺は黒煙に包まれている。

真姫「うそでしょ!」

真姫を含めてその場にいた全員が言葉を失っている。

そして涙を流し始めた。

英玲奈「ははは。やったぞついにやったぞ。」

その中で英玲奈の嬉しそうな声が響いている。

しかし、その声を聞いても誰も戦う気力がなくただそこに浮いているだけだった。

そして、敵部隊もどんどん近づき、最初は少し黒かったまとまりも、今はおおきな塊となっていた。

英玲奈「さて、次はお前たちだな!」

英玲奈はそういうと、残りのメンバーの方にとんだ。

ようやく、現状を受け入れたのかみんなは応戦しようと体制をとるが、あからさまに動揺しているのが目に見えてわかる。

そして、英玲奈がその距離を半分に詰めたとき

ジュォーン

英玲奈の行路の先に高圧縮の歌力の弾が通過した。

それによって行動が止まった英玲奈を含めその場の全員がその発射先を見た。

その先はさっきまで、穂乃果たちがいた所の黒煙の中からだ。

英玲奈「まさか!」

英玲奈が驚きの声を上げた。そして、μ'sのメンバーの顔に笑顔が戻っていく。

そして、黒煙が晴れていくとそこには、また姿を変えた3機の機体があった。

その姿は、背中から歌力で作られた翼が生えており、周りには綺麗で暖かい光が舞っている。

そして先頭のオレンジ機体がライフルを向けていた。奥には白と青の機体がこちらを見ている。

 

基地

ことり母「ことり」

基地のモニターではちょうど爆発が起き黒煙が待っている姿を映していた。

ことりの母はすぐに未来のもとにより、3人の生体反応を見る。

しかし、画面に移されている心電図みたいな図は横一線にしか動いていなかった。

それを見たことりの母は涙を流して足から崩れ落ちる。

そして、その場にいる全員が言葉を失い、暗い空気が漂った。

未来「これは!」

その中で未来の声が響いた。

ことりの母は何とか顔を上げて

ことり母「どうしたの?」

と力なく聞く。

すると、未来はすごい速さでことりの母の顔を見た。

ことりの母は驚きの顔になった。

未来「三人の歌紋の反応が生きています。」

その言葉を聞いた時にことりの母は顔に気力が戻った。

ぱっと立ち上がり、画面を見ると同時に今まで横一線にしか動いてなかったモニターが波を打ち始める。

そのこと知った全員の顔に明るさが戻った。

未来「三人の歌紋が完全に一致しています!」

未来が驚きの声を上げた。

ことり母「なんですって!」

ことりの母はそう叫び、戦闘の画面を見る。

そこには翼を生やした3機の機体が映っている。

 

穂乃果「んんーここは?」

私は目を開けると白い空間にいた。

穂乃果「どこだろうここは?それにさっきまで戦闘をしていたはずなのに。」

私は顎に手を置いて考える

ことり「穂乃果ちゃん?」

すると横からことりちゃんの声がした。

そちらを見るとことりちゃんと海未ちゃんがいた。

穂乃果「ことりちゃん!海未ちゃん!」

私は二人に近づいた。

海未「穂乃果、大丈夫でしたか?」

近づくと、海未ちゃんが心配そうに聞いてきた。

そしてさっきまでのことを思い出した。

そう、英玲奈さんの攻撃で壁が壊れて爆発が起きたんだっけ。

穂乃果「大丈夫だけど。穂乃果たち死んじゃったの?」

私の質問を二人が聞くと二人とも下を向いた。

海未「分かりませ。しかし目の前で爆発が起きたんです。おそらくは」

海未ちゃんが静かに言う。

ことり「でもこの三人が一緒ならどこに行っても大丈夫だね」

ことりちゃんが無理して明るく言った。

けど、その瞳からは涙が流れている。

私も、少しでも明るくしようと笑顔を作った。

ソール「大丈夫、死んでないよ」

すると、後ろからソールの声が聞こえて私たちはそこを見た。

そこには、微笑んでいるソールとディオネ カリューが立っていてこちらをみている。

穂乃果「ソールどこに行ってたのさ!」

私はそういいながらソールに近づいた。

後ろからはことりちゃんと海未ちゃんが続いてきた。

ソール「ごっめーん。こっちにもいろいろあって」

ソールは前に手を合わせて謝った。

今度は海未ちゃんが私の横に来て、

海未「いろいろって何があったんですか?」

と三人に聞く。

カリューが海未ちゃんの方を見た。

カリュー「フレイアが新しいことを発見したのでそのお手伝いをしていました。」

ことり「新しいこと?」

カリューが言うとことりちゃんが聞いた。

ディオネ「うん。前に穂乃果ちゃんがコアをなしに歌力を使ったの知ってるでしょ。それに、私と海未ちゃんがソールに乗った感覚になったことも。」

ディオネがそういうと私たちはうなずいた。

カリュー「それは穂乃果の特異点としての存在が進化したかららしいです。そしてそれは周りにいる私達にまで影響してきました。」

カリューが真剣な声で話してくる。

海未「私達にもですか?」

海未ちゃんが不思議そうに聞いた。確かに二人はソールに乗ったはず。

そして、二人の意識も流れてきた時もあった。

もしかしてそれが進化したってことなのかな?

私が少し首を傾げた。

そしたらソールがこちらを見て微笑んだ。

ソール「そうだよ私。二人はあなたとシンクロしたんだよ」

私はわからなくなった。何でそんなことになったの?。

ディオネ「フレイアちゃん研究で三人の歌紋が徐々に一致してきたの。そしてこの戦いで完全に一致したんよ。」

ディオネが笑顔で言った。

海未「完全に一致ってそんなことがあるのですか!」

海未ちゃんが驚きのあまり大きな声で言う。

カリュー「ふつうはありえません。ふつうは一人ひとり違う歌紋を持っているのです。しかし、特異点としての穂乃果と三人の気持ちが一緒だったからこそ、このようになったんじゃないかとフレイアは言ってました。」

とカリューが言う。

パリパリ

すると、白い世界が崩れ始めた。

穂乃果「何?」

私はこの世界を見渡した。

いたるところで、空?に亀裂が走って剥がれ落ちてく。

二人も焦っている。

しかしソールたちは落ち着きながら

ソール「大丈夫ここは歌力で時空のはざまに作った世界だから、すぐに元の世界に戻れるよ。」

ソールがそういうと三人は消えてしまった。

私は、二人を見た。二人も私もを見ている。

穂乃果「ごめんね。何か私のせいで、二人まで変わっちゃったらしいね。」

私は頭に手を当てて笑いながら言った。

すると、ことりちゃんが私の手を両手で握った。

ことり「そんなことないよ。私は穂乃果ちゃんと一緒で嬉しいよ。」

ことりちゃんが笑顔で言った。

そして、今度は私とことりちゃんの手の上に海未ちゃんが手を置いた。

海未「私もことりと一緒です。それに前にも言ったでしょ。あなたといると新しい世界を見せてくれるんです。だから、穂乃果これからも私たちを引っ張っていってください。」

海未ちゃんも笑顔で言う。

穂乃果「二人ともありがとう。さぁ戻ろう、みんながまだ戦っているはずだよ。そしてみんなを、英玲奈さんを助けよう!」

私は二人に言った

ことり「うん」

海未「はい」

二人が嬉しそうに返事をしてくれた。

すると私たちの重なっている手から光があふれてあたりを包んだ。

 

穂乃果「ここは?」

私はいつの間にかソールのコックピットに戻っていた。

モニターには黒煙が映っている。

穂乃果「!」

その時何かを感じた。これは、みんなの感じだ。

そしてそれに近づこうとしてるのはたぶん英玲奈さん

穂乃果「今の英玲奈さんをみんなは止められない。」

私はそう思うと銃口を英玲奈さんの行路の先に置いた。

ジュオーン

そしてそこに向けて撃つ。

すると、弾の通過によって黒煙が晴れた。

弾はうまく英玲奈さんの前を通過して動きを止めていた。

それより、私は自分の撃った弾に驚いていた。

穂乃果「何今の!すごい歌力が集まってた。」

私は声が漏れた。

海未「すごいですね。なんですか今の。」

すると横から海未ちゃんの声が聞こえてきた。

ん?横から?

私は疑問に思って横を向くとそこにはあの時と同じように半透明の海未ちゃんがいた。

穂乃果「海未ちゃん!何でここに?しかもスーツが変わっているよ。」

海未「穂乃果!えっキャ!」

海未ちゃんは恥ずかしさのあまり縮こまってしまった。

ことり「そういう穂乃果ちゃんも変わっているよ」

今度は反対側から声が聞こえてみるとやっぱり半透明の笑顔のことりちゃんがいた。

そして指摘された通り私は自分の格好を見た。

穂乃果「本当だ!なにこれ?」

格好がなんかドレスみたいなのになっている。

それに耳につけている通信機は耳の部分がバラになっててそこから白い羽が生えている。

そして、私は二人を見ると二人とも同じ格好だ。

穂乃果「二人ともとってもきれいでかわいいね」

私は素直に笑顔で言った。

ことりちゃんも少し顔を上げた海未ちゃんも少し赤くなった。

ことり「そういう穂乃果ちゃんも、海未ちゃんも可愛い」

ことりちゃんも笑顔で言った

私はなんだか少し顔が熱くなった。

海未「そんなことありません。私には・・・」

海未ちゃんは顔を赤くしながら言った

穂乃果「そんなことないよ。海未ちゃんとーても可愛いよ」

私は、手を胸の前に上げて海未ちゃんに言った。

ことり「そうだよ海未ちゃん。似合っているんだから自信を盛って。

ことりちゃんもいう。

海未ちゃんは顔を赤らめながらだけど何とか顔を上げた。

その顔はとても恥ずかしそうだ。

けど、海未ちゃんも強くなったんだね。

英玲奈「生きていたかー」

英玲奈さんの声が響いて私たちは戦闘中だったことを思い出した。

英玲奈さんは静黒波を放ってきた。

まだ距離があったので私たちは飛んで交わした

ヒュン

英玲奈「なに!」

英玲奈さんが驚きの声を上げた。

いや、私たちも驚いている。だってさっきまでと機動性が違うんだもん。

私は、周りのモニターを見た。

機体の形が変わっていて、ツバサが生えている。

そして、手元の画面には白い文字が並んでいた。

穂乃果「エンジェル モード。 それが今の名前」

確かに、翼が生えているし天使みたい。

ダダダ

ことほのうみ「!」

そう思っていると銃弾が飛んできた。

私たちはそれをかわしてその方向を見る。

敵の新部隊がもう目の前まで来ていた。

穂乃果「もうここまで来てたなんて。

私は驚きの声を上げた。

海未「穂乃果、あれは私たちに任せてください。

ことり「穂乃果ちゃんは英玲奈さんを助けてあげて。この中で救えるのは穂乃果ちゃんだけだから」

二人はそういうと、飛んで行った。

穂乃果「分かったよ二人とも。」

私は二人の背中にそういうと英玲奈さんを見た。

さっきまでなかった黒い塊が今はしっかりと見える。

あれを壊せば、英玲奈さんを救えるはず。

私はレバーを握る。

穂乃果「高坂穂乃果 ソールエンジェル 行きます」ブォン

私はいっきに近づいて蹴った

英玲奈「はや ぐゎー!」ガーン

英玲奈さんはそのまま飛んでいった。

穂乃果「はー!」

私は自分の歌力をあたりに広げた。

そして歌力の空間を作る。

英玲奈「なんだこの感覚は!」

英玲奈さんはそういいながら飛ぼうとした。

穂乃果「逃がさないよ!」

私はそういうと歌力で英玲奈さんを縛った。

英玲奈「なんだ動けないぞ。

英玲奈さんは手足を動かそうとしているが私が縛っているから動けない。

私はその間にいくつもの光の弾を英玲奈さんの周りに浮かせた。

穂乃果「いくよ。バスターモード」

私は銃を構えた。目標は黒い塊。

そして、歌力を溜める。

穂乃果「エターナルバスター」

ドドド

無数の弾が塊に当たる。

英玲奈「うゎー!頭が痛い割れる。」

英玲奈さんが声を上げる

穂乃果「英玲奈さんあと少しだから頑張って」

ドドド

私はより力を込めた。

パリーん

そしてようやく塊が砕けた。

英玲奈「っ」

英玲奈さんはどうやら気を失ってしまったようだ。

そして英玲奈さんの機体が落ちていく。

私は急いで近づいて英玲奈さんを抱き上げた。

そして、英玲奈さんの歌力を感じてホッと胸を下した。

 

海未「ことり、早く終わらせて戻りましょうか。」

ことり「そうだね。早くみんなの所に戻ろうか。」

ことりの元気な声が聞こえます。

そう思っているとあっという間に敵部隊の前につきました。

敵はこちらに気付くといっきに攻撃してきました。私たちはその攻撃をかわして構えました。

海未「いきましょうか」

私は自分の周りに無数の歌剣を作ろました。

そしてその剣先を敵に向けました。

海未「いきますよ。海未流歌力剣技 剣撫嵐(ブレードストーム)」

ドーンドーン

無数の剣は敵に刺さりどんどん落としていきました。

そして私は刀に歌力を集めて構えました。

海未「海未流歌力剣技 青海斬」

私は歌力で伸ばした大きな刀で敵を切り裂きました。

そして、目の前の敵は半分消えました。

海未「ふー。ことりあとお願いしますね。」

 

ことり「はーい。任せて海未ちゃん」

私はそういって自分の両横に歌力の塊を1個ずつ作る。

ことり「いくよ。ストームブラスター!」

私は引き金を引いた。

そして、銃口と歌力の塊からレーザー級の弾が発射される。

ドドドドーン

その射線上の敵は次々と落ちていく

ことり「まだだよ」

私はつぶやくと銃口を動かした。

そして、弾もまがっていき、周りにいた敵もどんどん落としていく。

ドーン

ことり「はい。おしまい」

私は、息を吐くとモニターを見た。

さっきまで無数にいた敵はもう一機もいない。

ことり「海未ちゃん戻ろうか」

海未「そうですね」

海未ちゃんからの返事を聞いて穂乃果ちゃんの所に向かった。

 

穂乃果「良かった。英玲奈さん無事だ。」

私は一安心した。

ことり「穂乃果ちゃーん」

声の方を見るとことりちゃんと海未ちゃんが近づいてくる。

その向こうには敵の姿はもうない。

穂乃果「二人ともすごいね。あの数を倒しちゃうんだもん」

私は笑顔で言った。

ことり「そんなことないよ。穂乃果ちゃんも英玲奈さんを助けてすごいよ」

ことりちゃんが笑顔でいってきた。

その時、何かを感じた。

海未「穂乃果どうかしたんですか?」

海未ちゃんが聞いてきた。

穂乃果「海未ちゃん英玲奈さんお願い」

私は英玲奈さんを二人に預けると、感じた所に向かった。

私は海に飛び込んでその場所を目指した。

穂乃果「あれは!」

そこには見覚えがある機体が流れていた。

それは、あの時ツバサさんが乗ってた機体だ。

穂乃果「もしかして、ツバサさんツバサさん!」

私は、大声で呼んでみた

ツバサ「うぅ、ほ の か さ ん」

弱弱しいけどツバサさんの声が返ってきた。私は急いでツバサさんを抱いて浮上した。

穂乃果「ツバサさんもう少しの辛抱だから頑張って。私は急いで基地に向かった。

 

続く

 

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