紐野郎と人形使いの百物語   作:刹那 久賀

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投稿づす。
・・あれ?にとりってこんなんだっけ・・?あれ?


26話 河童物語

「そういや、河童が何処にいるか聞いて無いんだった・・」

 

妖怪の山に着き河童の居場所を微塵も知らない事を思い出す。

 

「って、天狗に聞きゃわかるんだっけ」

 

そうかそうかと自問自答をしつつ頭を縦に振る。

 

「じゃあ、何のために此処に来たのよ・・」

 

それもそうだ。反論の余地がないです。はい。そういや、途中文に会ったが聞きゃ良かった、と一瞬思ったがあの状況だし聞けなかったわな。うーん・・なら椛か清涼だな。どうするか・・。清涼忙しいかもしんないし椛だな。椛の家分かるし。

よし、そう言うことなら急ぐべよ。

 

 

 

 

 

 

 

「で、私の所に来た訳ですか・・。私も仕事くらいしますよ」

 

「うーん、そうだな椛侮ってたわ。ごめんな椛。流石椛」

 

若干棒読みで言うと案の定むっとする椛。

 

「なんか、言い方が気に食わ無いですね」

 

まあこんな状況なんだが結論から言うと椛は、家に居なかった。何やら哨戒任務に当たっているとの事。

別に、探すのは千里眼があるからそこまで苦では無かったんだが途中、別の天狗に絡まれてそれはそれは面倒だった・・。あんまりいい思い出無いしね・・。まあ、そんな時俺達に気付いた椛が声を掛けてくれたもんだから一瞬女神と勘違いしたわ。マジで。

・・・・うん、アリスの方が女神だよ?だから、あんまり睨まないで?お願い。

勘が良いっていうより、もう読心術でも持ってるんじゃ無いかなこの子。ていうか、別に良いじゃん!他の女の子の事を考えるくらい!だって僕男の子だもん!実際、美人。なんなら椛に本気で誘惑されたら俺振り切れないn

 

「ひいいぃぃぃ‼︎‼︎人形‼︎人形‼︎しまって‼︎人形‼︎‼︎」

 

俺に向かって槍を持つ人形を構えるアリス。

もう読心術持ってるよ!絶対この娘持ってる!

 

「そんな力持ってないわよ。まあ、でも好きな人の心の内が分かるのは当然じゃないかしら?」

 

「あ、ああ。そうだな・・ハハ」

 

俺、アリスが今なに考えてるか分からないk

 

「いえいえ、分かりますとも。だからその人形をしまってください。お願いします」

 

「じゃあ、今私は何を考えているでしょう?」

 

「・・・・今晩、肉が食いた

 

「氷坂も人形の一つに加えようかしら・・?」

 

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎‼︎‼︎‼︎」

 

どないせい言うねん!どないせい言うねん!

 

「あのー、一応私仕事中なので早くしていただけませんか?」

 

「おーーー、そうだなそうだな!関係無い話してる場合じゃ無いな!そうだなアリス!」

 

おーー!助け舟とはこの事だな!ナイス椛!アリスに見えない所から小さくVサインをする

 

「?」

 

「・・・・チッ」

 

あははは、アリスさんこっわ☆

 

「河童なんだが何処にいるか知ってるか?」

 

「ええ、知ってますよ。貴方達が来る前その娘と大将棋やってましたし」

 

「お?そうなのか?良ければそいつのとこに連れて行ってくれないか?」

 

河童と大将棋・・?余計イメージわかないな・・

 

「着いて来て下さい」

 

そう言って飛び立つ椛。つか、さっき仕事だから早くしろって言ってたけど大将棋の続きやりたいだけじゃね?

 

「アリス、手」

 

「もう運ばなくていいわ。氷坂のバーカ」

 

あははは、どうしろと?

アリスが先に飛び立つのを見計らって俺も飛ぶ。むふふふ、パンツ見えてるぜ?アリス

ふと、アリスが俺の方を見る。ゲッ、ばれたか?

 

「私以外見ちゃダメよ?ふふ」

 

「な・・!」

 

羞恥で顔が真っ赤になるのが自分で分かった。そして、それをアリスに見られているというのが余計恥ずかしい。

 

「うぅ・・あう、こっち見るなぁぁ」

 

「ふふ、顔が中性的な上に声まで高いからこう見たら可愛い女の子ね」

 

クッソ!ここまで、アリスにはずかしめられようとは・・‼︎黙ってちゃおれん‼︎これは、男という生物の威厳をかけた戦いだ‼︎

 

「うおぉ‼︎‼︎散々馬鹿にしよってぇ‼︎許さんぞぉぉぉ‼︎」

 

「キャ‼︎」

 

空中でアリスの身動きを封じくすぐる。

 

「あははは!やめて!やめて、氷坂あははは!」

 

「おらおらおら〜貴様の弱点は熟知しておるぞ!」

 

ごめんなさいと言うまでやり続けてやる!

 

「あのー河童に用があるんじゃ無いんですかー・・」

 

そんな俺たちをただ呆れた眼差しで見る椛であった。

 

 

 

 

 

 

 

「はい、此処ですよ・・」

 

疲れた表情で指を指す椛。アリスとジャレてたせいで物凄い時間がかかってしまった。こんな、近場なのに来るのに軽く一時間くらいかかったんじゃなかろうか?椛は、そんなのに付き合わされていたのだから疲れた表情をするのも当然だな。後悔は、してないけど。

滝の裏に回り込み、奥に入っていく。すると、大将棋の前で胡座をかいて唸っている少女が居た。

 

「椛、遅かったね。どしたの?」

 

「この人達が貴女に会いたいと言うから案内をして居たんですよあはは」

 

「ふーん、私に会いたいっていうのは君たちかい?」

 

「・・・・ん?」

 

椛の方を見てこの人?というそぶりをする。答えは勿論Yes。

 

「えええええ‼︎‼︎」

 

「うわっ‼︎」

 

あからさまに大きく驚く。それに、驚いたらしく河童の子も一歩下がる。

ちょっと待て。この子が、河童?おいおい、幻想郷の妖怪は全員可愛いでできてるのか?(一部を除いて)ああ、成る程だから幻想郷というのか。幻想郷が女の子の楽園とは粋な計らいじゃねぇか・・ブツブツ

 

「氷坂〜声にでてるよ〜?ふふ」

 

「ぁぁぁぁぁ椛俺、楽しかっぎゃぁぁぁぁぁ‼︎‼︎‼︎」

 

椛に遺言を言い残し数体の上海人形にブスブスと刺される。

 

「・・あはは、また随分面白い奴を連れて来たねぇ」

 

「本当勘弁して欲しいですよぉ・・」

 

 

「ツーわけで本題なんだが」

 

「そんなんで本題って言われてもなぁ・・」

 

身体中から血を流しながら河童の少女に話し始める。自業自得と言っちゃ自業自得なんだがやり過ぎだろ・・

 

「あんたに作って欲しいものがあるんだ。勿論金はだす、出せる範囲でだけど」

 

「ほぉ、どういう物なんだい?」

 

「現物が無いから口頭での説明になるがいいか?」

 

「ん」

 

〜少年(?)説明中〜

 

「とまあ、こんな感じなんだが作れそうか?」

 

「作れないことは無いね。まあ、お金は作り終わってからでいいよ」

 

「そうか、どのくらいかかりそうだ?」

 

「うーん、そうだなー一週間くらいかなー。できたら椛が知らせてくれるよ」

 

「ええ⁈私がですか⁈」

 

「いいじゃんかー、私と大将棋やってたこと大天狗に言いつけちゃうぞー」

 

「ぐ・・!分かりましたよもぉ」

 

深い溜息をついて了承する椛。

 

「なんていうか、ドンマイ!」

 

「誰のせいだと思ってるんですかー‼︎」

 

「ごめんごめん。まあ、用事も済んだことだし帰るかな」

 

気付くと大分日が傾いている。あんまり、遅くなり過ぎても心配させるだけだし、なにより妖怪が怖い。何より、戦える体じゃないし。ある程度なら堪えられるが本気の戦闘となれば話は別だ。

 

「んじゃあ、また来週来るな」

 

「んー」

 

「もう、来ないで下さい・・」

 

椛だけ歓迎してくれて無いがまあ、気のせいってことで。

 

「じゃあ、アリス行くか」

 

アリスの手を取り飛び立とうとするが動いてくれない。

 

「ん?どうした?アリス」

 

「次は、私が運ぶ」

 

「おいおい、俺はしもべだぜ?姫様に運んで貰ってちゃ世話ねぇよ」

 

「いいから運ぶ。命令」

 

「む・・そう言われちゃ仕方ない」

 

抱き付いてきたアリスに身を任せる。すると、耳元で小声で

 

「あんまり、無理しないでね。傷、痛むんでしょ?」

 

「・・・・!」

 

全く、気付いてたんかい。あんまり、素振りに出さないように気をつけてたんだが・・。

 

「全く、敵わないよ。アリスには」

 

体がふわっと宙に浮く

 

「ふふ、氷坂の事なら何でも分かるのよ」

 

その笑顔は、眩しかった。でも、何か・・あったような気がした。

 

そう、それはまるで




はい、霊墜触れないんかい!まあ、次あたりに触れようと思います。もっと、他に触れたい所が有りますが触れません。それが、私のポリシーなのです。
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