影が薄くてもダンジョンを攻略する。のは間違っているだろうか?   作:ガイドライン

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昨日ぶりです‼
まさか評価がまた7に戻り嬉しくて一日で書いてしまいました。それもまさかの6000字以上!!!!
自分でもビックリです。テンション上がればここまで書けるんですねーー書くのに三時間以上かかりましたが(笑)

結構面白く書けたと思いますので、楽しんでください。
それではどうぞ♪


time2 始まるからこそ、何か変わる。
影の薄さとスキルを売った場合は高値になるみたいです。


黄昏の館。

ここはロキファミリアの家であり、威容な姿はオラリオで目を引く建物として、市民に親しまれている。

その中でも主神であるロキの私室は、様々な物が置いてあり珍しい絵画や置物、机や椅子なども一級品でありさすがオラリオの中でもトップクラスのファミリアであると納得してしまう

 

さて、そんなロキファミリアのロキの私室には今お客が来ており、そのお客と対面しているのはロキとアイズ、そしてエルフのリヴェリア。

で、その三人対してお客である三人はというと

 

 

 

 

「分かりました。行きます」

 

「勝手に決めるんじゃない!!!!分かってるのかいハジメ君!!!!ロキファミリアの遠征だよ、遠征!!!レベル1である君にそんなところに行かせるわけには行かないんだよ!!!!!!」

 

 

 

 

「大丈夫です、影薄いですから」

 

「そういう問題じゃない!!!!!

君が想像できないモンスターや環境があのダンジョンにはあるんだよ‼いくら君でもダメなものはダメだ!!!!」

 

 

 

 

「…………じゃベルも一緒ならいいでしょうか?」

 

「バカか君はああぁぁぁ!!!!

尚更行かせるわけには行かないよ!!!ベル君!!君も何か言ってやるんだ!!!!!」

 

 

 

 

 

「ア、ア、ア、ア、うわああああぁぁぁ!!!!」

 

「ちょっ、ベル君!!?」

 

「逃がしませんベルベル」

 

「グフッ!!」

 

「ああっ‼ベル君!!!!やり過ぎだよハジメ君!!!!」

 

「大人しくしてもらわないと話が出来ませんので」

 

 

 

 

目の前にいるアイズを目撃してから何か様子がおかしいと思っていたが突然に脱兎の如く逃げ出そうとしたベルをハジメが襟を付かんで制止させた。もちろん襟なんて掴まれた為に首が締まって気絶してしまった。

そんなコントのような光景をさっきから黙って見ていたロキ達だが、もちろんハジメの姿が見えるわけではないのでヘスティアとベルが夫婦漫才をしているようにしか見えていない。それでもヘスティアが誰もいない場所に話しかけたり、走り出したベルがあり得ない感じで急停止しているところを目撃すると

 

 

 

 

「……未だに信じられない……姿を消す魔道具(マジックアイテム)はあるが、気配も感じられないとは……」

 

 

 

 

『豊穣の女主人』で何度も「ステルス」を目撃をしているがそれは魔道具だと解釈していた。しかしそれは違うと主神であるロキやヘスティアに言われて改めてステルスを見よう(感じる)としたが全く分からなかった

 

 

 

 

「漫才はその辺で止めてくれんかヘスティア」

 

「別に漫才してるんじゃないよ!!!ハジメ君が話を聞いてくれないから」

 

 

 

「聞いてますよ、僕がロキファミリアと一緒に遠征に行く」

 

「全く聞いてないじゃないかああぁぁぁ!!!」

 

「こっちはステルスの姿が見えへんから何を言ってるのか分からへんわ‼」

 

 

 

 

話を進めようにもハジメは遠征に行こうといい、ヘスティアはそれをダメだといい、ロキ達はどんな状況なのかイマイチ分からずにいる。

 

 

 

 

「まぁ、正直にいうとハジメ君は遠征に行ってもいいと言ってるんだよ」

 

「ホンマかぁ!!!なら話は早いわ実は…」

「だけど僕は認めないからな!!!!!」

 

「なんやて??」

 

 

 

 

ぬか喜びしてしまったロキだが、遠征となるとかなりの危険が伴う。ましてやハジメはレベル1であるためロキファミリアのような上級冒険者がいくような場所に連れていくわけにはいかない。常識ある返答ではあるためロキも無茶なことを言っていると分かっている

 

 

 

 

「さっきも言った通りだよロキ。ハジメは遠征になんか行かせない。どうしてハジメをそんな場所に連れていくのか分からないよ」

 

「せやからそのレアスキルとレア魔法でうちらのファミリアを守ってほしいんや。」

 

 

「なにがレアなもんか、君はハジメの何を知っているんだい」

 

「何も知らんわ。だけどなこっちは現場でちゃんと見てるんや‼あのモンスターに攻撃を喰らっても無傷なステルスが居たのな!!!

実際に見えんでも分かるわ、その力はそこらのレアよりさらにレアなやつや。

しかし、ええんか、うちがボロッと他の神に話しても~」

 

 

「ひ、卑怯だぞロキ!!!!

ま、まぁ、言った所で相手にされないだろうけどね。何せハジメは「見えない」だからね♪」

 

「く、くそが……!!!」

 

 

 

 

待たしても言い負かされたロキは悔しそうな表情でとなりにいるリヴェリアを見つめる。その瞳でナニかを悟ったのか「……だから私が呼ばれたのか……」と小声で言ったあとため息をついて

 

 

 

 

「神ヘスティア。私達が無理で無茶苦茶なことを言っていることは十分に分かっているつもりです」

 

「ほら見ろロキ、君の子供のほうが随分利口なんだね」

 

「こ、このドチビがぁ…!!!」

 

 

「しかし無理で無茶苦茶だからこそ、私達はそちらにそれなりことをしたいと思います」

 

「例えばどういうことをしてくれるんだい??」

 

 

 

 

どんなことを言っても断る気満々なヘスティアは軽くその話を聞くことにしたが、リヴェリアにはその意思を崩してしまう策略を持っていた。

リヴェリアは(おもむろ)にロキの机の引き出しからあるものを取り出して見せた。

 

 

 

 

「遠征が終わりステルスが無事に帰ってきたのを確認できたなら、ここにある2億ヴァリスを報酬としてお渡しします」

 

「に、に、「2億ヴァリスウウウゥゥゥゥ!!!??」」

 

 

 

何故か遠征にいくハジメではなく気絶していたベルが反応してしまった。しかし目の前の袋の中には確かに2億ヴァリスはあると確認できる。

 

 

 

 

「えっ‼えっ‼ええぇ!!!?本当に言っているのかい2億ヴァリスだよ。2億ヴァリス!!!!!」

 

「か、神様!!!僕あんな大金見たことないですよ!!!!!」

 

「僕だって見たことないよ!!!!!」

 

 

 

現実離れしている金額が目の前ある事実に興奮を抑えられない二人。一方ハジメは相変わらず平然としているがロキ達には見えないため喜んでいると解釈している

 

 

 

「当然報酬だと思います。レベル1であるステルスをロキファミリアと言えども深層へ連れていくのですから。もちろん足りないというのならまだ金額は上げますが」

 

「ま、まだ上がるというのかい!!!??」

 

 

「もちろんです。私達はそれだけのことを頼んでいると理解してます」

 

 

 

 

リヴェリアの誠実な対応と貧乏ファミリアには喉から手が出てきそう大金。まさかこんなにも心が揺らぐとは思っていなかったヘスティアだが

 

 

 

 

「こ、こ、こんなものじゃハジメ君を遠征になんか連れていかせられないね」

 

「動揺してるやんか……」

 

「う、うっさい!!!!とにかくだ‼いくら大金を積まれても無理なものは無理なんだ!!!!!!」

 

 

 

 

さっきまで一緒に喜んでいまベルもうんうんと頷いて否定をする。しかし本当に危なかった……これ以上衝撃があると心が持たない…………

 

 

 

 

「しかし神ヘスティア、ファミリアに内緒で神ヘファイストスから借金2億ヴァリスもあるのは如何なものかと」

 

「に、に、に、に、2億ヴァリスウウウウウウウゥゥゥゥ!!!!!!!」

 

 

 

 

目の前の2億ヴァリスよりも大きな声を上げたベル。そして驚愕な表情でリヴェリアを見つめるヘスティア

 

 

 

 

「ど、どうして君がソレを!!!?」

 

「えっ‼神様!!!本当に2億ヴァリスも借金があるんですか!!!!??」

 

「し、しまった!!!」

 

 

「交渉するのですから相手より優位に立たないと行けません。ちなみに神ヘファイストスには今度の遠征に必要な武器類を大量に頼んでます」

 

「う、裏切ったなヘファイストスめ!!!!」

 

 

 

 

最初から黙っているようにと約束していなかったはずだがいまのヘスティアにはそれを思い出す術はない。ともかくまさかの衝撃が訪れたヘスティアの心は揺れに揺れていた

 

 

 

 

 

(ど、ど、どうする!!!まさかこんなところで借金がバレるなんて!!!!もちろん借金は僕が勝手に背負ったんだからベル君達には関係ないけど………問題は………)

 

 

 

 

と、恐る恐るロキの方を見てみるとニヤニヤと笑いながらこっちを見ていた

 

 

 

 

(あの断崖神に知られるなんて!!!!直ぐにでも借金を返さないと他の神に知られて僕達ファミリアは本当に貧乏ファミリアになってしまう!!!!それだけじゃない、ベル君やハジメ君が僕の知らないところで嫌味を言われるかも知れない…………そんなの僕は見てられない!!!!!)

 

 

 

 

 

本当に困ってしまった。ハジメを遠征に行かせないという決意はまだ固いが、あのロキに借金を知られてしまった。このままだと近いうちにこのファミリアは地獄を見ることになる。それだけは避けないといけないのだが

 

 

 

 

(どうする!!どうする!!!??

どうしたらこの状況をひっくり返すことが出来るんだ!!!)

 

 

 

 

 

必死に考えるヘスティア。その決断1つで今後のヘスティアファミリアが大きく変わるのだ。う~んと悩んでいるとさっきまで黙っていたハジメがロキ達がいる机の方へ向かって歩きだした。

「ちょっ!!!」と言葉にしようとしたがすでに遅く、ハジメは勝手にペンを手に取り紙にこう書いた

 

 

 

 

[神様を困らせるところに僕はいきません]

 

 

 

 

それを見たロキ達は、いや、ヘスティア・ベルは息を飲んだ。まさかこんな返事が返ってくるとは思っていなかったからだ

 

 

 

 

「しかし一緒に遠征にいけば借金は無くなります」

 

[構いません]

 

 

「だけどなうちがうっかり他の神に話してしまうかもしれないで~」

 

[その時は言ってくる者を全てを「停止させて(とめて)みせます」]

 

 

「………それはうちも入ってるんかな、この神ロキも」

 

[例外はありません、神だろうが僕のファミリアに手を出すなら…………全て止めます]

 

 

 

 

その文章を最後に誰もが黙ってしまった。言葉は聞こえなくても、表情が見えなくても、ハジメが本気であることはここにいる誰もが理解できた。

しばらく沈黙が流れるなかリヴェリアが

 

 

 

 

「………大変失礼なことをしました。遠征に来てもらうためにここまでしてしまった私達を許してください」

 

「おいリヴェリア!!」

 

 

「これ以上は無理です。意志が固すぎる。それにこれだけ愛されているファミリアから無理矢理引き離すなんて………ロキも出来ないと思うが」

 

「……………あぁ~もう~!!!好きにしたらええ!!!!!!」

 

 

 

 

負けを認めたロキは拗ねて誰も見えない方角へ体を向けた。その姿をみてリヴェリアはハァ~とため息をつき、ヘスティアは「子供か君は……」と呟いた

 

 

 

 

「しかし遠征ではなくても一緒にダンジョンに潜るのはダメでしょうか?私は彼のステルスの実力を見てみたい」

 

「…私も、見てみたい」

 

 

 

 

ここでやっと言葉を発したアイズ。その二人の誠実な思いにヘスティアはまた揺らぎ始めた

 

 

 

 

「もちろん報酬も払います。2億ヴァリスとはいきませんが5000万ヴァリスを」

「交渉成立だね!!!!」

 

 

 

まさかの成立に思わず転けてしまったベル。しかしこんなときでも平然としているのはハジメだった

 

 

 

「神様~‼勝手に決めたらダメですよ!!!!」

 

「いいじゃないか♪始めからハジメ君は行く気満々だったんだから。あっ、さっきのはうまかったな~‼」

 

 

「神様~‼」

 

 

 

 

ぐれているロキでも「アホとちゃうんか……」とヘスティアをバカにしているが全く聞こえてないし気にしていない。遠征にいかずにまさかの5000万ヴァリスが手に入るのだから喜ばずにはいられない

 

 

 

 

「ハジメ君!!!!僕達ファミリアの為に行ってくれるよね!!!!!!」

 

「神様がいうなら行きます」

 

「やったああぁぁぁ!!!5000万ヴァリスゲットだああぁぁぁ!!!!!」

 

「まだやるなんて決まってないやろうがこのドチビ!!!!!」

 

 

 

我慢できなくなったロキはヘスティアに向かって思いっきり罵声をいう。もちろんヘスティアもそれに対して

 

 

 

 

「決まったも同然だよ。ハジメ君には全く攻撃が効かないんだからね。いえーい!!これなら早く借金が返せるかな~」

 

「やっぱりレアスキルやんか!!!なら遠征に行ってもええやろうが!!!」

 

 

「バカをいうじゃないよ!!!遠征には行かせない!!!!だけどただの冒険ならきっちりとハジメ君の状況を見て潜ってくれる。ならハジメ君の安全は保障される。遠征みたいな団体思考より個人を見てくれるほうが安全なんだよ。

つまり、5000万ヴァリスは僕のものだ!!!!!」

 

「ふざけんな!!!ドチビじゃなくてファミリアの物や!!!!!」

 

 

 

 

と、また喧嘩を始めた二人に対して他の面子は無視をすることにした。

 

 

 

 

「短期間とはいえ行動を共にしますので色々契約を決めないといけないな。お互いに命を預けるわけだからある程度の情報共有をしないと」

 

[情報共有ですか?]

 

 

「あぁ一番の情報共有はステイタス。もちろん最小限の人数しか話さない、もし漏洩した場合は賠償金や体罰を受ける」

 

[なるほど、そうしてお互いを信頼するのですね]

 

 

 

「いや、その定義は……まぁ、ないとは言えないが……

しかし本当にいいのか?貴方のスキルや魔法はレア中のレア。もう少し考えた方がいいかと思うのだが……」

 

[神様が決めたなら構いません]

 

 

 

「………本当に神を愛しているのだな……

分かった、そちらがいいのならこちらも構わない。早速互いのステイタスの確認を………って、まだやっているのか………」

 

 

 

 

せっかく纏まってきたというのに未だに神同士は喧嘩をしていた。

 

 

 

 

 

……………………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

「な、なんや、これ………」

 

 

 

 

 

トキサキ・(ハジメ)

 

Lv.1

 

力:I0→I0 耐久:I0→I0 器用:I0→I0 敏捷:I0→I0 魔力:S999

 

《魔法》

一時停止(サスペンド)

・全ての事象(出来事)を停める

・停めたものを再生させる

・再生する際は方向を変えられる

・必要とするもの以外はオート発動

 

《スキル》

【カミカクシ】

・所有者と主神が認めるもの以外は

存在(本人)を認識出来ない

・主神が子を思うかぎり持続する

 

 

 

 

ロキファミリア全員が言葉を無くしている。確かにレア中のレアだと想像していたが、まさかここまでのものとは想像できなかった………

 

 

 

 

「なるほど……これではハジメを認識することなんてできるはずがない………」

 

「ありえん……なんや……このステイタス……」

 

「……スゴい……」

 

 

 

「やっぱりスゴいんですか神様?」

 

「当たり前だよ…こんなの神の力に近いよ……」

 

 

「……ヘスティア、もしかしてワレ……」

 

「使うわけないだろう!!!」

 

 

 

 

疑ってしまうのは当然かもしれない。

それほどのものが目の前にあるのにそれを持っているハジメは変わらず平然としている

 

 

 

 

「とにかくこれで契約成立だな」

 

「というわけや、早速ハジメを見せろやヘスティア」

 

 

「ぐっ!!し、仕方ないのか……分かったよ!!!

この部屋にいるロキファミリアを()()()()君達を認める!!!!!!」

 

 

 

 

なにもなかった所から、いや、うっすらとモヤが現れそれがゆっくりとそのモヤが消えてくる。そしてそこにはさっきまで見えなかった人物が、トキサキ (ハジメ)がそこにいた

 

 

 

 

「初めまして、になるんですかね。トキサキ (ハジメ)です」

 

「あぁ、初めまして」

 

「初めまして」

 

「これからヨロシクな‼

……って、さっきの冒険の間ってなんや!!!それ以外は見えないっていうんか!!!?」

 

 

「当たり前だ!!!あくまでも冒険だから許したんだ。君に僕のファミリアを会わせること自体嫌なんだ!!!!!」

 

「なんやて!!!こっちだってなアイズをお前所のファミリアなんぞに見せたくないわ!!!!冒険やから仕方なくだってことを理解しとけボケェェェェ!!!!!」

 

 

 

また喧嘩を始めた神様達。

ベルとリヴェリアが「お互い大変ですね」と共感し合いハジメとアイズにいたっては特に会話することなく見守るだけだった。





長々とすみませんね。
最後にもう少しだけお付き合いください。
リヴェリアとロキの口調がおかしいかと思いますが
どうしても可笑しいと思われる方がいたら教えてください。
正直自分でも読み書き直すのは……大変なので。
もちろん他にも言いたいことがあれば書いてください。
出来るだけ否定的な感じだけはご勘弁を。
我が儘かな?とにかく読んでくれましてありがとうございます。
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