ラブライブ!×ゴジラ 破壊神と九人の女神   作:Misma

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この頃やっとスクフェスでur出ました…サイリウム振ってるかよちんで、体力回復ですたw
自分はゲーム的にスコアアップの子が良かったんですが…可愛いからいいよね!
自分のライバーの友達はガチの方で、ur二人とsr七人のユニットで日々expertをやっているらしく…しかも、推しメンの凛ちゃんのurが二つも出るという強運の持ち主で御座いまして、やっとhardをフルコンした自分など全く及びませんなw
どーやったら物欲センサーを破壊出来るんだ…(ウゴゴゴゴ


突入

目の前で、崩壊する母校。

 

さっきμ’sが目にしたのと同じ状況を、A-RISEのメンバーも目の当たりにしていた。

崩壊の原因は、後ろに倒れこんだゴジラである。

膝をついたツバサが、声を震わせて手を虚空に向けて伸ばす。

 

「何でよ…何で、よりによって私たちの学校なのよ!!」

 

 

高くそびえるビルのような校舎に巨体の重量が横から押し寄せ、一面のガラスの連鎖する破裂音とともに、それは煙を上げて砕けていく。

ゴジラは反動で前に倒れこみ、手をついた。幸か不幸か、UTX学院は半分ほどは破壊されずに済んだ。

しばらくA-RISEのもう二人のメンバーも、魂が抜け出たような表情をしていた。

しかし、泣きそうな顔をするツバサの肩に、同じ高さまで屈んだ英玲奈の左手がそっと乗せられ、彼女の顔を覗き見る。

 

「…ツバサ。もう良いから泣くな。これで我々の活動が終わる訳じゃない」

 

同じくあんじゅの右手も反対の肩に乗せられ、ツバサの涙を拭う。

 

「そうよ。何度でもやり直せば良いのよ…やり直せば」

 

だが二人は、明らかにやりきれない感情を顔から隠せていなかった。

ツバサの悲痛な叫びが虚しく響く。

ラドンはUTX学院にゴジラを追撃しようと、力一杯咆哮しながら突き進んでゆく。

 

「こんなに…簡単に壊れちゃうんだ、私たちの日常って」

 

三人の様子を見ていた雪穂が、小さく呟く。

亜里沙は無言でそれに耳を傾ける。

 

「ツバサさん達の夢も、お姉ちゃん達の夢も…

アイツらにとったら、どうでもいいことなんだろうな」

 

ずっとラドンを睨んでいたゴジラが立ち上がる。

今までの直立姿勢とは違う、ティラノサウルスのような前傾姿勢。

腕はダランと垂らし、使うつもりはないようだ。

代わりに、全長の約半分を占める、太くて長大な尻尾が地面に何度も叩きつけられる。

まるで鞭のようにしなるそれは、地面に接する度に強烈な震動をもたらす。

 

ラドンは勢いを付けて大地を蹴り、空中に飛び上がった。

高度をゴジラより少し高く固定すると、ラドンは翼を目一杯広げ、低空を滑空し始める。

そのままゴジラに体当たりし、突き飛ばしてUTX学院に埋め立てるのが狙いだ。

勢いが乗り始める。ラドンの後ろで、再び風が騒ぎ始める。

 

「―――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!」

 

ラドンは確信したように吼えた。

意気込むように、速度を上げる。

刻一刻と詰められる距離。

相変わらずゴジラは見つめたままピクリとも動かない。

ラドンは喉の奥から大音量を上げ、真っ直ぐ突っ込んでいく。

 

後、約200メートル。

動かない。ラドンの後ろのビルのガラスが、衝撃波で砕け始めた。

後、約100メートル。

動かない。ラドンは、勝利を確信した。

後、約50メートル。

動かない。

ぶつかる。

雪穂達は、目を背けた。UTX学院の下敷きになる怪獣の姿を想像する。

約10メートル。

鼻と鼻が付くような距離で、予想が現実となろうとしていた時。

 

 

ラドンを、突然横から大きな衝撃が襲う。

 

 

その衝撃の源である、衝突したその物体によって、滑空していた彼の体は軌道を変える。

一瞬何が起こったのか、雪穂達も判断が遅れた。

そして数秒ほど遅れて何かを叩き付ける音がしてからやっと、勝負はもう既に決まっていたと気づいた。

 

ラドンは、UTX学院に真っ正面から叩きつけられていた。

 

斜め前にいる、ゴジラの「尻尾」によって。

 

ラドンがうめき声を上げながらずり落ちていき、エスカレーターや大型ディスプレイを押し潰していく。

ラドンは苦痛に顔を歪めながらも目を薄く開ける。

ラドンは自分の腹に被さっているゴジラの尻尾を弱々しくも掴み、振りほどいて離脱しようと試みた。

もちろん、ゴジラがそれを見逃す訳がなく、小さく唸るとラドンの胸に二度目の尻尾を叩き込む。

 

「――――――」

 

ラドンは粉々となったUTX学院を更に押し潰すように、うつ伏せとなって地面に倒れた。

すると、次にゴジラは学院に向かって背中を向いた。その勢いに乗った尻尾が空中へしなり、煙の中にいるラドンに降り落とされる。

中から聞こえる、甲高い悲鳴。

ゴジラは後ろを向きながら再び尻尾でうち据える。

悲鳴が、途中でえずくように途切れる。

それでもゴジラは攻撃の手を緩めない。

悲鳴と地響きが、交互に繰り返される。

 

「…」

 

A-RISEのメンバーは、荒れ果てた母校の姿を見ようともしなかった。

雪穂と亜里沙も、彼女達の姿を気の毒そうに見つめていた。

その時、遥か向こうの空に影が見えた。

 

「…あれ?

何かが翔んでくる」

 

亜里沙が言うと、後の四人もそちらを向く。

 

「…また化け物か」

 

英玲奈が諦めたように呟くと、雪穂が目を凝らして見る。

そのこちらに近づいてくる影はまるで蝶のようで、巨大生物であることに間違いはないようだった。

 

「三匹目まで現れたら敵わん。

…もう諦めて、どこか安全な所に」

 

「ちょっと待って下さい」

 

雪穂は、その場から彼女も連れて離れようとするA-RISEと亜里沙に声を掛ける。

 

「どうしたの雪穂?このままじゃ危ないよ!」

 

「…ちょっとだけ待って。あの生物の上…」

 

「…上?」

 

怪訝な顔をする彼女達に、雪穂は自分の見たことを確かめながら言った。

 

「…人が乗ってる…」

 

―――

 

μ’s一同は、モスラの背中の上で東京の街を一望していた。

前方に火の手が上がっているのが確認出来る。

東京全体に比べればまだまだ狭いものだったが、大惨事であることは明瞭だった。

現場に近づけば近づく程、咆哮や破壊音がより大きくはっきりと聞こえてくる。

メンバー達の表情も、だんだんと緊張を伴っていく。

 

「…いよいよだね」

 

穂乃果の言葉に、他の八人も頷く。

やがてモスラは高度を下げ、速度も緩め始める。

どこもかしこもメチャクチャだ。明らかに二体の怪獣が争い合った跡であろう。

そのうち、彼女達はその場所に見覚えがあることに気づく。

 

「ここって、まさか…」

 

絵里が思わず顔をしかめる。

九人の心のうちにわずかな不安が生じ、それがどんどん大きくなっていく。

そしてその胸騒ぎは、次の証券会社を回った当たりで的中した。

 

「彼ら…好き放題やらかしてくれましたね」

 

海未が言った先にあったのは、何かの影―おそらくラドンであろうーを踏みつけるゴジラとUTX学院「だったもの」。

 

それは秋葉原駅の近くにあった、ということで見分けられたのであり、最初に見たらただの「瓦礫」に他ならないだろう。

 

「ツバサさん達の学校が…!」

 

穂乃果が思わず目を見開くと、にこがその横でゴジラを睨みながら言った。

 

「あのA-RISEの母校まで餌食にするとは…いい度胸してんじゃないの」

 

ゴジラはいまだに煙の中の相手を何度も踏みつけている。

 

「ラドンは…煙の中でどうなっているの!?」

 

絵里が叫んで訪ねると、小美人は再び答えた。

 

「どうやらゴジラの攻撃を受け、気絶しているようです。今ならラドンの妨害も受けないでしょう。今が、唯一のチャンスです。」

 

「よし、みんな。今こそ私たちの力を発揮する時だよ!!

この曇り空を…必ず快晴にして見せよう!!」

 

穂乃果が見上げた空は、未だに雨雲が垂れ込み、重々しい。

しかし、彼女らの瞳はどんな宝石よりも輝いている。

やがて、ゴジラがその来訪を迎えるかのように、ラドンから足を離してゆっくりと振り返る。

 

やはり、彼の眼はどこにも向いていない。

 

殺意と憎悪が籠ったようなその視線は、常人が間近で見て耐えられるものではない。

だが、彼女達の決意の表情は変わらない。

 

「また会ったね。でも…今の私たちはそれぐらいじゃ怯まないよ」

 

穂乃果が逆にゴジラの顔を見つめ返して叫ぶ。

 

 

「見せてあげる。この九人の…本当の「力」というものを!!」

 

 

モスラが一鳴きする。

彼女達の胸元が光ったと思うと。

 

とめどない光の濁流が溢れ出す。

 

あまりの勢いと苦しさに、誰もが胸を抱えて倒れそうになる。

だが、それでも倒れない。

 

「ここで、みんなの物語を…守って見せるんだから…!!」

 

彼女らをまばゆい光が包み込む。

その中で、彼女らは自分たちが何かに「変わっていく」感覚を生じた。

 

やがて、光が止む。

そして少しずつ目を開けてー

少女たちは、あまりの驚きに声が出なかった。

 

白い衣が、自分たちの体を包んでいたのだ。

お互いの頭には白い花で出来た冠が輝き、薄いドレープとふっくらと青いフリルが揺れていた。

 

「これって…『ユメノトビラ』の…?」

 

ことりが言った曲名を、全員が最初に思い浮かべていた。

だが、この衣装はその時のシンプルな清楚さを保ちながらも、それに神々しさが加わっていた。

ドレープの至るところにとても小さな宝石のようなものが散りばめられ、フリルもボリュームを増している。

何よりも目を引くのは背中に生える、大きな翼。光で出来たそれを纏う彼女らは、もはや女神としか言い様がない。

 

「なんて綺麗…まるで、女神様みたい」

 

恍惚としていることりに、穂乃果が首を振る。

 

「いいや…きっと今、私たちμ’sは女神そのものなんだよ。運命を背負った、九人の女神。」

 

それは、高慢な気持ちから来る言葉ではない。

彼女達は、たくさんの人のおかげでここにいる。そして、願いを託されたのだ。

人々の笑顔を取り戻すという願いを。宿命を。

 

「さぁ、行こうみんな。大切なモノを守って、取り戻すために」

 

言葉と共に、九人はゴジラの方を向いて片手に拳を作り、目を瞑りながら胸に置く。

そして。

 

「「…届け!!みんなの夢!!」」

 

叫び、九人の目が見開かれる。

同時に彼女達は巨大な光に包まれ、ゴジラをも覆う。

ゴジラは何もせず、突っ立って彼女らを見つめているだけだ。

 

『さぁ、ゴジラ。…私たちμ’s…そして人間の強さを教えてあげる!』

 

そして、九人の女神μ’sと、破壊神ゴジラの精神は一体となった。

彼女らは勝利を信じて、光で出来た道を彼の心へと駆け抜けていく。

 

 

その先で、自分たちが何を見せられるか知らないまま。

 

 




ユメノトビラ…私、あの衣装を見た時は、シンプルながらも非常に清楚で、純粋に可愛いな~と思いました!曲も良いですしね。アニメの中ではシンプルさが返ってチープだとおっしゃる方もいますが…まぁそれは人それぞれですね。生憎私は衣装のデザインなんか絵にとても描けないので(汗)、とにかく女神っぽい感じに想像して頂ければ結構です。(思ってみれば、UTX学院でユメノトビラの衣装を着るってアニメのオマージュになりますね…)
あっ、ちなみに穂乃果達の決意表明の時のbgmはアニメのサントラの「強きもの」か「μ’sのはじまり」ですね。
さぁて、穂乃果達は光の先で何を見るのか…
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