ひっじょーにお待たせしました!第27話です!
えー…本当この夏休み、様々なことがあったんですけれども…まず…
シン・ゴジラ、最高でした!!!!!!!!
この夏、私はこの映画でゴジラという「神」を目撃しました。
初代ゴジラをリスペクトしながら、これは今までとは全く違うゴジラでした!
現代日本という現実をゴジラという虚構が足音を立てて浸食していく恐怖…
日常が巨大な存在によって破壊されていく絶望…
そして、それに打ちのめされながらも、懸命に前に進もうとする日本人達に抱く希望!
ゴジラが象徴した第二次世界大戦の原爆、3・11といった日本にとって忌まわしい出来事、そしてこの日本という国が抱える問題について、この映画は「それでもみんな、力を合わせて頑張ろうよ!!」と後押ししてくれました。
本当にこれは、ゴジラという存在について本気で向き合ったアツい作品だと思います。
映画としても非常に面白い作品です。
まず、「決められない政治」を体現するかのような、長ったらしい会議!w(これ結構好きです)それにつれて驚愕な登場をするゴジラ!(ネタバレですので映画館でw)そしてそれに対抗する、政府高官である矢口を初めとする変わり者、はみ出し者の集まる巨災対!
そしてゴジラに立ち向かうカッコいい自衛隊達!(今回は頑張ってますよ!)
しかしそれでもかなわず、ゴジラは東京に侵入しー
そして、あのシーンです。あれは、私は破壊による絶望感と共に「美しい」と感じてしまいました。あそこで、私はなぜか涙さえ出そうになってしまったのです。こんなの初代ゴジラ、ラブライブ以来じゃなかろうか…
とにかく、何もかもが恐ろしく、美しいシーンです。知らない人は、今すぐ映画館へ。
さあ、こんな大災害に、巨災対、そして日本人達はどう立ち向かうのか…?
あ、終盤はアレです。端的に言えば「日本の都会の全て」がゴジラに反撃します。盛り上がること間違いなしです。詳しくは映画k(ry
長くなって申し訳ありません…本当に素晴らしい作品だったのです…
しかしながら、この作品は、過去の特定のゴジラシリーズに非常に愛着を持っている方には受け入れられない部分もあるかもしれません。「実写エヴァじゃん」と思う方もいるかもしれません。
しかし!!私はこの作品は初代ゴジラに匹敵する作品だ、と考えています。
そして、今年で一番好きなアツくなれた映画になる、と確信しています。
…ちなみにこれのせいでエヴァにハマってしまったことは内緒ですw
(ラミエルさん…いいよね…←とんでもないにわか感)
そして、作品を作り出す側として庵野監督に「君も、好きにしてみたら?」
と言われた気分です。その意味でも、この作品には感謝です!
…さて、一旦冷静になってラブライブサンシャインの話です。
…マリィィィィィ!!!!!!!!かなんぅぅぅぅぅぅぅぅ(冷静になれてない
なんだよこのアニメ!神かよ!?完全生物かよ!?普通怪獣どころじゃねぇよ!!
いやね…もうAquarみんながね…天使なんだよ…
8話のチカちゃんといいね…それを支えようとする曜ちゃんと梨子ちゃんといいね…三年生といいね…はなまルビィといいね…そして堕天使ヨハネといいね…
なんでみんなこんなに可愛いの!?なんでみんなこんなに健気でいい子ばっかなのぉぉぉ(殴
…うん、今年は泣かされてばかりです。やっぱりAquarは尊い(確信)
…次回は「シャイ煮始めました」か…曜ちゃんの変顔と言い、ネタ回だな絶対(笑)
長くなってすみません…それではどうぞ。
東京都、港区、元東京タワー付近。
今や廃墟と化したそこで今まさに、神々の最終決戦が始まろうとしていた。
キングギドラは黄金の翼を広げ。
ゴジラはいつでも熱線が吐けるよう背ビレを青く輝かせ。
モスラは二体から少し離れた所で見守るように滞空していた。
つかの間の静寂の後ー。
「―――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!」
真っ先に唸りを上げたのはゴジラ。
まずは空中にいるモスラ目掛けて、熱線を見舞う。
もちろんモスラは、難なくこれを身を翻して回避。
ゴジラはそれでも熱線を途切れさせることなく、そのまま凪ぎ払う。
その隙を突くかのようにキングギドラの首が一斉に口を開き、ゴジラとモスラ両方に目掛けて光線を放つ。
モスラは二体から同時に放たれる光を引き付けて回避し、ゴジラはそれに牽制するように吼えて一旦熱線を止めると、次は彼に熱線を向ける。
青の閃光がキングギドラの胴体を直撃し、盛大に火花が散る。
しかし、その黄金の鱗には多少の焦げ跡こそあれど、外傷は見られない。
キングギドラはこのままではやはり埒が開かないと判断したのか、両翼を広げて唸ると、周囲を光線で凪ぎ払いながらゴジラに向かって地面を揺らしながら歩み始める。
ゴジラも同様に判断したのか、咆哮を上げながらキングギドラへと接近する。
モスラはそれを見守るかのように距離を取り、中空に滞空する。
その時ー
「――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!」
遥か向こうより迫り来る、管楽器が裏返ったような甲高い咆哮。
三大怪獣は、その咆哮の先に視線を向ける。
彼らの眼に映る光景、それは。
万物を吹き飛ばしながらこの戦いに割り込まんとするー
音速の大怪獣、ラドン。
数時間前は痛い目に合わされたせいか、彼の顔には鬼と云わんばかりの威圧感が、たっぷり滲んでいる。
思わぬ乱入者に、怪獣達は咆哮を上げる。
戦闘機と遜色無い速度でラドンが目指すはー
もちろん、ゴジラ。
「――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!」
ラドンが咆哮を上げてゴジラに体当たりしようとした瞬間ー
ゴジラが、振り返り、ラドンの首を、その鋭い顎で挟み込む。
「…――――――!!??!??!?!!!」
そして。
「――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!」
その勢いのまま振り向きざまに、彼をハンマー投げのようにキングギドラに投げつける。
「「「――――――――――――――――――――――――――!!?!!?!!!!」」」
突然自身を襲った何万トンの重量に、キングギドラはラドンと共に倒れこむ。
地鳴りと共に高く舞い上がる、数十メートルもの砂煙。
ラドンは、その時になってようやく新参者がいるという状況を理解したのか、すぐさま翼を広げキングギドラから飛び立ち、距離を取った。キングギドラもよろけながらも立ち上がる。
ここを持って集った怪獣は総勢四体になり、いよいよ迂闊な真似は出来ぬようになった。
先手を打つのは、果たして誰なのか。
空中から来るか、光線で来るか。それとも、タイマンか。
数コンマの判断で戦いの行方、果てには自らの命の行く末が決まる。
彼らもーそして彼女たちもー抱く願いは一つ。
それは
「絶対に勝つ」
それだけだ。
そして、束の間の静寂も
「「「「――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」
神々の咆哮によって、崩れ去る。
――――――――
『緊急速報をお伝えします。本日午前2時現在、巨大不明生物四体が港区において戦闘行為を開始しました。
現在東京都内に残っておられる都民の方は、早急に東京都外に避難をお願いします。
繰り返します…』
ぶつ切りになったレインボーブリッジを挟んだ対岸で、炎が夜の街を真っ赤に染め上げ、時節青色や黄色の光線が空を貫く。咆哮や爆発音すらもしっかり聞こえてくる。
「…はぁ…あんな奴らから生き延びたのね、私たち…」
A-RISEのメンバー、綺羅ツバサはその光景をまじまじと見つめる。
お台場。
幸いにも、怪獣達の被害を免れた地域である。
少し前方には、避難者を乗せるために派遣されたであろうヘリコプターや船が海岸から離れていくのが見えた。
しかし、そこにたどり着くまでの道のりは「人で出来た川」とでも比喩出来そうなほどの行列のせいで、かなり長い。
「あの時、あの子達と巨大蛾が駆けつけてくれたからこそ、こうやっていれるのよね…感謝しないと」
「でも、まだそれには早いんじゃない? 今あそこで、あの九人は体を張ってるのよ? 感謝は帰ってきてから言わないと」
ツバサの隣にいたあんじゅの言葉に、英玲奈も頷く。
「その通りだ。今我々には、彼女たちの無事を願うことしか出来ん」
「そうね…なんだか早速、良からぬ噂も出てるみたいだけど」
そう言ったツバサが見つめていたのは、スマホの画面。
『国連が東京に核落とすって、マジで?』
『政府が避難を急いでるのは、実はあの巨大生物共に核が落ちて東京が吹き飛ぶからだと。
マジだったら、この国今日終わるわ(笑)』
『μ’sが東京都内に取り残されてるって回ってきてるんだけど………さすがにネタだよな?』
「何で…? 私たちか雪穂ちゃん達ぐらいしか一般人であのことを知ってる人はいないはずなのに…」
SNSの画面を覗きながら、あんじゅは驚愕の表情を浮かべた。
「今の時代、ちょっとしたところから情報が漏れでることは避けられんだろう。
もしくは、『誰かが意図的に』漏らした可能性だってある…核の件は聞いてはいないがな」
英玲奈は、火の海に向かい合ったツバサの背中を見た。
「私はどちらにしても、ただ祈りたいわ。せめてあの子達だけでもあそこから生きて帰ってくれるようにって。
作戦とやらが成功しようが、失敗しようが知ったことじゃない。
あの子達にはスクールアイドルとして本来の、もっとたくさんの人を笑顔に出来る力がある。英玲奈も、あんじゅも分かるでしょ?」
そう言って静かに目を閉じたツバサの両側に、英玲奈とあんじゅが並び立つ。
「…そうだな。私も、少しだけでも祈っておこう。あの九人、そして少しでも多くの人の生還を願って」
「私もそうしとく。相手が相手、だからね」
ついに、英玲奈とあんじゅも目を閉じた。
向こうの激闘に不安と恐怖にざわめく人ごみの中で、彼女たちの祈りはー
唯一、静寂に包まれていた。
―――――――――
「みんな! しっかり掴まってる!?」
一方その頃、モスラの背中では。
目まぐるしく変化する風景の中、穂乃果が悲鳴を上げているメンバー達に必死に呼び掛ける。
「い…いつになったらこれが終わるの!?」
花陽が泣きそうな表情で訴える。
その時、九人の頭上をラドンが通過した。
「――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!」
「「きゃあっ!!!」」
思わず全員が姿勢を低くし、顔をモスラの体毛に埋める。
キィィィィン、とジェット機の通過音を何倍にもしたような音圧が、後に遅れて彼女たちを襲う。
それをやっと堪え忍んだと思えば、次は金色の雷が頭上を掠める。
そして、キングギドラの覇王のごとき顔面が、すぐ横を通りすぎる。
かと思えば、ゴジラの青い熱線がすぐ近くの大気を切り裂いた。
モスラがそれを羽根を羽ばたかせて飛び退き、それにつれて彼女たちの身体も空気に圧迫される。
「このままじゃ…私たちの方が持たないわよ!!」
思わず音を上げそうになる真姫。
事実、モスラが衝撃や風圧などを中和してくれているが、それでもアクロバティックにゴジラ達の攻撃をかわし続けるモスラにずっと乗っているのは、さすがに身体に相当の負担がかかる。
誰もが平衡感覚を失い、今にも気絶しそうなほど虚ろな視線を漂わせ、いつモスラから手を離してしまってもおかしくない状態だった。
空に厄介な敵がいると認識したラドンが、超音速でモスラにすれ違いながら体当たりをする。
投げ出されそうになる、小さな少女達の体。
それにも何ら気にすることもなくラドンは一旦通りすぎ、身を翻して再びモスラに迫る。
絵里が叫ぶ。
「もう少し…もう少しだけの辛抱よ! みんな! 絶対に手を離さないで!!」
今は僅かな希望への賭けが未来につながると、ひたすら信じるしかないのだ。
次に一声を上げたのは、穂乃果。
「そうだよ…私たちの出番が来るまでに…舞台に上がる前に諦めたら、何の意味も無くなる!
どんなに辛くても…今は大切ないろんなモノのために…耐えきるしかないっ!」
直後に、ラドンが最高速度マッハ3.5でモスラに自らの身体をぶちかます。
「…――――――――――――――!!!!!!!!!」
「「「…ぐうっっっ!!!!!」」」
仰け反るモスラ。
モスラの身体に叩きつけられるμ’s。
そのままラドンはモスラに組み付き、嘴で執拗に攻撃を加える。
「「皆さん!! ラドンの攻撃に注意してください!! いつ背中を狙われるか分かりません!!」」
小美人が焦った口調で指示を出す。
「そんなこと言われても、こんな状況でどうしようも無いわよ!」
目の前で荒れ狂うラドンを視界に捉えながら、にこが小美人に言い返す。
もしラドンが彼女たちに気づいて、ついまんで来たりでもしたらー
考えただけでもゾッとする。
海未がすぐさまメンバー達に振り向き、今までにないほど大きな声を出した。
「とにかく、ラドンに見つからないように体を伏せて!! 気づかれないようにするにはそれしかー」
前に振り向いた彼女の言葉は、そこで止まった。
メンバー達も沈黙している。
その目線の先にあったのはー
「……………………!!!!!!!」
彼女たちの存在に気づいた、ラドンの顔であった。
「…あっ…あぁ……」
その影にいるメンバー達の誰もが、声帯を失ったかのようにかすかな声しか出せなかった。
抵抗するモスラを抑えながら、ラドンはしばらくの間何もせずに、μ’sをその鋭い視線のうちに捉えていた。
研究所で初めに会ったことを覚えていたのか、それともただ単にモスラの上に小さな生き物が九匹乗っていたことを不思議に思ったのか。
理由は分からないが、彼はなぜか攻撃することもなく、目の前で唖然としている彼女たちを見つめていた。
その時間、約3秒。
「――――――――――――――――――――!?!??!!?」
「「……っ!?」」
突如ラドンに覆い被さった三筋の雷の爆発音と彼の悲鳴で、μ’sのメンバー達は夢から覚めたように我に帰った。
ラドンはモスラから離れ、雷に撃たれながら地上に墜落する。土煙が上がる。
「…………!!!!!!!」
苦悶の声を上げるラドン。それにも容赦なく、三本の雷は確実に彼を焼いていく。
もちろん、その主はキングギドラ。
ゴジラともつれ合いながらマウントを取っていたが、もう一体の敵の隙を見逃すことはなかった。
ラドンの身体中から煙が出、傷口から血液が溢れだし、弱々しい鳴き声を上げながら大量に吐血した。
そもそもラドンは先ほどのゴジラとの戦いで相当傷ついていたはず。
もはや今、満身創痍な彼を動かしているのは、ただひたすら「覇者となる」という戦闘本能でしかないのだ。
「…あの怪獣…先は長くないかもな」
希がどこか同情した表情で呟く。
もちろん、この大切な街や人達に甚大な被害をもたらしたのは事実。
それでも、目の前で一つの命がこんなにも痛めつけられるのを、まともに見ることは難しい。
「…怪獣達も、私たちと同じ生き物なんだね」
凛が悲しげな視線をラドンに落とす。
神に匹敵するほどの身体と力を持っていながら、彼らにもしっかり『最期』があるのだ。
そしてそれは、必ずしも美しく終わるとは限らない。
ラドンは、ついに胸を三本の雷に一気に抉られ、爆発と共に肉片を空高く飛ばした。
頭をガクッ、ガクッ、と震わせながら、噴水のように血をぶちまける。
しばらく小さく唸ったかと思うと、口を開いて血を垂らしたまま、ピクリとも動かなくなった。
そして、瞳から光が消えた。
μ’sの間に沈黙が走る。
あれだけ暴れ回っていたのが、嘘のように。
その中で、ことりが唯一呟く。
「…死んじゃった…の?」
その時。
「「「――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!」」」
キングギドラの首の三本が一斉に咆哮した。
同時に、金色の光が彼女らの横顔を照らす。
「…?」
穂乃果達は、思わず彼の方角に振り向いた。
「…!! あれは…!」
海未が声を漏らした先では。
キングギドラの体表に、紋様が浮かび上がっていた。
彼女らがそれを目にした瞬間、それが一際大きく発光したかと思うと、轟音と共に強烈な衝撃波を発した。
モスラとμ’sにも、烈風が思い切り叩きつけられる。
対峙していたゴジラは吹っ飛ばされ、数件の家屋やビルを薙ぎ倒しながら地面にうつぶせに倒れた。
その目の前で、キングギドラが突然前のめりになり、しゃがむように倒れこむ。
「一体…何をするつもり…?」
絵里が怪訝な表情をしていると、キングギドラの身体に変化が生じ始めた。
胸の辺りに突起が形成され、急激に成長。
やがてそれは鋭い爪を持ち、太く強靭な『前肢』に。
両翼は更に大きく伸びて、畳めば身体を包めるほどのサイズになり、
さらにそれは、拡げれば全長何百メートルもの大きさの代物に変化していく。
皮膚は純金と漆黒が入れ混じったメタリックな質感となり、眼は赤く輝く。
やがてソレが低くうめくと、不定形だった鱗も再び固まった。
そして、三本の首が一斉に前にいる者達を見据えー
それまでの『キングギドラ』という皮を破って現出した『帝王』は、翼を拡げ、咆哮した。
「「「――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」
それまでとは違うキングギドラの新たな姿に、μ’sは唖然とし、ゴジラは攻撃することもなく見守っている。
「キングギドラが…変身した!?」
穂乃果がそれを言ったきり言葉を失っていると、小美人が提言した。
「この形態は私たちも見たことがありません…
呼び名を付けるならば、王を越える帝王…『カイザーギドラ』
邪魔者が一匹いなくなり、残った相手も消耗していると判断して、ここで方をつけるつもりなのでしょう」
「…短期決戦、ってことね」
真姫が呟きながらカイザーギドラを睨んでいると、ゴジラはその『帝王』に歯向かうかのように咆哮する。
「――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
しかし、その体格差は目を見張るものがあった。
本体だけでもカイザーギドラはゴジラを見下すほどの身長があり、その空を支配するかのごとき翼を含めれば雲泥の差だ。
それでも戦いから逃げないことを示すかのように力強く吼えるゴジラを、カイザーギドラは嘲笑うかのように唸りながら見下ろしている。
「ゴジラは…あの怪獣に勝てるのでしょうか?」
海未が小美人に訪ねると、彼女らは首を横に振った。
「いえ。恐らく、ゴジラは負けるでしょう。まず体格差から見ても、カイザーギドラが圧倒的。
まず近接戦で彼が優位に立つことは避けられません。
それに加え、モスラも『今のカイザーギドラからは、体内から強いエネルギー反応を感じる』と言っています。
攻撃も今までとは一線を画すでしょう」
「じゃあ、今戦ったら…」
「カイザーギドラが勝つでしょう。そして、手始めに東京を壊滅させるに違いありません」
「そ、それに私たちは…」
海未に代わり花陽が恐る恐る聞くと、小美人は二人とも首を横に振った。
「今の彼の精神にあるのは、強い征服・破壊・殺戮心だけです。
まずあなた達が精神に干渉する以前に、彼に近づく前にモスラごと『物理的』に消されるでしょう」
「…そんな!」
「「――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」
花陽が悲惨な声を上げた瞬間、ゴジラとカイザーギドラは吼えあいながら歩み寄り始めた。
双方が大地を踏みしめる度に、咆哮を上げる度に何もかもが震える。悲鳴を上げる。
そして、ゴジラが背ビレを光らせ、尋常ではない威圧感を醸し出している中、不意にカイザーギドラの右の首がモスラに向く。
そして―
「「「…………………………!?」」」
μ’s全員の背中に寒気が走る。
『笑った』。
実際に笑われたのかは分からない。感情を抱いているのかすら分からない。
だが、確かに彼の軽蔑するかのような眼差しが、モスラだけではない、μ’sにも向けられたのだ。
今までキングギドラとしての彼が、人間を意識しているとは考えていなかった。あくまでも彼は、目の前の敵を倒すことしか頭にないと考えていた。
だが、実は既に気づいているのかも知れない。
『あの蛾の背中に乗っている小さな生き物が、何を考えているのか』など。
そして、こう言ったのかもしれない。
『お前達がどれだけ無謀なことをしようとしているか、見せてやろう』と。
カイザーギドラの右首は前を向き直した。
そして、ゴジラに近距離で向かい合う。
「…」
「…」
睨み合ったまま、二体は口内と身体をそれぞれの色の光で満たしていきー
「…!」
「…!」
それが、十分になった時。
東京都港区に、焔の球が広がった。
めっちゃ中途半端なとこで終わってしまった…すみません。
次回も結構遅くなるかと思います!感想とかは近々返していこうと思います!
ていうか他の先生方の作品早く読まなきゃ…(汗)