ツイテル話   作:笹鉄砲

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更新遅れてすみませんでした!


第二十六話

 音の忍びの三人が顔の厳つい人に注意されて悪態をつきながら前の方に移動していった。

 

 よくあんな悪態つけるな。あの人の顔とても怖いから俺には無理だ。どうみてもヤで始まる人にしか見えないし。

 

 そして俺たちは志願書を提出して筆記用紙をもらいそれぞれ別々の場所に着席した。どうやら初めの試験はペーパーテストのようだ。

 

 あの筆記用紙を配ってる人さっきの先輩二人組とそっくりだな。シカマルとかもそうだが親の顔にかなりそっくりな顔の子供が多いってこの世界の遺伝子強すぎね? 

 

 そんなつまらないことを考えているうちに筆記試験のルールなどが説明された。初めの方はナルトが初めに試験脱落するかもしれないなぐらいしか思っていなかったが、テストのルールを聞いた後は俺たちが泣きそうになっている。

 

 点数の平均点で合格が決まるのだから泣きたくもなる。ナルトよせめて10点は取ってくれ。

 

 そんな俺の思いが届いたのかは置いといて試験は始まってしまった。

 

 試験の内容はそこそこ難しい。しかし色々と頑張ってきた+前世でも頑張ってきたかいがあり普通に解くことができる。

 

『なんだこの問題、俺には解けんぞ。わはははははは』

 

 うるせぇ、柱間。でもその気持ちは分かる。俺も大学の時に中学の問題が分からなくて焦った時があったからな。

 

 こうやって解いていくうちにちらほらと周りの人がカンニングにより失格になっていった。一度失格者に投げたらしきクナイを無意識にキャッチしてしまい試験官さんとの間に気まずい空気が一度流れたが問題はない。「すみません」「あッ、はい」みたいな会話が起こったけど問題はないのだ!

 

 そして解答欄も残すところ最終問題を残すところとなったところで俺に異変が起こった。何故か目にしつこいゴミがずーっとこびりつき目が開けられないのである。

 

 心の中で「目がー、目が―!」と叫んでいると柱間が話けてきた。

 

『おい、ウツロお前の目の前に変な物が浮いているぞ』

 

 いつも浮いてる変な物って言ったらお前だろう。そう思いながらも柱間が指示する所を思い切り握りつぶした。

 

 何だろこれ、砂の塊か?

 

 手にある砂を不思議に思っていると後ろの方で「目がー」とぼそっと聞こえてきた。あそこにもム○カ大佐がいるとは。

 

 ある種の共感を覚えていると最終問題についての発表があった。試験を受けるか受けないかを決めろとのこと。受けて間違えたら一生下忍のままらしい。受けない場合は同じ班のメンバーと共に失格になるらしい。

 

 ふむ、一生下忍でも良い気がするのは俺だけかな?最悪退職すればいいし。

 

 そう思っていると次々といろんな人が辞退していく。俺の仲間は大丈夫かな、と考えているとナルトが大声で叫び始めた。そのナルトの決意により他の受験者も覚悟を決めたのか辞退するものが無くなった。

 

 前からたまに思っていたがナルトの奴かっこいいな、おい。あいつの両親も泣きながら喜んでるし。

 

 そして10問目が発表されるのかと思っていたら合格になった。少し呆然としていると試験官の人が忍者について話し始めた。かなり忍者の厳しさと言うものが伝わってくる話であった。

 

 この話を聞きひたすら俺は心の中でどーして俺は忍者になっちゃったんだろうと悲しんでいた。それも俺の頭上でうんうん頷いているお前のせいだ柱間。

 

 このままの空気で終わるのかと思っていたら変な女の人が飛び込んできて自己紹介を始めた。みたらしあんこと言うらしい。物凄く甘そうな名前ですね。

 

 何か意味のわからんことを言っていたが結局明日に試験を行うことが決まったらしく解散となった。

 


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