ツイテル話   作:笹鉄砲

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第四話

 

 さて、地獄の特訓と癒しの学校(あいつらは学校には着いてこない)を三年間過ごし、俺もついにアカデミーを卒業する時が来た。入学当時の俺の成績はトップだったが、日頃のストレス、体の重りなどにより学校のテストは全て適当に終わらせた結果、俺はおおよそ真ん中あたりの成績で卒業できたようだ。

 

 そのせいか努力をするやつや先生方には手を抜くなと怒られたが手を抜かなければ過労で死んでしまうので許していただきたい。

 

 しかし、最後の分身は余裕であったが、あのような簡単な術で合格させてもいいのかと思った俺は既に頭のおかしい住人の世界に入ってしまったのかもしれない。

 

 卒業試験が無事に終わり額当てを持って帰ったら、我が家の住人がそれはもう嬉しそうにほめてくれた

 

『無事に卒業できたようだな。これも全て私のおかげだな』

 

 柱間、俺を地獄のような世界に突き落とした張本人。お前のおかげではなくお前のせいと叫びたいが我慢する。

 

『お前はまだ入り口にすら立っていないこれからも精進するように』

 

 扉間、兄と一緒になって俺を地獄の世界に縛り付けた人間。お前は地獄の入口に早く行け

 

『いやー、あんなに小さかった君がもうアカデミー卒業か時間が経つのは早いね。もうそろそろ幻術の練習もしていこうか』

 

 シスイさん、なんでもあの有名なうちは一族の人物。目にホクロがあるがそれ以外はまともな人だ。けどもこれ以上練習量は増やさないでください

 

『ウツロも下忍か、感慨深いな。俺の息子も下忍なんだよな。久しぶりに話したいな』

 

 日向ヒザシさん、何度も子供の自慢をしてくる親馬鹿だが、優しいので許す

 

 他にもいろいろな人が祝福してくれるのが本当に嬉しい。他にも……

 

「みんな、ありがとうございます。俺がこんな立派(異常)な忍になれたのもみんなのおかげです(お前らのせいだ)。これからは任務とか入って修行の時間が取れないの残念ですけど、仕方ないですよね」

 

 俺の心はいやっほおおおおおおおおお、地獄からおさらばだぜ、ざまあみやがれ。という気持ちでいっぱいであった。それも仕方ないだろう、こいつらのする修行は、良い感じの成果がでなければ俺に憑依して無理やり覚えさせるものばかりだったし。時間がなければ影分身をさせられ、全員が死にそうな修行をさせられるのである。だから、俺は死ぬかもしれないのを人数分一気にさせられるのである。

 

 だが、これからは任務と言う免罪符があるから生きていけると俺が思っていると

 

『何を言っているんだ、任務には休みの日があるし下忍の任務なんて半日で終わるものが多い。これからはさらに修行に力を入れていくために既にみんなと話し合ったのだ。だから楽しみにしていろよ。本当にお前は俺や扉間、こんなすばらしい忍者に教えを請うことができるんだ。お前は最高にツイテルぞ』

 

 俺の最高に憑いてる人生はまだ終わる様子はないらしい。おかしいな、嬉し涙が違う涙に変わったよ。

 

 

 


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