騎士と獣と二つのコア   作:kouma

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第二十二話

夏の残暑が残る九月。

IS学園一年一組では……またひと波乱の予感がしていた。

 

「え、一夏の誕生日って今月なの!?」

 

このシャルの言葉から全ては始まった。

寮での夕食中、いつもの面々で食事をしながらの談笑。

その中、ふとしたことで一夏の誕生日の話になって言ったのだが……

 

「い、いつ?」

 

「九月の二十七だよ……ちょ、ちょっと落ちつけって」

 

「う、うん」

 

(……ま、一夏に惚れてるなら仕方ないよな……だけど、ま~た爆弾投下されやがった)

 

狼牙はその中で黙々と食べつつ、他のメンバーの反応をうかがう。

セシリアは純白の革手帳に書いて行き、ラウラは……ムスッとしている。

その矛先はと言うと、知っていて黙っていた一夏の幼馴染一号二号に向けられていたようだ。

 

「まあ、ラウラもそれぐらいにしときなって」

 

「……そうだな、狼牙」

 

どうどうと抑えるように言い、彼女もそれ以上の追及はなくなったようだ。

だが、予定を開けておいてと言われた一夏は

 

「一応、中学の時の友達が祝ってくれるから俺の家に集まる予定なんだが、みんなも来るか?」

 

「も、もちろん! 何時から?」

 

「えーと、四時ぐらいかな。ほらっ、当日ってあれがあるだろ?」

 

「そうだな……俺らにはかなり重要なあれがある」

 

一夏の言葉に狼牙が返す。

それは、ISの高速バトルレース『キャノンボール・ファスト』。

まあわかりやすく言えばIS同士で競う、妨害ありの競争みたいなものだ。

本来は国際大会なのだが、IS学園があるここでは市の特別イベントとして開催される。

 

「規模もかなりのものだったからな……観客もいるし、下手なことできないぜ?」

 

「そういえば明日からキャノンボール・ファストのために高機動調整を始めるんだよな?」

 

「らしいな……ま、数人はもうわかってるはずだが」

 

と、そこにラウラがプチトマトを頬張りながら続ける。

 

「ふむ、基本的に高機動パッケージのインストールだがお前の白式にはないだろう」

 

まさにその通り。

白式についてはエネルギー分配やスラスターの調整などで終わるだろう。

そこは、箒の紅椿も同じだった。

 

「セシリアにはあるんだよな……この前は見れなかったが」

 

「ええ! その通りですわ狼牙さん! わたくし、セシリア・オルコットの駆るの「ブルー・ティアーズ」には主に高機動戦闘を主眼としたパッケージ『ストライク・ガンナー』が搭載されていますわ!」

 

確かに、彼女のISはすでにその戦闘についても慣れているはずだ。

なので今回かなり強敵になると予想されているが

 

「だが、狼牙……お前のISにあるあのパッケージはどうなんだ?」

 

「ん、ああ……俺のか」

 

箒の言葉を聞き、一同は福音戦時で姿を見せた狼牙のパッケージを思い出す。

全員があの異様な姿に圧倒されてはいたが

 

「一応前回のデータをもとに改良されたらしいな……」

 

「マジかよ」

 

「え、なに? あれもやっぱり試作だったの?」

 

「鈴音、俺のはそもそもデータ取りがメインなんだからな?……まあ、今後に備えてのためかもしれんけど」

 

政府の方では牙狼の件で、狼牙の安全を第一にしろと。

そのため、試作段階のものを全て改良し新しくしたようだ。

狼牙が所属する予定のEU関係から圧力がかかっているとの噂だったが……元の「覇鬼」は司が作ったのだ。

不安要素はあるが、今はそれしか方法が無い。

 

「とりあえず、データは明日見せるよ……ちょっとヤバくなってたがな」

 

「……そうしてくれるとありがたいね」

 

シャルはひきつった笑みで言う。

見た目もそうだが性能も馬鹿に出来ないのを知っているためか、よく知っておこうと。

 

「ふむ、具体的にはどう変わったのだ?」

 

箒は気になるのか、そう聴いてきた。

福音戦では間近で見ている一人のため、その改良型というのは気になるらしい。

 

「うーん、わかりやすく言うと」

 

狼牙は周囲を見て、目的のモノを探す。

そうして見つけて来たのは……ハサミ。

だが、ちょっとおかしい。

一同に見せるのは……

 

「第一に、これがこんな感じになったんだ」

 

紙を切るような小さなハサミを見せてから、机に置く。

そうしてもう一方のハサミ……先ほどよりだいぶ大きなハサミを持ち

 

「捕まえたISをこんなふうに出来るって」

 

刃の間に挟んだプチトマトを真っ二つに切断する。

切断されたプチトマトは綺麗な断面を一同に見せ……机の上に転がった。

 

「「「「「「……」」」」」」

 

「名前も、なんかギガンテックとかついてたし」

 

無残にも転がっていくプチトマトを一同は目で追い、ひきつった顔を狼牙に向ける。

狼牙はそのプチトマトを口に入れ、咀嚼していた。

 

「福音戦ではパワー不足だったからね……武装はこれとビームガンのみだけど」

 

「お前を敵に回したくないと改めて思ったよ」

 

一夏の言葉に全員頷く。

自身がそんなものに捕まえられている光景を想像したらしい。

単純かつわかりやすい戦闘。

アピールできる部分も大きいだろう……見た目のインパクトも重要だ。

 

「それに……」

 

「?」

 

「いや、なんでもない」

 

狼牙が言いかけたこと。

それは……兄である牙狼と亡国機業について。

あの後から、結局行方はわからず。

具体的なアプローチもないのだが……

 

(嵐の前の静けさでなけりゃいいんだがなあ)

 

一夏はセシリアに訓練を頼もうとしているようだが、断られていた。

彼女も何か、想うことがあるのだろ。

鈴音、シャル、ラウラ、箒、セシリア、一夏。

 

それらが各々のISについての話を進める

 

狼牙は……自身がよく覚えていない、過去。

記憶を想いだすことこそ、何か重要なヒントがあると……そう考えていた。

そうして一同が別れ、それぞれの部屋へ向かう中で

 

「あ、狼牙君。ちょうどよかったです」

 

真耶が声をかけて来たのだ。

狼牙はそんな真耶に首をかしげる。

 

「山田先生、突然どうしましたか?」

 

「いえ、その……この前のことで」

 

おそらく、牙狼のこと。

彼女もそこにいたから聴いてくるのはおかしいことではないが

 

「……すみません、話は部屋の中でも?」

 

「えっ? あ、それは」

 

「織斑先生もいるんですから、構いませんよね?」

 

すると驚いたと言わんばかりの真耶の顔。

それを見れてちょっと満足な狼牙の背後から……千冬が来ていた。

 

「よくわかったな」

 

「なんとなく、です」

 

狼牙はそれだけいい、自室の戸をあけ二人を入れる。

どうも早急な用事らしいが……

 

「では本題に入るが、狼牙……お前はあの施設でどういった暮らしをしていた?」

 

「またそれですか?」

 

「いくら調べても、やはり出なくて……ごめんなさい」

 

まあ、そうだろう。

あそこは元々……亡国機業のものだった。

つまり、狼牙もそこにいたのは意味があったはずなのである。

 

「……覚えているのは牙狼と、数人の職員のことだけです」

 

「その職員は男か? 女か?」

 

「男女でしたね……夫婦、に見えないこともなかったんですが」

 

千冬はあの施設に、不動兄弟と司、そして謎のMという存在。

この四人を世話していた者の存在を追っていた。

だが、やはり証拠もなく狼牙の記憶だけが頼りだった。

 

「ただ、俺の方も今思えばかなり記憶があやふやでして……司のことすら、覚えていなかったんです」

 

「……そうか」

 

「一応妙なことはされていない、とありましたが……牙狼もそうでしたし、あてにできなくて」

 

その言葉に、千冬と真耶は顔をしかめる。

もしかしたらという感情もあるだろう。

なので狼牙も覚悟は決まっているのだが、牙狼や司の口ぶりでは狼牙に妙な仕掛けはなさそうだった。

だからこそあの時、もっと強く牙狼をひきとめていればと……後悔の感情が先走る。

 

「だからこそ……俺は、牙狼と戦います」

 

「「!?」」

 

「でも今の牙狼は……はっきり言って、今の俺たちじゃ勝てない」

 

突然そう言った狼牙だが……あの、牙狼のIS。

その異質さを目の当たりにした教師二人も……

 

「あれは、私達の知っているISとは違う」

 

「なんていえばいいのでしょう、別の存在……そんな感じを受けました」

 

「一夏も同じことを言っていました……あれは、ISなのかって」

 

そう感じた四人。

だが、「キバ」から放たれているのは異質な気配のみ。

 

「だから、今のままじゃ勝てないと思った」

 

「……牙狼は、強さを求めそして至った。だが、あの強さは……私とも違う」

 

「でも、それでも」

 

狼牙は、千冬をまっすぐ見つめる。

 

 

 

「呼びかけ続ければ、きっと届くって……織斑先生なら、きっと」

 

「私の声が、届くのだろうか? 今の、牙狼に……」

 

 

 

千冬にしては珍しく覇気が無い。

だが、それでも頼みの綱は彼女しかいないのだ。

 

「多分、俺……僕ではダメなんです……織斑先生の声でなければ」

 

「……ふっ。買いかぶり過ぎだぞ、狼牙……私も人の子だからな」

 

それでも、千冬は微笑んでくれた。

自身にも思うところはあるのだろうか……真耶も頑張りますと言って、目的は決まった。

狼牙は、まず自身の強化を優先し一夏達を護ると。

一夏らも……必ず一緒に応えてくれるからだ。

それに自身も応えれるよう、今は力をつけることにしたのであった。

だが

 

「……しかし、こう言ってはなんですが」

 

「ん?」

 

狼牙は考えるような顔で

 

 

 

「なんで牙狼は千冬さんが好きなのかなって」

 

 

 

そう言ったのである。

千冬はと言えば……急に何をと言う顔をしているが

 

「いえ、正直……牙狼は顔で相手を選ばないし、何より家庭的な女性が好みだと思ってたので」

 

「……」

 

「まあ兄は兄であんなのですから、わからないでもありますが」

 

腕を組み、難しい顔で言う狼牙。

だが目の前の千冬は……隣の真耶が逃げ出したほどである。

 

「そりゃ強さならそうですが、やはり結婚するならもっとこう柔らかい」

 

「狼牙」

 

「はい?」

 

「少し……二人で話そうではないか」

 

閉じられたドアの向こう。

そこには、何があるのだろうか……抜け出した真耶は、狼牙の無事を祈るばかりであった。

あの無謀さは間違いなく牙狼と同じだったのだが。

一夏の部屋でも、何やら騒動が勃発していたようで……今日も寮はとても賑やかである。

 

そして日は流れ週末……狼牙は一人、アリーナへ。

 

実は数日前、鈴音がキャノンボール用のパッケージを手に入れたと聞き、練習を行うようだった。

そのため狼牙は……少し別件で、別のアリーナへ事前に予約をしておいたのである。

一夏も誘おうとしたが、どうも遊びに行くようなので今回は見送っていた。

 

 

 

牙狼と戦うのはいい、しかし今のままでは勝てないと。

 

 

 

だが、来るべきイベントに向けているのは他にもいる。

IS第三アリーナ。

ここではセシリアが「ブルー・ティアーズ」を纏い……ひたすら射撃を繰り返す。

 

だが、その撃ち放たれたレーザーは曲がらない

 

彼女は学園祭で現れた「サイレント・ゼフィルス」に関係がある。

そして……レーザーは何度放たれても、曲がることはなかった。

セシリアは、自身の限界を考えてはいない。

必ずモノにして見せる、その気迫は見ていればすぐに分かった。

それは更衣室で出会った鈴も同様らしく、彼女もパッケージのことで練習のようだ。

彼女と少しばかり話をしたセシリアは

 

(負けられませんわ、この学園の誰にも……そして、牙狼さんにも)

 

(セシリア、随分気合が入ってるじゃないの……あたしだって、あの馬鹿に負ける気はないわ)

 

自身が想像もできないような決心と共に消えた牙狼。

数少ない男友達である彼を必ず連れ戻す、それも……今のセシリアには大切なことだったのである。

先ほど別れた鈴も、似たようなものだった。

言葉には出していなかったものの、牙狼の行動にはやはり大きく影響されていた。

だからこそ、このキャノンボールで結果を出す。

一夏に対してでもあるが、自身の成長のために。

 

そして別のアリーナで……狼牙は、自身の力を高める方を選択したようだ。

 

実は今戦っている相手は、なんと真耶である。

彼女の操るラファールが狼牙の覇鬼を翻弄していた。

 

「くっ」

 

「狼牙君、つねに周囲の警戒を怠らないで!」

 

「攻撃に移る時、よく右下の警戒がお留守になってるよ~」

 

そんな狼牙をサポートしているのが、二年生の桔梗と瑠璃。

彼女たちも狼牙の訓練時、よく来ては相手をしたりアドバイスをくれている。

第三者の意見は、とても貴重だった。

自身の動きを見てくれるために、どこが甘いかを判断できる。

そして目の前の真耶は……狼牙に対し、その力を存分に見せてくれていた。

 

授業ではまだ見たことのないような動き……狼牙はそれらを見て、体で感じる

 

量産機とはいえ高速で、そしてその武器の切り替えと対応の速さ。

視点が動き続けスラスターを動かし回避と攻撃の思考。

左腕に憑いている覇鬼専用の武器「ウルフファング」が真耶を捉えようと宙を薙ぐ。

だが、やはり相手は元とはいえ代表候補。

 

(遊ばれている…!)

 

射撃の腕はさすがとしか言えなかった。

似たような相手を踏まえシャルと何度も模擬戦をしたが、ここまで正確な攻撃は数回ほど。

武装の高速切替はないが、それを補って余りある正確さである。

 

「くそぉ!」

 

狼牙はウルフファングのシールドクロ―を上下展開し、ハサミへと変えた。

真耶の動きに惑わされない様……その身体だけを追う。

向けられる銃を見ず視線を逃さず……加速。

同時にハサミを射出。

 

身の加速に加え、ハサミにつけられたロケットエンジンで加速し刃を広げ真耶を捉えたはずのハサミは……宙を挟むのみ

 

次の瞬間、注意を払っていたはずの右ではなく左から攻撃を喰らい、狼牙は地に堕ちた。

肩で息をしながら立ち上がるが

 

「終わりですね」

 

チャカッと銃を突きつけられ、狼牙は……負けた。

ISを待機状態に戻しながらアリーナの休憩所で休む四人。

その中で今日の模擬戦について話しあっていた。

 

「攻撃に移る動作にまだ隙が多い、ですか」

 

「やっぱり武装が一つだと、かなり限定的な動きになるからね」

 

「それにね、狼牙君のはまず相手を捕縛することが大前提なんだよ~」

 

「戦う方から思ったのは、やはり捕まえられなければ勝てるという事でした……もっとも」

 

真耶は狼牙の持つISの、本当の力をまだ見ていない。

あの「ザ・ビースト」による攻撃を受けた事がないのだ。

 

「でも、あのシステム「ザ・ビースト」を使わないから勝てただけなのかもしれません」

 

「……俺としては、あまり使いたくない力です」

 

「どうしてなの?」

 

瑠璃の言葉に狼牙が……顔をしかめる。

 

「システムには、ある程度リミッターがかかっていまして……皆さんにもお話ししましたよね」

 

「フルバースト、ですね」

 

「はい……山田先生。下手すれば、俺の身体がボロボロになる」

 

瑠璃はあまり実感がわいてなかったようだが、そういった経験をすると女性なら断裂だけではすまないと。

実際にどれほどの負荷がかかるかもデータに表示され、瑠璃は顔を青くした。

 

「戦闘用に作られたシステム、ね」

 

「桔梗先輩、逆に俺はこのシステムを女性が使う方が想像できませんよ?」

 

「……そうね、あれはちょっと」

 

覇鬼の姿を思い出し、一同は苦笑していた。

だが……その威力は保証できる。

 

「さ、今日の訓練はここまでにしましょう!」

 

真耶がパンと手を打つ。

確かにもうすぐ夜だった。

 

「そうですね……今日もありがとうございました」

 

狼牙が三人にペコっと頭を下げる。

そんな中、真耶は意を決したような顔で声をかける。

 

「あ……あの、それじゃあ」

 

「狼牙君、一緒に食べに行こうか」

 

「そうだね! 行こ行こ~」

 

「え、え! あの!?」

 

真耶の言葉を遮る様に桔梗と瑠璃が狼牙の腕を取る。

そのまま引きずる様に食堂へ……

 

「一緒に…………はあ」

 

今日も失敗のようだ。

狼牙は普段、一夏達と一緒のことがほとんどで誘えることが滅多になかった。

真耶も、教師としての立場もあるためあまり深く踏み込もうとしなかったが

 

「……今日は一人ですかね」

 

実は教師たちも、いつも集団で食事を取るわけではない。

それぞれで残業や私用などで別れた行動を取っていることも多く、一人で食事と言うのも多いのだ。

なので、真耶は時折……一夏達もだが、狼牙を頑張って誘おうとしていた。

 

しかし、結果は見ての通り

 

肩を落とし、アリーナを後にする。

自分も学生時代はあんな感じだったのだろうかと……真耶はそう思いながら歩き

 

「ため息はいけないな、山田君」

 

「!?」

 

声をかけられそちらを見れば……千冬だった。

どうやら彼女もこれから夕食らしい。

 

「また誘えなかった、か?」

 

「えっ……」

 

「狼牙のことだろう、君も最近は」

 

「あ、え……そ、そんなこと……ありますけど」

 

千冬は苦笑しつつ、そんな真耶の肩に手を置く。

突然のことで驚く真耶だが

 

 

 

「たまには女二人、色々と胸に溜め込んでいるモノを吐き出そうとは思わないか?」

 

 

 

その言葉は、千冬にしては珍しい……御誘いだった。

おそらく、千冬自身も色々あるのだろう。

 

「……そうですね、たまには」

 

「ふふっ……君も少し変わったな」

 

「そうかもしれません……織斑先生はどうなのですか?」

 

「私か……どうだろうな」

 

そのまま二人は千冬の部屋へ行き、普段は飲まない酒を持って色々な事を語る。

今のこと、これからのこと……互いの抱えることを。

生徒だけでなく、教師も変わる。

迫る「キャノンボール・ファスト」は、どのような結末を迎えるのか……その時は近づいていた。




そろそろ、戦闘を書きたいです。
花粉症など、辛い日々が続きますね。
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