艦隊これくしょん -鹿屋基地第六〇三戦闘大隊の日常- 作:リュウ@夕立提督
丁度いいタイミングだし次回は海風か菊月辺りをメインにしようかな。
夏イベも終了しましたね。皆さんは無事クリアできましたか?
自分はとりあえずリベまでの子は全員手に入ったから満足です。
秋イベは11月くらいなんでしょうかね?
そろそろ夕月と水無月を実装してほしいところです。
「それじゃあ、早速始めるのです。」
電と江風、二人の白兵戦の訓練が始まる。
え、なんで僕が
・・・電に連れてこられたんだ。
「しっかし、フル装備で地上戦ってなんだよ・・・」
「足場が安定している陸上で艤装を纏った状態である程度動けないと話にならないのです。」
「なるほどな。んで、この棒みたいのは何だ?」
「演習用レーザーブレードなのです。」
皆は『レザブレ』って呼んでる代物。粒子を収束させて刃を形成する。
切断はできないけど、触れた部分は高熱を持つから演習にはもってこいの武器だ。
斬られて感じるのは熱だけだから基本的にこれが使われる。
ベテラン同士なら実体剣を使うけど。
「周囲に誰も居ない事を確認してから手元のスイッチを入れてください。」
「こうか?・・・うおっ!?」
江風のそれがレーザーの刃を形成する。
まあ、初めてなら驚くよね。
「物を切断できない代わりに斬られた部分が高熱を発します。痛みはないので安心してほしいのです。」
電のものも刃が形成される。
江風は「それで」と切り出し、電に尋ねる。
「レーザー同士は干渉するのか?」
「ええ。なので鍔迫り合いもできます。まあ、艤装での防御も可能ですが。」
「なるほどな。」
「一応、出力を上げれば食べ物を焼くこともできるのです。ただ熱を通すだけなので味の保障はしませんが。」
「これで調理とかしねーだろ、流石に・・・。」
「えっと、二人とも用意はいい?」
僕が訊くと二人はすぐに頷く。
僕は数歩下がり、右手を上げる。
「それじゃあ、演習―」
そして、全力で振り下ろす。
「―始めっ!」
開始の合図と同時に動き出すかと思ったら、二人とも動かない。
一応、江風はいつでも動けるように構えているが、電は構えてすらいない。
「そっちが来ないなら、こっちからいかせてもらうぜ!」
江風が突撃しているにも関わらず、電は江風を見据えるだけ。
「まずは回避のお手本です。」
「いけっ!」
江風は十分接近したところで全力で斬り払う。
「陸なら最低でも―」
電は軽く跳躍し、攻撃をかわしつつ江風を飛び越えて着地する。
「これくらいは動ける必要があるのです。」
電は振り向きながら回転斬りをする。
江風はそれに対して艤装を盾にして防ぐ。
「まだだっ!」
「甘いのです!」
江風は攻撃を防いだ状態で電に渾身の突きを放つも電は左舷シールドで逸らし、防ぐ。
電はアレで本気じゃないからすごいよ・・・。
「これで決めるのです!」
電は右舷シールドを突き出して江風を吹き飛ばすと同時に江風に突進する。
「ちッ・・・!」
江風が体勢を立て直した時には電が目の前で振りかぶっていた。
電はそのまま全力で振り下ろし、江風は直撃を受ける。
「演習止め!」
僕が合図をすると電はすぐにレザブレのスイッチを切る。
「~~~ッ!!」
「江風、大丈夫?」
丸まって悶えてる江風に声をかける。初めてならこうもなるよね・・・。
暫くすると起き上がって座る。でも胡坐はどうなのさ。
「・・・熱すぎねえか?あれ・・・」
「さっきの出力だとカセットコンロの弱火程度の温度ですね。」
「程度って・・・十二分に熱いじゃねーかよ・・・」
これが演習用の出力なのが驚きだよ。
「ってか、フル装備であの動きは無理だっての。」
「江風ちゃんならいけるのです。さっきの戦いぶりを見てればわかるのです。」
「そういうもんか?」
「しかし、機転が利いて諦めが悪い所は白露型らしいのです。」
「それ、褒めてんのか?」
「一応、なのです。でも、筋は悪くないと思うのです。」
「そりゃありがたい。」
電の「今日の訓練は終了なのです」という言葉を聞くと江風はそのまま自室へ向かった。
僕も部屋に戻って休もうかな。
「時雨ちゃん、今日はありがとうなのです。」
「いいよ。久しぶりに電の白兵戦が見れたから。それじゃあ、僕も戻るね。なんだか疲れたし。」
「なのです。」
今度誰かに白兵戦訓練を付き合ってもらおうかな。
そう思いながら僕は自室へ向かう。
というわけで演習(白兵戦)回。
最近時雨が苦労人枠になりつつある事に気付きました。
レーザーブレードと言うよりはビームサーベルの方が近いというオチ。
回を重ねるごとに艦これしなくなるこの鎮守府。
そして菊月にとっつきを持たせたい衝動に駆られる・・・。