ウルトラマンゼロ物語(ストーリー) in RED ZONE STAGE   作:剣音レツ

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 前半戦クライマックスの前編です!

 ハッキリ言って、映画のようなスケールのバトルとなっています。

 今回、文字数が初めて20000を超えました(笑)


第16話「俺達は、ウルトラマンだ!」

 (OP:TAKE ME HIGHER)

 

地球目前の宇宙空間に浮遊している『ウルトラマンテラ』の軍団の宇宙船『テライズグレート』。そこでは、幹部の一人である異次元からの使者『異次元超人巨大ヤプール』が、椅子に足を組んで座っている『桜井敏樹』と何やら話をしていた。

 

 敏樹「本当に大丈夫なのか?今回の作戦は…。」

 

 ヤプール「はい。既に準備は万端です。必ずこそウルトラマン共を倒して見せますぞ!」

 

 ヤプールは何処か自信満々であった。

 

 ヤプール「この作戦なら、ゼロはもちろん、ウルトラマン全滅間違い無しですぞ!」

 

 一体ヤプールはどんな作戦を思いついたのだろうか………?やプールが地球に向かおうとしたその時、

 

 敏樹「ちょい待て。」

 

 ヤプール「!何だい?」

 

 敏樹「ただ攻め込んでも意味はない。俺様がより強力なマイナスエネルギーを集めるための打ってつけの場所を教えてやる。」

 

 敏樹はヤプールに耳打ちを始める。

 

 敏樹「………麟慶大学だ!」

 

 

 

 場所は変わって8月1日。快晴の朝と共に始まった。正にフェスティバル日和である。

 

 この日は麟慶大学の『夏休みライブ』の日である!麟大の軽音部で結成されたバンドが勢ぞろいし、夏らしく爽快で盛り上がるライブを展開する。

 

 更に、各学部の売店付きであるため、大学生以外からも客が集まるほどの人気イベントである。

 

 どのバンドも盛り上がるが、トリは『豪快パイレーツ』『特急レインボー』が勉め、更にそれぞれ竜野櫂と新田真美がゲストボーカルとして参加する事である。

 

 このイベントは、例年通りの好スタートを切った。開始始めから大勢の観客が押し寄せ、ライブもトップから良い盛り上がりを見せている。

 

 自身の出番を控えている櫂は、同じくライブを控えている豪快パイレーツの伊狩鎧と共にぶらぶらと店を回っていた。

 

 因みに今日の櫂と鎧は、『ウルトラマンダイナ』と共に『ネオフロンティアスペース』で戦い抜いた防衛チーム『スーパーGUTS』のコスチュームを着ている。彼らのイベントの衣装だ。

 

 鎧「いや~櫂さん!気合入ってますね~!これは燃えて来たぞ~!」

 

 櫂「ああ、そうだな。(ガッツポーズ)今年も最高の一日にしようぜ!」

 

 鎧「喉大丈夫ですか~?櫂さんと真美さんはトリなんですからね~!何しろ学園一人気の美男美女が歌うのを、みんな楽しみにしてるんですから!」

 

 櫂「ハハハ、サンキュー。鎧達こそ頑張れよ。いつも通り、「派手に」行くんだろ?」

 

 鎧「分かってますね~」

 

 二人「ハハハハハハ………」

 

 二人は売店で買っていたフランクフルトを手に、上機嫌で笑い話し合う。

 

 ゼロ「フフ、平和で賑やかだな。櫂。」

 

 櫂「ああ。ゼロも見ていてくれよ。俺の……俺達の華麗なライブを。」

 

 櫂達が話をしながら歩いていたその時、

 

 「あ、櫂君、鎧君。」

 

 突然声がした方に二人は振り向き、ゼロも気付いた。

 

 それを見た瞬間、三人、特に櫂は少し顔を赤らめてフリーズする………。

 

 そこに立っていたのは、スレンダーなボディが栄える、輝くほどの純白なナース姿の真美だった。彼女は医学部であり、将来看護婦を目指していると言う事でこの格好で来たのだろう。

 

 ………それにしてもかなり凝ったナースのコスチュームを着ている。

 

 その傍らには赤い淵の眼鏡(恐らく伊達)をかけていて、深紅のチャイナ服に身を包んだ眞鍋海羽も一緒にいた。

 

 真美「………えへへ……今日、イベントだからちょっと気合を入れたんだけど……どう?」

 

 海羽「可愛い………かな?」

 

 海羽と真美は少し照れくさそうに苦笑いしながら尋ねる。

 

 鎧「こ………これぞ正に紅白美女………!」

 

 櫂「……おい、今日は張り切りすぎだろ(顔を赤くして笑いながら)」

 

 ゼロ「櫂?…おーい!赤くなってんぞお前。」(しかし…やべえ……可愛すぎる………)

 

 ゼロも僅かながら顔が赤くなっていた。

 

 櫂「ヘッ⁉……そ、そんな、き、き、き、気のせいだぜ!」

 

 櫂は必死で誤魔化そうと慌てるが、かえってバレバレである。

 

 真美「フフッ、良かった。気に入ってもらえて。」

 

 真美は滑稽な櫂を見て、口を押さえて笑い喜ぶ。それを見た櫂は少し照れくさそうに頷く。

 

 櫂「……まあ、気合が入るのはええことやな。今日は楽しもうで!ハハハ……」

 

 鎧「あの…何で関西弁になってるのですか?」

 

 海羽「うふっ……櫂君ってば照れてる照れてる~」

 

 櫂「バ…バッ……別に照れてねーよ!」

 

 真美「でも、櫂君のコスチュームもかっこいいよ。」

 

 海羽「うん!(両手でガッツポーズ)」

 

 櫂「へ?そうか?サンキュー。」

 

 四人がいい感じになっているその時、気が付くと何者かが彼らの写真を撮っていた。四人はそれに気づく。

 

 「ハア……ハア……スーパーGUTSのクールガイに紅白美女………いい、この組み合わせ……嫌いじゃないわ‼」

 

 写真を撮っていたオカマ口調の男子が櫂に抱き付こうとした時、

 

 (頭にチョップ)“スパンッ”

 

 「!痛ッ……何すんのよ克己ちゃん‼」

 

 「なーに勝手に撮ってんだ?京水。行くぞ。地獄を写しに(訳:写真を撮りに)行こうぜ。賢、レイカ、剛三、お前らも行くぞ。」

 

「ええ、克己。」

 

「ゲームスタート(訳:写真を撮る時間)だ。」

 

「んじゃ、お邪魔したな。美男美女たち。」

 

 五人はライブステージの方へとへと歩き去って行った。因みに現在、ライブの方は『re-ray』を演奏中である。

 

 この五人は麟慶大学の写真部の部員達であり、克己はその部長である。

 

 櫂達は、歩き去って行く写真部を少し困惑な顔で見つめる。

 

 鎧「………さ、仕切り直して、僕らもライブの方に行きますか!」

 

 櫂「ああ、そうだな。」

 

 海羽「賛成ー!」

 

 真美「私、ちょっと医学部の売店の手伝いをしてそれから行くね。」

 

 櫂、海羽、鎧はライブの方に、真美は医学部の方に行こうとした。

 

 その時、

 

 “ピキピキピキ………”

 

 学生「?何あれ?」

 

 学生「空が……ひび割れてる?」

 

突如、快晴の青空が強い衝撃を受けたガラスの様にひび割れ始め、何人かの学生達はそれに気づく。ひびは徐々に広がっていた。

 

櫂達もそれに気づく。

 

櫂「!何だあれは⁉︎」

 

鎧「空が割れている………はっ!もしかして⁉︎」

 

鎧は、早くも何かに勘付いているみたいだ。

 

空が割れるなんて、そんな馬鹿な話があるのだろうか………?誰しもがそう思い始めたその時‼︎

 

ガシャーン‼︎

 

ひび割れていた空が、ついにガラスが割れる様に音を立てて割れ、大きな赤い空間が剥き出しになった!

 

そして、その赤い空間から5体の巨大な生物が飛び降りてきた‼︎

 

 その5体の生物は、巨大な黒い体に珊瑚のような赤い管が無数に生えている外見が特徴の、珊瑚と宇宙怪獣が融合した『ミサイル超獣ベロクロン』、

 

 カメレオンと翼竜を合わせたような外見が特徴の、古代カメレオンと宇宙翼竜を融合させた『古代超獣カメレキング』、

 

 青とオレンジのコントラストの体色に、蛇腹状の前面に鉱物や結晶を思わせる背面が特徴のボリューム感のある体が特徴の、芋虫と宇宙怪獣を合体させた『一角超獣バキシム』、

 

 緑を基調としたカラフルだがどこか不気味に彩られた巨体に、虫や髑髏を合わせたような赤い二本牙が生えた顔をしていて下半身には羽のような尻尾や飾りが付いている、蛾と宇宙怪獣を合成させた『蛾超獣ドラゴリー』、

 

 全体的にウサギのような外見に口には大きな牙が生えた凶悪な面構えをしている超獣『満月超獣ルナチクス』。

 

 どれも、かつて『ウルトラマンA』を苦戦させた事がある、『異次元人ヤプール』が造った超獣達である!

 

 そんな超獣達が、突如軍団で攻め込んできたのだ!

 

 超獣達は咆哮を上げる。5体の一斉咆哮はたちまち町中に響き、麟大もライブが中断され、パニックとなった学生たちは我先にと安全な場所へと非難を始める。

 

 だがそれも束の間、逃げ惑う学生たちの前には大量の戦闘員『ヤプールコマンド』が現れる!

 

 そして超獣達は、ベロクロンは口から火炎や全身の突起物からミサイルを、バキシムは手先や嘴からミサイルを、ドラゴリーは口からの火炎や両手からのロケット弾『バーニングウィング』、カメレキングは翼から出す強風や口から吐く白い発火ガス、ルナチクスは口から火炎弾や目玉のミサイルと、それぞれ発射しながら傍若無人に暴れ始める。

 

 ヤプール人はウルトラマン殲滅のために、遂に総攻撃を仕掛けてきたのだろうか?

 

 櫂達も、突然の総攻撃に驚愕する。

 

 鎧「あれと、あれと……き、強力な超獣勢ぞろいですよ~‼」

 

 櫂「くそっ……よりによってこんな日にか!」

 

 櫂達が超獣軍団を見つめている間、ヤプールコマンド軍団は学生たちに襲い掛かり始める。

 

 ゼロ「櫂。こりゃあえらい事になったな。」

 

 櫂「ああ。………はっ!」

 

 櫂は何かに気付く。それは、他の医学部の女子を庇いながら逃げる真美の姿だった。真美は、普段は運動神経があり、足も速いのだが、今回は走り辛いナースの格好をしていて、その上他の女子を庇いつつ逃げているため、早く走れない状態だった。そんな真美にヤプールコマンドの刃が近づこうとしていた。

 

 櫂「真美‼」

 

 櫂は真美に襲い掛かろうとしているヤプールコマンドに駆け寄りつつ右足蹴りで吹っ飛ばす。

 

 櫂「大丈夫か?真美。」

 

 真美「ありがとう。私は大丈夫。」

 

 安心するのも束の間、別の一体が櫂と真美に襲い掛かろうとするが、鎧はそれをジャンプしての右回し蹴りで吹っ飛ばす。

 

 鎧「雑魚はうじゃうじゃいます!さあ、行きますよ櫂さん!」

 

 櫂「ああ、そうだな。行くぜっ‼」

 

 櫂は鎧と共にヤプールコマンド軍団に駆け寄る。そして、パンチ、蹴りなどで次々と薙ぎ倒し、襲われていた学生たちを救っていく。

 

 櫂は組み合っていた個体を右横に投げ飛ばし、そのまま後ろにいた個体を右回し蹴りで吹っ飛ばす。

 

 だがその隙に、別の個体が後ろから櫂に襲い掛かろうとしていた。

 

 海羽「アチョー!」

 

 “バコン”

 

 チャイナ服姿の海羽が、櫂に襲い掛かろうとしていた個体を右カンフーキック(?)で吹っ飛ばす。

 

 櫂「おお、サンキュー。海羽。」

 

 海羽「エヘッ!」

 

 櫂は海羽と共に再びヤプールコマンドに立ち向かう。

 

 海羽はスナップの利いた脳天右チョップを前方の個体に決め、続いて左右の個体が同時に繰り出して来たパンチをしゃがんでかわし、それにより左右の個体がお互いパンチをぶつけてしまったところで右の個体を右ハイキックで蹴飛ばし、続いて左の個体を回転しつつ左拳で吹っ飛ばす。

 

 因みに海羽は、格好からカンフーを意識しているのか、「アチョー!」などの掛け声を発しながらヤプールコマンドを蹴散らしていく。

 

 だが、その隙にも超獣達は、凄まじいパワーで周りのビルを薙ぎ倒しながら大学に近づいていく。

 

 海羽「櫂君、ここは私が行くわ!」

 

 そう言うと海羽は、変身アイテム『ハートフルグラス』を投げつける。ハートフルグラスはブーメランのように飛び、ヤプールコマンド数人を切り倒していく。

 

 海羽は跳躍する。そしてブーメランの様に戻って来るハートフルグラスを目にくっ付け、赤とピンクの光に包まれ巨大化し、『ウルトラウーマンSOL(ソル)』へと変身を完了する。

 

 「フラッシュソリッド‼」

 

 “ズゴーン”

 

 ソルは牽制として赤とピンクの光を纏った急降下キックをベロクロンに打ち込む。ベロクロンはたまらず吹っ飛び地面に落下した。

 

 ソルは土煙を上げながら着地し、すかさず超獣軍団に立ち向かう。

 

 ソルは跳躍し、駆け寄って来るドラゴリーの右肩を踏み台にして跳び、落下しながらルナチクスに袈裟懸けに右手刀を決める。

 

 その後、右から襲って来たカメレキングの右振りの殴り込みをしゃがんでかわし、腹部に右拳を打って後退させた後、左側から襲ってくるバキシムの腹部に左前蹴りを打ち込んで後退させる。

 

 だが、相手は怪獣の上をいく超獣。ソルが攻撃を決めても、持ち前のタフネスで怯むことなく反撃していく。

 

 ルナチクスはウサギの様に跳び跳ねながらソルに殴り込むが、ソルは何とか両手の殴り込みを両手で防ぎ、胸部に右前蹴りを打ち込む。

 

 その後、右側から攻め込んで来たカメレキングの左フックを右腕で受け止め、腹部にヒップアタックを決めて吹っ飛ばす。

 

 だが、その隙にバキシムの右振りのパンチを背後から喰らってしまい、体勢を崩したところでドラゴリーに左腕を掴まれ、怪力で放り投げられ、地面に落下する。

 

 ドラゴリーの怪力は、かつて一緒にAを攻撃していた『巨大魚怪獣ムルチ(二代目)』をズタズタに引き裂いて倒した程強力なものであるため、ウルトラ戦士一人を放り投げるなど容易い事である。

 

 ソルは立ち上がるが、その直後に飛んでいたカメレキングの急降下タックルを喰らい、よろけた所でベロクロンが手から放った光輪『テリブルハンドリング』で拘束され、更にベロクロンの手から放たれたレーザーで追い打ちを受けてしまう。

 

 大ダメージを受けたソルは地に膝を付いてしまう。

 

ソルは上半身屈んだ状態でも何とか立ち上がろうとするが、ベロクロンに背中を叩かれて再びうつ伏せで倒れ、更に追い討ちの蹴りを右横腹に喰らい転がる。

 

ルナチクスは仰向けで横たわるソルの腹部を踏みつけ始める。超獣達のペースを緩めない連携の効いた猛攻により、ソルは大苦戦を強いられていた。

 

 櫂「海羽‼……くそっ、こいつらうぜえっ‼」

 

ヤプールコマンドを蹴散らしていた櫂はソルのピンチに気づく。そして、加勢の為に変身しようとするが、ヤプールコマンドの数が多いため、なかなかタイミングが掴めない。

 

 櫂とソルは打つ手無しかと諦めようとしていた。その時、

 

 彼らと絆で繋がっている男たちが駆け付ける。

 

 ゼロとソルと同じく霞ヶ崎に集結し、共に戦う事を誓った勇者たちが!

 

 『ウルトラマンパワード』に変身するケンイチ・カイ、『ウルトラマンコスモス』に変身する春野ムサシ、『ウルトラマンギンガ』に変身する礼堂ヒカル、『ウルトラマンビクトリー』に変身するショウが駆け付けたのだ!

 

 四人は駆け付けるやヤプールコマンドを蹴散らしていく。突如現れた四人の勇士に櫂は安心の表情を浮かべ、他の学生は動揺しつつも感心する。

 

 特に女子は、イケメン四人が駆け付けてくれたことにより、憧れの目で見つめている人も多かった。

 

 ヒカル「櫂さん、助太刀に来ましたよ!」

 

 ショウ「共に戦おうぜ!派手なパーティーだな。」

 

 ムサシ「諦めない限り、勇士は何度でも立ち上がる!」

 

 カイ「ウルトラ戦士の、絆は断ち切れる事ない!」

 

 四人はパンチ、キック等でヤプールコマンドを倒しながら櫂に語り掛ける。

 

 櫂「お前ら………!よし、この雑魚共は俺に任せて、超獣達を頼む‼」

 

 ショウ「大丈夫なのか⁉すごい数だぞ!」

 

 その時、ライブを控えているマーベラス達残りの豪快パイレーツのメンバーも駆け付ける。

 

 アイム「わたくし達も手伝わせていただきますよ。」

 

 ハカセ「年に一度のイベントを、滅茶苦茶にはさせないぞ!」

 

 ルカ「ほんっと、しつこいんだから。」

 

 ジョー「大人しくやられろ、お前ら。」

 

 マーベラス「たまにはこういうのも良いな……よーし、派手にいくぜっ‼」

 

 マーベラス達もヤプールコマンド達に立ち向かう。マーベラスはワイルドに、ジョーはクールに、ルカは勝気に、ハカセはコミカルに、アイムは華麗に、それぞれ蹴散らしていく。

 

 鎧もそんな五人に負けじとアクロバティックに倒していく。

 

 櫂「見ての通り、こちらは間に合ってんのさ!」

 

 櫂はサムズアップして言う。

 

 ヒカル「……あなたもいい仲間を持ってますね。では、任せましたよ!」

 

 ヒカル達は、ソルを攻撃する超獣軍団の方へ駆け出す。それに気づいたベロクロンとバキシムは四人目掛けてミサイルを発射するが、四人はミサイルにより爆発が周囲で起こる中、その爆風を背に駆け続ける。

 

 そして、カイをセンターに四人は止まる。

 

 カイ「さあ、行きますか!」

 

 ヒカル「ここからは、ウルトラマンの反撃だ!」

 

 ムサシ「強敵相手なら、僕達はいつでも協力する!」

 

 ショウ「そして、勝利を勝ち取る!」

 

 四人は体勢を立て直し、各自変身アイテムを取り出す。四大ウルトラマンの一斉変身が始まった!

 

 カイは『フラッシュプリズム』を揚げてスイッチを押し、ムサシは『コスモプラック』を高く揚げ、ヒカルは『ギンガスパーク』にギンガのスパークドールズを、ショウは『ビクトリーランサー』にビクトリーのスパークドールズをリードし、それぞれスパークとランサーを高く揚げる。

 

 《ウルトライブ!》

 

 《ウルトラマンギンガ!》《ウルトラマンビクトリー!》

 

 ヒカル「ギンガー‼」

 

 ショウ「ビクトリー‼」

 

 ムサシ「コスモース‼」

 

 四人は眩い光に包まれる。そして、光の中からパワード、コスモス(ルナモード)、ギンガ、ビクトリーと順に右腕を突き上げたウルトラ戦士達が飛び出していく。

 

 そして、四人のウルトラマンは土煙を上げながら着地した!

 

四大ウルトラマンの登場に櫂達は安心の顔を見せ、他の学生は驚き見つめ始める。

 

 「マジかよ………」

 

 「嘘、ウルトラマンが四人も……」

 

 「なんか……感激!」

 

 「あの青と黄の発光部が付いているの、見たことないけど何だろう?」

 

 「なんか、鎧君から聞いたけど伝説となっているギンガとビクトリーらしいよ。」

 

 「え?マジ⁉超かっこいいじゃん!」

 

 学生たちは興奮し出し、中には写メを撮る者もいた。そして、声援を送り始める。

 

 ソルも、四人の元へ駆け寄る。

 

 海羽「ありがとう。来てくれたのね。」

 

 ムサシ「ああ。僕達は、ウルトラマンだからね。」

 

 ヒカル「ったく、大勢で女の子虐めやがって。ソル、こっからは倍返しと行こうぜ!」

 

 ショウ「俺達は、絶対に負けない!」

 

 カイ「行くぞっ‼」

 

 海羽「………はいっ!」

 

 四人とソルは、パワードを中心に横に並び、構えを取る。超獣達も、ベロクロンを中心に横に並ぶ。

 

 そして、ウルトラ戦士達と超獣軍団は互いに駆け寄り始める!

 

 パワードVSベロクロン、コスモスVSバキシム、ギンガVSドラゴリー、ビクトリーVSカメレキング、ソルVSルナチクスと、それぞれの戦いが始まった!

 

 櫂「…頼んだぜ、お前ら。」

 

 櫂は改めてソル達に超獣を任せ、引き続きヤプールコマンドを倒し始める。気が付くと、微力ながらも加勢している他の学生もいた。

 

 『Boys And Girls Be Ambitious!』を合言葉としている大学だけに、闘志は櫂達に負けないと言う表れなのだろうか?

 

 (BGM:ウルトラマンパワード)

 

 パワードは、ベロクロンに駆け寄りながら牽制の両足ドロップキックを胸部、腹部に打ち込んで吹っ飛ばす。

 

 ベロクロンは怯みながらもすぐさまパワードに再び駆け寄る。パワードはベロクロンの顔面の二本角の間に右チョップを決め、続いて胸部に右水平チョップを打ち込む。そして、掴んで巴投げで投げ飛ばした。

 

 パワードは再びベロクロンに駆け寄って組み付き、左横腹に右膝蹴りを打ち込み、その後右腕を掴んで数回振り回した後投げ飛ばした。

 

 ベロクロンは起き上り、パワード目掛けて反撃のミサイルを発射する。パワードは両手から光輪『パワードスラッシュ』を発射する。丸のこぎり型の光輪は複雑な軌道を描きながら飛び、ミサイルを確実に全て破壊していく。

 

 ベロクロンは今度は両手から手裏剣のような光弾『テリブルスラッシュ』を発射するが、パワードはそれを側転、バク転で難なくかわしていく。

 

 そしてパワードは、ベロクロンが噴射してきた火炎放射を空高く跳んでかわし、このまま急降下しての右足蹴りを胸部に叩き込んで吹っ飛ばした!

 

 流石は、霞ヶ崎に集結したウルトラマンの中でも一番の先輩だけあって、『地球を愛した無敵のヒーロー』の強さは侮れないものであった。

 

(BGM:Spirit)

 

バキシムは、駆け寄って来るコスモスにミサイルを乱射する。ミサイルはコスモスの前方で大爆発するが、その爆風の中から『コロナモード』にチェンジしていたコスモスが駆けながら現れる。

 

 バキシムに近づいたコスモスは、バキシムの右フックをかわして右ヘッドロックをかけて、そのまま右膝蹴りを顔面に打ち込む。

 

 その後、背を向けたままバキシムの腹部に右拳を決め、その後振り向き様に腹部に『サンメラリーパンチ』を打ち込み、続けて荒ぶる鷹のようなポーズでの右前蹴りを胸部に打って後退させる。

 

 バキシムは反撃として、ミサイルを発射するが、コスモスはそれを跳んで避け、そのままバキシムを跳び越え始める。その際にコスモスは、右腕を大きく回して、金環日食のような輪っかの光と共に黄金の光に包まれて『エクリプスモード』へとモードチェンジを始める。

 

 着地と共にモードチェンジが完了し、コスモスは構えを取る。

 

 コスモスは、尚も迫って来るミサイルを、素早い動きでかわしながらバキシムに駆け寄り、目前まで近付くと、腹部に左右交互にパンチを決め、続けて腹部に左横蹴りを決める。

 

 その後、コスモスは跳躍しての右横蹴りを顔面の左側面に決める。キックの炸裂と共に小さな爆発が起こり、バキシムは後退する。

 

 バキシムは今度は、頭部の一本角のミサイルをコスモス目掛けて発射する。だがコスモスはそれを避けるどころか、光を纏った強力な右ストレートパンチ『ダイアモンドクラッシュ』で破壊する!

 

 そして、その際に起こった大爆発の爆風の中から跳んで現れ、そのまま急降下しての右足蹴り『フライングスパーキー』を頭部に決める!バキシムは吹っ飛んで地面に落下した。

 

 基本的に対話や共存を願う優しいウルトラ戦士コスモス。だが、許されない敵には果敢に立ち向かう。この姿こそが、真の勇者なのかもしれない。

 

 (BGM:ウルトラマンギンガの歌)

 

ヒカル「行くぜギンガ!」

 

 ギンガはドラゴリーと交戦している。

 

 ギンガはドラゴリーの振り下ろして来た右腕を左手で掴んだ後に右拳を腹部に叩き込み、続けて右膝蹴りを腹部に打ち込む。

 

 次にドラゴリーは上から振り下ろす形で頭突きを繰り出すが、ギンガはそれを左側にそれてかわし、逆に右アッパーを顔面に打ち込んでドラゴリーの頭を上げた後に、腹部に連続で左右交互にパンチを打ち込み、更に胸部に右前蹴りを打ち込んで後退させ、その際の反動を利用して後ろに跳んで距離を取る。

 

 ドラゴリーは、反撃としてギンガ目掛けて口から黒い稲妻状の光線を発射する。

 

 ヒカル「ギンガスパークランス‼」

 

 ギンガは、手に持ったギンガスパークを、槍状の武器『ギンガスパークランス』に変形させて振るって、迫り来る光線を弾く。弾かれた光線は二つに分かれ、それぞれギンガの左右背後に飛んだ後、爆発した。

 

ギンガはギンガスパークランスを手に、ドラゴリーに駆け寄る。ドラゴリーは迎え撃とうと左腕を振るうが、ギンガはランスでそれを弾き、先端でドラゴリーの左横腹に打撃を決める!

 

続けてランスを大きく振るって、右斜め下に振り下ろす形で胸部に斬撃を決め、更にランスの先端を腹部に突き立てて後退させる。

 

ギンガスパークランスでの攻撃が炸裂する度に、その部位に爆発が起こる。

 

続いてギンガは、ギンガスパークランスを地に突いて棒高跳びの要領で跳び、ドラゴリーの顔面に右膝蹴りを叩き込んで吹っ飛ばした!

 

ギンガは未来から来たウルトラマンであり、その実力も未知数の物であるため、並の怪獣には苦戦する事なく、例え超獣が相手でも、本調子なら遅れを取る事は無いのだ。

 

(BGM:ウルトラマンビクトリーの歌)

 

 カメレキングと戦うビクトリー。

 

 ビクトリーは、カメレキングの両腕を振るう殴り込みを連続右横蹴りでことごとく弾き、跳躍しての右浴びせ蹴りを胸部に打ち込んで吹っ飛ばす。

 

 続けてビクトリーは、カメレキングが噴射した発火ガスをしゃがんでかわし、そのまま受け身を取って近づいた後に左肩のタックルを腹部に決め、その後立ちながら右拳を腹部に打ち込み、更に右前蹴りを胸部に打ち込んで後退させる。

 

 その後ビクトリーは、跳躍しての左斜め上に振り上げる形の右横蹴りをカメレキングの顔面の左側面に打ち込み、転倒させる。

 

 カメレキングは立ち上がると、翼を羽ばたかせて空高く飛び、急降下しての体当たりを仕掛けようとする。ビクトリーは掴んでそれを防ごうとするが、余りにも速く迫って来たため、咄嗟に地に滑り込んで倒れる様に避ける。

 

 カメレキングは再び上空に飛び上がり、体当たりを仕掛けようとする。

 

 ショウ「ビクトリウムエスペシャリー‼」

 

 ビクトリーは、前方で腕をクロスさせた後、拳を握った両腕を左右に立てて、全身のクリスタルから無数の光弾『ビクトリウムエスペシャリー』を上空のカメレキング目掛けて発射する!

 

 カメレキングは、いくつか飛んで避けることが出来たが、次々と迫って来る光弾を避け切れず、数発被弾して地面に落下してしまう。

 

 《ウルトランス!サドラシザーズ‼》

 

ショウはビクトリーランサーに『岩石怪獣サドラ』のスパークドールズをリードして、ビクトリーの右腕をサドラのハサミ『サドラシザーズ』に変形させる。

 

 カメレキングに駆け寄ったビクトリーは、左右袈裟懸けにハサミで斬撃を決め始める。斬撃が炸裂した部位は爆発を起こした。そして、数発斬撃を決めた後、一回転しての右後ろ蹴りを胸部に打ち込んで吹っ飛ばした!

 

 ギンガや仲間たちと共に戦い抜いたビクトリー。それにより手に入れた真の強さは、例え超獣が相手でも負けないのである。

 

 (BGM:STARLIGHT FANTASY)

 

ソルはルナチクスとの戦いを繰り広げている。

 

 ソルは、ルナチクスの振り下ろして来た右腕を両手を頭上でクロスして防ぎ、そのまま腕を右回りで下方へ回転させてひねる事で、ルナチクスを半回転させて転倒させる。

 

 続けてソルは、立ち上がるルナチクスの右腕を掴み、そのまま「エイ、エイ、エイ、……」と言う無邪気な掛け声と共に腹部に右横蹴りを連発する。

 

 更にソルは、右膝蹴りをルナチクスの腹部に打ち込んで上半身を屈ませたところで、「それっ!」という掛け声と共に顔面にヒップアタックを決め、怯んだところで、その場でルナチクスの顔面を蹴りながらの側転をして一旦距離を取る。

 

 ルナチクスはソル目掛けて眼球のミサイルを連発し始める。ソルはそれを軽い身のこなしでかわしながら、光の手刀『ライトニングハンド』や、矢尻型の光弾『ゴッドスラッシュ』等で次々と相殺していく。

 

 その隙にルナチクスは、頭を突き出しての突進を繰り出すが、ソルはそれを『跳び箱』ならぬ『跳びルナチクス』でかわす。

 

 海羽「ソリッドパワーキック‼」

 

 “バゴンッ”

 

 ソルは、バランスを崩したルナチクスの背部に強烈な跳び蹴り『ソリッドパワーキック』を打ち込んで吹っ飛ばした!

 

 ソルはこの中で唯一の女性ウルトラマン。だが、熱い心・諦めない気持ちなどがある限り、その強さは他の男性ウルトラマンに劣る事は無いのである。

 

 一方、ヤプールコマンドを相手している櫂達は、もうほとんどの個体をやっつけていた。そのため、余裕の出来た櫂は、ウルトラ戦士達の戦いを見守りながら残りの個体を相手する。

 

 学生達の声援を受け、ウルトラマン戦士達は超獣達を圧倒していく。

 

《ウルトランス!ウルトラマンヒカリ!》

 

ショウは、『ウルトラマンヒカリ』を模したクリスタルスパークドールズをビクトリーランサーにリードする。すると、「ナイトティンバー!」というヒカリの声と共に横笛状のアイテム『ナイトティンバー』が現れ、ショウはそれを掴み取る。

 

ナイトティンバー。それは、ウルトラマンヒカリが、数万年に一度蘇る『幻影宇宙帝王ジュダ・スペクター』を封印する為に開発し、ショウに与えた魔笛封印剣であり、ビクトリーを強化変身させる事もできる。

 

ショウは、横笛状の『ティンバーモード』のナイトティンバーを口に当て、メロディを奏でた後、カバーを展開して片刃の青い剣で敵を切る『ソードモード』へと変形させる。

 

すると、ビクトリーの周囲に現れた結晶のようなエネルギーからビクトリーにエネルギーが注がれ、ビクトリーは青い光に包まれる。

 

そして光が徐々に消えていき、ビクトリーは、青と銀の体色に赤と青で構成されたVクリスタルが特徴の『ウルトラマンビクトリーナイト』へと姿を変えた!

 

変身完了後、「放て!聖なる力‼︎」というヒカリの声が発声される。

 

ウルトラマンビクトリーナイト。それは、ナイトティンバーで「澄んだ心」と「強大な力」の両方を極限まで込める事でショウの中に眠るビクトリウムエネルギーを解放し、潜在能力を覚醒させた姿である。

 

ビクトリーナイトは、ナイトティンバーソードモードを持って構える。

 

カメレキングは、低空飛行でビクトリーナイトに体当たりを繰り出すが、ビクトリーナイトは側転するように跳躍して体当たりをかわし、同時にV字を描くような素早い斬撃でカメレキングの両方の翼を切り落とす!

 

翼を切り落とされたカメレキングは地面に落下する。

 

ビクトリーナイトはカメレキングに駆け寄り、左右袈裟懸けに、横一直線にと、青い光を纏った斬撃を次々と決めていく。そしてその後、一回転しての右足蹴りを胸部に打って吹っ飛ばした。カメレキングはもうグロッキーである。

 

ショウ「トドメだ!」

 

ショウは、ソードモードのポンプアクションを二回行う。

 

《2(ツー)!ナイトビクトリウムブレイク‼︎》

 

ヒカリの音声と共に、ナイトティンバーソードモードの刃先が青い光を纏う。

 

そしてビクトリーナイトは光り輝くナイトティンバーを逆手に持ち、カメレキングに駆け寄る。カメレキングは最後の力を振り絞り発火ガスを放つが、ビクトリーナイトはそれを駆け寄りながら跳躍してかわす。

 

ショウ「ナイトビクトリウムブレイク‼︎」

 

ビクトリウムナイトは、一回転しながら落下のスピードを活かして、必殺の光の斬撃『ナイトビクトリウムブレイク』を繰り出す!光の斬撃で斜めに両断されたカメレキングは大爆発した。

 

ビクトリーナイトのカメレキング撃破を見た学生達は喜びの歓声を上げる。特に女子の歓声は凄いものだった。恐らくビクトリーナイトの鮮やかな体色に目が入っているためでもあるからだろう(笑)

 

ドラゴリーと戦っているギンガは、ドラゴリーの振るう腕をしゃがんでかわし、腹部に力強くパンチを連打した後、腹部に右前蹴りを決めて後退させる。

 

ヒカル「ギンガハイパーパンチ‼︎」

 

ギンガはドラゴリーに駆け寄りながら一回転し、光を纏った右拳を腹部に叩き込む!ドラゴリーは、パンチがヒットした部位が爆発し、凄まじい威力により遠方へ吹っ飛んだ。

 

ドラゴリーはよろけながら立ち上がる。ギンガはクリスタルを白く輝かせ、右腕から伸ばした切っ先から光の刃『ギンガセイバー』を形成させる。そして、右腕を引き、ドラゴリーに駆け寄る!

 

ヒカル「ギンガセイバー‼︎」

 

“ザブシュッ”

 

ギンガはすれ違いざまにギンガセイバーでドラゴリーの首を斬った!首を斬られたドラゴリーは、斬られた部位から光を発し動きが止まる。

 

ギンガは振り向きざまにクリスタルを青く輝かせ、両腕を前方で交差させた後、S字を描くように左右に大きく広げてL字に組む。

 

ヒカル「ギンガクロスシュート‼︎」

 

ギンガはL字に組んだ腕から必殺光線『ギンガクロスシュート』を放つ!光線はドラゴリーの体を直撃し、ドラゴリーは大爆発した。

 

コスモス(エクリプスモード)は空高く跳躍する。

 

バキシムは上空のコスモス目掛けてミサイルを乱射するが、コスモスはそれを飛行しながらことごとくかわす。

 

バキシムは今度は両腕を合わせて火炎を噴射する。

 

コスモスは迫り来る火炎に対し、両腕を合わせて、斜め下に下ろす形でエネルギーを溜め、それにより形成された三日月型の破壊光刃『エクリプスブレード』を、腕を突き出して放つ!

 

光の刃はバキシムの火炎を切り消しながら進み、やがてバキシムを直撃!バキシムは縦真っ二つに斬られ、斬られた部位から光を発して動きが止まる。

 

コスモスは着地した後、両腕をクロスしてエネルギーを溜め、右拳を突き出して必殺光線『コズミューム光線』を放つ!光線が直撃したバキシムは大爆発した。

 

ルナチクスと交戦中のソルは、跳躍して両脚でルナチクスの頭を挟むように跳び乗り、「にゃー!」という掛け声と共にルナチクスの顔を引っ掻くような攻撃を行った後、そのまま跳躍してルナチクスの胸を蹴ってその勢いで宙返りきして着地する。

 

そして、「イエイ!」と言いながら両手ガッツポーズを決める。

 

ルナチクスの顔にはいくつか切り傷が出来ていた。

 

怒ったルナチクスはソル目掛けて眼球ミサイルを発射する。ソルはそれを前方へ受身を取って避ける。

 

そして、避けたミサイルが後方で爆発した際の爆風を背に、左脚をアキレス腱を伸ばすように後ろに引いて右腕を前に突き出し、必殺光線『ミスティックシュート』を放つ!

 

光線を浴びたルナチクスは、頭部から下半身にかけて爆発を起こした後、大爆発した。

 

パワードはベロクロンと殴り合いを展開するが、無敵のヒーローだけあり、ベロクロンを圧していく。

 

パワードは、ベロクロンの顔面の左側面に右拳を、腹部に左拳を打ち込んだ後、至近距離で跳躍しての右足蹴りを腹部に叩き込んで吹っ飛ばす。

 

ベロクロンはパワード目掛けて今度は口に装備されたミサイルを発射するが、パワードは即座にそれを真上に跳んでかわし、右腕を突き出して光弾『エナジーナックル』をベロクロンの口に撃ち込む!

 

口内が爆発したベロクロンは、火炎とミサイルを封じられた。パワードは急降下しての右足蹴りを叩き込み、ベロクロンの顔の二本角を破壊する。ベロクロンはたまらず仰向けに倒れた。

 

パワードは、横たわるベロクロンを力一杯頭上に担ぎ上げた後、放り投げて地面に叩きつけた。

 

ベロクロンは完成に弱った。パワードは腕を十字に組んで、トドメの『メガスペシウム光線』を放つ。光線で十字に貫かれたベロクロンは大爆発した。

 

超獣達を撃破した五大ウルトラ戦士は、横に並ぶように合流する。彼らが下を見下ろすと、歓声とともに「ありがとう」と御礼の言葉を何度も言う学生達の姿があった。

 

一方、櫂や豪快パイレーツのメンバー達は、大量にいたヤプールコマンドをついに全員倒した。

 

櫂「さてと、雑魚も残らずポアしてやったぜ。サンキュー。マーベラス、みんな。」

 

ジョー「ま、いいって事だ。」

 

マーベラス「気に入らねえ奴らはぶっ倒す。それが海賊ってもんだろ。」

 

マーベラス達は、冗談交じりにどういたしましての返事をする。彼ら(特にマーベラス)は、バンド名に因んで、海賊になりきる癖があるが故であろう(笑)

 

真美「もう大丈夫よ。」

櫂やウルトラ戦士達の戦いを見守っていた真美は、怯えていた女子を宥める。

 

因みに、自分たちを守ってくれたという事で、櫂に歓声に御礼を言う学生も多かった。何しろ、学園男子で高い人気と信頼を持つ櫂に助けてもらったのだから喜びも大きいだろう。

 

海羽「ありがとうございます。やはり先輩方は違いますね!」

 

ヒカル「いや、君が諦めなかったから、俺たちは来れたんだ。」

 

ショウ「その心は、他のウルトラマンにも負けてないぞ。」

 

ソル達は見つめ合う。もうここで大団円かと思われた。

 

が、次の瞬間!

 

ビビビビ…

 

“ズドーン”

 

五人「‼︎?ぐおあっ‼︎」

 

突如、どこからか二本の稲妻状の光線が飛んで来て、五人のウルトラ戦士に命中。五人は吹っ飛んだ。

 

櫂達も、その光景に驚愕する。

 

海羽「…っ、一体何なの⁉︎」

 

五人は視線を前方に向ける。そこには一匹の巨大な生物が立っていた。

 

その生物は、ワニのような頭部を持ち、腰部分が大きく上に突き出した形状のケンタウロスのような重量感ある体格が特徴の超獣『変身超獣ブロッケン』だ!

 

 奴は、ヤプールがワニと宇宙怪獣を『超獣製造機』で融合させて誕生した超獣で、強力なスタミナに多彩な武器、特に二本の尻尾の先から放つ高熱光線『スネーク光線』は、かつてウルトラマンAを力尽きる寸前にまでダメージを与えたほど強力で、正に最強クラスの実力を持つ超獣なのである。

 

 ショウ「まだ隠し玉がいたとはな……」

 

 海羽「しかも、なんか超ヤバそうな感じ?」

 

 ムサシ「気を付けろ。奴は恐らく強敵だ。」

 

カイ「行くぞっ‼︎」

 

パワードの号令と共に、五人はブロッケンに駆け寄ろうとするが、ブロッケンはすぐさま爪先からの破壊光線やスネーク光線を五人目掛けて放つ!

 

光線の雨あられを浴びる五人はブロッケンに近づく事ができず、逆に手痛いダメージを喰らい倒れ、その後も容赦なくビームが五人のウルトラ戦士を襲う。

 

光線の雨あられが襲い来る中、ギンガは再びギンガクロスシュートを打とうと、両腕を前方で交差させてS字を描くように広げてエネルギーを溜めるが、L字に組む直前でビームの直撃を喰らい不発に終わってしまった。

 

容赦なく襲いかかる光線を受け続ける五人は激しくエネルギーを消費し、カラータイマーが赤く点滅を始める!

 

もはや絶体絶命の状況だった。

 

ウルトラ戦士達の苦戦を見守る学生達は、不安になりながらも絶えず声援を叫び続ける。

 

それを見ていた櫂は、左腕のウルティメイトブレスを見つめながら何か重い詰まっているような表情になる。

 

加勢せざるを得ないが、今ここで変身すれば、学生達に自身がゼロである事がバレてしまうと思っているのだろう。実はゼロも同じ事を考えていた。

 

櫂が迷っている時、櫂の耳に学生達の方からある言葉が飛び込んで来た。

 

「ねえ、ゼロは来てくれないの?」

 

「お願いゼロ…助けて!」

 

………助けて………その言葉を聞いた瞬間、櫂は思い始めた。今、みんながゼロ(俺)を必要としている……なのに俺は何戸惑ってるんだ?

 

 そうしている間にも五人はブロッケンに苦戦していた。ギンガとビクトリーナイトはそれぞれ左右の口の様な手で首を挟まれ、パワードはその下で足で腹部を踏まれており、コスモスとソルは近づこうとするが、光線により返り討ちにあっている……。

 

 今こそ、みんなのために戦わなければならないのではないか……! 櫂の想いはそういう風に強くなり始めていた………!

 

 そして櫂は、後ろで心配そうに見つめる真美の方を少し振り向き、真美もそれに気づく。

 

櫂「………真美………俺、行ってくるぜ。」

 

それを聞いた真美は、少し驚いたような顔をしたが、すぐに表情が変わる。

 

真美「ええ………気をつけて………。」

 

 真美の言葉を受けた櫂は、少し笑みを浮かべた後、前方へ少し駆けて止まる。その止まった位置は、真美はもちろん、他の学生達にも見える位置であった。

 

 櫂はついに、皆の前で変身する決心をしたのである!

 

ゼロ「おい、いいのか?今ここで変身すると、他の学生達にもバレちまうぞ!」

 

 ゼロは忠告する。だが、櫂の思念は曲がらなかった。

 

 櫂「でも地球の……人類の平和を守るのが、ウルトラマンの使命だろ‼︎……お前と一体化する時言ったよなあ?  

 

 「人々を守りたい」と……。」

 

 櫂の言葉にゼロは思い留まる。

 

 櫂「今まさに、そんな人々(学生達)が、俺たちを必要とし、助けを求めてるんだ………!俺はそんな人々を、全て守りたい。だから!……今こそ戦おうぜ!」

 

 櫂の熱い言葉を聞いたゼロに、同時に彼の熱い想いも届いた……!

 

 ゼロ「…分かったぜ。お前の熱い想い、しかと受け止めたぜ!」

 

 櫂とゼロの意思が遂に一致した…!ゼロと櫂は目止めを合わせ頷く。

 

 一方の学生達は、そんな櫂とゼロのやりとりを心配そうに見つめていた。何しろ、ゼロと櫂のやりとりは、周りの人から見れば櫂の独り言にしか見えないのである。

 

 「櫂君、大丈夫かな…」

 

 「あいつも遂におかしくなっちまったか?」

 

 マーベラス「あいつ……もしかして………」

 

 マーベラスが何かを察した時、櫂は学生たちの方へと振り向く。その目つきは正に決意に満ちたものであった。

 

 櫂「みんな、見ていてくれ……俺は…いや、俺達は……ウルトラマンだ‼」

 

 櫂が叫んだ時、UBからウルトラゼロアイが現れる!学生たちは驚愕する。

 

 UBからゼロアイを出現させた櫂は空高く跳びあがる。そして、叫んだ。

 

 櫂「レッツ、ゼロチェンジ‼」

 

 叫びと共にゼロアイは櫂の目にくっ付き、櫂は光に包まれ、ゼロのビジョンとオーバーラップするかのようにゼロの姿に変わり巨大化する。

 

 ………遂に戦場に舞い降りた『ウルトラマンゼロ』!櫂の変身を目の当たりにした学生たちは驚愕する者もいれば唖然とする者もいた。

 

 「竜野が…ゼロだと……マジかよ……」

 

 「櫂君がゼロだったなんて………」

 

 「私、聞いてない。」

 

 「今まで、私たちのために戦ってくれていたのね……」

 

 すると、学生たちは一斉にゼロに…いや、ゼロに変身した櫂に向けて声援を送り始めた。男子の力強い声援と女子の黄色い声援が一つになり、櫂の心に響いたのか、ゼロは少し振り向きサムズアップを決める。

 

 豪快パイレーツや特急レインボー、そして真美は、その光景を安心の表情で見つめていた。

 

 ゼロは学生たちの声援を背に、跳躍して、五人とブロッケンの間に着地する。五人もゼロの登場にはっと顔を上げる。

 

 ゼロ「おいおい、主役の登場盛り上げすぎだろ………。」

 

 ゼロは横たわる五人を見て軽口を叩く。だが彼の言う通り、正に『真打の登場』であった。五人は多大なダメージを受けているはずが、ゼロの登場により元気を取り戻したのか、立ち上がりゼロの元へ歩み寄る。

 

 ショウ「フッ、何を言う。まだまだ行けるぜ!」

 

 ムサシ「ウルトラマンも人間も無く、仲間がいる限り僕達は負けない。」

 

 ヒカル「不屈の心がある限り、何度でも立ち上がるぜ!」

 

 海羽「オーイエース!ゼロ君も来てくれたし、もう怖い物無しだよ!」

 

 カイ「俺達ウルトラマンは、地球を愛し、守って来た、無敵のヒーローだからな!」

 

 櫂「みんな………」

 

 ゼロ「フッ……お前ら……」

 

 櫂・ゼロ「上等だ‼」

 

 ゼロと櫂の声と共に、ゼロ達は一斉に構えを取る。ここからはウルトラマンの反撃タイムだ!

 

 (BGM:DREAM FIGHTER)

 

 まずはギンガが上空に飛び、コスモスとソルがブロッケンの左右を駆け始める。

 

 ムサシ「エクリプススパーク!」

 

 海羽「ゴッドスラッシュ!」

 

 コスモスは右から矢尻型の光弾『エクリプススパーク』、ソルは左からゴッドスラッシュを発射するが、ブロッケンはそれらを両手からのレーザーで相殺する。

 

 ヒカル「ギンガサンダーボルト!」

 

 だが、ブロッケンはソル達の攻撃を防いでいる隙に、上空でクリスタルを黄に輝かせてエネルギーを溜めていたギンガが発射した『ギンガサンダーボルト』の直撃を喰らいダメージを受ける。

 

 そして次に、後ろに回り込んでいたパワードが後方の体に横蹴りを打ち込み、それと同時にビクトリーナイトが前方の体に横一直線の斬撃を決める。

 

 その後、ギンガがブロッケンの右腕を掴み、そのまま腹部に右横蹴りを打ち込み、顔面の側面に左拳を決める。

 

 ギンガはブロッケンの前方へと受け身を取って距離を取り、ビクトリーナイトはそんなギンガを跳び越えながらブロッケンに跳びかかり、落下しながらの右横蹴りを顔面の左側面に叩き込む!

 

 ブロッケンは反撃として再びスネーク光線を発射するが、ソルはすかさずそれをミスティックシュートで相殺して抑え込み、その隙にパワードがメガスペシウム光線、コスモスがコズミューム光線を放ち、二本の尻尾を焼き切った!

 

 ブロッケンがスネーク光線を封じられ怯んだ隙にゼロが駆け寄る!

 

 ゼロは駆け寄りながら跳躍してブロッケンの顔面に右拳を打ち込み、続けて腹部に左横蹴りを打ち込む。

 

 ブロッケンは怯まず右腕を振るって殴り込むが、ゼロはそれを左手で難なく受け止め右拳で叩き落とした後、胸部に右振りの右拳を二発打ち込み、更に右拳を顔面に打ち込む。

 

 ゼロは頭部から『ゼロスラッガー』を取り出し、ナイフの様に使用してブロッケンの攻撃をかわしつつ目にも止まらぬ斬撃を次々と決め、ブロッケンにダメージを与えていく。

 

 ブロッケンは今度は右腕でパンチを放つが、ゼロは左手のゼロスラッガーでそれを防ぎ、そして右手のゼロスラッガーで下から振り上げるような斬撃で右腕を切り落とした!

 

 ブロッケンが怯んだ隙にゼロはその場で跳躍して、足に炎を纏った跳び蹴り『ウルトラゼロキック』を放つ!蹴りが胸部に命中したブロッケンは吹っ飛んで地面に落下した。

 

 五人はゼロと合流し、ゼロを中心に並び立つ。

 

 そしてゼロは、数歩前に進んだ。

 

 ゼロ「俺達はウルトラマンだ………この世に悪がいる限り、絶対に諦めない!」

 

 今こそトドメの時だ!ゼロはゼロスラッガーをカラータイマーに装着し、光刃にエネルギーを溜める。

 

 ゼロ「ゼロツインシュート‼」

 

 ゼロはカラータイマーに装着したゼロスラッガーから、強力必殺光線『ゼロツインシュート』を放つ!広範囲に照射される光線を浴びる様に受けたブロッケンは、やがて光線の中で姿が消える様に消し飛んでいき、やがて大爆発した!

 

 ブロッケンを撃破したゼロは、巨大な爆風を背にフィニッシュポーズを決める。

 

 ゼロの勝利に見守っていた学生たちは喜びの歓声を上げる。あまりにも嬉しいのか、叫ぶ者もいれば飛び跳ねる者もおり、夢中で写メを撮っている者もいた。

 

 五人はゼロの方を向き一斉に頷く。

 

 海羽「やったね、櫂君!(首をかしげてピース)」

 

 櫂「ああ!(サムズアップ)」

 

 すると、五人は光と共に姿を消した。恐らくゼロよりも長く戦っていて、ゼロが加勢する前からエネルギーの消費が激しかったため、タイムリミットになったためであろう。

 

 海羽が変身を解いて元に戻った瞬間、他の学生が驚く。

 

 「えっ⁉……ま、眞鍋もウルトラ戦士だったのか⁉」

 

 海羽「え、エヘヘ、黙っててゴメンちゃい。」

 

 ゼロはすぐに変身を解かず、仁王立ちしながら自身にお礼を言ったり写メを撮ったりしている学生たちを見下ろす。その姿は正に、平和を守った勇者の様であった。

 

 自身を必要とし、こんなにも感謝してくれる人々がいる………こんな人たちのために今後も戦っていこう。櫂は恐らくそう思っているのだろう。少し不敵な笑みを浮かべているが………。

 

 真美達も、ゼロを笑顔で見上げていた………。

 

 ゼロ「櫂、俺達もそろそろ変身を解くか。」

 

 櫂「ああ、ゼロ。」

 

 ゼロが変身を解こうとしたその時、

 

 《フハハハハハ‼これで勝ったと思っているのか!》

 

 突如、何処からか不気味な声が響き、ゼロは思わず辺りを見渡しながら頷き、騒いでいた学生たちも一気に静まる。

 

 すると、上空から稲妻のような光線が降り注ぎ、中から一体の巨人が現れた。巨大ヤプールである!

 

 ヤプール「よお、ウルトラマンゼロ。ここで会ったが百年目!」

 

 ゼロ「ヤプール………これまでの超獣は全て貴様が差し向けたものか⁉」

 

 ヤプール「そうだ!だが、それだけでは無い。実はあの超獣どもは、最終段階への第一陣に過ぎなかったのだ!」

 

 ヤプールの思わぬ言葉にゼロを始め、多くの人が驚愕する。

 

 海羽「そんな……あれで第一陣だなんて……」

 

 ショウ「あの超獣達は、捨て駒だったワケか?」

 

 ヒカル「しつこいし狡猾だし、最低な野郎だな。」

 

 ゼロ「………ッ、何デタラメをぬかしやがる‼」

 

 ヤプール「デタラメではない。これを見よ!」

 

 ヤプールが上空を差す。そこを向いてみると、上空には何やら動き回る超獣達のシルエットがあった。

 

 ベロクロン、バキシムなどとついさっき倒した奴らばかりだが、一体だけ、見覚えのないシルエットがあった。そいつはブロッケンの様な形をしているが、何処か違ったものである。

 

 ゼロ「………何だ?あれは。」

 

 ヤプール「フフフフフ、遂にウルトラ戦士抹殺が叶うのだ。さあ超獣どもよ、怨念と共に融合せよー‼」

 

 ヤプールの叫びが響く。すると、超獣達のシルエットはやがて合体し、一匹の超獣となり地に着地する。

 

 そして、超獣を包んでいた異次元空間のような不気味な光が消え、姿が現れた。

 

 そいつは一見、地獄超獣マザリュース、くノ一超獣ユニタング、牛神超獣カウラ、マグマ超人マザロン人が合体して誕生した『最強超獣ジャンボキング』に見える。

 

だが、後方の尻尾にはブロッケンの二本の尻尾が加わっており、下半身にはサボテンダーのようなトゲトゲが加わっており、顔は元にルナチクスが合わさったようなもので、背中にはカメレキングの大きな翼が生えており、両腕にはバキシムのトゲトゲとドラゴリーのヒラヒラが加わったものになっており、更に両肩や前方の体の背部にはベロクロンの赤い突起物が無数に付いている。

 

 奴は、やプールが既に蘇らせていたジャンボキングに、先ほどゼロ達に敗れた超獣を融合させて誕生させた『強化最強超獣テリブルジャンボキング』だ!

 

 よりおぞましい姿となって現れたジャンボキングにゼロは身構える。

 

 ヤプール「遂に完成したぞ………テリブルジャンボキング‼」

 

 ヤプールの声と共にテリブルジャンボキングは咆哮を上げる。その鳴き声は、ジャンボキングと加わった六体の超獣の鳴き声が同時に響くと言ういかにも不気味なものであった。

 

 ゼロ「これは…やるしかないのか……!」

 

 ヤプール「おーと、待て待て、これだけではないのだよ。」

 

 ゼロが構えを取った時、ヤプールが声を上げてゼロは立ち止まる。

 

 すると、上空から一匹の怪獣が下りてきて、土煙を上げながら着地する。

 

 その怪獣は、蛾が怪獣化したような巨大な体が特徴の怪獣『宇宙大怪獣ムルロア』だ!

 

 奴は、かつては『ムルロア星』に生息する生物であったが、核実験により母星を失い、それと同時にその影響で突然変異を起こしたものであり、復讐のために地球を襲ったが、当時地球で活躍していた『ウルトラマンタロウ』と、防衛チーム『ZAT』の活躍により撃破されている。

 

 今回は、ヤプールが怪獣墓場から持ってきたムルロアの霊体に、ドラゴリー製作の際に余った毒蛾を合体させて強化・復活させたものである。

 

 ヤプール「さあ、どうする⁉ゼロ!これでも身の程を知らずに戦うってのか⁉」

 

 二大強敵を従えているヤプールは、既に勝った気でゼロを挑発する。真美達はもちろん、他の学生たちも不安な表情で見つめ、中には怯えている学生もいた。

 

 ………だがゼロは、怖気づくどころか、闘志の湧いた表情で再び構えを取った。

 

 ヤプール「ほう、それでも戦うってのか?」

 

 ゼロ「やってみなきゃ、分かんねーって事だよ。ヤプール!」

 

 櫂「俺達を必要としている人もいる………その人たちのためにも、負けるわけにはいかねーんだ!」

 

 ヤプール「ならその熱意、試させてもらうぞ。」

 

 ゼロ「上等だぜ!ウオアアアアアア………‼」

 

 恐れ知らずのゼロと櫂。ゼロは、真美達が見守る中、ヤプールの従える強敵目掛けて駆け始める………!

 

 果たして、このバトルの行方は………⁉

 

 To Be Continued……

 

(BGM:赤く熱い鼓動)




 遂に、櫂がゼロである事が大学の学生達にも知られてしまいました。

 そんな中現れたヤプール率いる二大強敵超獣……果たしてどうなるのでしょうか⁉

 次回、前半戦のクライマックス‼

因みに私は本日、『仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス』を観てきました。笑いあり涙ありでとても面白かったです。

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