「ここは幻想郷。
忘れ去られたものが住まう地よ。
そして私の名前は博麗 霊夢、楽園の巫女をやってるわ」
ここって幻想郷っていうんだ、珍しい地名だな。
そしてこの人の名前は博麗霊夢ね、覚えておこう。
って、ん?幻想郷?霊夢?
「じゃあここが幻想郷!?
じゃあついに僕は幻想入りを果たしたんだ!!」
「だから幻想郷って言ってるじゃないの…。
で話を進めるけどその口調ぶりからするとあんた以前からここを知ってたみたいね。」
「そうだよ!外の世界ではt…」
「知ってるわ、東方って呼ばれてんでしょ。」
その事実に僕は驚愕する。
「え!?なんで知ってるの!?」
「そりゃ博麗の巫女だもの、それくらい知ってるわ」
「博麗の巫女ってだけで理由になるんだ…」
「で、ここからが本題だけど…」
そこで霊夢さんは一呼吸置き、真剣な顔になった。
「あなたはここに残る?それとも外の世界に帰る?」
風が吹き木々がざわめく。
僕の答えは―ーーーー
「残るよ。」
それ以外の回答はありえなかった。
「ここ、幻想郷ではあなたも知ってると思うけど妖怪がいるわ。
あいつら、外の世界の人間だとわかったら容赦なく食い殺すわよ。」
「それでもあの時に戻るよりかはこっちのほうがいいさ。」
「…。」
‘‘あの時‘‘という言葉に対して敢えて追求しなかった霊夢さんは優しいと思った。
さて、霊夢さんはどんな方法で外の世界に追い返そうとするかな?
「そう、分かったわ。」
そんな霊夢さんの返答に僕は拍子抜けする。
「え?結構簡単に了承してくれるんだね?
外の世界の人間が幻想郷に入ってきたら色々と都合が悪いと思ったんだけど」
「ああ、その点については大丈夫よ。
幻想郷側に都合の悪いことしたらまっsーーー」
「り、了解いたしましたーー!!」
いやー、気をつけなきゃね。
まあ普通に暮らしとけば大丈夫だと思うけど。
さて、これからどうしようか。
とりあえず安全な場所といえば人里か。
でもその道中が怖いんだよな、妖怪に襲われそうで。
やばいなどうしよう、動くに動けない。
そういってどうにもできずにその場にとどまっていると霊夢さんが
「はぁ~~~、ったくめんどくさいわね~~。
仕方ないからこの優しい優しい霊夢様が人里まで送ったげるわよ。
感謝しなさい!あ、あとこれは借りだからね。あとでたっぷりと返してもらうから!」
んじゃ早速行くわよ!」
そこで霊夢さんは飛んでいこうとするが僕が飛べないことに気が付く。
「あ、あんた飛べないのね…。
歩いてってあげるわ、これで借り二つ目ね。」
「ありがとうございます…。」
僕は増えていく借りに恐怖しつつもお礼は言った。