ポケットモンスターDo!   作:輪島健太

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森川健太(ケンタ)性別:男
性格:真面目   年齢:15歳
個性:負けず嫌い 口癖:「~しかないでしょ」

ケンタの手持ちポケモン

モウカザル 性別:オス   スピアー 性別:メス 持ち物:スピアナイト
特性:??         特性:虫の知らせ
性格:やんちゃ       性格:寂しがり
個性:物音に敏感      個性:とても几帳面
覚えている技:火炎放射   覚えている技:毒針
       引っ掻く          ミサイル針
       雷パンチ          虫喰い
       火炎車

ピジョン 性別:オス    ニドラン雄 性別:オス
特性:鋭い目        特性:毒のトゲ
性格:意地っ張り      性格:冷静
個性:少しお調子者     個性:力が自慢
覚えている技:燕返し    覚えている技:冷凍ビーム
       エアスラッシュ       角で突く
       空を飛ぶ(オリジナル技)
       たつまき

カラカラ 性別:オス
特性:避雷針
性格:寂しがり
個性:物音に敏感
覚えている技:骨棍棒
       ボーンラッシュ
       怪力

フローラル(フローラ)性別:女
性格:無邪気     年齢:14歳
個性:負けん気が強い 口癖:「レッツゴー」

フローラの手持ちポケモン

イワーク(イワちゃん)性別:メス  イーブイ(ブイ太)性別:オス
特性:頑丈             特性:適応力
性格:慎重             性格:無邪気
個性:打たれ強い          個性:抜け目がない
覚えている技:締めつける      覚えている技:電光石火
       岩石封じ              スピードスター
       アイアンテール

ニドラン雌(ニーラン)性別:メス
特性:毒のトゲ
性格:大人しい
個性:負けず嫌い
覚えている技:シャドークロー
       乱れ引っ掻き

シゲオ       性別:男
性格:慎重     年令:15歳
個性:抜け目が無い 口癖無し

シゲオの手持ちポケモン

ゼニガメ 性別:オス    バタフリー 性別:オス
特性:激流         特性:複眼
性格:うっかり屋      性格:陽気
個性:血の気が多い     個性:悪戯が好き
覚えている技:水鉄砲    覚えている技:サイコキネシス
       噛み付く          固くなる
                     糸を吐く


第十九話「クチバジム!力の具現化とは?」

前回のポケットモンスター銅は?

 

ケンタは元より感情を露わにしない、と言うより分からない。

あれが精一杯かもしれない・・あのケンタが他人を思いやるなんて・・

俺も・・誰かパートナー見つけて旅に出ようかな・・何てね笑

 

このイワちゃんは父上のイワークと母上のイワークから産まれた

言わば最強のイワーク・・そのイワちゃんに世界の景色を見せる・・

 

「テツ兄!テツ兄じゃん!」

「そのギアRシステムを介してポケモンとの対話が出来るかどうかは

確証されてないから分かんないけど、」

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

~クチバジム・控室~

 

まだ俺達3人の空気は重かった。

あんなに野太い声で、英語の発音をされて、大柄な男

余程心根がしっかりしていないと太刀打ち出来ない。

 

「僕もビックリしたんだ。マティスのあの言動」

シゲオが徐に話し出す。

 

「手持ち、決めたの?順番とか・・」

フローラも続けて話す。

 

「よし!モウカザルとニドランと・・やっぱカラカラかな」

 

「あれ?スピアーは?」フローラが聞く

 

「ニドランにも、ジムの雰囲気や俺の考えを

分かってほしいからね、戦わせるよ」

 

「後はマティスだね。」フローラが話し始めると

 

「あいつのライチュウがすごいんだ。」

シゲオが割って入る。

 

「そうだ、シゲオの時の対戦方式は?バタフリーとゼニガメで戦ったの?」

 

「そう。その2匹しか持ってなかったから!」シゲオの表情は明るい

 

「そうか、ありがとう。気持ちも整理できた。」

 

なんかシゲオを見ているとこんな事で落ち込んでいたのかと思わせる。

 

~クチバジム・バトルフィールド~

 

「ヘーイ!キマシタネ!マンキーボーイ!」

 

「発音良すぎてモンキーがマンキーに・・って・・」

シゲオが言ってる途中で俺が気付いた。

 

「それって、モウカザルを出したから申男ってことか」

 

「あのマティス、印象づいたポケモンの特徴であだ名を決めてて・・」

 

「だからシゲオはゼニガメで亀でタートルボーイ・・」

フローラが痛い所を突く。

 

「バトルハ1vs1ノタイマンバトルデース!」

マティスが唐突に喋る。

 

うつむく俺・・

 

「1vs1・・どれで行くの?ケn」

 

「待ってフローラ!ケンタ・・」

 

「タイマン?違いますね。」

 

「ホワッツ?」

 

「俺達トレーナーとポケモン1体、その時点でツーマンセルさ!」

 

「ソンナフェイクキキマセーン!ゴー!ライチュウ!」

 

ライ

 

ズゥン

 

 

ライチュウがボールから出た時、フィールドの空気が

一段と重くなった。

 

「行くよ!カラカラ、行くしか無いでしょ!」

 

カラ

 

「マダマダベイビー、ボーンボーイ!」

 

「で、ではワカバタウンのケンタ対クチバジム

ジムリーダーのマティスの試合を開始します。

使用ポケモンは本来2vs2・・の筈でしたが

マティス教官の独断により1vs1の変則マッチバトルを行います。

異論、他論はございますか?チャレンジャー?」

 

「いいえ、ありません!」

 

審判の人・・流暢な日本語だな・・

 

「で、では、バトルスタート!」

 

「ファーストアタックハチャレンジャーカラドーゾ!」クイ

 

人差し指を上に向け誘っている。先ずはライチュウの生態確認からだ

 

ーライチュウ、ねずみポケモン。

身体に電気が溜まるにつれ攻撃的に。実はその電気が

ストレスなのではと言う説もあるが詳細は不明ー

 

なるほど、だったら手始めに

 

「骨棍棒!」強めに叫ぶ

 

カラカラカラカラ

 

ドゴォン!

 

「ヘッ!ナイスナアタック!シカーシ!

シンカ・・エヴォリューションシタライチュウノテキデハ

ナイノデース!ソノママメガトンパンチ!」

 

ズゴォン!

 

「カラカラ!」

 

カラカラがもうフラフラとしている。

たった一撃で・・何てパワーだ・・パワー?

 

「シンカイズパァワァフゥルゥ!」

 

ラァイ!

 

「凄い・・マティスの声に反応して叫んでる。

マティスの事・・信頼してるのね。」フローラが納得していた。

 

「僕はまだ・・ゼニガメを信頼していなかったのか?

僕が挑戦した時は一方的だったからな・・」シゲオが見つめ直していた。

 

「成程。分かりました。マティスさん!」

 

「ホワッツ?」

 

「貴方のその、早く進化させて沢山強い技を覚えさせての

パワースタイル・・凄いです。」

 

「ダロー!シンカイズベェスゥトォオォブゥテェクゥニィックゥ!」

 

「ですが・・果たしてそれをそのライチュウが望んでいたのでしょうか?」

 

「ホワイ?ポケモンハゲットシテスグシンカサセル!ソレセオリー!ライト?」

 

「そのライチュウ、ピカチュウの儘育てていれば、高速移動とか影分身

技巧派な技も沢山覚えられただろうに・・進化には・・

タイミングが重要だと思います!」

 

「タイミング?」

 

初めて・・マティスが落ち着いた。

 

「そう!貴方の様に俺も進化に憧れていました。でも、」

 

俺は一度、シゲオを見つめる。そして

 

「シゲオの様にかわらずの石を持たせてそのまま戦わせるトレーナー

だっているんです。それがトレーナーの意思かポケモンの意思か、

まではわかりません。ですが、進化したくない事をポケモンが

望んでいたのだとしたら・・それはしっかり聞いてあげないと。」

 

「ゴチャゴチャウルサイノデース!フーアーユー?」

 

「通りすがりのポケモントレーナー・・とでも?」

 

「ライチュウ・・ユーハピカチュウデタタカイタカッタノカ?」

 

 

黙って俯いて考えていた。

 

 

少しの間が空く。

 

 

カラカラも・・何とか落ち着いた様子だ・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブルブル

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ライチュウは顔を横に振った。

 

 

「あのライチュウは・・」その声はギアR?

 

「あのライチュウは生まれた時からライチュウに

強い憧れを抱いていた、群れからはぐれて迷っていた時に

マティスに出会えて、すぐ進化できて、感謝しているらしい。」

 

「そ、そうなのか・・マティスとライチュウは・・」

 

「ああ、以心伝心、していたのだ。無意識の内にな」

 

「フッ!ライチュウ、ジュウマンボルト!」

 

マティスの声に芯が戻った、

 

ガァン!

 

 

 

 

 

 

 

「そんな・・どうして?」フローラが驚く

 

 

「ありえない・・」シゲオも唖然としている。

 

 

「カラカラがよろめいている?さっきのダメージも

残っているし、特性が避雷針でも難しいか・・」

 

「ワンモアタイム!ジュウマンボルト!」

 

ラァァイ!

 

「ボーンラッシュで防御!」

 

すかさずカラカラに伝える。

カラカラも骨の持つ場所を端から真ん中に持ち替えて

クルクル回して守りに入る。テンションが上がったのか足元が・・

 

「踊っている?」シゲオが呟く・・

 

「まるで・・どこかの民族の踊りみたい・・」フローラが例える。

 

「あのオーラに影響されているのか?とにかく・・そのまま

ボーンラッシュで間合いを詰めるんだ!」

 

カラ

 

「メガトンパンチ!」

 

「足を掴んで怪力!」

 

 

 

 

ガシ

 

 

 

 

「ソンナ・・ライチュウ・・」

 

 

「進化をして・・パワーをつけても、その力を

信じすぎてはいけません。足元を掬われますよ!こんな風に」

 

「ウゥ・・」

 

「そのまま上へ投げるんだ!最大パワーで骨棍棒!」

 

「ダッタラコッチモテクニカルニ・・オチルスピードデ

パワーノマシタメガトンキック!コレデジ・エンドネ!」

 

 

ライチュウはしっかりと聞いてメガトンキックの姿勢に入る。

 

 

 

 

 

 

 

ガァン!!

 

 

 

 

 

 

 

メガトンキックと骨棍棒が正面衝突・・

 

 

 

 

 

 

 

バタ・・

 

 

 

 

 

 

 

「ライチュウ・・戦闘不能!カラカラの勝ち

勝者、ワカバタウンのケンタ!」

 

 

 

「ノー!!」落胆するマティス

 

 

「やった!ケンター!」駆け寄るフローラ

 

 

「ケンタ・・」ボールを見つめるシゲオ・・

 

 

「ヘーイ、コングラチュレィション!オレンジバッジを

ウケトリナサーイ!」

 

 

「わぁ・・ありがとうございます!オレンジバッジ

ゲットしか無いでしょ!」

 

「カラッカ!」ポォウ・・

 

「お、カラカラ・・」

 

「カラ・・」グッ

 

止まった・・

 

「まさか・・キャンセルしたのか?」

 

「オーマイガー!」

 

「カラカラもまだ進化したくないらしいですね。」

 

「ヒトソレゾレ、トイウコトカ・・ネクストジム?」

 

「ヤマブキシティへ行きます。」

 

「グッドラック!」

 

「ありがとうございました。」

 

 

~クチバシティ・ポケモンセンター~

 

「うーん・・」

 

「どうしたの?」シゲオがパソコンの前で唸っている。

 

「ヤマブキシティなんだけど・・ヤマブキジムも

閉鎖されちゃってるね。」

 

「シルフカンパニーの影響?」

 

「だね」

 

「そう・・だね・・」とフローラ

 

「アサシの権力が結構響いてるね・・」

 

「一刻も早くアサシと決着をつけよう。ニドランの為にも。」

 

「そうだね、」と真剣な表情のフローラ

 

「アサシは地面タイプをベースとしたバランスのとれたパーティだから、

やっぱニドランと、カラカラにも頑張ってもらおう。」

 

「連戦だけど・・」

 

カラカラはやる気の様だ。ライチュウと戦った時に決めたのだろう

 

 

 

 

 

 

 

 

このままじゃダメだと・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「明日に備えて今日はここで泊まろう。」

俺は一人部屋に入る。

 

 

 

「ケンタ・・」

 

 

「なぁフローラ?」

 

 

「ケンタ!」走り出すフローラ

 

 

 

「待って!」フローラの手を掴むシゲオ

 

 

「放して!ケンタが!」

 

 

「今は・・そっとしておくんだ・・ケンタの事を

強く思うのなら尚更ね」

 

「こういう時は傍にいた方が良いってテレビで・・」

 

「時と場合によると思うな。さっきのジム戦、

とてつもない緊張感だった。フローラも少しは感じたはずだ。」

 

「だったらどうして?」

 

「さっきの戦い方も迷いが見えた。心を落ち着かせて

整理するには1人の方が良い場合もある。」

 

 

 

 

 

 

今回のジム戦でケンタの心境に変化はあるのか?

 




「モッカ!」
「よし、行くしかないっしょ!次の冒険に!」


運命のアサシ戦

「あれから成長したのかな?」
「ニドラン・・」
「これは・・そんなはずは?」
「待たせたわね、たっぷりとお返しよ。」

次回ポケットモンスターDo!「シルフカンパニー!vsアサシ決着!」
みんなもポケモン、ゲットしかないでしょ!

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