青き龍とその姫   作:Zenon

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更新遅くなりました!
今回はプネウマの花ゲットとその後を書きます


オレンジギルド

宿につくと俺とミルは特にお腹も空いてなかったためそのまま二人で部屋へと向かった。

 

「お兄ちゃん、さっきの人たちどうするつもりなの?」

 

俺の膝の上に頭を置きながらミルが言った。

 

あの人達――つまりロザリアとか言う奴のことだろう

 

「証拠がつかめない限りは動けないな、つかみ次第それなりのことはさせてもらうさ……って聞いたくせに寝てやがるし……」

 

ついさっきまで起きてたはずなのにミルは膝の上で寝息を立てている。そんなミルを見てたら少し眠くなったため仮眠を取ることにした。俺は膝の上にいるミルを起こさないように寝転がった。

 

「ふぁぁぁぁ……結構寝れたな……ってまだ寝てるし」

 

目を覚まし膝のほうを見るとミルはまだすやすやと寝ていた

 

(こいつ、寝てる時も可愛いな)

 

とわけわからないことを考えてた時だった。

 

「だれだ!?」

 

急にキリトの叫び声が聞こえた。俺は慌てて起き上がった。だが、その反動で膝に乗ってたミルが落ちてしまった。

 

「ふにゅ!?」

 

(あ、やばい……まぁ、とりあえずキリトのとこに向かわないと)

 

俺は急いでキリトの元へ向かった。

 

「キリト!どうたんだ?」

 

「今、シリカと明日の打ち合わせをしてたんだけど、どうやら聞かれてたらしい」

 

普通、SAO内では扉が閉まっていれば中の音は聞こえない。だが、例外はある。

 

「聞き耳スキルを上げている奴ってことか?」

 

「おそらくな、いい連中でないのは確かだな」

 

「「……」」

 

俺とキリトは考えこんだ。

 

「とりあえず、考えてても仕方ないから部屋に戻るわ、どーせすぐにわかるだろうしな」

 

俺はキリトにそう告げると部屋に戻ることにした。部屋に戻るとドアのところでミルが仁王立ちしてた

 

「お兄ちゃん??どこに行ってたの?? 」

 

口元は笑ってるが目が笑ってない

 

「ごめん!ミルが乗ってたの忘れてて急いで起き上がったら落としちまった」

 

俺は精一杯の謝罪をした。だが、ミルが落ちた時の声を思い出したら笑ってしまった。しかも、それを運悪くミルに聞かれてしまった。

 

「お兄ちゃん…… ホントに謝る気あるの? 」

 

さらにミルを怒らせてしまったらしい、このままではまずいと思い最終手段に出た

      

 

――ギュッ――

 

俺は唐突にミルを抱きしめた

 

「!?!?」

 

突然過ぎてミルもとても驚いている

 

「ごめんな、ちゃんと謝る気あるから……な?」

 

「わ、分かった、わかったから離して……」

 

ミルは顔を真っ赤にしているこういったところが的確に反映されるSAOのシステムの凄さに驚かされる。

俺はミルを離すと

 

「ありがと」

 

と、笑顔で言った

 

「もう……」

 

だいたいこれで見るは許してくれる。その日は明日に備えてその後すぐに寝た。

 

 

翌日、俺達四人は準備を済ませると47層へ向かった。

 

「「わぁぁぁ!」」

 

47層に着くとミルとシリカは驚きの声を上げた。まぁ当然だろう、なぜなら47層は1面花畑だからだ。シリカとミルは花に近づくとそれを眺めている。こーやってみると、この二人は年が近く見える(実際は分からないが)

 

「二人共、そろそろ行くぞ〜!」

 

キリトが二人を呼び戻す。そして改めて今回のダンジョンの確認をしプネウマの花を取りに向かった。

向かう途中、キリトとシリカはずっと話していた。その様子を見たミルが

 

「なんだか兄妹みたいだね」

 

と言った。ミルのその一言で。シリカにあった時のキリトの言葉を思い出し笑いかけた。

 

「そうだな。キリトは面倒見がいいから余計にそう見えるのかもな」

 

それにしてもキリトと話しているシリカは本当に楽しそうだ。

 

このまま和やかな空気が続くと思った矢先シリカの足にツルみたいなのが巻きつきそのまま宙吊りにされた。途端俺の視界が真っ暗になった。

 

「見ちゃダメ!!」

 

どうやらミルに目を塞がれたみたいだ。

 

「キリトさーん!見ないで助けて〜!!」

 

シリカのその言葉を聞き俺は見るが目を塞いだ理由がなんとなくわかった。その直後破裂音がしたためなんとか倒せたようだった。

 

「ミル……そろそろ離せよ…………」

 

「えへへ、ごめんなさい」

 

おそらくシリカの姿を見せたくなかったんだろう……どんな理由かは知らないけど

 

そんなゴタゴタをしながらしばらく歩き続けると突き当りについた

 

そこには石の台座があった

 

「もしかして……」

 

「あぁ、あそこに行けば蘇生アイテムが手に入るよ」

 

キリトの言葉を聞きシリカは台座に向かって走っていった。

シリカが台座の前にたつと綺麗な花が咲いた

 

「手にとってごらん?」

 

キリトに言われシリカが花を手に取るとアイテム名が表示されストレージに入った

 

「プネウマの花って名前か」

俺は使い魔用の蘇生アイテムがあるのは知っていたが名前までは知らなかった。

 

「綺麗な花だったね、シリカ早く戻って蘇生させてあげよ?」

 

「はい!」

 

ミルに言われシリカは笑顔で頷いた。

 

帰り道は比較的モンスターが出現することがなく楽に帰ることが出来た。がある橋に差し掛かったところで俺は人の気配を感じた。

 

キリトの方を見るとキリトもこちらを見ていた。どうやら気付いているようだ

 

「そこに隠れてる奴出てこいよ!」

 

キリトが大声で叫ぶと木の影から人が出てきた。そして、出てきたのはロザリアだった

 

「私のハイディングを見破るなんてなかなかの索敵スキルね」

 

ロザリアは落ち着いた声で言った

 

「あんただけじゃねーだろ、他のやつもとっとと出てこいよ、」

 

俺がそう言うとぞろぞろとロザリアの仲間らしき奴らが出てきた

 

「なんで……ロザリアさんが…………」

 

シリカは少し怯えているようだった

 

「なんでって、あんたが手に入れたプネウマの花を奪うために決まってるじゃない。さぁ、花を渡しなさい」

 

「悪いがあんたたちに渡すつもりはないな」

 

「そうだな、あんたたちみたいな危険な奴らには渡せない、オレンジギルドのタイタンズハンズ!」

 

おれはキリトに続いていった

 

「オレンジギルド……でも、ロザリアさんはカーソルが緑だよ」

 

とシリカが不思議そうに言う

 

「簡単な話だよ、部下に獲物を狩らせ、ある程度の報酬は自分がもらうというふうにしてるだけだよ」

 

ミルがシリカの質問に答える

 

「あんたたち、そこまでわかってるのにその子に肩入れしてるって馬鹿なの?」

 

ロザリアは高笑いしながら話してる

 

「馬鹿はどっちだよ…………死ぬか生きるかのデスゲームで、自分たちの利益ばかり考えて他人を手にかける……そんな奴らがいるから死者がどんどん増えるんだ…………」

 

俺は溢れでる怒りを抑えながら喋ったが声が震えていた

 

「あんたら、こないだあるギルドを襲っただろ、メンバーの殆どが殺され、生き残ったのはリーダーだけ、、そのリーダーが最前線にきて仇討ちしてくれるやつを泣きながら探してた、けど、あの人はお前らを殺せとはいわず、牢屋へ入れてくれと頼んでた……その気持ちがお前にわかるか…………?」

 

キリトも声が震えていた。確か前に自分のいたギルドがトラップにかかって全滅したって言ってたしな

 

「あの貧乏なギルドね、大して稼ぎにもならなくて残念だったわ~、そんな奴らの気持ちなんてわかるわけないじゃない!第一本当に死ぬかも分からないのに」

 

ーピキー

 

俺は怒りが頂点に達した

 

「じゃあ、てめーら……、ここで全員殺そうか?」

 

この時の俺の目はおそらく圧倒的な殺意を思わせる目だったと思う

 

「ひぃ……」

 

ロザリアの仲間の一人が悲鳴に似た声を上げた

 

「何怯んでるのよ!相手はたった二人よ!さっさと消しない!」

 

ロザリアの仲間が俺とキリトに向かって突っ込んでくる

 

「キリトさん!ゼノンさん!」

 

シリカが叫ぶ

 

「キリト……に、ゼノン…………」

 

一人がハッとした

 

「こいつら黒の剣士と青き龍です!攻略組ですよ」

 

キリトは全身黒ずくめだから黒の剣士

俺は青めの装備に龍の紋章が刻まれたコートを羽織っているため青き龍と呼ばれている

 

「攻略組がこんなとこにいるわけないじゃない!さっさとやっちまいな」

 

ロザリアの命令で一斉に切りかかってくる。

が、俺とキリトはまったく避けずに正面から受けた

 

「だめ……このままじゃ…………!」

 

シリカが不安げに言う

 

「シリカ、二人のゲージをよく見て?」

 

見るに言われゲージを見る、すると驚いた事に二人のHPは一旦は減るもののすぐに回復してしまっている

 

「ど、どうなってやがる……!?」

 

相手は動揺を隠せないでいる

 

「簡単な話だ、10秒でお前たちが俺達に与えるダメージ量より10秒で回復する俺達の体力の量のほうが上だからさ」

 

俺は淡々と語る

 

「そんな理不尽なことありかよ……」

 

相手がそういった瞬間

 

「ありなんだよ」

 

と即答するキリトそしてキリトは続ける

 

「たかだか数字の差でここまでの差が生まれるそれがVRMMOの理不尽さなのさ」

 

ロザリアの仲間たちは完全に戦意を喪失している

 

 

「使えない奴らだね……私自らやってやるわ!言っとくけど私はグリーン、手を出せばあんたらはオレンジに……」

 

 

そこでロザリアは言葉を止めた、いや、止めざるを得なかったなぜなら既に俺とキリトの剣がロザリアの首元で止められているからだ

 

「言っとくが俺はソロだ、1日2日オレンジになろうが問題ないぞ」

 

と冷淡にキリトは言う

 

「あいにく俺もオレンジになろうと気にする奴はいないからな」

 

 

「くっ……分かった、降参するわ」

 

その後キリトによってタイタンズハンドはキリトによって監獄送りにされた 

 

そしてその後シリカの宿に戻りピナを蘇らせた

ピナを見るのは初めてだったが案外可愛い竜だった

 

 

「青い竜でもこうも違うとはな」

 

とキリトに茶化されたため

 

「あはは、そうだ……な!」

 

と言って拳を入れてやった

 

「ぐっ…………な、殴ることないだろ」

 

「てめーが余計なことばっかり言うからだろーが!」

 

このやり取りを見てシリカとミル、そしてピナまでもが笑っていた。

 

「3人とも行っちゃうんですよね……」

 

シリカが淋しげに言う

 

「そうだな、3日も前線から離れちゃったしな」

 

とキリトが言うと、シリカは更に落ち込んだ様子だった

 

「大丈夫、またすぐ会えるよ?だからその時はまたみんなで狩りに行こ?」

 

と、ミルはシリカを励まそうとする。そのおかげもあってかシリカは笑顔になった

 

俺とミルはキリトより先に宿を出た。その帰り道ミルは誰かと連絡をしてるようだった。

 

「ミル?誰とだ??」

 

ミルは一瞬ビクッとした。

 

「あ、アスナさんだよ。明日一緒にお出かけするんだーww」

 

「そっかー、楽しんでくるんだぞ!」

 

「うん!」




さてさて、無事解決したロザリアの件。そして次回はミルとアスナのストーリーです。ミルがアスナを誘った理由にはあるわけが、、、、
お楽しみに
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