騎士と獣と二つのコア   作:kouma

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今回は少々原作からずれてきます。
一夏と千冬は遭遇せず続きますので……


第九話

不動兄弟と千冬、真耶らは近くに見えたファミレスに入っていく。

そうして禁煙席を選択し、四人は席につく。

男性と女性らが向かい合うように座ったようだ。

 

「やっと人心地ついたな」

 

「暑かった……」

 

「まったくだな、日本の夏は……」

 

「……溶けそうですよね」

 

各々の感想を言いながら、ウエイトレスがメニューとお冷を持ってくる。

四人はそれぞれ、即決し注文をしていた。

 

「……しかし、一夏らは大丈夫でしょうか?」

 

「狼牙、大丈夫だろ……あのメンバーだし」

 

「それだけでわかってしまうのが悲しいな」

 

「あ、あはは……一夏君ですからね」

 

最初は絡まれてないか心配だが、周りにいる彼女らの方がさらに心配であった。

教師らはそっちの方が心配とのことである。

 

「だが、お前たちも心配ではあったがな」

 

「え?」

 

突然千冬がそう言い、不動兄弟は戸惑うが

 

「こんな世の中だ……生徒に何かあっては、とな」

 

「……優しいんですね」

 

「馬鹿者、教師として当然だ」

 

牙狼の言葉に千冬はそう言い、お冷を軽く口にする。

隣では真耶が苦笑しているが……

 

「お待たせいたしました」

 

注文の品が来たようだ。

不動兄弟がハンバーグステーキ、千冬がドリアにソーセージ、真耶は……サンドイッチだけ。

 

「山田君。それで足りるのか?」

 

「あ、いえその……ちょ、ちょっと今日は夏バテでして」

 

((ダイエットか))

 

千冬の言葉に戸惑う真耶を見て、不動兄弟は即座にそう思った。

どう見てもけしからん胸以外はすらっとしているのだが……千冬も私服の為かなりそのサイズが

 

「ところでお前ら、さっきからどこを見ている?」

 

「「なんでもありません、マム!」

 

何を感じたのか、鋭い視線を向けられ不動兄弟は敬礼。

真耶は気付かなかったようだが……安心とは言えない。

 

「やれやれ……さて、頂こう」

 

「「「「いただきます」」」」

 

そう言い、四人は手を合わせ料理に手をつける。

ここらは日本人の行動だ。

食べながら時折談笑をするが、やはりプライベートの為開放的な感じである。

 

「そういえば、もうすぐ臨海学校なんですよね」

 

「うむ、そこではISの装備試験などを行うがな……お前たち専用機組は、聞いているだろう?」

 

「はい……ただ、なあ」

 

「ああ」

 

牙狼と狼牙、少々困った顔だ。

それに真耶は尋ねる。

 

「どうしたんですか?」

 

「いえ、その……山田先生」

 

「俺らの専用パーツが、その……いろいろ問題が」

 

「ほう、それは気になるが……まだ話せないのだろう?」

 

千冬の言葉にうなずく二人。

あの目立つISを使ってる二人が言うほどだ、よほどのものなのだろう。

 

「そういった楽しみは取っておこうか」

 

「期待しないでください」

 

「狼牙の言うとおりで本当、マジであれはなあ」

 

「うう、なんか一気に不安になりました……」

 

楽しそうな千冬と、不安そうな真耶。

ここらは対照的な二人である。

だが、そういったIS関連の話ばかりではなく

 

「時に、ちょうどいい……二人に聞いておこう」

 

「「なんですか?」」

 

千冬が不動兄弟に何か聞きたいようだが

 

 

 

「一夏に彼女はできそうか?」

 

 

 

そう言い放った。

 

「無理ですね」

 

「あ~まず今年は無理でしょう」

 

牙狼と狼牙、即答である。

真耶は……ちょっと予想してたのか、目をそらしている。

千冬はため息をつき

 

「やはりそうか……」

 

「いや、まああいつはね」

 

「それ以前に」

 

 

 

((千冬さんというラスボスがなあ))

 

 

 

心の中で思うが、声には出さない。

出したら後が怖いからである。

一夏の周りの女性らは、勝つのはいつだろうと……

だが、ふと思い当たることがあったのか千冬は不動兄弟に悪い顔で尋ねる。

 

「しかし、その件でいえばお前らもだな……どうも学園でもだが、女の扱いに長けていないか?」

 

「え、そ、そうなんですか!?」

 

「「ノーコメント」」

 

二人が即座に答える。

それを残念そうな顔の千冬だが、真耶は何やら想像しているようである。

千冬はちらっと時計を見て

 

「まあ、私たちもそろそろ学園に戻るとするか」

 

「あ、そうですね……牙狼君と狼牙君は?」

 

「最後までご一緒しますよ、なあ狼牙?」

 

「もちろん。ここまで来たなら最後までお送りします」

 

「……そうだな、男はそうでなくてはな」

 

千冬の言葉で閉め、今回はじゃんけんで負けた牙狼が清算をした。

四人は帰り道でも軽く談笑しながら、学園へと帰って行く。

だが、そのころ一夏はというと

 

 

 

(ど、どうすりゃいいんだ!)

 

 

 

いつものメンバーに水着コーナーで迫られたまま、あたふたとしているのであった。

そして、舞台は移動し……臨海学校で、事件は起こる。




こんな感じになってしまいました。
次回、一波乱どころか大ごとに……そして、注目の専用パーツとは!?
お待ちください。
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