朝の食堂、それは程度の差こそあれ多少は賑わっているはずだが、本日はほぼ無音だった。
それはテーブルの一つから漂ってくる緊張感が原因である。
世界初の男性操縦者とその弟、イギリス代表候補生、そしてIS開発者の妹―――
そんな肩書きを持つ物達が一つのテーブルで無言で食事を取っているのだ。
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「……………いい加減にしろ!? こんな空気の中で食事が出来るか?!」
それまで黙っていた箒がテーブルを叩いて勢いよく立ち上がる。
十数分の食器の音だけが響く沈黙に、ついに箒の理性が限界を迎えたのだった。
「箒、食事中は静かに」
「箒ちゃん、落ち着いてよ。こいつに空気を読むことを期待してもしょうが無い」
「いや、お前にそれ言う資格無いからね」
善助は一夏から視線を外し食事に戻る。
一夏はそんな様子にそっと嘆息すると、こちらも食事に戻っていった。
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………」
「………………何が聞きたいんだ?」
箒の身体がぷるぷる震えて爆発寸前になってきたので、善助は根負けしたように口を開いた。
「昨日お前と戦った時、俺の身体が自由に動かなくなった時があったろ。あれはどうやったんだ」
「あんなのはただの手品だ。箒ちゃん」
「な、何だ?」
「スカートめくってパンツを見せて」
「き、貴様何を言って!?」
ぴら
「へ?」
「え?」
善助の妄言に食って掛かろうとした箒だが、その手はしっかりとスカートをめくっていた。
ちなみにウサギである。
「っ、きゃああああああああああああああああああああ!?」
見事なまでの回し蹴りが一夏に炸裂した。
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「こういう風に電磁波を発信して人の神経系に干渉して思い通りに操っただけだ」
そう言いつつ善助は指の間にスタンガンのような火花を散らす。
「そんなこと可能なのか?」
右頬に靴跡をくっきりつけた一夏の横に座る箒が懐疑的な目を向ける。
そもそも人間の身体は電気を微弱に帯びているが、それを操ることなど人体の構造上不可能、ましてやそれを発信して相手を操るなど現実どころか理論上も不可能だ。
「普通は出来ないが俺みたいな【異常】なら可能だ」
「そう言えば【異常】(アブノーマル)とか【特別】(スペシャル)とか言ってたな」
「………………【普通】(ノーマル)は凡才【特別】(スペシャル)は天才【異常】(アブノーマル)は見た方が早いな」
そう言って20個のサイコロを取り出して放り投げる。
「これが【異常】だ。何かをすると科学的に説明できない結果を出す」
正六面体の頂点の一つだけを下にして全てのサイコロが直立したのを善助は指差す。
五個ずつ同じ面が順番通りに整列しているのだ。
まず有り得ない結果である。
「トリックじゃ無いのか?」
箒の言葉に善助は相手がランダムに書いた半角英数26文字を当てるということを10回繰り返した。
「まあ、難しく考えずただの超能力者とでも思っていればいい。俺は特化型じゃ無くて万能型だからそれほど特徴は無いからな」
それだけ言うとこれ以上の説明は拒否するとばかりに善助は再び食事を再開した。
「……………お前が居なくなったのは、それが原因なのか?」
文字通り善助の力は異能である。
人の身体を手も触れずに操れるなど、一夏は今の今まで知らなかった。
食事を取っていた善助の腕が止まる。
「俺が居なくなったのは、お前達が大嫌いだったからだよ」
嫌悪を隠しもせず善助はそう吐き捨てた。
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「一体何処よ、ここは?」
ツインテールの小柄な少女が辺りを見回す。
彼女の名は凰 鈴音(ファン リンイン)、愛称(鈴)は中国の代表候補生にしてこの学園への転校生だ。
「全く無駄に広すぎなのよ。ここは――――」
そろそろ誰かに道を尋ねようと周りを見回すと―――
「ねえ、今度の日曜日に遊園地に行こうよ!!」
「………仕事があるだろうが」
「え、代わりにやってくれるでしょう?」
「それで俺に何の特がある?」
「エロイ事してあげるから、おっぱいで」
「脂身に興味は無いぞ」
「せめて脂肪って言ってよ!!」」
「……………………………………………」
とてもよく見知った顔が腕に女の子をひっさげて歩いていた。
その姿は正に恋人同士のじゃれ合いに見える。
三言前の言葉には少女を絞め殺そうかと思ったが、二言前の言葉で溜飲が下がった。
そして二人に背を向けて無言のまま彼女は走り出したのだった。
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「2組に転校生がくるらしいわ」
雑談中のクラスメイトの声を聞いた一夏は弟の方に顔を向ける。
「2組に転校生が来るらしいな」
「それが俺に何の関係がある?」
全身ででコミュニケーションを拒否する善助であるが、一夏はめげずに言葉を続ける。
「いや、この時期に転校生なんて珍しいなと思って―――」
「大方、どこぞの国の専用機持ちだろう。調整期間がずれ込んだか何かだな」
「あら、私が居るというのに余裕ですわね」
「誰が話していいと言った。負け犬」
話に加わろうとしたセシリアが善助の一言に小さくなる。
「あんまり虐めるなよ」
善助とセシリアの間に体を差し込む一夏、先の一戦以来すっかり善助に萎縮するようになってしまったセシリアを一夏はよく庇うようになっていた。
一夏を拒絶する善助と、それにめげず話しかける一夏、そこに関わろうとして善助に萎縮するセシリアに、一夏に庇われるセシリアをどことなく羨ましそうに見る箒―――
それがここ最近の彼らの日常である。
しかし今日はそれだけでは終わらなかった。
「久しぶりね、一夏」
その声に一夏達が振り向くと教室の入り口の枠に背を預けた鈴が居た。
彼女は目当ての顔を見つけると、つかつかとまっすぐ歩いて行く。
「昨日は胸の大きい彼女さんと仲よさそうに歩いていたわよね。幼馴染みの私に黙っているなんて冷たいんじゃ無いの?」
目が笑っていない笑顔で近づいてきた鈴の両頬を押さえると、善助は一気に横に捻った。
『ぐぼぉっ』と言う奇声が鈴の口から上がるが、善助はそんなこと頓着しない。
そして鈴もそれどころでは無かった。
自分の正面に居る顔が、自分の首を捻った奴と同じだったのだから―――
「影分身!?」
「俺はどこのラーメン忍者だ」
なかなか愉快なことを言う幼馴染みに一夏は苦笑した。
「え、こっちが本物? って言うことは、あ、あんた、一夏の弟ね?」
ぽんと手を打って善助の方に向き直る。
「本当に似てるわね。眼鏡取ったら見分けが付かないわ。まあ、よろしく」
じろじろと無遠慮に顔をのぞき込んでくる鈴に善助はにこりと微笑んだ。
「初めまして、貧 乳子(ひん にゅうこ)さん、しかし三人目の男性操縦者が居るとは知りませんでしたね。何で女子の制服着てるんですか? まさか自分が女だと思っているんですか、その胸で。まな板って言うか、ああ、それじゃあまな板に失礼かあれは少なくとも食材を切れる。永遠に乳の1滴も出なさそうな非生産性の塊ではなく、板か、いや今ので首が百八十度回転したのか、早く保健室に行ってきた方がいいですよ。救急車呼びますか? 何なら整形外科も紹介しますよ。だけど無理か二次元を三次元にすることは出来ないしな。どうしよう」
コンマ一秒前まで善助のあった場所を巨大な刃がなぎ払う。
右腕だけにISを展開させた鈴がその手に持った青竜刀を振るったのだ。
「………………………」
「無言は止めよう。凄く怖いから!!」
無言で次々斬撃を放つ鈴を背後から一夏が羽交い締めにする。
「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね」
「やっぱりタイム!! 音声を切ってくれ!! 無茶苦茶怖い!!」
とりあえず動きは封じたが、今にも呪われそうな鈴の声に自らの失策を悟り一夏は顔を引きつらせた。
「そ、そうだぞ。胸の大きさなんてどうでもいいひぃっ!?」
箒(巨乳)の言葉に鈴の首か人形のようにくるりと回転した。
それだけでもホラーであるが、その目らんらんと輝いた目が箒の方を凝視している。
正確にはその胸部―――――
「な、何だ?」
「……………寄こせ」
「…………………え?」
「寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ寄こせ」
「ひいいいいいいいいいいいいいいいいぃぃぃぃっっ!!」
「落ち着け!! 鈴っ!! つーか正気に戻れ!!」
背中に一夏を乗せながらも片手に青竜刀を持ち、箒に這い寄るその姿はホラー映画も真っ青の迫力である。
そんな一夏達が大騒ぎする横で、善助は優雅に今日発売のエロ本を読みふけっていた。