影が薄くてもダンジョンを攻略する。のは間違っているだろうか?   作:ガイドライン

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お盆休み、どうお過ごしですか?
僕は今日までお盆休みだったのでなんとか更新間に合いました?が、皆さんはどうでしょうかね?

さて、タイトルの通り最近…というかもう「影薄い?」と思う人がいると思いますが、一応「カミカクシ」で見えない設定ですので悪しからず。

それではどうぞ!!!!




影が薄い……よね?最近、悩んでしまう。

「はぁ、はぁ、……なんとか、マトモなものが……」

 

 

 

アイズを抜き世界最速として話題になったベルの2つ名はいい的になり、それは様々な神が自分の娯楽のためにそれはヒドイ名前を上げた。

 

それでもなんとか勝ち取った名は

 

 

未完の少年(リトル・ルーキー)

 

 

無難な名だとは思うがこれ以上神経をすり減らすのはキツイ。

何故ならこれからが本番なのだ。

 

 

今の今まで、スキルと本質のお陰で影が薄く神でさえも見つけられなかったトキサキ・ハジメ。

 

その男が隠しきれないことをやらかした。

ロキファミリアの一級冒険者でも手足も出せなかった敵をたった一人で倒したという事実。

 

その噂はあっという間に広がり今ではハジメとは何者かと騒ぎだしている。

 

それはそうだろう。

ベルのように見えればいいが、ハジメはハジメ自身とヘスティアの許可がなければ誰であろうと見ることのできない。

 

ハジメ一人でやっと声が聞こえる程度であるが、余計な事をするなとヘスティアから釘をさされたので大人しくバイトをしているのだ。

 

だが、そんなことは神には関係ない。

これほど話題性があり面白そうなネタを弄らないわけがないのだ。

 

 

 

「それでは……おまちかねのトキサキ・ハジメだあああぁぁぁ!!!!!!」

 

「「「「いええええええぇぇぇぇい!!!!!」」」」

 

「頼むから、マト…」

「楽しむぞおおおおぉぉぉぉ!!!!!」

 

「「「「いええええええぇぇぇぇい!!!!!」」」」

 

「楽しむな!!!!」

 

 

ぶっ続けの強制イベント。

すでに頭が痛いのに、このままだと胃までも痛くなりそうである。

 

横では「いええええええぇぇぇぇい!!!!!」と一緒に騒いでいるロキには一発殴りを入れたい気分だ。

 

 

 

異常探求者(クレイジー・ボーイ)

 

「的はずれではないかも知れないけどダメだ!!」

 

「なら常識外れ(ノーリアリティー)だな!!」

 

「外れてるのは君達の頭だぁ!!!」

 

 

 

すでにマトモなものがない……

頭を抱えるヘスティアに更なる追い討ちがくる。

 

 

 

「なら私からもいいかしら?」

 

「フ、フレイヤ?

なんで君が………」

 

「神でも見えないなんて……ふふふ。

そんな心を動かす子を見逃すわけがないでしょう」

 

 

なっ!!?と驚くヘスティア。

いや、ヘスティア以外の神も驚いている。

あのフレイヤが動く、と。

 

 

「じゃフレイヤ様からも一言!!」

 

女神の初体験(ルージング・ヴァージニティ)ってのどうかしら?」

 

「ふ、ふざけるなあああぁぁぁ!!!!

誰がなんの初めてを奪ったっていうんだ!!!!!」

 

「だってこんなにも釘付けにされたのは初めてだから……」

 

「だとして君なんかに渡すかあああぁぁぁ!!!」

 

 

 

や、ヤバい…!!!

あんなことを仕出かしたのだから覚悟はしていたが、こんなにもフレイヤに目をつけられたなんて……

 

というか、この2つ名決めはヤバい!

絶対にマトモなものが出ない!!!

 

すると隣からすぅーと手をあげるヘファイストス。、

 

 

 

「ヘ、ヘファイストス!!!?

君もかい!!?」

 

「私も困らせられたのよ、一言言わせてもらうわ。

………鍛冶師泣かせ(スミス・クレイ)なんてどう??」

 

「間違ってはないかもだけど、2つ名にはしないでくれえええええぇぇぇ!!!!!」

 

 

 

まさかの伏兵にとうとう胃までも痛くなってきた。

ど、どれだけ周りに影響を与えるんだ……

さっさといい2つ名を出してもらって即決しないとヤバい…本当にヤバい………

 

 

すると、今度はロキがバッと手をあげる。

一番言ってほしくない奴かと思っていたが、なにやら真剣な表情にヘスティアは制止するのをやめた。

 

 

 

「……普段やったらうちもふざける側に回る所やけど、今回はハジメに助けられたさかい…マトモなを言ったる」

 

 

 

その真面目な表情に誰もがちょっかいを出さずに見守る。

あのロキが真剣な表情なのは珍しいのもあるが、こんな状態のロキがどんな名前をつけるのか興味がある。

 

 

 

続行不可能(サスペンデッド)

 

 

 

誰もが停止してしまった。

 

 

 

「サスペンドは一時停止で、デッドは死や。

一度停止させれば死ぬことさえもするされへん、相手も自分もな。

そんな誰も干渉できへんやつにはピッタリやと思うけどな」

 

 

ヘスティアとしてなんて事をバラしてくれたんだ!!と言おうとしたが、誰もが言葉を失い静寂が広がっていた。

 

一体何が起きているのかと心配していると

 

 

 

「……う、うおおおおおぉぉぉぉ!!!」

 

「サスペンデッド!!サスペンデッド!!!」

 

「ってか、なんだその力!!?

マジでそんな超ーレア持ってるんか!!!」

 

「一体どんな力なんだあぁ!!!??」

 

「お、お、落ち着……落ち着け!!!

ロ、ロキ!!なんでそんな……」

 

 

 

そんな事を言ったんだ!!と問いかけようとした。

しかしロキの目を見たとき悟った。

あのギラリと光る目は明らかにこれを狙っていた。

 

 

つまり、

 

 

 

「は、図ったなーロキイイイイイィィィ!!!!!」

 

「言いがかりや。

それにええ2つ名が出来たからええやろ」

 

 

 

それからは2つ名どころではなく、ハジメの一時停止の説明に追われた。

なんとかふんわりと説明だけですんだが、「相手を停止させる」というだけでもかなりの衝撃を与えることになった。

 

誰もがこれで2つ名が決まったと思いきや、突然会場の扉が開き怒濤が声が響いた。

 

 

 

「ヘスティアアアアアアアァァァ!!!!」

 

「あ、アポロン!!?」

 

 

血相を変えて入ってきたアポロン!!

一体何事かと誰もがざわめく中でアポロンはずかずかとヘスティアの前まで歩いてきたが、その前にロキが進路を防いだ。

 

 

 

「なんやアポロン?

姿を見せんかと思ったら血相を変えてヘスティアに求婚でも求めでもきたんか?」

 

「ああぁ、ロキよ。

いまは君を相手している暇がない。

そしてこの下らない催し物も中止だ!!」

 

 

 

その一言に神々が騒ぎだした。

せっかく面白く楽しんでいたというのに。

トキサキ・ハジメに2つ名を付けたというのに。

なんの権限で中止にするのかと騒ぎたてるとアポロンがテーブルを思いっきり叩いて騒動を止めた。

 

 

 

「ヘスティア」

 

「な、なんだい、アポロン?」

 

「私の…()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!!」

 

 

 

その言葉にさっきとは違うざわめきが広がった。

いきなりのことにヘスティアは戸惑いながら

 

 

 

「なっ!!!?

そんな事するはずっ!!」

 

「言い訳は無用だ!!!

現に傷つけられたのは私の子だ!!!」

 

 

 

いきなり何のことを言って来たのか分からない。

しかしそんな事をするはずがないと分かっているヘスティアは

 

 

 

「するもんか!!!

僕のファミリアにそんな子はいない!!!!」

 

「言ったな。

確かにヘスティア、そんな子はいないと言ったな。

しかし現に私の子はやられ、面子は丸つぶれだ…

それでもなお、違うと言い張るか?」

 

「くどい!

だいたいそんな証拠ないことを言って!!!」

 

 

端麗な容貌には相応しくない嫌らしい笑みを深め、口角をつり上げた。

 

 

「ならば仕方ない。

ヘスティア━━━━君に『戦争遊戯(ウォーゲーム)』を申し込む!」

 

 

 

━━━『戦争遊戯(ウォーゲーム)

 

対戦対象(ファミリア)の間で規則(ルール)を定めて行われる、派閥同士の決闘。

眷族を駒に見立てた盤上遊戯(ボードゲーム)のごとく、対立する神と神が己の神意を通すためのぶつかり合う総力戦。

 

 

 

「アポロンがやらかしたァ━━━━!!」

「すっっげーイジメ」

「逆に見てみたい」

 

 

 

などと、周囲の神々はにわかにざわついていた。

それはそうだろう。

娯楽好きの神様達はこういうのが大好きであり、誰もがニヤニヤと笑いだし、面白くなってきたとばかりに囃し立てる。

 

 

 

「詳しいことはまた明日、この場所で話す。

ヘスティアも一度状況を確認したいだろうからな」

 

 

 

そういって出ていったアポロン。

しかし未だに騒ぎ立てる神々と、呆然としているヘスティア。

 

 

 

「な、なんなんださっきのは!!!??」

 

「まさか『戦争遊戯(ウォーゲーム)』を仕掛けてくるなんてね……」

 

「冗談じゃないよ!!!

見覚えのないことで受けるわけが」

「ほんまか?」

 

 

 

そんな声がした方を見ると細い目を開けてヘスティアを見てくるロキ

 

 

 

「どういうことだいロキ?

返答次第では君だって許さないよ」

 

「ちっと頭が血が流れすぎとるわドチビ。

………考えてもみい、あのアポロンがなにもなくあんなこと言ってくると思うか?」

 

「………………」

 

「こんなところで騒いでいるよりもしっかり確認した方がええとちゃうんか?」

 

 

 

そんなロキの言葉に動かされたヘスティアは礼も言わずにその場を後にした。

残されたロキ、ヘファイストス、フレイヤは

 

 

 

「貴女にしては優しいことをいうのね」

 

「他人事…ではすまなそうやからな……

……ヘファイストス、確認しておくのはヘスティアだけやなさそうやで……」

 

「……………」

 

 

 

ロキとヘスティアはその後一言も話さないまま会場を後にした。

そして残されたフレイヤはさっきからあることを考えている。

 

 

 

(………そういうことね。

……アポロン、貴方は手を付けてはいけない物に手を付けたようね……)

 

 

 

その人を惑わす妖艶と微笑みは、黒く光り闇へと惑わせてしまうようなものだった。






2つ名、気に入ってもらえました?
こんな展開ですのでハッキリとした決定ではありませんが有力候補です。

あとは物語次第や読者次第で変わるかも?
今は作者的に面白い展開なのでドンドン更新したいけど………信用しないでね(笑)

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