影が薄くてもダンジョンを攻略する。のは間違っているだろうか? 作:ガイドライン
一時間半近く更新してすぐ削除しましたがこれには理由があります。
………まだ書いてる途中でした‼それで投稿してしまいました!!!!期待させてすみません!!!!!!
折角更新したと思ったのに~と感じたと思います。
そんな思いを巻き返すだけの更なるストーリー作成が出来ました。(自信はないけど♪)
その分だけ文字数が多いです、過去最多です。
じっくりと読んでください。それではどうぞ。
少し時間が遡り、ここは『豊穣の女主人』
「今頃は18階層に着いているんですかね……」
「間違いないでしょう」
「気になるなら今からでも……」
「しつこいですよシル」
睨みをきかせるリューに対して少し舌を出して可愛く誤魔化すシル。今日はベルとヘスティア、話し相手としてリューとシルが同席している。お店は落ち着きをみせた所でベル達が入店して「休憩ついでに話してきな」と話相手は二の次で料理を注文させなという遠回しな言い方である
「でもスゴいなハジメは……同じレベル1なのにもう18階層なんて」
「ハジメ君が特殊なだけだよ」
「その通りです。ですから自分もいけるなんて考えないように」
「いえいえ!!!考えませんよそんなこと!!!!
ハジメのお蔭でエイナさんからキツく言われてますから……今日もどれだけダンジョンが危険なのか、モンスターの知識とか、もう頭が痛いです……」
「お疲れさまです」
ベルにはハジメみたいにならないようにエイナはまるで英才教育のように徹底的に「ダンジョン」について教えているようだ。なので最近では無茶なことはせずに地道にダンジョンの潜っている。
「しかしそれは必ず役に立ちます。知識が有るのと無いとでは大きな差がある」
「すぐには追い付かなくても地道なことが確実に1歩前進する。ってハジメ君がよく言ってたよ」
「ハジメがそんなことを……」
「いまではスキルや魔法があるけど、その前はごく普通の青年だったらしいよ。冒険者になった理由は話してくれなかったけど「友達が欲しい」って言ってたな」
「それ今でも言ってますよね?
ダンジョンに一人で潜る理由も友達が欲しいって」
「いま思えばそれが理由だったのかな、冒険者になりたかったというのが……」
しんみりとなったところでミアが大きな皿を持って「辛気臭い顔をするぐらいならもっと食べな!!!」と割って入ってきた。大きな魚の焼きたものがドンと皿に乗ってあり周りは香草によって飾られていて、その匂いが食欲をわかせてくれる
「ったく、いまじゃあんたらがいるんだ。昔がどうだったかなんて今が大事なんじゃないかい。そんなに心配なら契約でもなんでも見直して納得することだね」
「あ、ありがとうございます……」
アドバンスを告げたミアはまた厨房へ戻っていく。しかし美味しそうな料理ではあるが量が多い。これを食べきれるかな~と思いながら
「そういえば契約書って神様が持ってるんですよね」
「そうだよ、ちなみに今も持ってるよ」
「何で持ってきてるんですか!!!??」
「自分でいうもの嫌だけどあんな場所にこんな大事なものを置いておけるかぁ!!!」
といいながら自分の胸元に手を入れて何かを掴み引き抜くとそこには折り畳まれた契約書が入っていた。ベルはその突然のヘスティアの行動にビックリして直ぐに視線を外したが、隣にいるシルが小声で「ベルさんのエッチ……」と言われて少し赤くなっていた顔が更に真っ赤に染まった。
「何処に隠してるんですか神ヘスティア……」
「し、仕方ないじゃないか!!スリにあっても安全な場所なんて
「クラネルさん、早く金庫を買えるように」
「は、はい!!!」
「そんなにダメだったのかい!!!」
むしろ何で大丈夫だと思ったのか?と思ったがこれ以上はヘスティアが可哀想だと言うのをやめた一同。とにかく話題を変えるために契約書を広げることにした。たださっきまで
「ベ・ル・さ・ん~‼」
「さ、さぁ!!契約書を確認しましょう!!!!」
強引に誤魔化したベルだが、もうすでに遅く女の子全員から冷たい視線を浴びることになる。いや一人は熱い視線かもしれないが受け取っているほうは感じてないようだ。
契約書を広げて内容を確認する
1 お互いのステイタス情報を公開
だが最小限の人数だけにとどめること、もし漏洩した場合は賠償金や体罰を受ける
2 基本にモンスターとの戦闘はロキファミリアが行い、トキサキ
3 無事に冒険が終了したら報酬として5000万ヴァリス
4 契約違反を犯した場合は無条件の《命令》を受けること
立派な羊皮紙の枠には芸術的な模様があり、その真ん中に契約内容が書かれてある。何度も読み返したが特に問題はないと思われる
しかしそこで契約書を初めてみるリューが何かに気づいた
「この勝てるだろうという状況とモンスターの見極めと書いてありますが、これは「モンスターを弱らせてしまえば強いモンスターでも戦える」という解釈が出来るのですが」
「それはボクも気になったから聞いておいたよ。圧倒的なモンスターに限っては適用されない。つまりは一級冒険者しか倒せないモンスターや階層主との戦闘は「どんな状況であれ戦闘参加はない」と決めているよ」
「そうですか、それならいいのですが」
「まぁ、気になるのは仕方ないよ。まずレベル1の冒険者が18階層を目指す自体あり得ないんだから」
明るい感じで返しているが契約書を作成しているときはハジメの為を思ってロキに「め、目が血走ってるで…」と引かれながらも真剣に作ったものだ。そこへうーんと唸っているシルが恐る恐る声をかけた
「あの~、でもこれって階層主と戦うんじゃないんですか?」
「何を言ってるんだい?階層主はレベル1が何人集まろうとも倒せないだよ。どんなに階層主が弱っていたとしても……」
「でも、同行者二人が問題ないと判断したら階層主と戦闘になるんじゃないんですか?」
「あのね、さっきから何を言っているんだい!!何を聞いていたんだい!!!そんな契約書にも乗ってないことを勝手に」
「ここに書いてますよ」
そういってシルは指を指す。そこは羊皮紙の枠にある芸術的な模様が刻まれている。一体何があるのかとその指の先をじっと見てみるとその模様と同化しているかのように何やら小さな字で
《しかし2において同行者である二人が問題ないと判断した場合
「「は、はああああああああぁぁぁぁ!!!!!!!」」
思わず声を張り上げるヘスティアとベル。その声に奥からミアが「五月蝿いよ!!!!!」と怒鳴ってくる。シルはあわあわと慌てていてリューは頭を抱えている。
確かに契約書の内容に不備はなかった。ただ契約書自体に不備があるなんて思いも寄らなかった
「な、なんだよこれは!!!」
「これってつまりアイズさん達がハジメをゴライアスと戦えると判断したら………本当にやることになるんですか!!!」
「御二人とも、ここで話している場合ではない。一刻でも早く真意を聞かないとトキサキさんの命に関わります」
その言葉を聞いた二人は直ぐに立ち上がり
「すまないけどここで失礼するよ!!!」
「お支払は……これだけあればいいですか!!?」
「ちょっ、ちょっとベルさん!!?」
「シル、悪いが私も一緒に行ってきます。ミア母さん、必ず
「ったく、貴重なバイトを見殺しにするんじゃないよ‼」
ミアから許可を貰い三人で黄昏の館に向かった。
…………………………………………………………………………
「……ということだロキ。明日にでも」
「頼むでフィン」
ロキの私室で団長であるフィンとロキが話し合いをしていた。その話も終わりを向かえようとしていたところで突然遠くの方から騒がしい音が聞こえドンドン近づいてきた。そのリューは店から持ってきたデッキブラシで
「な、なんや‼」
「これは……」
その近づいてくる音にフィンはどうやら聞き覚えがあるようだ。その音と同時にロキファミリアの冒険者の声が一緒に混ざり
「か、勝手に入っては、グハッ!!」
「な、なんだこいつは!!!」
「止めろ!!!これ以上進ませるな!!!!!」
必死に何かを止めているようだが止まることはなく更に私室に近づいてくる。そして大きな音と同時に私室の扉がぶっ飛び、一緒にロキファミリアの冒険者が気絶した状態で扉とキスしていた
そして次に現れたのは
「夜分にすみません」
「ちょっ、ちょっとリューさん!!!やりすぎですよ!!!!!」
「いやこれぐらいしても、やり足りないぐらいだよ‼」
今回契約を結んだヘスティアとその子ベル。もう一人は「豊穣の女主人」で働いているリューだった。そのリューは店から持ってきたデッキブラシでそこで伸びているレベル3である冒険者を叩きのめした。リューのレベル4ではあるが、ロキファミリアの冒険者がそう簡単にやられるはずはない。それでもやられているのは
「ここに来た理由は分かっているはずだ。納得いく説明をしてもらいたい」
いまリューはキレている。その怒りがこのロキファミリアの冒険者達を簡単に倒してしまうほどの力を与えたようだ。
「こんなに早く気づくなんてな~。せやけどちょっとやり過ぎとちゃうか?」
「ふざけるな。こんな騙し討ちをしてきた相手に言われる筋合いはない」
「ほう~それを
「ッ!!!!」
ヘスティアとベルには何のことなのか分からないが、リューが明らかに動揺しているのだけは分かった。そしてリューが只者ではないということも……
「リ、リューさん……貴女は……」
「悪いですがその話は後で。いまはトキサキさんのことです」
「そ、そうだ!!ロキ!!!これはどういうことなのか説明をするんだ‼!!!!」
ロキの前にある机に思いっきり叩きつけるように契約書を見せる。「知らない」というかと思ったが、逆に悪気もないように
「説明も何も書いてある通りやで。アイズとリヴェリアが問題がないと判断したらハジメに階層主と戦ってもらうってな」
その細い目を開き不気味に笑うロキ。それを見たヘスティアは完全にキレてしまい、二人の間にある机を気にすることなく手を伸ばしてロキの胸ぐらを掴む
「ふざけるんじゃない!!!何を勝手にしているんだ君は!!!!!ハジメ君はレベル1なんだぞ!!!!!それを階層主と戦わせるなんて………ハジメ君に何かあったらどうするんだ!!!!!!」
「だから何かが無いように二人の判断に任せてるんやろ。勝てる相手なら階層主でも戦わせる。それともなんやヘスティア、お前は自分の子供を信じられへんというか?」
「信じてる、信じてるよそれは!!!でもいまはそんな話をしてるんじゃない‼!!!!どうしてこんなことをしてんだロキ!!!!これは明らかな契約違反だぞ!!!!!!」
「何をいってるんや?ちゃんと「契約書」の「中」に「契約」を書いてるんや。なんの問題もないで」
その言葉にさらに身を乗り出そうとしたところをベルが必死に引き留める
「放すんだベル君!!!!」
「だ、ダメです神様!!!!!いまはちゃんと話を聞かないと!!!!!!」
「こんな分からず屋に話を聞くなんて、いや、最初から話をするべきじゃなかったんだよこいつとはね!!!!!!」
「それでも聞かないとハジメが!!!!!」
その名前を聞いたヘスティアはハッ表情を変えて落ち着きを取り戻した。すると今度はリューが
「確かに契約書としては問題はないかもしれない。だが「人」として「神」として、貴方は正しいことをしたと胸を張って言えるのですか?」
「契約の文句の次は人格の文句かいな」
「いい加減ふざけるのはやめてもらいたい。こっちは大事な人の命がかかっている」
「ほう~エルフであるあんたが「大切な人」っていうことは、ハジメはあんたの伴侶になる相手って言いたいんか」
ここまでくると流石にリューも我慢の限界だったのだろう。1歩前に出ようとしたのだがすぐにその前にロキファミリアの団長であるフィンが立ち塞がり
「悪いけどロキに手出だしするところを黙って見ているわけにはいかないんだ。さっきのは神同士だからいいとしてもね、侵入者である君達を「排除」する理由だってこっちにはあることを理解してもらいたい」
「なら私達がどのような思いをしているか理解しているはずです。それでも……それでもまだ私達を愚弄するとあれば……」
リューは手に持っているデッキブラシをフィンに、そしてロキに向ける。その瞬間フィンの周りから殺気が溢れてくるのが分かった。それ以上はどうなるのか分かるかと言っているように。
そしてリューも明らかに戦う意思があると相手に示している。これにはベルやヘスティアも驚いていた。同じファミリアならば分かる話だがリューはあくまでもバイトの仲間であり、さっきまでの話や行動を見ればハジメにそれなりの想いがあるのではと感じれるが、いま見ているのはまるで「冒険者が戦いを挑んでいる」ようである。
思い当たる事なら何度もあった。ロキファミリアの冒険者を叩きのめしたり、ベルがある女の子を助けようとしたときにリューが現れて追い払ったりなど……
(もしかしてリューさんって………)
そんなことが頭を過った時、さっきまで殺気を放っていたフィンがそれを解き
「ロキ、もういいんじゃないか?」
「……どういうことやフィン?」
「そんなに意地悪をしなくても、だよ。いきなり自分の領地に入ってきて機嫌が悪いのは分かるが先に怒らせたのはこっちなんだ。それにロキなら契約書にそれを書いた時点で
「全部言わんでもええわ。………ったく、遊び心の分からん奴やな~」
そういってさっきまで機嫌が悪かったロキもあっけらかんと態度を変えて、いつも通りのおふざけた感じに戻っていた。しかしそんな展開に三人は着いてこれず、とりあえずロキ達に向けたデッキブラシは下ろしたリューだが、その含みのある言い方に対して
「どういうことですか?」
「心配いらんということや。確かにアイズやリヴェリアには戦わせるようには言ってるけどな、それはあくまでも「
そのトドメを刺すと言ってもレベル1が出来ることではない。それはハジメだから出来るだろうと考え、その判断をアイズ達に任せたということ。だが、
「だ、だとしてもだ!!!!契約を破るようなことはしなくても言ってくれればいい話だろ‼!!!!それにロキがハジメに階層主と戦わせる意味もないはずだ!!!!!!」
「ドチビに話したところでこうやって拒否するやろうが」
「当たり前だ‼誰がハジメ君を危険な目に」
「そこや、
名前を言いながらヘスティアに向けて指を指す。不機嫌でもお調子者でもなく、真面目な表情で語りだすロキ
「……どういうことだい??」
「確か…ベルって言ったかあんたは」
「は、はい」
「よっしゃベル、質問や。初心者も一級冒険者にも必要な「冒険者として何が必要か」分かるか」
突然の質問に戸惑うベル。だが自分のやってきた冒険を思い出してその質問に答える
「つ、強さと決断と経験と心……でしょうか?」
「間違ってないわ、だがまだ足りんで」
「…………敵を知ること」
「そう、どんな弱くても強くても相手を知らんことには倒すことなんてできへん。そして敵だと判断すれば必ず体で、心で、感じるもんがあるはずや」
「…………恐怖ですか………」
「!!!?? ロキ、まさか!!?」
「今頃気づいたんかドチビ。そうや、ハジメにはその「恐怖心」が足りてない、いや、欠けとると言ってもええな。
恐怖心は情けないもんやない、攻撃されたときどうやって防御した回避する??圧倒的な敵と、死んでしまうかもしれない敵と戦うか??予想出来なかったもんが出てきたらどうやって判断するや??
恐怖心は「恐れているからこそ回避する力」や。
分かるか??ハジメは冒険者になった時点でどんな恐怖心からでも「一時停止」や「カミカクシ」に守られとる。せやからどんなモンスターでも攻撃でも平然としてられる。それは周りからしたら「強さ」やと思うやろうけど、ウチに言わせたらただの甘ちゃんや。
もし一時停止やカミカクシが効かない奴がおったらどうするんや。
完全に油断しとるハジメは……簡単に殺されるで」
そこ言葉を聞きヘスティアもベルも顔色が青ざめた。そう心のどこかで思っていたからだ。どんな状況でもハジメなら平気だと、一時停止やカミカクシがあるかぎり大丈夫だと………
だけど誰が一時停止やカミカクシが万能だと決めた?
誰がハジメは絶対大丈夫だと決めた?
そう、勝手な思い込みである
ヘスティアもベルも、そしてハジメも……
「ええか、その「慢心」をどうにかせん限りハジメが魔力以外のステイタスアップやランクアップすることはまずない。もう分かるやろ、あの魔力だけ
そう、ハジメは完全に頼りきっている。自分の力に。
それは確かに強さではある。自分を信じられる、信じぬくことは簡単には持てないもの。
だが裏返せば恐怖を知ることもなく、1歩間違えれば「死」が待ち構えている状況にある
そしてそれは身近にいる人ほど
「それじゃハジメ君のステイタスが上がらないのは、一時停止の問題じゃなくて……」
「ハジメ自身の
「そ、そんな……」
衝撃を受けているがヘスティアは前からそれに気づいていたのだ
一時停止にある
知っていたのだヘスティアは、
ハジメが自分の力に溺れていたことを。
「だからや、あのハジメに恐怖心を与えるためには階層主ぐらいの奴と戦わせんとその身に刻まれんてな。せやけどホンマに戦わせる訳にはいかへん。だからアイズとリヴェリアにまず階層主と戦ってもらうんや。「自分がどれだけ愚かな思考を、思想を持っていたのか」目の当たりにさせるためにな。そして極めつけが階層主にトドメを刺すことや。恐怖して逃げずに戦う意思をもってもらうためにな」
やっと、やっとロキの思惑が、理由が分かった。
だけどあと一つだけ、これだけは分からなかった
「ロキの考えは分かったよ。でもどうしてだい?
自分のファミリアの子供でもないハジメに、どうしてここまでしてくれるんだい?」
「まぁ、言いたいことは分かるわ。
答えは簡単や、今後もハジメを貸してもらうためや!!
なんや激レアを簡単に手放せるか!!!!」
「結局はそれか!!!ロキだってハジメの力を利用する気満々じゃないか!!!!!」
「当たり前やボケ!!!!お前の所で腐られるくらいならウチが有効活用したるわ‼!!!!」
またガヤガヤと騒ぎ始めた神様達。というかこれが安定した状況だと感じたベルは一安心し息を吐いた。フィンはクスクスと笑っていてリューは
「トキサキさんの安全の保証は分かりました。ですが二人で大丈夫なのですか?実力を疑っている訳ではないのですが……」
「心配する気持ちは分かるよ。でも安心してくれ。明日僕を含めたパティーで18階層を目指すつもりだ。そして恐らく明日が階層主が出てくるはず。ハジメの身の保証はするよ。ただその際にヘスティア様には…」
「分かってるよ。迷惑ではないなら明日ダンジョンに向かう冒険者を集めてもらえるかな、僕だけでも
「それでは今すぐに」
そういって部屋から出ていったフィン。ヘスティアとハジメ二人が認識しなければハジメを見ることは出来ない。つまりそれは応援しようにも出来ないのだ。だからヘスティアだけでもとフィンが提案した
それを見ていたリューは、
「神ヘスティア。私も明日彼らと同行させてもらいます」
「同行ということは……やはり君は」
「理由は…すみませんがまだ言えません。ですがトキサキさんの手助けにはなると思います」
「分かったよ、それに「まだ」ということは話してくれる気はあるんだろう。それだけ聞ければ安心できるよ」
こうして編成されたメンバーは
フィン・ディムナ、
ガレス・ランドロック、
ティオネ・ヒリュテ、
ティオナ・ヒリュテ、
ベート・ローガ、
レフィーヤ・ウィリディス
そしてアイズ・ヴァレンシュタイン
リヴェリア・リヨス・アールヴを加えたロキファミリアの主戦力達とリュー・リオンが、
たった一人の冒険者の為に、
その冒険者の命の為に、
ダンジョンに向けて立ち上がった。
はい、お疲れさまでした。
最後に一つだけ。
…………眠い……これ、八時間くらい考えながら作ったのでもう……キツい………
きっと、沢山の誤字脱字があると、思いますが、ゆ、ゆるし…………て………ね……ZZz…………