INFINITE EVOLVE   作:00G

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久しぶりのINFINITE EVOLVEの投稿でございます。

今回の話は短いです。

そして授業やら何やらで更新がこれよりも遅れると思います。

それでも皆さんが喜んでもらえるような作品にしていこうと思いますので、これからもよろしくお願いします。

あと後書きで発表することがあります。


それぞれのその後

 Wraith(レイス)襲撃から2日目。

 

 IS学園では全生徒、全教員でWraith(レイス)によって無惨に狩られた少女たちの通夜が行われていた。

 

 Wraith(レイス)によって命を奪われた少女たちの数は全員で23名。

 

 寮内で殺された少女たちは肉というすべてをWraith(レイス)に喰い尽くされ骨だけという見るも無惨な姿で棺桶の中に入れられている。

 

 だが、最悪なのは骨さえも見つかっていない少女たちがいることだ。

 

 その少女たちは写真だけの状態で中に何も入っていない棺桶の上に置かれていた。

 

 通夜では死んだ少女たちの友達、クラスメイトが悲しみで涙を流し、一夏は少女たちを守れなかった悔しさで手の平に爪が食い込むくらい手を強く握りしめていた。

 

 さらにIS学園は死んだ少女たちの両親や各国の政府からひっきりなしにかけられてくる電話の対応にも追われていた。

 

 

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

「……山田くん、何かわかったか?」

 

「いえ……精々あの怪物が現存するどの生物のものでもない遺伝子を持っていることくらいしか……」

 

「そうか……」

 

 IS学園の地下特別区画で、千冬はキーボードを叩きながら赤い液体を調べていた真耶に声をかけた。

 

 真耶はキーボードを打つ手を一旦止めて千冬に今まで調べてきてわかったことを伝えた。

 

 しかし大した成果が得られず、真耶は落胆したように目を伏せた。

 

 今真耶が調べている赤い液体、それはWraith(レイス)の血液である。

 

 千冬の攻撃により傷を負わされた際に飛び散ったWraith(レイス)の血を採取してそれを使って遺伝子を調べたりしているが、やはり血だけではわかることに限界がある。

 

 もっと詳しく知るためには生きている状態のWraith(レイス)を捕まえてくるしかないのだが、神出鬼没なWraith(レイス)を捕まえるのはリスクがありすぎる。

 

 現にIS学園は実害があるため、下手に行動して生徒たちを更なる危険にあわせる訳にはいかない。

 

 だからといってなにもしない訳にもいかない。

 

 Wraith(レイス)がどこにいるかわからなくとも、今できうる限りのことを尽くすことが今の千冬たちにできる最大の抵抗だった。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

『バカな……こんな生物が存在するというのか……』

 

 暗い一室に、男性の驚愕する声が響く。

 

 男性以外にも複数の人間たちが映し出されたディスプレイがあり、それぞれ息を飲んだり鼻で笑ったりしている。

 

 全員が向ける視線の先にはスクリーンに映し出されたWraith(レイス)の姿だった。

 

『ジュアアアアアアアア!!』

 

 映像のWraith(レイス)が吼え、その場にいないというのにWraith(レイス)の迫力が伝わり、集まった人間たちの額や頬に冷や汗が垂れる。

 

 そこで映像はプツリと消え、暗かった部屋に明かりがつく。

 

 明かりがついてから先に声を発したのは楯無だった。

 

「先程の映像に映っていた生物が、今回IS学園を襲撃してきた生物です」

 

『馬鹿馬鹿しい。 君は現実とフィクションの区別がつかんのか?』

 

 Wraith(レイス)の映像を見ていた人間たちの中で鼻で笑っていた男が馬鹿にするような口調で楯無に話しかけた。

 

「貴方がフィクションだと言っても、これはすでに実際に起こったことです。 現実を見てください」

 

 だが楯無は逆に言い返し、それを聞いた男は気に入らないといったように鼻をならした。

 

「今回の襲撃は下手をすれば亡国機業(ファントム・タスク)以上の驚異となります。 他の国でも未知の巨大生物の襲撃が発生しているため、一つの国だけで対処するのは危険です」

 

『そのために各国の首脳を呼び出して同盟を組もう、という訳か?』

 

 黒人の男性が楯無に続くように自分で予測した答えを言う。

 

 楯無はそれを肯定した。

 

「はい。 巨大生物の容姿、能力、生体データその他すべての情報を各国で共有し、総力をあげてこの巨大生物を排除したいと思っています。 ロシア政府はすでに同盟を結ぶことを了承しています。 この事は後日に聞きますが、今は巨大生物についてです」

 

 同盟の話を一旦区切り、楯無はスクリーンにGoliath(ゴライアス)Tyrant(タイラント)Wraith(レイス)の姿と体長などのデータを映す。

 

 他にもKraken(クラーケン)Behemoth(ベヒモス)がいるのだが、この2体は残念なことに姿すら撮られていない(Behemoth(ベヒモス)に至っては存在すら知られていない)ためスクリーン上にはいない。

 

 だがKraken(クラーケン)は?マークで『未確認』という欄で映されていた。

 

 楯無は3体のそれぞれの体長やどんな攻撃行動をとったのか、最後に確認された場所はどこなのかなどを話した。

 

 しかし情報が圧倒的に少なすぎるため、各国の首脳たちからは軍による警戒をより強化するという案と、IS部隊を派遣して掃討作戦を行うという案くらいしか出てこなかった。

 

 中でもIS部隊の派遣では、どこの国のIS部隊を送るのかで揉めた。

 

 仮にも貴重なIS。

 

 パイロットはいくらでも替えはきくが、絶対数があるISを失うわけにもいかない。

 

 すでに2機のISが使用不可能になっているため尚更である。

 

 それ以降、特に進展することもなく話は締め括られた。

 

 楯無は話し合いが終わるとすぐに踵を返し、各地に派遣している更識の幹部たちからの情報を集める。

 

 楯無はこれから先どうなっていくのか想像がつかず、心の中が不安で満たされていくのであった。

 

 

 

☆☆☆

 

 

 

「た、たすけ――」

 

 ゴチュッ、と男性の頭が巨大な手によって握り潰される。

 

 ピクリとも動かなくなった男性の体は巨大な手の持ち主の口元に運ばれ、バキボキと音をたてながら噛み砕かれた。

 

 男性を噛み砕いたモノ……Goliath(ゴライアス)は口の回りについた血を腕で拭いとると鼻を鳴らしながら辺りを探る。

 

 長い間船の上で休息をとることができたため、先日負ったGoliath(ゴライアス)の傷は綺麗に塞がっていた。

 

 ここ数日は怪我を負うようなことは起こらず、さらに人間が豊富にあったことからGoliath(ゴライアス)の機嫌はとても良かった。

 

 人間に見つからないようにコソコソと一人ずつ確実に仕留めていったことが面倒ではあったが、見つかることなどなく安全に餌を確保できたのなら全く苦ではない。

 

 嗅覚を使って残りの人間たちを探すGoliath(ゴライアス)だったが、もう人間の存在を感知することができないためさっき食べた人間で最後だったのだと理解した。

 

 少しばかりまだ食べたかったという感情があったGoliath(ゴライアス)だが、餌がないなら仕方ないと誰のいなくなった船の甲板をドスドスと歩く。

 

 そして、Goliath(ゴライアス)は我が物顔で積み上がったコンテナの上に陣取り何か変化があるまで眠りにつこうとする。

 

 そこで、Goliath(ゴライアス)は船の進んでいく先に大陸があることに気づいた。

 

 船は相変わらずスピードを落とさず大陸に向けて真っ直ぐと進んでいるため、日が暮れた頃に上陸しそうだった。

 

「グルルル……グルオオオオオオオオオオオ!!」

 

 新しい新天地に次なる住み処と餌に期待し、Goliath(ゴライアス)は天に向けて歓喜の咆哮を轟かせた。

 

 絶望はすぐそこまで迫っていた。




そして後書きにて発表します。

それはこの作品ではモンスターたちが主人公となっており、ISとのパワーインフレに差が出てきてしまいます。

そこで、皆さんが考えた兵器や改造ISを募集したいと思っています。

高威力武器や新型ISからもちろん、既存ISの改造版など色んなジャンルの兵器をドシドシと送ってもらって構いません。

もしかすると、あなたの考えたものがこの作品出るかも。

さらに、兵器募集の他にも皆さんが考えた新モンスターの募集をします。

Goliath(ゴライアス)のような敵対モンスターから中立モンスターまで様々なモンスターの案もお待ちしています。

詳細は活動報告にて報告します。

皆さんの案をお待ちしております。
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