ツイテル話   作:笹鉄砲

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プロローグ
第一話


 俺の名前はウツロ、年齢は13歳である。13歳と言ってもそれは外見の話で中身はそれはもういい年をしたおっさんだ。 

 

つまりだ、あり得ない話だと思うだろうが俺は転生した、ということだろう。前の人生の死因はまったく思い出せないが、おっさんだったことは思い出せる。

 

 俺の人生にこんなことが起きるとは、正直釈迦さんのこと舐めてました。

ああやって不思議なことを言う人はすごいね。

 

 

 と、まあ俺のあり得ない話をしたのだが、まだあり得ない話が続く。なんと俺が転生した世界は忍者が魔法を使う世界なのである。

 

 いや、何をいってるんだと思うがそういうこととしか言いようがない。水鉄砲する人、口から泥を吐く人、数えたらきりがないが不思議なことができる世界である。

 

 それでだ、不思議な世界の、火の国というところに生まれた俺ですが、いきなりでかい狐に親が殺された。

 

 いきなり人生ハードモード突入だと。と身がまえた俺だがさすがは忍者の里、親を無くす子は多いらしく金や家などの手配だけはしてくれた。

 

 しかし子供(10歳ぐらい)に一人暮らししろとはえげつない世界だ。

 

 それから赤ちゃんのころは育ててもらってある程度成長したら一人暮らしを始めた俺だが、忍者なんてものには成る気は無く、命の危険が少ない職業についてのんびり暮らすつもりであった。

 

 あの日までは……

 

 

 あれは俺が9歳ぐらいの時だろうか。俺は近所の奴らと忍者ごっこ(忍者になるつもりはもちろん無い)をしていたとき、死にそうな顔をした忍者を路地裏で見つけた。なぜ忍者と分かったかと言うとそれは彼の頭に忍者の証の額当てが有ったからだ。

 

 俺も一度は死んだ身、人生の先輩として話を聞いてやろうと調子に乗った。

 

そこで俺の人生はデンジャラスへと変貌した。

 

「おじさん、どうしたんだいこんなところで?」

 

 俺はできるだけ笑顔で話しかけた。

 

「お前、俺が見えるのか?」

 

「?、見えるよ」

 

この会話だけで俺はかなりまずいことをしたのではないかと思い始めた。なんだこの痛々しい発言をする男は。

 

そんなおれにさらなる追い打ちが襲いかかる。

 

「ウツロ、覚悟!!」

 

 忍者ごっこをしていた友人がおもちゃの手裏剣を投げてきたので、俺は後ろを見ずに避けたが、そこで恐ろしい者を見た。なんと、おじさんに当たったおもちゃの手裏剣が貫通した。いや、すり抜けていったのである。

 

え?why?

 

俺、驚愕。

 

友人、隙ありと後ろから攻撃。

 

おじさん、俺を見て笑う。

 

 俺に対して新聞を丸めたもので殴って満足したのか友人は一人でボーっとするなんて情けないぞと言ってその場を去って行った。

 

 一人………で?

 

「その反応からして俺が見えているようだな。お前名前は?」

 

 今すぐ逃げ出したい。

 

「………光宙です」

 

 名前は教えたので逃がしてください。

 

 しかし、現実は非常に残酷であった

 

「はははははは!! かわいい名前だな、俺の名前は千手柱間。今は死んでいるが、元は初代火影だ。死んでからやることもなかったし、お前も忍者ごっこするぐらいなら本物の忍者にしてやろう!!」

 

 

 これが、俺の人生を粉々に砕いた最低最悪の出会いだ

 

 

 俺ことウツロ(ピ○チュウ)は幽霊の先生を持つことになったようだ。

 

 


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