4ヶ月ばかり更新が止まっていましたが、研修や何やら、後モチベーションの低下で中々執筆できませんでした。
久しぶりにやったEVOLVEでモチベーションは上がったことと時間が取れたので更新することができました。
エタることは絶対にしないつもりなので、今後とも宜しくお願いします。
アメリカのとある森の中。
そこには緑や黒などの色のまだら模様をした服を着こんで武器を手にした人間が極力音を立てないようにゆっくりと前進する。
彼らが纏う雰囲気には緊張と恐怖の色が表れていた。
彼らが今行っている任務は衛星から記録された森の中で発光する現象の調査、及びモンスターの駆逐である。
先日森の中で光が放たれるのをアメリカ大陸の上空を飛んでいた人工衛星が捉えたのだ。
アメリカ政府はこれをモンスターが起こした現象と判断し、アメリカ軍の特殊部隊を派遣して対処しようというのだ。
イギリス軍がモンスターの一体に重傷を負わせてこれを撃退した、という情報が全世界に渡ったため『モンスターは倒せる』という認識が広まった。
倒せるというのになぜ我々は怪物の存在にビクビクしていなければならない、そういった考えが芽生えたのは良いことだったのか悪いことだったのか。
少なくとも、人間たちが絶望しきることはなかったため良いことなのだろう。
彼らは薄暗い森の中をゆっくりと進み、ヘルメットに取り付けられた暗視装置越しに周囲を警戒する。
もっとも、今この森にいるのは地上にいる彼らだけではないが。
ガササッ、と草むらから音がしたため、全員がアサルトライフルの銃口を音がした草むらに向けていつでも発砲できる体勢に移る。
草むらはより一層音を大きくし、葉っぱの揺れが大きくなる。
何かいる。
嫌でもわかるその状況に、特殊部隊のメンバーはいつでも引き金を引けるように指の力を強める。
そして、ついに草むらの中から音を出していた犯人が現れた。
黄色い恐竜のような体。口元に垂れ下がる触手。
大人しそうな小さくて丸い目をした生物『
しかも4体。
4体の
「シッシッ、あっちに行くんだ!」
何とかして
そして、1発の銃声と共に
残った
『ちんたらしてるんじゃないよ』
耳に装着した通信装置から馬鹿にするような女の声が聞こえた。
何も巨大生物討伐任務には銃を持った歩兵だけというわけではなく、空にはIS部隊だって控えている。
歩兵がモンスターをあぶり出し、IS部隊で総攻撃する。
これが本来の任務の目標なのだが、こちら側の存在が相手側に知られていない、つまり奇襲が成功してこそ真価を発揮する内容であるため先程の銃声で台無しになった。
もっとも、勝手に銃を撃った女はIS部隊を指揮するリーダーにお叱りを受けたのだが、銃声が息を潜めていたものたちを誘い出した。
――コアアアア!
――ギョアアア!
森のあちこちから鳥とは似ても似つかぬ声が鳴き渡り、謎の生物の大合唱が行われる。
ほどなくして木々の間から声の主であろう黒い影が現れた。
それはトカゲのような顔をしたエイのような奇怪な生物だった。
前肢はあるが後肢にあたる部分には何もなく、後肢が無い代わりに尻尾から繋がった翼状の腕が1対前肢の肩にあたる部分に存在していた。
エイのような生物の名前は
空からはすでに発砲音と
もはや隠れることもできなくなり、特殊部隊のメンバー全員は自分たちの周りに飛んでいる
数体の
☆☆☆
人間たちと
人間よりも逞しく生きていた
しかし、森の奥から聞こえてくる銃声が
本来なら逃げ隠れするのだろうが、生憎この
銃声以外に、
少なからず
それは避けたいことである。
☆☆☆
「このまま後退する! 負傷者は早く下がれ!」
激しく銃声が鳴り響く中で、歩兵部隊の隊長らしき男性が銃声に負けない声量で部下へと指示を出す。
歩兵部隊のメンバーは明らかに人数が減っており、少し離れたところには何かに群がる
群がる
人間たちの数は減っているというのに対して
正確に言うと数は少しだけ減っているのだが、森の奥からどんどん飛来してくるため減っている実感がわかないのだ。
「コアアアア!」
「うわああ!」
そしてまた一人、
もちろん
仲間たちはその男を助けようとするが、飛び回る
銃で助けようとも激しく暴れているせいで
男は必死に抵抗するが、
あと少しで首に牙が突き刺さる、というところで男に襲いかかっていた
折角食事にありつけると思っていた
金属の拳が
「早く下がれ! ここはオレたちが引き受ける!」
タイガーストライプの機体に乗った女性、アメリカ代表IS選手『イーリス・コーリング』は愛機である『ファング・クエイク』を動かして次々と来る
右腕を突き出し、ファング・クエイク腕部内の対巨大生物用に追加された火炎放射機で飛び交う
そこに上空にいた残りのIS部隊も参戦して、
悲鳴をあげながら次々と撃ち落とされ、数を減らしていく
そのお陰もあってか歩兵部隊は負傷者を連れて撤退していき、まだ動けるメンバーは残ってIS部隊から少し離れたところで攻撃に参加した。
「さっさと死になさい!」
IS部隊の一人が羽を撃ち抜かれて飛べずにバタバタと地面の上で暴れる
近接ブレードで刺し貫かれた
男たちが苦戦した
女は近接ブレードに突き刺した
飛び回っていた
女は近接ブレードを
放たれた弾丸は
他の場所でも
先程まで沢山いた
IS操縦者は今だ余裕を持った状態で健在。
歩兵部隊も今では一度崩れかけたが、持ち直して
どんどん数を減らしていく
しかし、
イーリスもその事を理解しており、数が少なくなった
イーリスの指示に従い、IS部隊も歩兵部隊も引き金に指をかけるのを止めて撤退行動を取り始めた、という時に空から黒い影が落ちてきた。
「ヴオオオオオオ!!」
黒い影、第2形態
IS部隊も、歩兵部隊もいきなり空から現れた
すると、
その青白く発光する粒子はパリパリと電気を発しながらしばらくの間、空中を漂い続けた。
明らかに何かただならないことをしようとしているのがヒシヒシと伝わってくる。
全員は急いで
しかし、何人かが粒子の漂う範囲内にいる状態で、
ISを纏っていた女たちはISのシールドバリアのお陰で何とか助かることが出来たが。ISを纏っていない歩兵たちは雷によって感電死させられた。
放った雷の威力が高いことが、黒焦げに焼けた歩兵たちの姿でわかる。
ISも無事だったというわけでもなく、シールドバリア越しに
ISによるパワーアシストが働かなくなり動きが鈍くなったIS操縦者に
シールドバリアがまともに作動していない状態のIS操縦者を触手で掴み上げた
精密機械でもあるISが
一瞬にしてISを破壊され、防御手段もなくなってしまったIS操縦者は歩兵と同じように感電死によって黒く焼け焦がされた。
口腔内にエネルギーを溜め、首を少し後ろに引いていつでも旋風を発射できる体勢に移る。
「させるかよ!」
そして逃げる歩兵部隊に向けて
しかしそれもファング・クエイクの火炎放射機によって破壊された。
☆☆☆
「こちらファルコン。 もうすぐ戦闘エリアにつく」
指定された場所に近づいていることを無線機で
一瞬、脳裏を過った全滅しているという嫌な予感を振り払いながら、AH-64アパッチを進ませる。
しばらく飛行すると、前方の森の中に1本の雷が雨雲もない晴天の空から落ちた。
その場所が今戦闘をしている場所だと判断し、いつでも攻撃できるよう操縦桿のミサイルを発射するためのボタンに指を添える。
だが、ふと、ボタンに指を添えた彼は、妙に静かだと思った。
相変わらずAH-64アパッチのローター音が響いているが、それでも静かなのだ。
3機分のローター音がしないのだ。
慌てて操縦席から周囲を見渡しても一緒にいたはずの3機のAH-64アパッチの存在が確認することができなかった。
レーダーを確認するも、周囲にはAH-64アパッチの反応はおろか自分が乗っているAH-64アパッチ以外のものの反応さえなかった。
操縦者は他のAH-64アパッチが何の前触れもなく忽然と消えてしまったことに、言い知れない恐怖を感じ取った。
ここで、彼はふとある単語が頭の中を過った。
『神隠し』。日本に伝わる人などが忽然と消息を絶つ現象のことを指す、世界有数にあるオカルト事件を代表するものの1つである。
失踪した人たちは今だ見つかっておらず、生きているのか死んでしまっているのか、それすらわからない。
その時、ゾクリと、背筋に悪寒が走った。
レーダーには何も映らず、周囲を見渡しても何も見えない。
それでも、心臓を鷲掴みしされ、首筋にナイフを突きつけられたかのような、鋭く冷たい重圧が彼を襲う。
まるで目に見えない存在が、『いつでも殺せるぞ』と言っているかのように。
恐怖のあまり奥歯がガチガチと音を鳴らしながら震え、体の震えが止まらなくなる。
今すぐこの恐怖から逃れようと、命令を無視して機体を反転させて作戦基地へと戻ろうとする。
そして、機体を反転させて戻ろうとした時、目の前には全てを呑み込む闇が広がっていた。
☆☆☆
一方、
今では歩兵部隊は元いた人数の2割ほどしかおらず、弾薬も底を尽きかけていた。
IS部隊はさしたる損害はないが、シールドエネルギーと弾薬が減っておりこのまま戦闘を続けるのが厳しい状態になっていた。
だが
このままでは死んでしまうことを理解している
特殊部隊側もここでこの
「ロケットランチャー! いくつだ!?」
地上で
空にいたIS操縦者たちは各自
イーリスは味方がロケットランチャーを構えたのを確認すると、
満身創痍の状態で頭部を殴られた
ロケットランチャーを持ったIS操縦者たちはよろける
そして引き金を引いて砲弾を発射しようとしたとき、ロケットランチャーを構えたIS操縦者たちを覆うように黒い影が現れた。
ふと空を見上げると、歪に凹んだ巨大な金属の塊が2つ、真っ逆さまに落下してきていた。
IS操縦者たちは砲弾を発射するのを中断し、急いで金属の塊を避けるように離れる。
金属の塊はそのまま森の中に落下し、うるさい金属音を響かせながら爆発した。
落下してきていた金属の塊、それは横にアメリカ合衆国の国旗が描かれており、形から軍用ヘリであることがわかった。
「あれって、作戦基地のヘリ?」
IS操縦者たちの一人が落下してきていた金属の塊を見てポツリと呟く。
よく見れば、金属の塊にはチェーンガンやミサイルが取り付けられており、飛び散った破片の中にはテールローターが存在していた。
だが今は大破した軍用ヘリに見とれている場合ではなく、
ヒュンッ、と横から風を切る音がした。
ふと気になり視線を横にすると、隣にいたIS操縦者が首のない状態でロケットランチャーを構えていた。
「えっ?」
突然のことに思わず茫然となりロケットランチャーの照準を
――シャアァァァ……
「っ!?」
突如後ろで蛇のような声がして弾かれるように後ろへ振り向くが何もいない。
――シャアァァ……
今度は左で声が聞こえ、急いで振り向いても何もいない。
――シャアアァァァ……
――シャアァ……
――シャアアァァァァ……
次から次へと何かの生物の声があちこちから聞こえてくるが、その声の持ち主はどこにもいない。
得たいも知れない何かを警戒して、IS操縦者は近接ブレードを展開する。
――シャアアァァ……
――シャアァァ……
――シャアアァァァ……
何かの声は段々大きくなり、それに比例するようにIS操縦者の恐怖心が大きくなっていく。
「シャアアァァァァ」
そして、真後ろで、はっきりとした声がして弾かれるように後ろを向く。
振り向くと同時に近接ブレードを振り下ろしたが、呆気なく弾かれた。
IS操縦者は至近距離でもいいからロケットランチャーを撃とうとしたが、それよりも速く目の前の何かが口の中に鋭い爪を無理矢理ねじ込んだ。
無理矢理ねじ込まれたせいで前歯が折れ、爪が上顎を突き抜け耐え難い激痛が襲う。
何かはまた新しく口の中に爪をねじ込み、そのまま勢いよく顎を引き裂いた。
他のIS操縦者たちは下で暴れる
上顎を取られたIS操縦者の死体を無造作に何かは放り投げると、胸についた大きな傷跡を見せびらかすように腕を広げ、吼えた。
「ジュアアアアアアアア!!」
亡霊
第2形態
雷撃 ★
雷撃地雷 ★
電磁波 ☆☆
旋風 ★☆
今回の
次話では
後知らぬ間に赤評価になっていたことにビックリしました。評価ありがとうございます。
兵器募集、モンスター募集もまだ行っているのでどんどん送ってくれたら嬉しいです。