転生して主人公の姉になりました。ダンまち編《凍結》   作:フリーメア

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お気に入り50件突破!!ありがとうございます!!

原作を4巻まで買ったのでこれまでより原作引用が多くなると思います

それではどうぞ


力になりたい

翌日、ステータス更新を行うとヘスティアは驚いた。

 

 

ベル・クラネル Lv.1

 

力:H 123⇒G 225│耐久:I 63⇒H 113│器用:H 139⇒G 232│敏捷:G 225⇒F 398│魔力:I 0⇒I 0

 

魔法:【】

 

スキル:【憧憬一途(リアリス・フレーゼ)

・早熱する

・懸想(おもい)が続く限り効果持続

・懸想(おもい)が続く限り効果向上

 

 

和葉・クラネル Lv.1

 

力:H 157⇒G 267│耐久:I 95⇒H 147│器用:H 158⇒G 289│敏捷:G 223⇒F 392│魔力:I 30⇒H 106

 

魔法:【自然操作(ネイチャーオペレーション)

・造形魔法

 

スキル:【家族想い(ファミリア・タイズ)

・早熟する

・想いが続く限り効果持続

・想いが続く限り効果向上

 

 

(早すぎるっ!)

 

二人のステータスの伸びがおかしい。だがヘスティアはこの伸びの原因が分かっていた。

 

(【憧憬一途(リアリス・フレーゼ)】と【家族想い(ファミリア・タイズ)】、おそらくこのスキルが原因)

 

ステータスの紙を渡された二人も驚いていた。確かに昨日の夜も三桁近く倒したが耐久値がここまで上がるのはおかしい。なぜなら和葉は昨日ほとんど攻撃を受けていないからだ。

だがベルのステータスの伸びの原因に和葉は心当たりがあった。

 

(ベルの方は例のスキルでしょうね

となると、僕のステータスの伸びもスキルでしょうか...)

 

ヘスティアに聞いてみる必要がありますね、と和葉は思った。

そして思ったら即行動が和葉である。

 

「ベル、先に外に行っててもらえませんか?すぐに行くので」

 

ヘスティアと話していたベルは一瞬?を浮かべたがとりあえず出て行った。

 

「ヘスティア」

 

もう少しベルと話したかったのか、ちょっと寂しそうにしていたが、和葉の呼びかけにすぐに答えた。

 

「なんだい?和葉君」

 

「僕に何か、ベルに似たスキルは発動していますか?」

 

和葉はストレートに聞いた。

少しの間ヘスティアは黙っていたが、ため息をついた。

 

「はぁ、やっぱり和葉君は分かっちゃうよね...」

 

「と、いうことはやはり僕にも発動しているんですね?」

 

「あぁ、そうだよ

名前は【家族想い(ファミリア・タイズ)】、効果はほとんどベル君と一緒さ

ただ、おもいの先が異性なのか家族なのかの違いだけだ」

 

和葉はなるほどと思った、これで自分のステータスの伸びの原因が分かりスッキリした。

とヘスティアが真面目な顔で

 

「和葉君、分かっているとは思うけど...他の人にはばれないようにしなよ?」

 

もちろん和葉は

 

「ええ、分かってますよ」

 

 

 

和葉は外に出てベルと合流した。

 

「そういえばベル、さっきヘスティアと何を話してたんですか?」

 

和葉は先ほどのベルとヘスティアの会話が気になりベルに聞いた。

 

「今日もダンジョンに行くのかって聞かれたのと、神様しばらくの間帰ってこないって言ってたよ」

 

そうですかと和葉は言い、二人は〖豊饒の女主人〗に向かった。

 

 

〖豊饒の女主人〗についた二人はしばらくその場に止まっていた、というのもまだ店にcloseの札がかかっているのと、ベルが気まずくて入りにくいのだ。

二人(ベルだけだが)はしばらくその場で悩んでたが、意を決して中に入った。

すると

 

「すいませんお客様、当店はまだ準備中ですので、時間をおいてからまたお越しになっていただけないでしょうか?」

 

「まだ、ミャー達のお店はやってにゃいのにゃ」

 

中にはエルフの女性とキャットピープルの女性がいた。

 

「いえ僕たちは客ではなく...シルさん、シル・フローヴァさんはいらっしゃいますか?あと女将さんも...」

 

ベルは中にいた二人の店員にシルがいるかどうかを聞いたのだが...

 

「ああ!おみゃーはあんときの食い逃げにゃ!あんときのクソ白髪兎野郎にゃ!」

 

「貴方は黙っててください」

 

「ぷにゃっ!?」

 

キャットピープルの人がベルを指さし、あの時、ベルが店をお金を払わずに出て行ったことを言っているとシルフの人に叩かれた。(ドガッとすさまじい音が聞こえたが...)

 

「失礼しました、今シルとミアお母さんを呼んできます」

 

「...は、はい」

 

先ほど叩かれたと言ったが二人にはその一撃がかろうじて見えただけだ。

シルフの人はキャットピープルの人の襟首を持ちずるずると店の奥に入っていった。

 

「姉さん、さっきの一撃見えた?」

 

「…全くというわけではありませんが、ぶれて見えました

あれを不意打ちでやられたら防げる自信がありませんね」

 

それから二人は黙り、シル達が来るまで店内を見回していると

 

「ベルさん!?和葉さん!?」

 

シルが店の奥から現れた。

 

「シルさん、すいません…

昨日はお金を払わず出て行ってしまって...」

 

ベルはシルの前まで行き頭を下げた。

 

「いえ、それに関しては和葉さんが払ってくれたので別に大丈夫ですよ」

 

 

それから少し雑談をしていると、シルが「あっ」と何かを思い出したように言い、また店の奥に入っていった。

それに二人が首をかしげていると、すぐに戻ってきた。手にバスケットを持って。

 

「ダンジョンに行かれるんですよね?これ、良かったらお昼に食べてください」

 

まぁもちろん反論するわけで

 

「いやいやいや、悪いですよ!!」

 

「それなら、これをあげるかわりに今日の夜もうちで食べに来てください」

 

ここまで言われては断れないので素直に受け取った。

すると

 

「昨日の姉弟が来たんだって?」

 

店の奥からこの〖豊饒の女主人〗の女将、ドワーフのミア・グランドが出て来た。

 

「あぁなるほど、昨日のことを謝りに来たのかい。関心じゃないか」

 

「ど、どうも...」

 

「おはようこざいます、ミアさん」

 

ベルはミアの迫力におされているが、和葉は普通に挨拶をした。

 

「ほら、シル、あんたはさっさと戻りな。仕事ほっぽり出して来たんだろう?」

 

「あ、はい!ではお二人とも、また」

 

シルはお辞儀をしながら奥に戻っていった。

ミアは顔に豪傑な笑みを浮かべながら、その太い指でベルの胸をどついた。

曰く、「このまま戻ってこなかったらこっちからけじめ(・・・)をつけにいってやった」、曰く、「久しぶりにアタシの得物(スコップ)が轟き叫ぶところだった」、ベルは本気(ガチ)で今日謝りに来て良かったと心の底から思った。

 

『シル、あれをあげては貴方の分の昼食が無くなってしまいますが...』

 

『お昼ぐらいは我慢できるよ?』

 

『にゃんであんにゃ奴に自分の昼食を渡すにゃ?冒険者にゃんだから自分の昼食ぐらいは買えるはずにゃ』

 

『い、いや...それは…』

 

『おーおー、お二人にゃん、不躾にゃことは聞くもんじゃにゃいにゃ、つまりあの少年はシルにとっての...これにゃ?』

 

『違いますっ!!』

 

そんな声が奥から聞こえ、和葉はまたか、と思いため息をついた。

なぜかベルは年上に受けがいい。(おそらく見た目が兎みたいで可愛いからだろうが...)田舎にいたときも年上の女性からモテていた。(ベルはまっっっっったく気づいてないが。)

まわりでベルのことを想っている人を思い浮かべてみる。自分達の主神であるヘスティア、自分達の担当アドバイザーであるエイナ、そしてここで働いているシル。

...いずれも年上である。

 

 

閑話休題(それはともかく)

 

 

「シルに礼を言っておきな。ここにはアタシも含めて血の気が多い奴が多くてねぇ。シルが止めてなきゃ今頃アンタは血の海に沈んでるよ」

 

「「...」」

 

なんだそれ笑えない...

 

「飛び出して行ったアンタをシルが追いかけたみたいだけど結局会わなかったんだろう?

塞ぎ込んで帰ってきたシルを見て、ほれ、あのエルフのリューが自分の得物(真剣)を研いでいてねぇ。止めるのに一苦労したもんさ」

 

...どうやらベルの命はわりと本気(マジ)で危なかったらしい。

 

「坊主、よく聞きな。冒険者なんてかっこつけるだけ無駄な職業さ。最初のうちは生き残ることだけを考えていりゃあいい」

 

ベルはちらりと自分の姉を見た。和葉は頭に?を浮かべた。

 

(ミアお母さん、最初から生き残ることだけじゃなくて、戦うことを常に考えている人がここにいるよ...)

 

そしてミアはニッと笑みを浮かべ

 

「惨めだろうがなんだろうが、最後まで立ってた奴が一番さ

そうすりゃあアタシがそいつに酒を振る舞ってやる。ほら勝ち組だろ?」

 

そんなことを言われ、ベルはもちろん和葉も感謝の念がつきなかった。

ベルの心にあった影がすっと消えた。

 

「坊主達、アタシにここまで言わせたんだ

くたばったら覚悟しなよ」

 

「「はい!ありがとうございます!」」

 

二人は『豊饒の女主人』をでてダンジョンへ向かった。

 

 

 

 

その夜、【ガネーシャ・ファミリア】のホームで神々が宴をやっている時、ロキとヘスティアが「ドチビんとこの黒髪の女の子ワイによこせぇー!!」「何で君みたいなところのファミリアにボクの眷属()をあげなきゃならないんだ!!」とこんな言い合いをしていたとか。




にゃが軽くゲシュタルト崩壊した←意味間違ってたらごめんなさい<m(__)m>
これでやっと原作1巻の半分...先は長いなぁ...
和葉「ミノタウロス戦を書きたいんだったらもっとペースを上げればいいんですよ」
それはそうだけどさぁ、僕文章力ないからどうしても時間をくうんだよね
和葉「なら国語力をあげればいいだけの話ですよ」
んなあっさりと言うなよ...
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