幻想郷が思ってたのと色々違うんだが   作:かまぼこ2000

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少し修正を加えました。





第三話 人里

「はい、ここが人里よ。

 まあ大体は分かってると思うから説明は省くわね。

 じゃあ早速お団子屋に行きましょうか。」

「それは借りを返してもらうために?」

「あたりまえじゃない、さっさと行くわよ。」

「でも外の世界のお金でいけるの?」

「あ・・・。」

どうやら霊夢さんはそこは盲点だったらしく固まってしまった。

「じゃあ、じゃあどうしろっていうのよ…?」

「僕はお金を稼ぐからさ、それまで待ってくれないかな?」

「仕方ないわね、なるべく早くにしなさいよ。」

そういって霊夢さんは地を蹴って宙に浮かぶ。

「人里まで送ってくれてありがとう!」

そういうと霊夢さんは頷いて神社に帰って行った。

さてと…、じゃあまずは慧音先生のところに行ってみるかな。

 

*****

 

どこにいるかわからないのでとにかく寺子屋へ向かってみるとどうやら授業の最中だったらしい、ほかの教員に応接間に案内された。

その間のみんなの目が集まっているのがひしひしと伝わってきた。

でもまあ、悪くはないかな。

 

*****

 

幸いにも授業の終わりらへんだったらしく10分程待っただけで対面することができた。

部屋に入ってきた慧音先生の第一声は

 

「大丈夫だったか⁉妖怪とかに襲われてないか!?」

 

だった。

いきなりの心配ぶりにとても驚いたが同時にとても情に厚い人なんだとも思った。

なのでその心配を早く収めるために出来るだけ穏やかに

 

「はい、大丈夫です。」

 

と答えた。

慧音先生はほっとした様子で息を吐いた。

よかったよかった。

 

「あ、そうだ、まだ自己紹介してなかったな。

 私の名前は上白沢 慧音(かみしらさわ けいね)だ。

 種族はワーハクタクで里では寺子屋の教師をやっている。

 これからよろしくな。」

「僕の名前は神谷 航成です。

 よろしくお願いいたします。」

 

ここでそれぞれの自己紹介を終えたときに慧音先生がふと気付いたかのように

 

「そういえばなぜおそってきた相手が妖怪だとわかったんだ?」

「まあ、そうなりますよね」

「?」

 

事情がいまいち呑み込めていないようなので順を追ってここまで来た経緯と幻想郷の存在を知っていたことを説明することにした。

 

少年説明中…

 

僕が説明を終えるとともに慧音先生は

 

「なるほど…実に興味深い話だな…。

 あの博麗の巫女がそこまで手助けしてくれたことや外の世界の人間は幻想郷を知ってたりなどが特にな。

 質問したいことはたくさんあるのだがもたもたしてたら日が暮れてしまう。

 じゃあまずは住むところを決めようか。」

 

さすが慧音先生、切り替えが早い。

 

「とはいってももう決まってるんだがな。」

 

っ!?できる人だっ!

 

「今日から私の家に住んでもらう。」

 

了解!だとしたら今から早速あいさつしに―――ってゑ?

言葉を反芻してみる。

き・ょ・う・か・ら・わ・た・し・の・い・え・に・す・ん・で・も・ら・う・まる

…。

…冗談ですよね?

そうだ!本人にもう一度聞いてみよう!

意味のない行動だとは薄々わかっていてもやっぱりやらずにはいられない。

 

「慧音先生、もういちどいt―――」

「じゃあまずはトイレの位置からだ!」

 

はい、結論が出ました。

非常にまずい、何がまずいかというと男としてまずい。

いやうれしいんだよ?うれしいしこれからのことも考えて最善の結果だと思うんだけど…。

よし、後日どうやったら自分の感情を抑えやすくなるか教えてもらおう。

 

「おーい?なにをボーっとしてるんだ?」

「はっ、すみません少し考え事をしてました。

 案内お願いします。」

「あ、ああ。

 なにか悩み事があるんなら相談するんだぞ?

 じゃあまずはトイレの位置が―――」  

 

慧音案内中…

 

「これで一通り生活には困らないと思う。

 なにか質問はあるか?」

「あしたの予定を教えてください。」

「ああ、そうだな。

 明日は村の集会があるからそこでみんなにあいさつしよう。

 あとは…、別に人里から出なかったらいいぞ。」

「あ、結構フリーなんすね。」

正直言って警戒されまくって表に出してもらえないかと思ってた。

「それで質問は終わりか?」

「はい、もうないです。」

「よしじゃあもうこんな時間だしさっさとお風呂に入ってご飯食べて寝るとしよう。」

「はい」

 

人間生活中…

 

「よっし、じゃあやることは一通り終えたし寝るか」

「そうですね。

 おやすみなさい。」

「ああ、お休み」

 

就寝のあいさつをし終えるとそれぞれ自分の部屋に向かっていった。

あ、言い忘れてたけど実は自室もらっちゃったんだよ!慧音先生曰く

 

「部屋がいくつか余っているんだ。

 だから遠慮なく使ってくれ。」

 

だそうです。

まじどんだけ女神なんだ慧音先生。

優しい人とは思ってたけどまさかここまでとは…。

感謝感謝ですな。

では、人里も寝静まってる事ですし僕も寝ますかね。

いやまあ、まだ8時なんですけど。

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