青き龍とその姫   作:Zenon

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こんかい、話が大きく変わる時があります。タイトルの逆鱗が何かを楽しみにしながら読んでください


龍の逆鱗

「「わぁぁぁぁぁ!!!」」

 

完成が鳴り響くコロシアム、その競技場ではキリトとヒースクリフが対峙している

 

俺達はその様子を特別室のモニターで見ている。

 

「おい、客がいるなんて聞いてないぞ」

 

と、愚痴を漏らすと

 

「すまない、私もこんな事態になるとは思ってもなかったよ」

 

目の前の男ヒースクリフはそう答える

 

「ギャラでも貰おうかな」

 

「いや、これは任務に入れさせてもらおう」

 

まだ入ってもないのにその前提で話してくる

 

その頃モニターを見ている俺達はアスナに質問していた

 

「そういえば、アスナはいつキリトに言うんだ??」

 

「な、なにを??」

 

「キリトさんに告白」

 

と、ミルが割って入ってきた

 

「ま、まって、まって、ミルちゃんはともかく、なんでゼノン君まで??」

 

アスナは動揺しながらいった。直後ハッとするとミルを見る

ミルはビクッとすると目をそらし口笛を吹く

 

(わかり易っ!!)

 

「まぁ、そのうちね、とりあえず今はキリト君の試合を見ないと」

 

そんなことをしてるうちにキリトの試合が始まった

開始直後からキリトは果敢に攻める、がヒースクリフはそれを涼しい顔ですべて盾で受ける。

 

ヒースクリフは少し間を開け攻撃に踏み込んだ。キリトはヒースクリフの剣を、受けようと防御の構えをするが、ヒースクリフは剣ではなく盾でキリトを吹っ飛ばした

 

(盾でも攻撃判定になるのか……厄介だな)

俺は心の中で呟いた

 

しばらく攻撃と防御が交互に繰り返され均衡状態だったが、それもすぐ終わった。

 

キリトが二刀流16連撃のスターバースト・ストリームを繰り出す、ヒースクリフは上手く受けているが、、最後の一撃でヒースクリフの盾を吹き飛ばし、隙を作った

 

「こりゃ、キリトの勝ちだな」

 

俺はポロッとそう言う、、、が次の瞬間、ヒースクリフは異常な速度で動くと、キリトの追撃を防ぎ、キリトに剣を突き刺した。キリトのゲージはイェローに入り決着した

 

「なっ、、、」

 

俺は立ち上がった。

 

「お兄ちゃん??」

 

「どうしたの?ゼノン君」

 

アスナやミルは気づいていない様だった

 

 

「お疲れ様、キリト」

俺は戻ってきたキリトに労いの言葉を入れる。

 

「明日から血盟騎士団かー、、、」

 

「キリトが黒じゃない色着るのかwやべー、おもしれぇwww」

 

「笑いすぎだ!、」

 

「まぁ、いいじゃない、それよりも、明日、ゼノン君達も血盟騎士団の本部に来てくれる?次の迷宮区の話もしたいし、あと、キリト君が逃げないように監視も頼みたいし」

 

そう言っているアスナの顔は少し安心した表情だった、まぁ、キリトがソロで攻略をしてたからそれが心配だったのだろう

 

「はいよ、服装嫌だとか言って逃げそうだしな」

 

「別に逃げねーよ!」

 

「「あはははは」」

 

ーー帰り道

 

「ミル、今日のデュエル、思ったことなかったか?」

 

「ん?キリトさん惜しかったねってぐらいかなー」

 

「そっか、、、」

 

やはり、ミルは気づいていないみたいだった

 

「なんで??」

 

「いや、何でもない、それよりも、明日は話し終わったら、2人で狩りにでもいくか、レベルももう少しあげたいし」

 

「賛成!!」

 

ミルは大きな声で返事した。

 

 

 

ーーー翌日ーーー

 

「ちょっと派手すぎじゃないか、、、」

 

キリトは血盟騎士団の服を着て文句を言っている

 

「それでも一番地味なのを選んだのよ」

 

「あはははは、はははは、やべー、キリトおもしれーwww」

 

「笑いすぎだ!、俺も好きで着てるんじゃない」

 

「はいはい、とりあえず、話も終わったことだし、キリトの面白いのも見れたし、俺らは帰るわ」

 

俺とミルはその場をあとにしようとした。しかし

 

「君たち、少し待ってくれ」

 

血盟騎士団のコドフリーという人が声をかけてきた。この人は今日、キリトの任務に同行する人らしい

 

「なんですか??」

 

コドフリーはメニューウィンドウを開くと鞄を二つ出した。

 

「君たち2人がこれから狩りに出かけるのをアスナ様に聞いてね、今日の当番に君たちの分の食料を用意させたんだ。良ければ持っていってくれ」

 

「ありがとうございます。じゃあお言葉に甘えてもらってきます」

 

 

俺はそう言うとコドフリーから鞄を受け取り自分たちのストレージに入れた

 

「んじゃ、行ってくるわー、キリトちゃんと任務やれよー」

 

「分かってるよ!」

 

俺とミルは血盟騎士団本部を出ると50層台のダンジョンに潜った。

 

当たり前だが苦戦などする訳もなく順調に進んでいった

 

「そう言えば、キリトさんとコドフリーさんの他にあの、クラディールって人もいるらしいよ、改心したらしいけど、心配だなぁ」

 

「キリトなら大丈夫だろ、レベルも確実にあのストーカー野郎より上だしな」

 

そんな話をしながら進んでいくとセーフポイントを見つけた。俺とミルはそこで食事をすることにした。

 

「んー、なんか地味〜」

 

鞄を開けると見るが愚痴を漏らした。

 

カバンの中身はパンと飲み物、、、これなら俺が作った方が良かったかもな

 

「まぁまぁ、せっかく準備してくれたんだから」

 

ミルはしぶしぶパンにかぶりついた、俺もそれを見て食べた。パンを食べ終わり、飲み物を飲んでいると、急に身体が動かなくなった。

 

自分のゲージゾーンを見ると麻痺のエフェクトが出ていた。ミルの方を見ると、やはり麻痺にかかっていた

 

「へぇ、確かにいいカモだなぁこりゃ」

 

声の下方向を見ると黒いフードを被った奴が2人、

 

「て、てめぇら、、、、」

 

 

「久しぶりですね青き龍、どうです?今の気持ちは」

 

「あん時のラフコフか!」

 

俺は以前ラフコフに襲われているプレイヤーを助けるため、こいつの組んでいたパーティーをほぼ全滅まで追い込んだことがある

 

「今日はあの時の仕打ちに来ました。しかし、あなたをただ殺すだけではつまらない、少しばかりの絶望をあなたに与えましょう」

 

奴はもう1人に指示を出すと、そいつはミルの方へ向かった

 

「やめろ!そいつに手を出すな!殺すぞてめーら!」

 

俺は叫んだ。その時、目の前に剣を突きつけられた

 

「うるさいですねぇ、大人しく見ていなさい」

 

もう一人のヤツは剣をかかげるとミルに突き刺した

 

「いや、、、いや、、、」

 

ミルの顔は恐怖で引きつっている。今にも泣きそうだ

 

「ほら、泣けよ!泣いて命乞てみろよ!」

 

剣を突き立てながら男が叫ぶ

 

「お、お兄ちゃん、、、助けて、、、」

 

ミルの目から涙が落ちた。

 

「ふざけんな、、、」

 

この時、頭の中でなにかが切れるような音がした気がした。その瞬間俺は有り得ないスピードでミルに剣してる奴の腕をきりとばした。

 

「な、、、、なに!?」

 

俺はミルにささっている剣を抜くと投げ捨てた

 

「ミル、、、少し待ってろ、すぐ終わる」

 

「ば、馬鹿な!麻痺は30分は続くはず、、、」

 

敵ふたりは驚きを隠せないでいる

 

「てめぇら、俺の大事なもの傷つけた代償はでかいぞ、、、、」

 

俺はそう言うとまずミルに剣を刺していたヤツに斬りかかり、一瞬でポリゴン片と化した

 

「ヒィッ、、、」

もうひとりの男が悲鳴をあげる

 

「わ、悪かった、、、もう二度とお前らには手を出さない、、、だ、だから、、、命だけは」

 

「お前らは俺達を殺そうとした、なら、殺される覚悟くらいしとけよ、、、」

 

俺は大剣を肩に置き構える

 

「俺達はまだ殺してない!なのに!何で!?」

 

男は腰を抜かし泣きながら命乞いをする。

 

「お前は俺の、、、龍の逆鱗に触れたのさ、それがテメェが俺に殺される理由だ」

 

「や、やめてくれぇぇぇぇ」

 

俺はその声を無視し一気に切りかかった。そして一撃でポリゴン片に変えた。

 

 

「はぁ、はぁ、」

 

ふっと力が抜け俺は膝をつく

 

「お兄ちゃん、、、」

 

「い、今のは、、、っ!?」

 

俺はあることに気づき驚いた

 

「どうしたの!?」

 

「ミル、俺のHP見てみろ…」

 

「え!?これって、、、」

 

俺のHPはレッドゾーンに入っていた

 

「俺はダメージを一切受けていない、つまり、さっきのはおそらく、自分のHPを削ってその分全てのパラメータを上げるってとこか、、、けど、」

 

「けど??」

 

「さっきのあの状態の時俺のHPゲージの隣に暗黒剣の時に出るアイコンがあったんだ、、、」

 

暗黒剣の進化、、、とも考えたが、そんな制度このゲームでは有り得ない、、、あんなスキルどう考えてもこのゲームに合わない

 

「お兄ちゃん、今日は疲れた、、、もう帰りたい、、、」

 

ミルは消えそうな声で言った

 

「あぁ、分かった、それと、少し前線から離れるか、今日のことあるし、またすぐ良くないことが起きるかもしれないからさ」

 

「うん、、、」

 

その後、帰る途中でキリトにメッセージを飛ばした、。

すると、キリトも、襲われたようだった、コドフリーが殺されもう少しで死にそうなところに、アスナが助けに入ったようだ。それと、今日のこともあり、あいつらもしばらく前線を離れることにしたみたいだ。

 

 

俺とミルは家に着くとそのままベットに入った。

 

「お兄ちゃん、ごめんね、私のせいで、、、」

 

「ばーか、おめーを守るためなら俺は全てを敵に回しても守るから、、、大事なものを失うのだけは嫌だからな、、、」

 

この日俺達は手を固く繋ぎお互いの存在を感じながら眠った。

俺のあの力、あの力が何なのかはわからない、けど、リスクもある、この力を使うのはこいつを、、、ミルを守るためだけに使おうと思った。

 

 

 

 




ミルのために覚醒したゼノンの新たな力、そのリスクも考えミルのためだけに、、、
次回は少し戦闘から離したお話を書ければなと思ってます
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