紐野郎と人形使いの百物語   作:刹那 久賀

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2話 悩み物語

  アリスの家へ来てから一週間くらい経った。アリスは、初めてあった時はわりとお堅いイメージを受けたわけだが、うちとけて話すとそういうわけでもなく普通の優しい茶目っ気のある可愛い女の子だ。そんな女の子と寝食を共に出来るわけだから幸せだ。

 

 

「なぁ、アリスぅこれどうやって動いてんだ?」

 

 持ってきていた糸を使いアリスを真似して人形を作っているとふとアリスの人形がどうやって動いているのか気になり人形に視線を向ける。

 

「そういえば能力の事、まだ話して無かったわね。」

 

「oh・・。能力とか何処までファンタジーなんだよ。」

 

 あれか?レール○ンとかアクセ○レータとかか?あ、けど神とかいるからあって当たり前なのか?

 

「この幻想郷の妖怪、神、魔女、のほとんどは〜〜程度の能力っていうオリジナルの能力を持っているの。そう、例えばわたしは人形を操る程度の能力。こんなふうにね。」

 

「ほぉ〜」

 

 アリスのドヤ顔は、さておき思わず手を叩いてしまう。目を凝らすと見えるが一応糸は繋がっているのか。だがほぼ自立しているみたいだな。雑用とかも人形がやっていたしわりと便利な能力だな。

 

「他にどんな能力を持ったやつがいんだ?」

 

「霊気を操るとか境界を操るとかあるけど、丁度会いに行く予定があるからあってみる?」

 

「おお‼︎そりゃありがてぇ。もちのろんで同行させてもらうぜ」

 

 そういうことなら早くあって見たいもんだな。せかせかと腰と指に機械を装着しいつも通りのスタイルになる。さて、張り切って準備していたわけだがこの人食い植物が出るような森を通過しなくちゃいけない訳なんだが・・。

 

「準備は、出来たかしら?」

 

「準備は、全然ばっちりなんだがこの森抜けなくちゃいけないんだよな?」

 

「ええ、そうだけど。それがどうしたの?」

 

「えー。昨日みたいに襲われたら危ないんじゃないかなーと。」

 

「空飛んで行けば関係ないでしょ?」

 

あーこの人絶対俺が飛べないの忘れてる。

 

「あのー、アリスさん?俺飛べないんだわぁ」

 

「あ、そうだったわね。あなた外来人だものね。ごめんね☆」

 

 なにそのてへぺろ超可愛い。

 

「ぐぬぬ、可愛いから許す」

 

「え⁉︎かわ、え⁈あ、ぅぅ・・・・」

 

 あら顔真っ赤にしてる?照れてんのか?可愛いなチクショ‼︎おおっと話が逸れてたな。

 

「どうやって移動するんだ?流石に歩いて突っ切りたくないぞここ。」

 

「え⁉︎あ、そうね。どうしようかしらね・・。うーん。あ、私が貴方を運ぶわ。」

 

「おお、さんきゅ」

 

アリスさん案外力持ちかな?一応俺それなりに思いが。

ていうか男が女の子に運んでもらうってどうなのよ。情けない話だが潔く運んでもらおうしかないな。そして、ガシッとアリスの胸を鷲掴みにする。間をおいて状況を理解したアリスの顔がどんどん赤くなって行き心なしか体が震えている。おやおや。何処でもいいと言ったのは貴女ですよ?アリスさん。ん〜?

 

「ど、どど、何処掴んでんのよ‼︎‼︎この変態ぃぃぃぃ‼︎‼︎」

 

「ボガァァ‼︎」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  「今度変な事したらミンチにするからね。」

 

 ひ、ひいいいい。み、ミンチて発想と発言がグロテスクです、お嬢さん。結局アリスが俺の脇に腕を通し抱きかかえる形で俺を運んでいる。先程顔面を殴られたために顔の一部が大きく腫れ上がっている。別に胸でもいいじゃ、いや何でも無いです。これ以上考えようものなら落とすからね みたいな目で睨んで来ないでアリスさん。落とされたら死んでしまいます。

 

「あそこよ」

 

 アリスの目線の先をみる。少し先に神社が見える。今から、どんなやつに会えるか楽しみだ。胸を踊らせながらゆっくりと上陸。

 

「霊夢ぅ〜。いるんでしょ〜。」

 

「あら、アリス。貴女から来るなんて珍しいわね。ん?そっちの男は、外来人かしら」

 

 神社の本殿から出てきたのは、脇と腹を出した赤を基調とした巫女服に身を包み赤色の大きなリボンを着けている。そして、これまたアリスに負けず劣らずのとんでもない美少女。こりゃ目の保養になるわぁ・・ グヘヘへへってアリスさん?視線、視線が痛い痛い。

 

「ええ、そうよ」

 

「俺は、夜麻鳥 氷坂だこれからよろしく。」

 

「私は、博麗 霊夢よ。よろしく。」

 

 やっぱ近くでみると可愛いグヘヘへへ

 

「氷坂」

 

 アリスに呼ばれ振り向いたその瞬間

 

「うぎゃああああああ」

 

 アリスがいる方向に振り向いた瞬間まち針を頬にぶっさされた。お、おおおいだいいい‼︎地味に痛いいい‼︎っていうかまち針って物騒‼︎なんでそんなニコニコしテルの⁈あ、目が笑ってない。怖っ‼︎

 

「さて、霊夢。これからどうするか相談しにきたんだけど。いいかしら?」

 

「ええ。別にいいわよ。立ち話もなんだし上がって行きなさい。」

 

 ああさっきの件に関してはスルーですか。なかなかにひどいな。こちとらまち針で頬に風穴開けられそうになったんですが・・。

 

「お邪魔しま〜、そうだ霊夢はどういう能力なんだ?」

 

「空を飛ぶ程度の能力と霊気を操る程度の能力よ」

 

「あれ?アリスと霊夢が飛べて俺が飛べないのか〜。何か悔しいなんか〜。同じ人間なのになんでこうも違うんだろうなぁ。」

 

  ピシッ

 

 一気に空気が張り詰める。唐突に訪れた不穏な空気に混乱する。あ、あれ?俺なんかマズイこと言ったか?

 状況が分からずアリスに視線を送る。アリスは、俯いたまま黙り込んでいる。霊夢に視線を送る。霊夢は、驚いたように目を大きく見開き此方を見ている。そして、状況を理解したのか霊夢が

 

「あんたちょっと外へ出てなさい。」

 

「お、おう」

 

 状況が理解出来ず渋々と外へ出る。なんなんだよ全く。

 

 

 

 

「アリス、あんたあいつに自分が魔女だって言ってなかったの?」

 

「・・・・」

 

「どうして言わないかは、察しがつくからこの場ではあえて言わないけど、みたところあいつはそんな悪いやつじゃないわ。別に言ってもいいと思うわよ。」

 

「・・・・」

 

「ま、そこらへんはあんたに任せるわ。今日は、もう帰んなさい。」

 

「うん・・」

 

 

 

 

 

 

 外にでていろと言われたから神社の周りをうろちょろしてる訳だが何を話しているんだろうか。見当もつかない。俺が言ったセリフで何かマズイ事を言ったような自覚もない。きっとあちらの都合なのだろう。そう信じたい。

 

「氷坂・・・・」

 

 話が終わったであろうアリスがいつもより沈んだトーンで俺の名前を呼ぶ。

 

「おう。話は終わったか。」

 

「そういう訳だから一旦帰ってじっくり話し合いな。」

 

 素っ気なく手をしっしっとちらつかせながら霊夢がそう言う。なにがそういうわけなのか全く分からないんですけど。だが、アリスのヘコみ具合から見るに今あまり言及しない方がいいか。

 

「じゃあアリスまた頼むわ」

 

「うん・・・・」

 

 アリスの腕が背中から抱きつくような形で回され、ふわっと体浮くのが分かる。さっきより俺の体に回した腕に力が入るのが分かった。

 

 

 

 

 

 

 

  アリスの家に到着。丁度足が地面に着いたところで

 

「話が・・・・あるわ・・」

 

 さっきの話か。何の見当もつかないため不安になる。

 

「俺の言うセリフじゃないが、ここで話をするのもあれだし中に入らないか?」

 

「そうね・・・・」

 

 

 中に入りアリスの隣に座る。そして、

 

「実は私・・・・魔女なの」

 

「・・・・・・・・あれ?そんだけ?」

 

「え?」

 

「あーもしかして、ホントもしかしてだけど俺がアリスが魔女だーって事を知ったらアリスは俺に嫌われちゃうー的な事を思ってたわけ?」

 

「え・・うん。」

 

「あー。えーと結論から言うとそんなこと絶対ないからな?アリスが魔女だろうが人間だろうがアリスは、アリスだ。外から来た馬鹿を助けてくれたアリスで。お茶目なアリスで。それはそれは美少女なアリスだ。そしてこれは揺るぎ得ない事実だ。それとも何か?魔女だからって俺を殺したりすんのか?しないだろ。だったら魔女がなんだとか関係ないだろ。」

 

 言いたいことを一息で言い終えアリスの方へ向き直り

 

「だから魔女だから嫌いになるとかそんなことぜっっったいにないから、安心しろ。」

 

 とびきりの笑顔をアリスに向けそう言う。アリスは、嬉しかったのか安心したからなのか目から涙をこぼしている。アリスの頭をそっと抱き寄せる。アリスの反応を見るに過去に魔女というだけで酷い目にあったかそれだけで人間との関係が破綻したのだろう。

  数分たつと泣いていたせいか震えた声でアリスが言う。

 

「ありが・・・・とう」

 

「気にすんな。けどこれからは隠したりしないで普通に話しちゃおうな?そっちの方がわりと直ぐ解決したりするからな。」

 

「うん‼︎」

 

 




正直無理矢理感滲み出てるように思います。だったら直せよっていう。で、でもこれ以上いいもの書けないよ‼︎(;_;)
誤字脱字、感想、コメントあればよろしくお願いします。
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