本当すいません、風邪って怖いッスねぇ…食べ物の味分からなくなるとか、地獄でしかないです(涙)
そしてほとんど話進展してねえ…本当にこの作者ダメですね(確信)
タグに不定期更新つけた方がいいかなぁ…(遠い目)
後、焦って書いたせいか色々雑になっているかもしれませんので、誤字とかおかしなところあったら指摘していただけたら嬉しいです(土下座)
「…穂乃果。何故あそこまでしようとしたのです?」
海未が穂乃果に聞く。
三人は、怪獣達からある程度離れた路地で話し合っていた。
穂乃果は俯きしばらく黙っていたが、やがて口を開いた。
「…これ以上私がいたら…またみんなを危険な目に合わせるから」
「あれは穂乃果ちゃんだけの責任じゃないよ!
私たちも相手を甘く見てたから…」
ことりは穂乃果を宥めようとするが、海未は厳しい視線を向けた。
「穂乃果。本当にそれは本気で言っているのですか?」
穂乃果は何も答えなかった。
「本当にあなたは、自分が必要ない等と思っているのですか?」
彼女は更に視線を向けまいとした。
「私にはそうは見えません。あなたは…本当はただ楽になる為に逃げただけに思えるのですが?」
穂乃果の息が一瞬止まった。
ことりは何も言わず悲しげに彼女を見つめる。
「あなたを責めるつもりは有りません。ただ本心を知りたいだけです。
…どうなんですか? 正直に言ってみて下さい、穂乃果」
穂乃果はしばらく間を置いた後、口を開いた。
「私…怖かったの。みんなを失うのが」
海未とことりは、無言で耳を傾ける。
「ゴジラの心に行くまでは、花陽ちゃん程は怖くなかった。
だって、小美人さんやモスラ…そしてμ’sのみんなの力を完全に信じてたから。
ゴジラなんて直ぐに倒せるって思ってた。
…でも、現実は違った。ゴジラはあまりに強くて…すべてを喪った悲しい生き物だった。
そして…彼に、みんなは殺されそうになった」
「だから、立ち向かうのが怖くなったんだね。
今まで過ごした楽しい時間も、かけがえのない仲間も喪いたくないから」
ことりがそう続けた。
「でも、さっきにこちゃんやツバサさんに『立ち向かえ』って言われて…訳が分からなくなったんだ。
こうしている間にも悲しんでる人は沢山いる。
なのに…こんなところで立ち止まっていて良いのかって…」
「その葛藤に耐えきれなくなって逃げ出し、血迷ってしまった…ということですね。
穂乃果は、変に責任感が強いですからね。そういうところで悩んでしまうのが困ったところです。
…ですけどね、穂乃果」
海未の言葉に、穂乃果は少しだけ瞳を海未の方に向ける。
「…?」
「どちらも喪うのが嫌なら、どちらも守れば良いと思うのです」
「…え?」
呆気に取られたように、穂乃果は顔を上げた。
「どちらか一方しか選べない、と考えるからややこしいんですよ。
穂乃果だって、両方守れれば文句は無いでしょう?」
「でも…みんなは死にたくないんじゃ…」
「他のみんなは分からないけど、少なくとも私は穂乃果ちゃんに付いていきたい。
穂乃果ちゃんが行くって言うなら、どんなところにでも!」
「…ことりちゃん…」
「今の、聞いたわよ」
三人が声のした方に振り向くと―
そこには、μ’sのメンバー、A-RISE、雪穂と亜里沙が立っていた。
「みんな…何で…」
「あまりに三人が遅いから此方から来たのよ!
ったく…聞いてみりゃ本っ当しょーもない理由ね!
勝手に悩まれて勝手に死なれちゃ敵わないわよ全く!」
「そう言いながら本当に死んでるんじゃないかって必死になってたのは誰やろなぁ~?」
「うるさい!」
希に怒鳴るにこを見て、穂乃果は先ほどのことを思いだし俯いた。
「…ゴメンね…こんな頼りないリーダーで。
本来は、私がμ’sを引っ張ってゴジラに立ち向かわなきゃいけないのに…」
すると、ツバサが前に進み出た。
「…穂乃果さん? リーダーは完璧な人間でなければならない、と思ってるの?
…そう思ってるのなら、それは間違いよ」
穂乃果の瞳が見開かれる。
「リーダーだって人間。欠点なんてあって当たり前よ。
それを他のメンバーが補い合ってこそ、リーダーの本当の力は発揮されるの。
そして、リーダーに必要とされるのはメンバーを引率していくことだけじゃない。
人を魅了する力、新しい所に導いていく力よ」
絵里がツバサの言葉に続く。
「だから…穂乃果は既に立派なリーダーだわ。
みんなの失敗を自分のせいだと、気に病む必要なんてない。
それに、とっくにみんなもう一度命を懸ける覚悟は出来てるわ。
他でもない、私たちの物語を取り戻すためにね」
彼女が他のメンバーを見ると、彼女達も黙って頷いた。
「…だから、本当に穂乃果のしたいことを、言ってちょうだい」
その言葉を聞き、穂乃果はしばらく考え込んでいたがー
やがて、決心した表情で。
「私…もう一度、ゴジラに立ち向かいたい!
もしかしたら取り返しのつかないことになるかもしれないけれど…
それでも、あの日常を、取り戻したい!!」
「…そうと来れば決まりね」
絵里は笑顔で頷いた後、雰囲気を入れ換えるように両手をパチンと鳴らす。
「それじゃあ早速、これからどうするか決めましょう。
こうしてる内にも、被害はどんどん広がってる。
ここに長居するのも位置関係上危険よ」
絵里は地面に地図を広げると、今いる自分たちの現在地を示した。
少女達が一斉に地図を覗きこむ。
僅か数キロ先で、ゴジラとキングギドラは未だに戦っている。双方の力関係は、穂乃果が見たところほとんど互角であり、僅差でキングギドラが勝っていると言ったところ。長期戦になるのは必至である。
「幸いにも二体があまり動いてないんが良かったね…とりあえず指定避難所とかで、家族の無事とかを確認した方がええんちゃう?」
希の提案に真姫が頷く。
「まずはそうよね…みんな生きてるかしら?」
「行ってみなきゃ分からないわ。被害状況もここからじゃしっかりとは掴めてないんだし。とりあえずは、みんなの住んでる場所から一番近いところを当たってみない?」
彼女の質問に答えたにこの言葉に答えるように、海未が地図を指でなぞる。
「私たちの地域で一番近く、まだ被害を受けていなさそうなのは…ここですね」
彼女が指差した場所は、音ノ木坂学院があった地点から少し北に進んだところだった。
「確かに…ここならラドンも来てないところだし、ここにみんな逃げ込んでる可能性はあるよね」
花陽が地図を睨みながら頷いていると、ツバサが口を開いた。
「…だったら、私たちは途中で別れることになっちゃうわね」
「えっ、ツバサさん達は別の避難所なんですか?」
雪穂の問いに英玲奈とあんじゅが答え、英玲奈がUTX学院の辺りを指で示す。
「我々は、もう少し君たちとは北側に遠い場所に住んでいるからな」
「私たちの両親や親戚も、あなた達のとは違う場所に避難してると思うわ」
「そうですか…」
「だから、またバラバラになっちゃうけど…家族に会いに行くなら、そういうことになるわ。でも、現に私たちも家族の安否は気になるし。申し訳ないけどいつまでも一緒にいることは出来ないわ。ごめんなさいね、みんな」
ツバサが詫びると、穂乃果は両手を振った。
「そんな!!謝るなんて…でも、それならツバサさん達も気をつけて下さい。いつ何が起こってもおかしくありませんから!」
ツバサは穂乃果の心配した言葉に微笑で返す。
「ありがとう、穂乃果さん。心配してくれて嬉しいわ」
その表情を見送った後、海未は全員を眺めるように見て、地図のルートを指でなぞっていった。
「それでは、名残惜しいですがA-RISEの皆さんとは途中で別れ、避難所に行く…ということで、良いのですね?」
海未の確認の言葉に、全員が頷いた。
―――
その後、穂乃果達は途中でA-RISEと別れ、日没も近い頃に間もなく避難所に着こうとしていた。
案の定多くの人々が行き交っており、自衛隊の姿もポツポツと見える。
「やはり、自衛隊は怪獣への攻撃ではなく避難民の援護や物資援助に力を注いでいるようですね」
海未はそう言いながら、次々にやって来る軍用トラックを眺めている。絵里もそれを眺めつつ、歩を進める。
「少なくとも現代兵器で対抗出来る存在ではないと判断したってことね。良い判断だと思うわ」
こういう時に自衛隊がここにいなかったら、もっとここは混乱に満ちていただろう。
最も戦車の姿も見えたため、もしもの事態に備えて最低限の防御は整えているのだろうが。
「でも、いつかはここも避難しなくちゃならないよね。いつあの怪獣達が来るか分からないし」
「ここに自衛隊がおるのも、おそらくは近いうちの避難誘導のためやろね。まさかラドンのことも忘れてるわけは無いと思うし」
凛と希の言う通りに政府がいずれ全東京都民を避難させることを考えているのなら、家族に会う時間はあまり残されていない。ゴジラとキングギドラの闘いが今終わらない内は、一刻でも早く避難させようとするだろう。
ことりが心配そうな顔でメンバー達を見る。
「もし避難所で見つからなかったら、公衆電話でも見つけて電話するしか無いよね…携帯もみんな使えないし
…あっ」
彼女の言葉が途切れたのは、避難所の入口の光が見えて来たからだ。
「やっと着きましたね…歩いて約二時間…といったところでしょうか。結構かかってしまいましたね」
汗を拭いながら海未が暗くなった空を見上げる。
やがて彼女らは入り口に立った。
穂乃果が周りに聞いている人がいないことを確認すると、メンバー内に良く響く声で話し始める。
「…じゃあみんな、ここからは各自で自分の家族を探そう!安全を確認出来たら、後で小美人さんの伝言を聞くために適当に理由をつけてここに戻る!モスラのことを言うかどうかは自己責任!
…で良かったよね、海未ちゃん?」
「…まあ、モスラのことはあまり言わない方が良いのですが…そう言うことです。
そして雪穂と亜里沙…あなた達はさっきも言った通り、家族か親戚と出会えたら、そこに引き取ってもらうこと。
あなた達をこれ以上危険に巻き込むわけには行きません」
「「…はい…」」
二人は、複雑な表情をして頷いた。
「大丈夫だよ、二人とも!お姉ちゃん達はちゃんと帰って来るから!安心して!」
穂乃果の笑顔を見ると、二人は心なしか安心したような表情になった。
「それでは入りましょう。時間があっても、少なくとも十五分後には戻ってくること!」
海未がそう言うと、彼女らは入口のまばゆい光の中へ入っていった。
この頃μ’sの描写が多いですが、もちろん怪獣のことも忘れてはおりません。
ずっと「こう着状態」ですけど…
クライマックスはスケールデッカく書いてやるつもりです!