影が薄くてもダンジョンを攻略する。のは間違っているだろうか?   作:ガイドライン

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ちょ――――――う、久しぶりです。(こちらは)
なんとか今年までに更新出来て良かったです。
ストーリー的には進まないです。ラブは進むかも(笑)
それではどうぞ!






影が薄いのですが、神様に怒ってもいいですよね??

「ロキ様に、ですか?」

 

「あぁ。最近来ないと思ったら酒を飲み過ぎて謹慎を受けているみたいでね。その謹慎を出したリヴェリアも飯くらいはって頼み込んできたのさ。

こっちは出前とかしてないけど常連のよしみだ、ハジメが持っていけば元気になるよ」

 

 

ここ一週間。

未だに命さんの友人は見つからず、ベルもまだ動きを見せないためにのんびりとバイトをしていたそんなある日。

ミア母さんからそれを聞かされて確かに来ていないなーと思ったが、まさか謹慎とは……

 

いや、あれだけお酒を飲めば言われても仕方ない。

それに一週間前にロキと会っている。あの時は上機嫌で帰っていったけど、そのままテンションを下げずむしろ上げて飲んだのだろう。

 

 

「仕方ないですね。ここは1つ渇を入れてきます」

 

「あはははッ!ハジメが言えば聞くだろうね!!

荷物も多いからリューも連れていきな」

 

 

という事でリューと一緒に出前を持ってロキ・ファミリアへ。

 

 

…………………………

 

 

「で、この惨状はなんですか、クソ神」

 

「ヒドッ!!!

…い、いやー謹慎食らって酒も飲めんくてな。で、今日ハジメが出前持ってくるーって聞いたら……つい…」

 

 

館に入りロキの部屋にたどり着いたのはいいが、部屋を開けてみればすでに酒の空き瓶が散乱。ロキもぐでぐでに酔っていて……

 

 

「部屋、片付けるまで没収。

早く片付けないとアイズ達と一緒に全部食べてしまいますから」

 

「ちょっ、ちょっと待って!!!せっかくの出前がッ!!!」

 

 

そんなの知らない。ロキ様が悪い。

叫ぶロキ様を無視して大広間へ向かうとそこには紅一点、上級冒険者である四人の女性達がいた。

 

 

「お邪魔してます」

 

「あっ、ハジメ」

「来てたんですね」

「いらっしゃい」

「ヤッホーハジメ!!」

 

 

それぞれ挨拶を済ませたあと、とりあえず手前を置いて一言。

 

 

「あと昨日から正式に"彼女"となりましたリュー・リオンです」

 

「ハ、ハジメッッ!!!!」

 

「「「えっ?…ええええぇぇぇぇッ!!!?」」」

 

 

大声で叫ぶ三人。うるさい。

アイズは首を軽く傾けるだけ。うん、君はそのままでいいよ。

 

 

「いや、正式にって…まだ付き合ってもなかったの!!?」

「あれだけイチャイチャしておいて!!?」

「うわわわわわッ」

 

 

ティオネもティオナもハジメとリューのイチャつきの否定に疑問を持つ。

どうしてレフィーヤ姉だけ慌てているのかしないけど、そんなにイチャイチャしてたかな?とハジメは

 

 

「してましたか?」

「「してた!」」

 

「してましたか?」

「……(コクンコクン)」

 

「してましたかね?」

「どうして私に振るんですか/////」

 

 

最後に振られた質問に顔を赤くして怒るリュー。

それを見てティオネやティオナは「はいはい、お熱いことで」と冷やかす。

 

 

「それで、それはナニ?」

「ロキ様への差し入れみたいなもの。だったんですが部屋が汚いので片付けるまでお預けになった料理です。

皆さん、どうですか?食べませんか?」

 

「いや、それダメでしょう…」

「いいんですよ。だらしない神なんて神じゃないですから」

 

「うわぁ…ハジメだから言えるセリフだ……」

「言ってやらないと分かりませんからね。

あと躾のために料理を減らそうと思ったのでどうぞ」

 

「……美味しい」

「ア、アイズさんッ!!?」

 

 

流石アイズ姉。すでに食べ始めていた。

それを見たレフィーヤ達も遠慮しながらも食べ始めた。

 

 

「にしても、なんか精進料理みたいね…」

「お肉は入ってませんから」

「えっ。これお肉じゃないのッ!!?」

「工夫すればお肉に近い食感とか出来ます」

「と、いってもミア母さんが作ったので」

「ハジメが作ったような言い方だったよ……」

 

 

何気ない会話をしながら黙々と食べ続ける。

そこにドタバタと足音が聞こえてきた。そして扉が勢いよく開き

 

 

「ああッ!!!ウチの料理があッ!!!!」

「速かったですね。もしかしてクローゼットや収納スペースに詰め込んだとかじゃ……」

 

「舐めたらあかんで。よく母ちゃんから言われていたからな。片付けは手慣れとるんや」

 

「それを最初からしろ」

 

 

ぐうの音も言えず、ハジメの周りの女性からもウンウンと頷かれて誰も助けてはくれなかったロキだった。

しかしそれぐらいでめげないのがロキ。

すぐに気持ちを切り替えて料理へ手を伸ばした。

 

 

「なんやこれッ!!?肉は?ウチの肉は?」

「元々入ってませんよ。ミア母さんはどうせ隠れて酒飲んでるだろうから胃に優しいものって作ってくれたんですから味わって食べてください」

 

「そんな~。久しぶりに食べれると思ったのに~」

 

 

どうやら謹慎中は肉も食べられずにいたようだ。

さすがリヴェリアである。ちゃんとしている。

 

 

「というか、謹慎中にまたお酒飲んで大丈夫なんですか?リヴェ姉に見つかったら断酒に断食もあり得ますよ」

 

「大丈夫大丈夫!!キチンと片付けたから問題ない!」

 

 

こんなに自信があるということは…展開的にバレるかな~と内心期待してしまったハジメだった。

 

 

 

…………………………

 

 

「おや、ハジメ。来てたのかい」

「はい。もう帰りますけど」

 

 

食事も終えて帰ろうと部屋を出たところでフィン、ガレス、リヴェリアに出会った。

 

 

「どうやらロキも満足したようだな」

「ですね。文句をいいながらも良く食べてました」

 

「たまにロキが子供に見えるわい」

「子供ですよ。頭の中もがい…」

 

「五月蝿いわボケッッ!!!!」

 

 

よく悪口が聞こえたなーと。感心する。

扉閉まっていたから聞こえないと思ったのにどこで聞いていたのか扉を開けてハジメの頭を叩きながら叫んだ。

 

 

「それ以上いうならいくらハジメでも許さんで!!」

「分かりました。デリカシーというやつですね」

 

「ハジメの手綱ちゃんと握っとけや!!!」

「す、すみません……」

 

 

何故かリューにまで当たるロキ。

それになにか違和感を覚えたリヴェリアはそぅーとロキに近づき"匂い"を確める。

 

 

「…ほぅ。酒で謹慎を受けていたのにも関わらず…酒、飲んだのか?」

 

 

リヴェリアはロキの頭を片手で掴み持ち上げる。

その姿、鬼のよう……

 

 

「リ、リヴェリア……そ、そんな…して……」

「なら何故酒の匂いがする?」

 

「し、しらん…そんな、しらん……」

 

 

ぶるぶると震えるロキ。しかしリヴェリアは許さない。

 

 

「言っておくがハジメには指定したものを一時停止出来るようになったと聞いている。ならそれでロキからする酒の匂いを止めた匂わなかったら……」

 

「な、なんやそれッ!!?そんな聞いてないでッ!!!!」

 

 

そういって思わず自分の匂いをかいで本当に匂いがするか確認するロキ。しかしそれが悪かった。

 

 

「な、わけがあるか。そんな都合のいいものが」

「り、リヴェリア!!」

 

「しかし自分の匂いを嗅いだということは、酒を飲んだ自覚があるからだ。つまりロキ、酒を飲んだことになる」

 

「だ、騙したなーッ!!」

 

 

……というか、誰もロキが酒を飲んでいることに気づいていた。リヴェリアが言うとおりロキの近くにいれば酒の匂いがハッキリとするのだ。それだけ飲んでいるということが分かるぐらいに。

 

しかしリヴェリアはそれを敢えて追及した。

じゃないとこの神は同じ事を何度もやるからだ。

 

 

「ということでお仕置きだ。

部屋の酒全て没収する」

 

「待って!!やめてくれーッ!!!!」

 

 

アイアンクローを食らわせたままロキの部屋に向かうリヴェリア。それを見えなくなるまで眺めていたハジメは

 

 

「帰ります」

「……本当にいい性格してるよ……」

 

 

と、フィンに厭きられたという。

 

 

…………………………

 

 

それから何事もなく一日が過ぎようとしていた。

バイトも終えてリューと一緒に帰宅している途中の出来事

 

 

「……あれは命さん…??」

 

 

なにやらコソコソしながら歩いている命。その後ろを千草も追いかけている。

 

 

「その後ろにクラネルさん達もいますが」

 

 

リューが指す方角には命達を追いかけるベルとヴェルフとリリの姿。どうやら命の行動に疑問を持ちやっと行動を開始したようだ。

 

 

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