ラブライブ!×ゴジラ 破壊神と九人の女神   作:Misma

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 かなり早いですが、一章を投稿します。
ずっと男だけのオープニングもどうかな、と思ったので(笑)
果たしてこの九人の女神を文章力もセンスも真っ青なことになってるこの作者が
魅力的に書けてるのか非常に心配ですが、できるだけのことは
尽くします・・・(汗)
また、この頃部屋に雑誌についてたμ'sのポスターを貼りました。
目を覚ました瞬間、あの九人と目が合うという、ドッキリ体験をしました。
ああ、皆かわいいんじゃー!!


日常

 

 

 

  ここは、国立音乃木学院の屋上。

ここでは、約半月後に開催される全国のスクールアイドルが集う祭典、「ラブライブ」に向け、この学校の九人の少女によるグループ「μ's」は猛特訓を行っていた。

現在は、海未が他のメンバーの動きをみる番だ。

 

「ワン、ツー、スリー、フォー...穂乃果! 少し動きが早いですよ!」

「OK! 海未ちゃん!」

「ことり、真姫、疲れてきましたか?」

「まだまだいけるよ!」

「大丈夫よ!」

 

 以前に九人で、今回のラブライブ!でμ'sとしての活動を終わりにすると決めたからか、今までで最も練習に気合が入っていた。元気の良い声が屋上に響き、メンバーたちの顔を夕日が照らし出す。

 

「よし!まだまだいっくぞー!!」

 

穂乃果は来るべき時に向けて沸き上がり、燃える意志を、叫んでさらに加熱させた。

メンバー達もそれに感化されて頷き、もっと良い動きを求めて練習を重ねる。

 

そしてそんな時間はあっという間に過ぎ、日も傾いてきた頃。

海未が思い出したように腕時計を見る。

「皆さん、そろそろ暗くなってきましたが…練習は続けましょうか?」

海未の言葉に、メンバー達はふと空を見上げる。

確かに、春になって少し日が長くなってきたとはいえまだ夏のようにはいかず、まだ六時半だというのにもう一番星が見え始めている。

「いえ、今日は少し早く切り上げましょう。あの時みたいに誰かさんみたいに風邪を引いて倒れられても困るもの」

 

そういうと絵里は、ニヤニヤしながら横目で穂乃果を見る。

 

穂乃果はその言葉を聞き、たちまち顔が赤くなった。

「え、そのことまだ覚えてたの!?」

「覚えてないわけないじゃない。あのおかげで第一回のラブライブ出場を逃したんだから。あ、それともあの時の穂乃果のか弱い姿が少し可愛かったからかしら?」

「え、絵里ちゃん、冗談はよしてよーー!!」

「今のぷっくりした顔もとても可愛いよ、穂乃果ちゃん!」

「もー、ことりちゃんまでー!!」

 かつて穂乃果がライブ中に倒れてラブライブ出場を逃し、その時仲間割れもした話も、

今となっては笑って話すことができるようになるほどμ'sは成長していた。

水分補給をしていたにこが、口を開く。

「ま、確かに前回みたいにあまりにも無理を続けるのは良くないと思うわ。アイドルには健康も不可欠よ」

「じゃあ、今日はみんなが頑張ったご褒美として、近くのカフェに寄って行かへん?この頃ずっと練習キツかったし」

希が絵里の意見に賛成し、放課後のプランを提案する。

「···そうですね、希。確かに最近は本番の前ということでかなり練習を詰めてきましたし…ちょっとした息抜きは必要かも知れませんね」

 

「よーーーし!!そうと決まれば、カフェへ一直線にゃーーーー!!!」

 

海未の言葉を聞いた直後、凛が短距離走のアスリートもかくやというスピードで真っ先に駆け出した。

「あ、凛ちゃん待ってぇーーーー!!」

花陽が慌てて凛の後を追いかけていく。

「全く、何で凛はあれほど練習した後にあそこまで走れるのよ···。私には理解不能だわ」

真姫が汗を拭きながらため息をつく。

「まあきっと、根本的な身体構造から違うのよ、凛は。それはそうと、早くしないと見失うわよ?」

 

 

「?·····························あっ!!!」

 

 

真姫が下げていた視線を元に戻した時には、すでに真姫とにこ以外の全員が凛の後に続いて居なくなっていた。

「ちょっと!!何でもっと早く言ってくれないのよ!!皆行っちゃったじゃない!」

「真姫がぶつぶつ言ってるから聞いてあげただけじゃないの!」

そう言い合いながら仲良く階段をかけ降りてゆく二人であった。

 

  

 

 

 

ーーカフェにてーー

 

 

 

「んーーー!! 美味しいー!」

 

 

穂乃果が、幸せそうにパフェを頬張っている。

「はあ···あまり食べ過ぎると、太ってしまいますよ?」

海未がため息と共に、呆れた様子でもう諦めたように注意する。

「大丈夫だって!また明日も練習するから今日の脂肪は燃焼するって!」

そう言いながら穂乃果は、取っておいたアイスクリームを口に入れた。

「私、穂乃果ちゃんが嬉しそうなら、それでいいな♪」

ことりが笑顔で穂乃果を見つめながらそう言う。

「ことりは穂乃果に甘過ぎるんです!それに、穂乃果がこんなだから、花陽も食べ過ぎてしまうんですよ!」

 

 

 そう言うと、海未はなにやら不審な動きをしている花陽にキッと視線を移した。

 

 

「ひっ!!!命だけは···命だけはお助けを!」

花陽は蜂のような鋭い視線に気づきのけぞった。その手から、はらりとメニューが落ちる。

そこには、高さ三十センチはあるであろう巨大なパフェの写真が写っていた。

 

「あっ!かよちん、内緒で特大パフェ注文しようとしてる!!」 

 

花陽はそれを急いで隠そうとしたが、凛がそれに早くも気付き声を上げる。

「ま、あらかた予想はしてたけどね···」

真姫が半分呆れてため息をつく。

「かよちん、ラブライブまで後二週間なのに、今太っちゃったら手が付けられなくなっちゃうにゃ!」

凛に注意され、花陽は「うう···」と言った限りしょぼくれてしまった。

 

「はあ···全く変わってないわね、μ'sは」

 

にこがそんな光景を見て、ため息をつきながら感慨深げに言う。

「もうμ'sも後数週間で終わりだってのに、いつものように笑ったり、ふざけあったり···あの時のことが嘘みたいだわ」

 

にこの言葉で、メンバー達はこの前の解散宣言を思い出した。あの時、海岸で九人で手を繋いで涙とまぜこぜにして言った、あの言葉。さっきまで騒いでいたメンバーも少し感慨に浸り、一気に静かになる。

「でも、それがμ'sの良さってもんなんちゃう?限られた時間の中でも、一人一人がこうして最後までありのままでいられる···。それがこのグループの特徴で、長点やろ?」

「その通りね、希。九人が同じ目標を持ちながら、こんなに個性が光っているグループは、恐らく私達だけ···。このメンバーでいるのは奇跡といっても過言ではないと思うわ」

にこ、希、絵里の三人の言葉に、皆がお互いを見つめあう。この内の一人でも欠けたμ'sなど、想像できない。

 

やがて、穂乃果が口を開く。

 

「そうだね···私達がここまで来るまでに、いろんなことがあったけれど···そのどれもが、このメンバーだったから乗り越えられた…私はそう思ってるの」 

穂乃果がメンバー一人一人を見つめる。ことり、海未、凛、花陽、真姫、絵里、にこ、希···

この少女達、そして応援する人達が居たからこそ、物語は創られてきた。

穂乃果がテーブルの上で右手でピースを作る。

それにお互いを見つめ合う少女達のそれが重なりあい…一つの星を形作る。

「やり遂げよう!

私達でこの物語を……

 

最高の形で仕上げよう!!」

 

 

 

もう決意の笑みを浮かべながら彼女達が目指すは、ただ一つ。

 

 

 

それは、友情、情熱の勝利。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

そろそろ家に帰ろうとしたとき、カフェの中に設置されたテレビでニュースが始まった。

穂乃果が、ふと画面を見つめる。

普段あまりニュースなどをあまり見ない彼女がそれを見た理由は、その異様な光景であった。

   

画面には、海上に浮かぶ無数の金属の破片が映し出されていた。

報道によれば、小笠原諸島付近を巡回していた海上自衛隊の哨戒艇「いそうみ」が

何者かによって攻撃を受け、沈没したらしい。原因は不明で現在調査中だという。 

「この頃怖いニュースばっかりだなあ···」

ことり、海未、花陽が次にニュースに気づいた。

「うわぁ、すごい光景······戦争にならなきゃいいんだけど···」 

「また沈没事件ですか···。マリアナ諸島の謎の核実験以来物騒なことが多いですね」

「はあ···確かにこの頃あまりご飯を落ち着いて食べられてないなあ···

おかげで今日は三杯おかわりしちゃったし···」

「…花陽、そこは我慢しなさいよ···でも全部『事故』で片付けてるけど本当かしら。私には何かの組織がやってるようにしか見えないんだけど」

真姫の意見に、絵里が賛成する。

「確かにそれもそうね。先月から七隻の漁船やタンカーが沈没してるし、

漁船が多数行方不明になってるし···私たちには直接関係はないけれど、不安はあるわ」

μ'sでは珍しい、政治議論が始まろうとしたとき、希が割り込んだ。

「ちょっとみんな、話の途中ですまんけど···」

 

彼女はそう言うと、後ろを指差した。

 

「約三名、話についていけてないよ?」

 

 

 そこにいたのは、頭からプスプスと煙を出している穂乃果、凛、にこの三人。 

どうやらついて行けない話題で、頭がオーバーヒートしてしまったようだ···

 

 

「あ、あまりに話が高尚過ぎて、私には付いていけないよ···」

「凛は平和に暮らせりゃそれでいいにゃー···」

「ぎ、銀河一宇宙一アイドル、ニコニーには分かりきったことよ···」

 

 

 

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

  家に帰る途中、穂乃果はふとテレビに映っていた映像を思い出した。

彼女は政治関係の話は苦手だったが、ただあの映像にどこか違和感を覚えたのは確かだった。

 それは、あの船の壊れ方だ。普通、船が魚雷などで攻撃されて壊されたら、

あんな“真っ二つにへし折られたような”壊れ方をするものだろうか。

まるであれは…何かが船を掴んで引きちぎったかのように見えたのだ。

 

 

 

 

 ここまで考え、穂乃果は自分が馬鹿馬鹿しくなった。

いくら話に付いていけなかった自分でも、そんな巨大な生き物が存在する訳がないということは分かりきっている。

 

―――――分かりきっている筈なのに、なんなんだろう、この胸騒ぎは。

 

…早く寝て忘れよう。

 

穂乃果は、目を無理やり閉じて布団を被った。

 

  

   

 

 

 

 

 




・・・と言うわけで、九人の日常と一匹の前兆でした。
恐ろしい駄文になっていないか凄まじく不安ですが(汗)、
もし気に入って下さる方がいたら・・・
もんのすごい励みになります(笑)
それにつけても、あの海岸でのエピソードは泣ける・・・(泣)
あ、後いろいろ後になってから修正をかける場合がよくあると思われることを、
今のうちに御詫びしておきます。
なにしろ初心者なので(泣)
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