そして既になっていますが忙しくなってきたので更新は遅くなっていきます・・・。
ハナダシティ
『ハナダは 水色 神秘の色 花咲く 水の 町』
というキャッチフレーズを掲げている理由はこの町のジムリーダーが歴代水タイプのエキスパートであることせいであろう。
特に現在のハナダジムのジムリーダーはまだ若いのにもかかわらず、歴代最強と言われている。
元気いっぱいのジムリーダーに影響されてかこの町の人々は他の町よりも明るい人が多い。
「ハナダシティ・・・いい町だ」
「どうしたのよいきなり・・・」
爽やかな笑みを浮かべながら今ハナダシティの門をくぐったはずのレッドが呟くいている理由をブルーがジト目で聞く。
レッドの視線は落ち着いた感じのお姉さんからやんちゃそうなお姉さんまで、ありとあらゆる美女に向いていた。
ブルーは集中力を高めている!
「綺麗なお姉さんでいっぱいだ。」
「・・・・・・・・」
「もう放送事故してるよなんてツッコまないぜ、そんなことより俺は今この素晴らしい景色を堪能したいんだ。」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
「・・・放送事故してるんですけど姐さ「ツッコんでるじゃない」『バキッ』のべっ⁉︎」
ブルーの“きあいパンチ”!
効果はバツグンだ!
「俺だって男なんだよ⁉︎そういうことに興味津々なんだよ⁉︎」
「それを女子の前で曝け出すっておかしいでしょ?ねぇ?」
「それくらい俺はブルーに心を開いてる証拠じゃないか、喜べよ」
「親しき中にも礼儀ありっていうでしょ?この発情犬」
「発情犬ってなんだよ⁉︎発情はしてない‼︎・・・興奮はしてるかもだけど・・・」
「そうですよね〜、多感な時期ですもんね〜誰彼かまわず女の子なら興奮できますもんね〜。」
「別に誰彼かまわずじゃねぇよ‼︎」
スッとレッドは周囲を見回すと
「こんなペッタン胸女には興奮しねぇよ‼︎」
そう言って偶然前を通りかかった、オレンジ色の髪を1つにくくった、レッドと同じくらいの年齢のおてんばそうな女の子を指差してそう発言したとさ。
「・・・・・・・・・」
女の子は集中力を高めている
「あっ、やべっ・・・・『ゴチンッ‼︎』おふん⁉︎⁉︎」
女の子の“きあいパンチ”!
効果はバツグンだ!
急所に当たった。
レッドは倒れた。
「・・・・・バカ」
ブルーの言葉は戦闘不能になってもなお殴られているレッドの耳には届かなかった。
ーおつきみやまー
「・・・ウソだろ」
そこでグリーンは驚愕していた。
グリーンの目の前に広がっているのは瓦礫の山、そしてそこには身体中傷だらけあざだらけで気絶しているニビジムジムリーダー・タケシと瀕死状態のその相棒ハガネール・ロックの姿だった。
「瀕死状態から時間が経ってる・・・マズイ、このままだと・・・」
グリーンがモンスターボールに手をかけたその時、
「クロバッ⁉︎⁉︎」
「タケシのクロバットか!」
タケシのクロバット・ノイズは化石を見つけた人をおつきみやまの外まで案内していたため、1匹被害にあわなかった。
ノイズの目には涙が溢れ・必死に意識を失っているタケシとロックに声をかけているが反応はない。
「悲しいのはわかるが今は外に助けを求めてるのが先決だ!そうじゃないと2人とも危ない‼︎」
「クロバッ‼︎」
ノイズは頷き、すぐさま外に助けを求めに行く。
グリーンはロックをモンスターボールに戻すためにタケシの腰についてあるモンスターボールを取ろうとした時
「⁉︎」
ロック以外の残り4匹のポケモン達もロックと同じ瀕死状態に陥っているのに気づいた。
しかもこの4匹はロック以上に重傷だ。
ーこれは・・・
ー瀕死状態に成った後も激しく痛めつけられてる・・・‼︎‼︎
モンスターボール越しでもわかるその傷にグリーンはタケシのモンスターボールを取ろうと差し出した右手をきつく握りしめる。
ーどんなにポケモンが人間よりも頑丈とはいえ、瀕死に陥った後も攻撃するとは・・・
ギリっと歯を噛み締める
ー外道め‼︎‼︎‼︎‼︎
グリーンは元々鋭い眼を更に鋭くしポケモンに対して、生き物に対してこのようなことをした顔も知らぬ人物を睨みつけた。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
「ごめんなさい。」
レッドは現在、ハナダシティのポケモンセンターにて土下座を披露していた。
そしてー
「・・・・・・・」
「コロス・・・・‼︎」
目の前には般若が2人。
放送事故を起こし続けているブルーと先程レッドに自分の身体のとある部位が粗末だと言われたオレンジ色の髪の女性が背後に悪鬼を出現させてレッドの弱き心を完全に制圧していた。
「あの・・・ペッタン胸女とか言ってしまって『ゴキィッ‼︎‼︎‼︎』アベシッ⁉︎⁉︎」
「なんて言ったの?きこえなかったなぁー」
オレンジ髪女の強烈な拳がレッドにヒット‼︎
「だから「あ?」ヒィッ⁉︎、ですから・・・」
すでにレッドはこの2人に逆らえない。
・・・・・男として情けないとは思ってはいけない、レッドも弱いなりに頑張って生きているのだから・・・
「本当に申し訳ございませんでした。」
「もうそのへんで許してあげてください。」
「ブルー・・・」
ふっとブルーがオレンジ髪の女性とレッドの間に入ってレッドを庇う
「この巨乳好きの変態も巨乳好きの変態らしく反省してるみたいなんでもうこの巨乳好きの変態は許してやってもいいじゃないですか?巨乳好きの変態でも」
前言撤回
別に庇うつもりはないようだ・・・
「あの・・・ブルーさん?」
「何?巨乳好きの変態」
「いや・・・あのぉ・・・まだ怒ってます?」
そう言うレッドの目にはおつきみやまでレッドに恐怖を植え付けたあの魔王の姿がハッキリと見えていた。
「何で私が巨乳好きの変態を怒るのよ、怒ってたら巨乳好きの変態を庇う筈がないでしょ?ねぇ巨乳好きの変態」
「怒ってるよね⁉︎確実に怒ってるよね⁉︎もういいよ⁉︎普通に怒ってよ‼︎‼︎そんな真顔で巨乳好きの変態って言われると本当に傷つくから⁉︎俺のガラスのハートをこれ以上壊さないで⁉︎⁉︎」
「巨乳好きの変態・・・」
「レッド・・・みたいな感じで巨乳好きの変態って言わないで⁉︎俺の名前は巨乳好きの変態じゃなくてレッド‼︎‼︎マサラタウンのレッドだから⁉︎⁉︎⁉︎」
「マサラタウンのレッドなんて名前私は知らないわ、私が知っているのはマサラタウンの巨乳好きの変態だけよ‼︎‼︎」
「嘘つけェェェッ⁉︎あとその言い方やめろぉぉぉぉ⁉︎俺がなんかマサラタウンで有名な巨乳好きの変態みたいじゃないか⁉︎」
「そうじゃないの?」
「違うよ⁉︎なんだよ⁉︎今まで放送事故おこしてたくせに喋りだしたら今度は違う放送事故おこしやがって⁉︎⁉︎何?番組出禁になりたいの⁉︎」
「違うわよ、私はただレッドをこの社会から抹殺したいだけよ。」
「怖えぇぇよ⁉︎⁉︎ブルー怖えぇぇよ⁉︎女怖えぇぇよ⁉︎そんなんだから女と接することを怖がる男が増えるんだろ⁉︎⁉︎少子高齢化を進ませるんだろ⁉︎⁉︎もっと男の理想に近づけてくれてもいいでしょ⁉︎⁉︎」
「男の理想に沿った女ほど裏は真っ黒で怖いのよ。」
「やめてくれー⁉︎それ以上は言わないで〜⁉︎俺の理想を壊さないで〜⁉︎⁉︎」
「・・・なに?このコント・・・。」
ピリリリリリッ
「!」
呆れて巨乳好きの変態への怒りが何処かへ飛んだオレンジ髪の女性のポケットの中から電話音が鳴り響き、女性はポケットの中から鳴り響いている原因の物を取り出すとそれを見たレッドの目が大きく見開かれる。
「ポケギア⁉︎」
女性の取り出したのは水色とオレンジ色で彩られた上方が時計のような形で下方にはスピーカーがつけられた機械だった。
『ポケギア』
電話機能や時計機能を兼ね揃えており、更に拡張カードというこの機械専用のカードを使用する事によって様々な機能を使用することが出来る
オーキド博士も少し協力しているらしくレッドはその機械のことを知っていた。
しかし、
「なんでお前がそれを・・・持っているのは確かポケモン協会の上層部とジムリーダーだけのはず。」
「だからよ」
「は?」
「私がハナダジムジムリーダーだからよ」
「・・・・・え」
「レッド・・・ウソでしょ?、まさか知らなかったの⁉︎」
ブルーが驚いた顔でレッドを見る。
どうやらブルーは最初から女性の正体に気付いていたらしい。
「いや、だってこいつ俺とそんな歳変わらないだろ⁉︎」
「レッド、ポケモンリーグ目指してるくせにジムリーダーをチェックしてないのってどうかと思うわよ。
この人はハナダジムジムリーダーのカスミ、水タイプのエキスパートよ。」
「おてんば人魚カスミとは私のことよ。」
『その声はレッドか⁉︎』
聞いたことのある声がレッドとブルーの耳に届く。
「オーキド博士!」
「ちょっ⁉︎近い近い⁉︎」
「・・・・・・」
レッドは開発中のポケギアを使えるチャンスだ!とポケギアのマイク部分に近づいたため、必然的にカスミと密着している、普段
それを見ているブルーは・・・もう説明しなくてもいいであろう。
『カスミがおるということは無事にハナダシティについたようじゃな!ブルーも一緒か』
「はい「一緒ですよ博士‼︎」のぉう⁉︎」
「あんたも近い⁉︎⁉︎」
チャンスとばかりにブルーが密着しているカスミとレッドの間をこじ開けて2人と密着する。
『そうか、それはよかった。おつきみやまをロケット団が占領しておると聞いたんじゃがお前達は大丈夫じゃったか』
「ロケット団なら俺たちが追っ払ったよ」
『そうかそうかお前達が追っ払ったか・・・』
『なぁぁぁぁぁぁぁにぃぃぃぃぃぃぃぃぃ⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎』
「うっせぇうっせぇ⁉︎マイクわれてる‼︎‼︎博士マイクわれてるから⁉︎⁉︎⁉︎」
キィィィィンと脳に響く嫌な音にカスミとブルーはポケギアから遠ざかり
「そのことについては報告しておきたいことがあるから後でこっちから電話する‼︎」
そう言ってレッドは強制的にピッとポケギアの電話機能を終了させる。
「よかったの?きっちゃって」
ブルーがまだ耳を押さえながらレッドに話しかける。
「いいんだよ。多分おつきみやまのロケット団を追い払う依頼をするつもりだったんだろ、そのロケット団は俺たちが追い払ったんだしその必要はないし、例え残っていたとしてもオーキド博士はタケシにも連絡を入れてるだろうし大丈夫だ。」
「私にかかってきた電話なのにこいつに聞くっておかしくない?・・・」
カスミが納得のいかなさそうな表情でブルーに文句をいっているが、レッドとブルーの耳には届かずそのままスルー。
「まぁいいや、とにかくナナミさんの所にいって図鑑を貰ってそして・・・」
くるっとレッドが首をカスミの方に向ける。
「ハナダジムにレッツゴーだ。」
ニヤリと笑みを浮かべた。
「なんかすごく頭にくるのはなぜなのかしら・・・」
水タイプのエキスパートであるカスミとのジム戦、レッドの中では勝利の道筋は見えていた。
水タイプの弱点とする電気タイプの技での殲滅、つまりピカチューの強力な電気技で圧倒するという道筋だ。
ポケモンバトルがタイプ相性だけでどうにかなるものじゃない、ジムリーダーが専門タイプの弱点を補っていないはずがないことはニビジムのジムリーダー・タケシとの戦いで痛いほど痛感した。あの時はヒッポの特性『もうか』が偶然発動したことにより勝利を収めただけで、その時のレッドのトレーナーの技術はバッチをゲット出来る程のレベルじゃないことも理解している、タケシがレッドの将来に期待して敗北後も素直にバッチを渡してくれたことも理解している。
ーだからこそ完璧な勝利が欲しいー
自分のトレーナーとしての実力がバッチを貰えるレベルにまで達していることを実感したかった。
相手に不利なタイプで戦いを挑む場合、自らがその対策を練り『奇策』を行う必要がある、それに対して崩れたところで流れを掴む。
逆に言えば有利なタイプで挑む場合、相手の『奇策』に動揺せず冷静に対処する心の強さが必要になる。
相手に有利なタイプに不利なタイプが行う行動は未知だ。
考えても考えても尽きることはない、すべてを考えて対策しようとしてもポケモンの種類と技の数が多すぎる。
つまり、有利なタイプで戦闘する場合、相手の対策に対しての対策が出来ないのだ。
そして相手はジムリーダー、苦手なタイプとのバトルする場合の『奇策』の数は普通の人の比ではないはずだ。
だからこそレッドはその『奇策』を破り、自分の力を証明する。
ーポケモン達が力を発揮するための『足場』を作れる証が欲しいんだー
これは前述の『勝利の道筋』というのは少し違うようだったので訂正しよう。
レッドの瞳には『越えるべき壁』がはっきりと見えていたと・・・