青き龍とその姫   作:Zenon

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今回のお話はデスゲーム開始されてからボス攻略の前までのお話をオリジナルで作りました!


ゲーム内での生活

あのデスゲームが開始されてから約半月が経った。

この時点で死者は約1000人に達していた。

 

俺はミルの特訓のために毎日近くの狩場にミルと共に通っている。昨日も遅くまで特訓に明け暮れていた

そして、いつものように朝が訪れる……はずだった……

 

朝の日差しに顔を照らされ俺は目が覚めた。そして俺は頭の上にあった手を横に降ろす、その時、手に妙な感覚が伝わってきた。

 

そこに目をやるとミルの胸部が俺の手に包まれていた。ヤバイと思い手をどけようとした時、ミルが起きてしまった。

 

寝ぼけながらも状況をわかったミルは顔も赤くしこっちを睨んでいる

 

「み、ミル?これは……その、不可抗力って言うか……」

 

俺がオドオドしながら弁解しようとするがミルの怒りは収まらないらしく

 

「お兄ちゃんのバカー!!」

 

―――バシーン!ーーー

 

部屋には豪快な音が鳴り響いた。

 

✽✽✽

 

「いって〜あんなに強く叩かなくてもいいのに」

 

俺は叩かれた頬をさすりながら文句を言う

 

俺とミルは今向き合って朝ごはんを食べている状況だ

 

「だ、だって……お兄ちゃんがあんなことすると思わなかったから」

 

「だから不可抗力だってば!!」

 

俺は必死に否定した

 

「まぁ、夜中勝手にお兄ちゃんの布団に入っていった私も悪かったもんね、ごめんなさい」

 

ミルは本当に申し訳無さそうにしている、ここで許さないのはさすがに意地悪だよなっと思い

 

「まぁ、大丈夫だからいいよ」

 

俺が許すとミルは満面の笑みになった

 

(ほんと子供だよなぁ……)

 

「ミル、そろそろ迷宮区に潜ってみないか?」

 

ここ半月ずっと特訓に当てていたため俺もミルも大分レベルが上がり迷宮区入りしても問題なさそうなぐらいになっていた。

 

「そうだよね、そろそろ攻略に協力しないとクリア出来なくなっちゃうもんね」

 

「それもあるけど、ミルは強いからそろそろいいかなと思ったんだ、行けそうか?」

 

「うん!でも、ちゃんと私のこと助けてよ?」

 

「もちろんだ、言っただろ?ちゃんとお前を守るって、じゃあ行こうか」

 

俺はそう言い、ミルの前に拳を出す。ミルはその拳に拳を作って合わせた。

 

✽✽✽

 

「ミル!スイッチ!」

 

俺は敵の振り下ろした棍棒を剣で弾くと見るに叫んだ

 

「任せて」

 

ミルはその動きに合わせ刀で斬りつける。その攻撃で敵のHPバーはゼロになり、敵は悲鳴を上げポリゴンの欠片となって消滅した。

 

「ざっとこんなものか、ミル、前と比べてスイッチ上手くなったじゃねぇか。偉いぞ」

 

俺はそう言って見るの頭をわしゃわしゃと撫でる

 

「えへへ、ありがと」

 

ミルは刀をを鞘にしまいながら照れている。ミルのこーゆーとこが妹っぽくて仕方ない

 

「相変わらず仲のいい兄妹だな」

 

突然現れた人に驚き、俺は剣を構える。だがその人はよく知っている奴だった

 

「なんだ、キリトか……脅かすなよ」

 

俺はため息まじりに文句を言った

 

「悪いな、通りかかったら見覚えのある奴が見えたもんでついな。てか、ゼノンって意外とシスコンなんだな」

 

キリトは真顔でそう言ってきた

 

「ば、ばか、そんなんじゃねーよ……多分」

 

正直否定はできなかった、なんだかミルの事は細かいことでもほっとけないのが事実だからだ

 

「別にお兄ちゃんがシスコンでもいいんだけどなぁ」

 

「は!?」

 

「おぉー!」

 

予想外の返答につい驚いてしまった。キリトはなぜか楽しんでる。

 

「おいキリト、なに楽しんでんだよ」

 

「いや、なんか面白くてな」

 

(βの時もそうだったけど、こいつは人をからかうのがうまいよな…)

 

βテストの時は、よくキリトにからかわれそれでよく喧嘩をしていた。

 

「ねぇねぇ、キリトさんはここで何してるの?」

 

と、俺の後ろからキリトに問いかける。ミルは他人が来ると戦っている以外は俺にくっついている

 

「もちろん、攻略だよ。早くボス部屋見つけないといけないからな」

 

見たところ他のパートナーなどは見当たらない。やっぱりソロでやっているようだ

 

「なぁキリト、やっぱりソロでやっているようだけど、もし良かったら俺らと組まないか?」

 

そう聞いた途端ミルが驚愕の顔をした。おそらく二人きりが良かったんだろうけど、あの時キリトを一人にしてしまったのが申し訳なくて、俺はその罪滅ぼしをしたい気持ちになっていた。

 

ミルには優しい笑顔で、いいだろ?と問いかけるように微笑みかけた。幸いミルも俺の意図を察してくれたらしく、コクンと頷いてくれた。

 

「しかしだな……こんな見ていて微笑ましい兄妹愛を邪魔するわけには……」

 

ーーーバコン!ーーー

 

俺の拳は見事にキリトの頭をとらえた

 

「いちいち、余計なこと言うな!俺らは構わないから気にするな」

 

「そうだよ、一人だと危ないし一緒に行こうよ」

 

ミルもキリトをパーティに入れる手伝いをしてくれた

 

「じゃあ、お言葉に甘えて入らせてもらうよ」

 

こうして、しばらくキリトは俺らのパーティに入ることになった。

 

その後の戦闘はとても楽なものだった

 

「キリト!スイッチ」

 

「おう!」

 

俺がはじき、キリトがスイッチをするという手順を永遠と繰り返し出会った敵を一網打尽にしていた。

 

「もう!私の出番ないじゃん!」

 

ミルは俺とキリトの暴走のせいでほぼ出番がなくなってしまい、とても不機嫌だった。

 

「それじゃ、次はミルが前衛やるか?」

 

俺がそう聞くと

 

「うん!さっきまでのストレス全部ぶつけちゃおっと」

 

その時、ちょうど敵が出てきた。数は3、4体いる。

 

「獲物みーっけ☆」

 

その途端ミルが敵めがけて駆け出した。そして、

 

「せぇや!!はっ!くらえぇぇ!!」

 

いとも簡単に敵をなぎ習(←?)消し去っていく

 

(うわぁ……ありゃ、相当ストレスたまってたな……)

 

俺がそんなことを考えていると

 

「なぁゼノン、お前の妹さんってあんな性格だったか?もっとおとなしいように見えたんだけど……」

 

キリトも驚きのあまり声が震えている

 

「まぁ、キリトはいつも俺の後ろに隠れているミルの姿しか見たことないから仕方ないか……」

 

俺は頭を掻きながら話す

 

「あぁ見えて、ミルはもともと好戦的っていうか活発っていうかってやつでな。普段はおとなしいんだけど、喧嘩やここに来ての戦いの時だけあんなふうになるんだ。特にストレスがたまるともう俺にも止めれん」

 

「ま、マジかよ……」

 

キリトは、完全に呆気にとられている。

 

「お兄ちゃん〜!終わったよぉ〜」

 

ミルはすべての敵を話をしている間に片付け終わったらしく、手を振りながら戻ってきている

 

「おぉ、お疲れさん。キリトが驚いてたぞ」

 

俺は笑いながらそう言う

 

「えへへ〜実はこんな性格なんですよ?キリトさん」

 

「ま、まぁ、攻略の時は頼りになりそうだよ」

 

まだキリトはこの状況を飲み込めてないらしい。

 

「さてと、そろそろ街に戻るか、大分遅くなってきたしな」

 

「そうだな、結構疲れたし」

 

「私も賛成ー!」

 

こうして、その日の攻略は幕を閉じた。それからもしばらくの間は3人で迷宮区に潜ったりした。

 

そして、ゲーム開始から約一ヶ月、とうとうボス部屋が発見されたという情報が入った。いよいよ俺達はボス攻略を開始する。

 

 

 

 

 

 

 

 




いやー、キリトも一度だけやったラッキーのようなそうでないようなというのをゼノンが体験しましたね。
もともと今回はキリトを出さないつもりでしたが出したほうが面白いと思い急遽投入しましたww

いよいよ次回はボス攻略ですww
あと、ミルの性格が変わるかもしれません
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