艦隊これくしょん -鹿屋基地第六〇三戦闘大隊の日常-   作:リュウ@夕立提督

20 / 28
前回からかなり空いての更新になってしまいました…。
時間軸は秋イベの1週間ちょっと前なのにこんなに遅くw

海風は輸送作戦の時に活躍してくれましたw
今回は新規艦も新装備も手に入って終われました。夏に取れなかった子たちは無理でしたが…w


19話「海風」

翌日の夕方ごろ、昨日と同様に書類を片づける。

 

一通り終わったところで航空機の音が外から聞こえてくる。

ジェットエンジンの音・・・それも中型機のそれだ。

私は窓を開け、外を見る。

 

「帰ってきたか。」

 

鹿屋基地(ここ)の滑走路へ向かってくる。

着陸し、司令官と夕立が降りてくる。

 

「あ、提督!姉さん!おかえりなさい!」

 

海風は窓から乗り出して二人に手を振る。

夕立はこちらに大きく手を振り、「ただいまー!」と声を上げる。

そして二人はそのまま歩いていく。執務室(ここ)へ向かうのだろう。

 

 

 

執務室の扉が開く。そして司令官と夕立が入ってくる。

 

「おかえり、司令官。」

 

「ああ、ただいま。」

 

司令官は少し疲れた様子だったが、夕立は疲れなど感じていないようだ。

 

「二人とも今日はもう上がっていいぞ。」

 

軍隊としてそれはどうなんだ・・・まだ午後6時だぞ。

そう思いながら私は海風に言う。

 

「駆逐艦海風、本日ヒトハチヒトナナを以って貴艦の研修過程をすべて終了する。」

 

「・・・菊月、お前はそう判断したんだな?」

 

「ああ。座学、砲撃及び雷撃の技術、咄嗟の判断力・・・それらに全てが戦闘において支障が出ないレベルと判断した。欠いているのは旗艦としての能力だが、今は必要ないだろう。」

 

「なるほど、了解した。」

 

ふと海風の方を見ると、何やら複雑な表情をしていた。

実戦でも戦えるのか不安なのだろう。

 

「海風、不安なのか?」

 

「はい…ちゃんと戦えるかどうか・・・」

 

「お前は自分を過小評価しすぎだな。」

 

私の言葉に海風は少し驚いた表情を見せる。

 

「お前は自分で思っているよりも強い。傍で見ていたからわかる。もっと自信を持て。」

 

それを聞いた海風の表情は少し和らいだ。

 

「それに、私でよければ訓練でも演習でも付き合おう。」

 

「はい、ありがとうございます。」

 

「さて、一足先に私は上がらせてもらおう。何かあれば連絡を頼む。」

 

「ああ。俺は残った書類を片づけるか。」

 

私は司令官の言葉を聞き、即座に返す。

 

「残念だったな、もう片付いている。予定されていた演習もすべて終わらせた。つまり―」

 

私は「休め」という意味を込めて司令官に言い放つ。

 

「―貴方の仕事は残っていない。」

 

司令官は苦笑いしながら答える。

 

「仕事が早いな。」

 

「当然だ。」

 

「だが、俺は休めないんだよな。」

 

司令官はそう言っているが、夕立の方は布団に入っている。というかそれは司令官が使う仮眠用のベッドだろう・・・

 

「今くらい休んでも罰は当たらんだろう。」

 

「ならお言葉に甘えて軽い仮眠をとるとするかな。」

 

「大規模作戦が迫っているのだからしっかり休んだ方がいい。」

 

「そういうわけにはいかないんだよ。明日は朝から会議だしな。」

 

それこそちゃんと休めと言いたかったが、司令官は上着をハンガーにかけ、ベッドにもぐりこむ。

 

「全く・・・体を壊さないでくれよ?」

 

私は海風と共に執務室を後にした。




この後の菊月の予定:自主練

なんだろう…うちの子で一番キャラ崩壊してるのが菊月な気がしてきたw
次回もいつ更新になるかわかりませんが、頑張ります。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。