紐野郎と人形使いの百物語   作:刹那 久賀

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投稿づす。一言、なんだこれ゚〜~〜(゚ω゚=)〜~〜゚ ポケー


19話 異変物語 紅魔館

メイド?ん〜。メイド・・だよな。本物のメイド・・。あ、やばい興奮してきた。っと、いかんいかん。また、いつもの調子に戻ってしまった。この癖直さんとな。

 

「んー。いらっしゃいました。ところで、お嬢様いる?」

 

「門の方から来たと言うことは、門番を倒して来たのですね」

 

「あー、あれだよ?殺してないよ?だから、友好的に

 

「私が貴方のお相手をつとめるようお嬢様から仰せつかっております。」

 

「⁈⁈」

 

今、一瞬で背後に⁈スピードとかそういう類いのものじゃない!瞬間移動⁈逃げる様に後ろに大きく飛びながら結界を貼る。

 

「フフ、無駄なことを」

 

な⁈後ろから声⁈後ろを振り向くと無数のナイフが背後から襲う。

 

「な⁈」

 

ナイフを結界の糸で弾く。こいつの能力は、なんだ⁈瞬間移動?空間転移?物体移動?この中のどれかだとしたら捕まえるのは、不可能か。なら、不意打ちで気絶させる。糸をメイドに向かって飛ばす。

 

「ちゃんと狙って当てなさい」

 

パッとメイドの姿が消える。また、背後に‼︎糸の間を通してナイフが顔めがけて飛んでくる。だが、直前に糸で弾く。これじゃあ、埒があかんな。一旦結界を解く。瞬間、周りに大量のナイフが俺を取り囲む。

 

「さようなら」

 

「もってくれよ‼︎オラァ‼︎‼︎」

 

「⁈」

 

勢いよく機械から糸を飛ばし、ナイフを弾きながら館中に糸を張り巡らせる。これで転移しようが何しようがこの館内に逃げ場は無い。機械もなんとかもってくれたみたいだな。だが、かなり熱がある。熱がひくまで使えないな。

 

「クッ‼︎」

 

ん?何故、逃げない?逃げれないのか?ということは、ちゃんと地面を歩いて移動してんのか?ということは、普通に捕まえられるじゃんか。メイドのまわりの糸を解き手足を縛る。

 

「ウッ‼︎クソッ‼︎離せ‼︎」

 

ふぅ、何とかなったか。糸の結界は、回収出来ないしこのままでいいかな。しかし、機械が熱を持ったままだ。少しここで休んでくか。このまま、ボス戦と行くわけにはいかんしな。

 

「よいしょっと」

 

まだ、あのメイドさんは敵意丸出しの目で此方を睨んでくる。

 

「殺さないの?」

 

「快楽殺人犯じゃないんだ。必要も無いのに殺したりしないよ」

 

「・・・・」

 

これから、小まめに機械のメンテ重ねないとなぁ・・・・。このままだとすぐオーバーヒートしちまう。ん?結界を張ってみて分かったが真下に空洞?いや、地下室か?中々広いな。行くか?いや、糸無しで行くのは流石に危険過ぎるな。熱がひくまで待とう。

 

「しっかし、ほぼ館全体に糸を張ったつうのに確認出来る人っぽいのがお前含め五人程度ってどういうことだ?その中の二人は、お嬢様と妹様だとして多くてもメイド三人か?こんな広い館どうやってやり繰りすんだよ」

 

「・・・・」

 

「ああそっか、お前時間止められるのか。けど大変だろ」

 

「・・・・」

 

「なんか喋れよ・・。」

 

「・・・・」

 

「あ、そうだ!俺、今働き口探してんだよ!これ終わったら雇ってくれよ!」

 

「なんでそうなるのよ⁈あっ・・」

 

「お、喋ったな?wあ、言っとくけど本気で言ってるからな?」

 

「・・・・こんな不気味な力を持っているのに貴方は、不気味がらないの?」

 

「ん?ああ、なんかみんな同じようなこと言うな。こっちだとお前みたいなのがいっぱいいるから慣れてるし、俺は無知な愚民とは違うんだよムフフン」

 

鼻を高々にし自慢気にそう言う。

 

「何よそれ」

 

お?なんかいい雰囲気じゃ無いか?なんか、門番といいメイドといい、話せば分かってくれるじゃんか。

 

「さて、行くかな」

 

大分機械から熱がひいたからな。

 

「・・・・」

 

浮かない顔で俯いてるメイド。

 

「まあ、安心してくれよ。見ての通りお嬢様や、妹様を傷つけられるほどの力は持ってないんだ。」

 

結界の糸を全て回収し地下へと向かう。ん?部屋?鉄格子のような扉にフランと可愛い文字で書かれている。なんかシュールだな・・。結界の糸だとこの辺にいたような感じがしたしこの中で間違い無いだろう。重い鉄格子の扉を開け中に入る。ぬいぐるみや人形が部屋一面においてあり壁紙はピンク。だが、住んでいるのが常人では無いと言うのが一目で分かった。

 

「なんじゃこりゃ」

 

全ての人形、ぬいぐるみは無残に破壊され壁にはクレーターのようにへこんだ箇所が所々に見られる。

 

「誰?」

 

「おおおう⁈」

 

おー、すげービックリした。上を見上げると金髪の幼女。背中に・・宝石の羽?この子がフランって子なのか。しかし、誰と来たか・・。なんかイカした返しをしてやりたいけど良い返しが思い浮かばないな。

 

「うーん・・・・」

 

「お兄さんは、壊れないお人形⁇」

 

「へーーーッ⁈⁈」

 

少女が此方をグンッと強く睨み反射的に左に避けたが右脇腹が爆ぜる。

 

「ッッッッ⁈ガッッ⁈」

 

身体中に激痛が走り頭が混乱する。今、何をした⁈睨んだ瞬間に爆ぜた⁈右脇腹からは、大量に血が流れている。このままだと、大量出血で死ぬ‼︎傷口を塞がないと‼︎簡易的に傷口を糸で縫う。

 

「ああああ‼︎いっでぇぇぇぇぇぇ‼︎」

 

「ねぇ、お兄さん。フランと遊ぼう?ね?遊ぼう?」

 

クソッ‼︎こいつは、やばい‼︎今までのやつらより全然やばい‼︎でも、逃げられねぇ‼︎傷口は、塞げたがとても走れる体じゃ無い‼︎どうする⁈

 

「遊ぼうよ‼︎ねぇ‼︎」

 

そう言うと、またグンッと強く睨んでくる。糸でガードするも簡単に破られてしまう。

 

「グッッ‼︎」

 

急所に喰らったら即死だな。となると、フランの視線を常に見てなきゃいけなくなる。つか、結界張らないと。右脇腹の痛みに堪え後方に大きく飛びながら結界を張る。そして、結界の糸を足場にし糸の上に乗る。避けながらの戦いが基本になる以上、普通に結界を張るのは退路を塞ぐため自殺行為。なら、結界の糸を足場にして結界の糸に飛び移りながら戦う。

 

「フランね?ずっと、ここに閉じ込められてるの。それに、みんなフランと遊んでくれないし。だから、とっても退屈なの。だから、お兄さんがフランと遊んで?お兄さんが私のお人形になって?」

 

うっほ。狂ってるんだか、退屈して狂ってるんだか。あ、どちらにしろ狂ってるのか。グンッと、また睨んで来るのを回避しつつ別の糸へ飛び移る。攻撃が当たらないと分かるとフランが弾幕を展開する。

 

「うお⁈そんな事まで出来んのか⁈」

 

弾幕を避けながら爆ぜる視線まで避けるのはかなり無理がある。

弾幕を糸で弾きながら爆ぜる視線を避けるが弾幕を捌ききれず腹に直撃する。

 

「ガハッッッ‼︎‼︎」

 

被弾する直前に腹を霊力で強化したものの腹部の皮膚が焼け爛れている。内臓へのダメージもかなり酷いだろう。

 

「ねぇねぇねぇねぇどうしたの⁈お兄さん‼︎‼︎これじゃあ、ちっとも楽しくないよ⁈」

 

クソッッ‼︎‼︎壊れるけど死ぬよかましだ‼︎‼︎機械の動力を最大まで引き上げ糸を四方に飛ばす。弾幕は、弾けたが爆ぜる視線が右胸上に直撃し風穴が空く。

 

「アグッッッッ‼︎」

 

最後の力を振り絞り部屋中に張られた糸を手繰りよせフランごと絡めとり拘束する。

 

「え⁈」

 

体の自由を完全に奪われ暴れまわっているフラン。意識が薄れて来た・・出血の量が多すぎる・・。はやく、傷口を塞がない・・と⁈予想だにしなかった事態に目を剥く。フランを拘束していた糸が全て爆ぜる。

 

「嘘だろ・・・・?ハハ、こりゃあ完全に・・詰み・・だな」

 

意識が飛び、倒れてしまう。

 

「あーあ、壊れちゃった・・。つまんないの」

 

 

 

 

 

 

夢とも知れず遠い意識の中で一人の女性が頭にフラッシュバックする。

 

 

 

『・・・・アリス』

 

 

「し、し・・死ねねぇよ・・」

 

「⁈」

 

「死ねねぇんだよぉぉぉ‼︎‼︎」

 

フランの顔面を鷲掴みにし、壁に投げつける。轟音と共にクレーターが壁に出来る。

傷口が、みるみる塞がっていく。

 

「ハァ、ハァ」

 

「・・ハハ、キャハハハハ‼︎‼︎お兄さんは、壊れないお人形さんなんだね‼︎良かった‼︎まだまだ、一杯遊べるね‼︎」

 

「第二ラウンドだ。好きなだけ遊んでやるよ」




ハァ、なんでフランちゃんと殴り合ってるのよ・・( ꒪Д꒪)
ここから、どうやって和解ムードに持っていくのかな(^∇^)
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