艦隊これくしょん -鹿屋基地第六〇三戦闘大隊の日常-   作:リュウ@夕立提督

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みなさん、秋刀魚漁お疲れさまです。
大漁旗は無事ゲットできましたが、秋イベが控えているというのに地味に資材を消費してしまいました…全部あのフラルが悪いんや…

艦これ改が5回目の発売延期になり、アーケードも来年になってしまいこの先どうなるか心配ですが、のんびり待つとします。


15話「整備班」

姉貴に連れられるままにたどり着いたのは鹿屋基地第二工廠。主に装備関係の事を行う場所だ。

 

「そういえば江風はあんまり来てないんだっけ?」

 

「そりゃそうさ。装備開発は海風の姉貴がやってたからな。」

 

改白露型で工廠で装備開発したのは海風の姉貴だけだったしな。

奥へ進んでいくと大きめの金属の引き戸にたどり着く。

 

「皆ー、新人さんの到着よー」

 

そういいながら戸を開け、中へ入る。

私は入った後、戸を閉めようと取っ手を掴む。

 

「・・・重っ!?なんで軽いノリで開けれたんだ!?」

 

「・・・え、軽くない?教室の戸を開ける感じでガーって。」

 

いや、んなノリで開けれる重さじゃないだろ・・・。

 

「新人さんって江風ちゃんだったのね。」

 

夕張さんが発言した直後、放送が入る。

 

『駆逐艦夕立、時雨、春雨、菊月、ヴェールヌイ、及び軽巡夕張は執務室へ来るように。以上。』

 

提督って意外と適当なところあるなぁ。

そう思っていると姉貴と夕張さんが立ち上がる。

 

「まだ月初めなのに私が呼び出されるなんて珍しい事もあるわね。何かしら?」

 

「あのメンバーなら輸送船団の護衛じゃない?対潜哨戒は済ませたし。」

 

「え、早くない!?」

 

「だいたいこのくらいよ?いつもは南西諸島の方に行ってただけで。」

 

そんな会話を交わしながら二人は執務室へ向かう。

夕張さんまで軽く戸を閉めるとか・・・私は非力な方じゃないと思ってたんだけどなぁ・・・

そう考えていると山城さんが尋ねてくる。

 

「ところで、自分の艤装の点検か整備はできる?」

 

「んー、軽い整備と点検なら・・・」

 

「それなら問題無いわね。」

 

ん?なんで問題無いんだ?

そう思っていると山城さんは続けて話す。

 

「貴方と海風の艤装は軽巡や駆逐の中でもかなり複雑なの。だから自分の艤装の点検・整備ができるなら一部の艤装以外は整備できると思うわ。」

 

確かに結構面倒な構造だとは思ってたけど、そこまで複雑だったのか。

しかし、一部の艤装って何だ?改二艤装とかか?

 

「その一部の艤装ってのは改二艤装の事か?」

 

「基本的にはそう。ただ、改二じゃない艤装もあるわ。例えば・・・特Ⅲ型や阿賀野型、夕張の艤装なんかが該当するわね。」

 

なるほどな。確かに複雑そうな見た目してるよな。

 

「山城さん、ちょっと第三工廠に戻りますね。後はよろしくお願いします。」

 

「了解したわ。」

 

明石さんはそう告げて裏から第二工廠を出て行った。

第三工廠・・・確か『明石の工廠』ってやつだったか、よく知らねぇけど。

 

「さ、簡単にだけど整備の仕方を教えるわよ。『軽い整備』じゃダメだから。」

 

「ほいほい~」

 

私は返事をして山城さんの傍へ行く。

 

 

 

「なるほど、中々飲み込みが早いわね。」

 

2時間ほどぶっ通しで整備方法を教わり、かなり本格的な整備ができるようになった。

ってか山城さんって教えるの上手いなぁ。

 

「山城さんの教え方がいいんだと思うけどな。わかりやすかったし。」

 

「そうでもないわよ?本当なら明石や夕張が教えるべきだし。」

 

なるほどなと思いながら私は山城さんにふと疑問に思った事を問う。

 

「そういえば、山城さんはなんで整備班(ここ)に入ったんだ?」

 

山城さんはそうね、と少し間を置いてから口を開く。

 

「当初は扶桑姉さまの艤装を整備してあげたかったからね。あとは明石の仕事を減らしたかった事かしら。」

 

「なるほどな。」

 

「そういう江風はどうなの?」

 

訊き返されてえっ、と声が漏れてしまった。

私はちょっと考えてから答える。

 

「そうだなぁ・・・将来何するかってなった時に整備班(ここ)が一番よかったってのと、海風の姉貴への礼だな。食事とか身の回りの事を任せっぱなしでさ、少しでも恩を返したいんだよ。けど、私にできる事は殆どない。ならどうするか・・・艤装の整備ができれば姉貴の助けになるんじゃないかって思ったからな。」

 

そして付け加えるようにして話す。

 

「あとは・・・姉への礼かな。鹿屋基地(こっち)に居るらしいからな。」

 

「どんなお姉さんなの?」

 

「んー、元気でうるさくていたずら好きだけど勇気のある優しい、困った姉だな。」

 

そう答えた直後、工廠の入り口の方から声が聞こえた。

 

「明石さーん!」

 

山城さんが立ち上がった直後、さっきと同じ声が工廠に響く。

 

「ぴょーん!」

 

すると山城さんがあの重い引き戸を開けて明石さんを呼んでいる彼女(・・)の元へ向かう。

私も立ち上がり、山城さんの後をついていく。




あれだけ時間があったのに2000字すら超えれないとか筆が遅いってレベルじゃないぞ…

それはそうと、この世界では違う艦種・艦型だけど血の繋がった姉妹っていうのは結構あったりします。あと友人・幼馴染も艦娘になってたとかも。

各工廠についての説明とかも載せとこうかな、とりあえずだけど。
第一工廠:主に装備の開発・廃棄を行う。装備開発時には秘書艦が来るが、たまに提督が来ることも。
第二工廠:艦娘の艤装の建造・解体を行う。ここの奥では艤装の整備が行われたりする。明石はここと第三工廠をよく行き来する。
第三工廠:明石の主な持ち場。装備の改修・更新をする。装備とは別で開発資材や資源を持ってくる必要がある(改修資材はここに保管されている)。通称「明石の改修工廠」
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