影が薄くてもダンジョンを攻略する。のは間違っているだろうか?   作:ガイドライン

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8月だあああぁぁー!!!
恋の季節?ですねー
いや、プライベートうまく行かないなー
なので、久しぶりに甘々?を入れたよ。

もしかしたら甘々足りないかな?

ちなみに今回の話は指向をちょっとだけ変えました。

まぁ、とにかくどうぞ!!!





影が薄くても望み通りに行くことと、行かないことはあるものだ。

①アイズ、レフィーヤ

 

 

 

 

レフィーヤ姉の部屋でお茶をしていたアイズ姉とレフィーヤ姉に話を聞くことにしたのだが、何故かレフィーヤ姉がものすごく睨んでいる。

 

僕が一体何をしたのか、よく分からないがとにかく話を聞いてみよう。

 

 

 

「アイズ姉、どれがいいと思いますか?」

 

「う~ん………削除…かな??」

 

 

 

流石アイズ姉である。

このスキルならさらに強くなれると思う。

 

 

 

「アイズさん!!

それは絶対に危険ですよ!!!」

 

 

 

やっぱりレフィーヤ姉はダメだって言ってきたな。

 

 

 

「それじゃレフィーヤ姉はどれですか?」

 

「ううーん………再生かな?

この中でもマトモそうだし……」

 

「きっと……マトモなもの…ないと思う」

 

「それを言ったらダメですよアイズさん……」

 

 

 

失礼である。

 

 

 

 

②ガレス、ベート

 

 

 

 

訓練場にいたガレジイとベベートがいた。

今度はベベートが睨んでくる。

一体僕は皆に何をしたというのだろうか?

 

 

 

「ベベートはどれですか?」

 

「あっ!!?

俺に聞くんじゃねえ!!勝手に決めやがれ!!!」

 

 

 

それもキレられた。

何故かベベートの時はよくキレられる。

今にも飛びかかりそうな勢いである。

 

 

 

「やっぱりカルシウムが足りないんですかね……

ガレジイはどうですか?」

 

「……その一時停止がなかったらぶん殴っとたわ……

……そうじゃのー、拒絶というものは興味があるの。

一時停止とは違うものなのか見てみたいわい」

 

 

 

あれ?

なんかガレジイからも睨まれている。

とにかくここから離れたほうがいいみたいである。

 

 

 

 

③ヘファイストス、椿

 

 

 

ヘファイストス・ファミリアの応接室に来ている。

ツバッキーが工房にいると聞いたので向かおうとしたらヘファイストス様に止められた。

それも三時間も応接室で待たされたあと、なんかボロボロなツバッキーが現れたのだがその理由は教えてもらえなかった。

 

まぁ、今日は発展アビリティの事を聞きにきたので問題はない。

 

 

 

「ヘファイストス様、どうでしょうか?」

 

「……あ、あのね、そんなに簡単に自分のステイタスを教えたらダメよ……もう……」

 

 

 

なんかヘファイストス様はお疲れのようである。

まぁ三時間もお話をしてくれたのだから、疲れもみえてしょうがないのかもしれない。

元々神様なのだから、僕の知らない所で色々と忙しいのだろう。

 

それでも僕のために時間を裂いてくれた。

本当にありがたい話である。

 

 

 

「でも聞かないと分かりません。

それにヘファイストス様とツバッキーは大丈夫だと分かってますので……」

 

「……そうね、再生かしら。

それ以外は…選んで欲しくないわね……」

 

 

 

やっぱり「再生」がいいのだろうか?

 

 

 

「ツバッキーは?」

 

「……手前も再生かの。

どの程度の…ものが再生……するかは知らんが…それは…きっと……いいものだと思うぞ……」

 

 

 

ヘファイストス様よりももっと疲労しているツバッキー。

もしかして二人とも疲労してマトモな判断が出来ないかもしれない。

 

 

よし、さらに意見を聞いてみよう。

 

 

 

 

④リュー、シル

 

 

 

 

今度は豊穣の女主人。

バイト休憩中のリューとシル姉に話を聞くことにした。

何故かミア母さんから鉄拳制裁を受けたのだが、まぁ一時停止で痛くないのでスルーすることに。

 

で、リューに発展アビリティを話したのだが

 

 

 

「前にも言いましたがハジメが手にしたいのもでいいと思います。

私はハジメを信じてますので」

 

 

 

と、流石リューだなーと思った。

僕の事を一番信じて、知っていると。

 

するとシルが少し頬を赤くさせて

 

 

 

「リ、リュー……

……もう~…私の前ならノロケるのも平然としてるのね……」

 

「……ノロケ、なんでしょうか?」

 

 

 

その言葉がどう言うことなのか分からずに言ったようだ。

リューはそんなちょっと抜けている所がカワイイ。

 

 

 

「はいはい、ご馳走さまです」

 

「ちょっ、ちょっと待ってくださいシル!!??

私そんなことしてませんよ!!!

そうですよねハジメ!!!」

 

 

 

訴えてくるリューだが、僕もキチンと思っていることを言わないと失礼だなと思い

 

 

 

「ここまで思ってもらえて光栄です」

 

「そこは「好き」とか「愛している」とか言わないとリューには伝わらないですよ?」

 

 

「……う、う、うわあああぁぁぁ!!!!!」

 

 

 

久しぶりにリューの真っ赤な表情を見て、僕もシル姉も満足した。

 

 

 

 

⑤リリ、フィン

 

 

 

 

豊穣の女主人からの帰り道。

まさかの組み合わせに遭遇。

それもフィンとリリが手を繋いでいる。

 

 

 

「あぁ、デートの邪魔でしたね。

すみません、それではお幸せに」

 

「ち、違います!!!

転びそうになった所を助けてもらっただけです!!」

 

「僕はそれだけではなかったけどね」

 

「と、いってますけど」

 

 

 

するとウッ!?と何かを隠していたようである。

話を聞いてみるとどうやら結婚を前提に付き合ってくれないかと言っているようだ。

 

どこかの姉妹の片割れが聞いたら発狂しそうですね。

 

 

 

「確かに色々言われましたけど……

私はベル様がいるんです!!

でもフィン様が聞いてくれないんですよ!!!!」

 

「同じ小人族(パルゥム)、それもこんなにも意志が強く美しい女性はそう巡り会わない。

僕は未来のパルゥム達のためにも君を諦めるわけにはいかないんだ」

 

 

 

そんな話を前に聞いた……ような気がする。

 

 

 

「それでは私はベル様のものなんです!!!」

 

「確かに彼は強い。

これから先もきっと、この冒険に必要な存在になるだろう。

それでも僕は諦めないよ。

君が望むなら僕は何だって出来る」

 

「そんなものはありません!!!

いま私に必要なのはベル様だけです!!!!!」

 

 

 

なんか夫婦漫才をしているしか見えない。

ここはお邪魔かなーと思い

 

 

 

「……………お邪魔しました………」

 

「ああああぁぁぁっ!!!!

お願いですから二人きりしないで下さいハジメ様あああああぁぁぁ!!!!!!」

 

 

 

 

最後のこれは何だったのだろうかと思いながら、途中で走っていた神様二人に捕まり黄昏の館に連行された。

 

 

 

 

…………………………

 

 

 

………………………

 

 

 

……………………

 

 

 

…………………

 

 

 

………………

 

 

 

……………

 

 

 

…………

 

 

 

………

 

 

 

……

 

 

 

 

 

 

 

ということで、結論です。

 

 

 

「神様、とりあえず「再生」でお願いします」

 

「そ、そうか…「再生」を選んで……

………とりあえず、って、どういうことかな?」

 

「次のレベルアップの時に「削除」にします」

 

「……………………」

 

 

 

 

あっ、神様が白目向いて気絶した。

 

 

 

「……あかん……

……この……フラグ……間違いなく回収されるわ……」







『フラグ』ってどういう意味だったかな(笑)

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