蒼の魔王の転生記   作:(゚∀。)y─┛~

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プロローグ

 

「おっひっさぁぁぁぁ!!!」

 

いきなり現れた馬鹿に俺は右腕で思いっきりぶん殴っていた。

予想以上に上手く入っていたのか、馬鹿は三メートルほど吹き飛び転がっていった。

 

「あ、やべぇつい反射的に殴ちまった」

 

とりあえず、俺は殴った馬鹿の事をまったく心配などせずに俺のいまの現状を確認していた。

 

「(ふむ、やはりここだと俺の能力は基本使えないのか)」

 

俺は自分の中にある異形の力がまったく感じられないのを理解していた。

ついさっきまでいた世界では当たり前に使えていた能力がこの空間ではまったく使えないとなると多少なりに、寂しさを感じてしまう。

思考にふけっていると、馬鹿が起き上がってこちらに戻ってきた。

 

「痛いじゃないかー、シキくぅーん」

 

「いきなり現れる、お前が悪い」

 

「ひっどいなぁー」

 

俺の目の前でアホな事をぬかしている馬鹿は俺に特典としてチートを与え転生させた駄神で神としての名は「おーい、聞いてますかー」

 

「うるせえ、ウゼエ、失せろ」

 

「(´つヮ⊂)ウオォォwwww、ひどーい」

 

「テメェ……!」

 

こいつの言動がスゲエ俺をむかつかせてきやがる。黙ってりゃ無害なのにな、というか、いま何言ったんだこいつ!?なんか、変なの聞こえたと思ったら(´つヮ⊂)ウオォォwwwwってわかっちまったんだがどういうことだ!?

 

「まあ、そんなことは置いといて、今どういう状態かわかる?」

 

馬鹿はニヤニヤ笑いながら、俺に聞いてくる。

 

「とりあえず、アナの力で強化した俺の魔法で世界の理をぶち抜いた、ところまでは覚えている」

 

「そう、君たちは見事世界の理をぶち抜いたんだ。それによってあの世界から魔王因子は消滅し世界の無限ループは終了した」

 

「で、俺はなんで死んだんだ?」

 

そう、それが一番の疑問だ。死んだ感じなんか一切しなかったから余計に。

 

「うーんとね、ループが終わってもう破壊からの再生が無くなったから魔王の君は意味が無くなっちゃってそれで君たちは追い出されたんだ」

 

「君たち?どういう意味だ?」

 

「魔王たる君とそのトリニティセブンである彼女たちと聖女、魔導書、他の娘たちは君と一緒に世界から追い出されたんだよ」

 

なんであいつらまで!?

 

「まあ、魔導書と聖女の二人、そして魔王の娘は元々世界の理が消えたら魔王の君と追い出されるのは必然だったからね」

 

「………」

 

必然か、つまり他の奴らは俺たちの巻き添えを食らったってわけか。ほんと、最悪な奴だな俺は。

 

「それでなんだけど、君もっかい転生ね」

 

「は?」

 

「いや、だから転生」

 

「え?」

 

こいつは何を言っているんだ?転生?また?なんでだ?俺はこのまま消えるんじゃあ?

 

「実はさ、君けっこうチート特典まあ、流石に某十四歳神のシリーズの能力は除くけど、を持ってても勝てない存在になったわけで、だから、ちょぉと勘違いしてる踏み台系転生者をボコす仕事を向こう千年ほどここの感覚でね、働いてもらおうかなぁって事になって。それで転生」

 

「なるほど、確かに神座は死ねる」

 

苦笑しながら、馬鹿の話しを聞き俺は転生する事に決めた。つか、ここの感覚での千年ってだいたい何回転生する事になんだよ。

 

「最初の仕事はハイスクールD×Dの世界だから」

 

「ハイスクールD×D?」

 

やべぇ、あまり覚えてねえぞ?辛うじて覚えてるのは主人公が悪魔になるのと神話の奴らがいるのと俺の能力(チート)の神器があるってことぐらいだ。

 

「あの世界に転生したのは五人、踏み台系転生者は三人ってところだね。まあ、君なら楽勝でしょ」

 

能力(チート)によるだろ、というか確か俺の能力(チート)神器(セイクリッド・ギア)所有者はどうなんだ?」

 

「彼なら一般人になるから安心してね」

 

「そうか」

 

「あ、サポートとして何人か君のとこに送っとくから」

 

サポート?いったい誰だ?まあ、めんどくせえ奴じゃなけりゃいいんだけどな。

 

「なあ、少し頼みたいんだが」

 

「うーん?なーに?」

 

「(ウゼエ、殴りてえ)いや、出来ればこれから転生していく世界には絶対にクトゥルフ神話の奴ら出さないでくれ」

 

「わかったー、あれ出すと踏み台とか関係なく転生者たちヤバくなっちゃうからねー」

 

転生者関係なくSAN値直葬するからな。

 

「もうない?無いなら転生させるけど」

 

「ああ大丈夫だ」

 

「転生って言っても赤ん坊からじゃないからねー、それじゃ転生っと」

 

少しずつ俺の体は光の粒子へと変わっていく。別にそれに対して驚きはしない、前も同じような転生の仕方だったから。

 

「んじゃ、またなバルドル」

 

「じゃあねー」

 

俺は首から上が粒子へと変わっていくのを最後に感じて俺の意識は閉じた。

 





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