この前、初代ゴジラを見ました。
本当に初代は素晴らしいですね。あの迫力と恐怖と悲哀は、戦後間もないあの時代、1954年だったからこそ表現できたものと思っています。
自分は、最後の「平和への祈り」が流れるシーンで危うく泣きそうになりました(汗)
ゴジラには、人間の愚かさへの怒りと憎しみと、そして悲しみが込められていることを
忘れずに小説の方にも精進していきたいと思っています。
つらつらと書いてしまいましたが、投稿をかなりお待たせしてしまい、本当に恐縮です(汗)
いろいろこの頃は忙しい時期でしたので、なかなか小説が書けなかったんです(言い訳)
今回の作品では、A-RISEも結構出てくる予定です。新たなツバほのという
新天地を発見してしまった私であった・・・前からかw
本当に穂乃果ちゃんはだれともカップリングが成立するよなあ・・・
何も見えない暗闇の中を、高坂穂乃果は歩いていた。
何処かは知らない。いつの間にかここにいたのだ。
「おーい! 誰かー!」
誰か返事するのを期待し、穂乃果は声を張り上げた。
何も聞こえない。暗闇に音が吸い込まれていくだけである。
そのうち彼女の心は不安にかられていく。
「ここはどこなんだろ···もっと大きな声で呼ばなきゃダメかな」
次は、さらに大声で叫んでみた。
「だーれーかーー!!いたら返事してー!!」
それでも、暗闇からは何の反応もない。
「···どうしよう···どうやったらここを抜け出せるんだろう···」
途方に暮れていたその時。
「…――――――――――――――――――」
どこからか、音が聞こえる。
「!?···誰か、そこにいるの?」
その音はどうも聞いていると、人間の声には聞こえなかった。
それは、獣の怒りの咆哮。
彼女は幼い頃犬に吠えられたことがあったのですぐに分かった。
だが耳に入ってくるそれからは、それとは比べ物にならないほどの敵意が感じられた。
「――――――――――――――――――――――――!!!!!!」
なおも咆哮は続く。それは全く止む気配を見せず、それどころか彼女の頭を容赦なく揺さぶるような大音量と化していく。
「何···これ···!!!」
尋常ではない威圧感に穂乃果は堪えきれなくなり、耳を両手で塞いでうずくまった。
依然として咆哮は続く。
やがていよいよ気を失うかと思ったその瞬間、突然咆哮は止んだ。
「······音が···消えた···?」
穂乃果は急に訪れた沈黙を不思議に思いながら、恐る恐る両手を耳から離す。
そして無意識の内に閉じていた目を、ゆっくりと開いていく。
彼女の目に移ったもの、それはーーーーー
暗闇に光る、殺気に満ちた真っ黒い怪物の目だった。
「あ···」
穂乃果の目は見開かれ、顔はたちまち恐怖に染まり、思わず尻餅をついた。
突如、怪物の口が少し開いた。
そこからは、青い炎が今にも溢れんばかりに輝いている。
「…何…何をするの…やめて!やめてよ!」
彼女の悲痛な叫びもむなしく、その光は輝きを一層増していく。
そして目が焼けそうなほどの閃光が口を満たした時。
彼女を、まばゆい光の奔流が包み込んだ。
「いやああああああああああああ!!!」
彼女の目の前は、ブラックアウトした。
穂乃果の視線の先には、いつもの部屋の天井が映っていた。
「………………………今の···夢だったんだ」
気付くと、彼女の顔からものすごい量の汗が出ていた。
どれほど自分が夢でうなされていたのかが分かる。
本当に、ろくでもない夢だった。
彼女はそう振り返り、ふと窓を見る。
そこからは、春を知らせるような穏やかな陽光が、あんなことは無かったとでも言うように、穏やかに差し込んでいた。
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その日のリハーサルは、公園で行われた。
「よーし!ラブライブまで後三日!今日は特に一生懸命練習しよう!!」
「お――――――――!!」
元気なかけ声を合図とし、いよいよリハーサルは始まった。
ラブライブ本番まで三日を控えたこの日、曲の完成度はμ'sの最後を飾るにふさわしいものとなっていた。
その曲の名は、「Kira-Kira sensation!」···
メンバー全員が皆で作り上げてきた「物語」への想いを詰め込んだ、μ'sの最後を締めくくる大切な曲だ。メンバー一人一人が今までの思い出に対する気持ちを練習に込め、精一杯踊り、歌う。
だが、ただ一人穂乃果だけ、心のどこかに一抹の不安を抱えていた。
もちろん今日の夢のことだ。
休憩中、南ことりはふと穂乃果を見た。
いつも元気いっぱいな友人が、今日はなんとなく浮かない顔をしている。
気になったことりは、穂乃果に思いきって質問した。
「穂乃果ちゃん、そんな憂鬱そうな顔してどうしたの?」
「!!···ことりちゃん···ううん、何でもないよ!」
幼い頃からの幼なじみである彼女は、すぐに穂乃果の取って付けたような笑顔に違和感を感じた。
「···怪しい···穂乃果ちゃん、皆に何か隠してるでしょ?」
ことりがしかめっ面をすると、穂乃果に鼻がつきそうなほど顔を近づける。
「こ、ことりちゃん!?顔が近いよー!」
「おやぁ、まさかここまで来て諦めるとかいうつもりなん?」
穂乃果が振り返ると、希が両手を構えながら迫ってきていた。
「答えによっては···ワシワシMAXの刑に処すけど、覚悟の方は···できてるん?」
希の目がキラリと光る。どうやら本気のようだ。
「全然出来てないよー!ていうか、諦めるとかそういうことじゃないの!!」
「じゃあ何であんな顔してたの?あんな表情の穂乃果ちゃんを見てたら、誰だって心配しちゃうよ···」
他のメンバーも、話を聞いて集まってくる。海未が心配して穂乃果に尋ねる。
「どうしたんですか、穂乃果?何か困ったことがあるのだったら、相談した方が良いですよ」
「···う~ん···特に相談するほどのことじゃないだけど···」
その後、穂乃果はメンバー達に今日の夢のことをすべて話した。
「···なんだか、穂乃果ちゃんらしくない夢だにゃ~」
「凛の言うとおりね。あんたなら無数のパンに囲まれてる夢がお似合いな気がするわ」
「凛ちゃんもにこちゃんも地味に私をバカにしてない!?」
「でも、穂乃果がそんな夢を見たなんて珍しいわね···何か変わったことは無かった?」
絵里が、心配そうに穂乃果に尋ねる。
「ううん、何にも···私も何でそんな夢を見たのかさっぱり分からないんだ···」
「私が思うに、穂乃果は少し疲れているのでは無いでしょうか」
海未の言葉に、穂乃果は彼女の方を向く。
「海未ちゃん···」
「本番に向けて張り切るのは良いですが、健康には気をつけてください」
穂乃果は、自分を気遣ってくれたメンバー達に心の中で感謝した。
その時、後ろからふいに声が聞こえてきた。
「あら、穂乃果さんじゃない」
穂乃果が振り向いた先にはー
「あ、ツバサさん!?それに他のメンバーの皆さんも!」
「今日はA-RISEのメンバーで久しぶりに出かけてたんだけど、まさかこんな所で会うとはね。どう、練習の方は?」
「はい!今までで最高のライブが出来そうです!!」
かつてはアイドルとして尊敬しながらも、μ'sのライバルとして予選で
ぶつかりあったスクールアイドルの女王、A-RISE。だが、μ'sに負けてからは頂点を目指す彼女らを応援する味方となっている。そのメンバーである統堂英玲奈、優木あんじゅもリーダーである綺羅ツバサに続け、口を開く。
「頼むぞ。かつての王者だった我々を打ち負かし、今やその期待を背負っているのだからな。」
「英玲奈の言うとおりね。あなた達にはこれだけ多くの人の注目と期待が寄せられているのだから、ちゃんと優勝してもらわないと私たちも困るわよ?」
「ああ···A-RISEのメンバーに励ましてもらえるなんて、天にも昇る気分ですぅ···」
「あ、花陽、私ももうすぐそっちに行くわ···」
「かよちん!にこちゃん!しっかりするにゃ~!!」
凛は、今にも天に召されそうな二人を急いで引き留めようとしている。
やいのやいのと賑やかなメンバー達を横目に、ツバサは少し周りを見ながら穂乃果にささやいた。
「穂乃果さん、実は出会ったらちょっと言いたかったことがあるの。
…少し耳を貸してくれないかしら?」
「……? 良いですよ、何ですか?」
そう言うと、ツバサはそこにあったベンチに腰を掛けた。
「本選の前にこんなことを言うのもどうかと思うけれど···この頃、よく物騒なことが起こるわよね?」
穂乃果は、先日カフェで見たニュースを思い出した。
「そういえば···昨日も船が沈んだってニュースがあったような···」
「えぇ、その事よ。実はついさっきも、東京湾の沖で漁船が行方不明になったの」
「えっ···」
穂乃果はつい驚いて素っ頓狂な声を上げてしまった。
「しかも、そういう原因不明の事故の発生場所が徐々に日本に近づいているの。おかしいと笑われるかも知れないけれど、私には···何かが迫ってきてるような気がしてならないの」
そう言うとツバサはスマホを取りだし、穂乃果に見せた。
そこに映し出されていたのは、ここ一ヶ月で起こっている海での原因不明の事故、事件をまとめたサイトだった。確かに、時を重ねるほどに発生場所は東京へと近づいている。
「今までの私の心配が杞憂だったならいいのだけれど、念のために海上保安庁は調査を行っているらしいわ···まあ結局、私が言いたいことというのは···」
彼女の目線が、穂乃果と向こうのメンバーを真剣な眼差しで捉える。
「もしもの時···どうか、命だけは大切にして欲しいの」
あまりに突飛なその発言に、穂乃果は言葉を失った。
「···ツバサさん?」
「······ごめんなさいね、こんな縁起でもないこと言って。でも、もし何か危険なことが起こったら、そのときは何よりも自分の命···そして目の前の命を大切にして欲しいの。
…変に思われるかも知れないけれど、どうか約束してくれないかしら」
穂乃果は一瞬冗談なのと思い、ツバサを見つめた。
だが彼女の目は真っ直ぐ穂乃果に向けられ、そこにふざけた様子は一切見られない。
何処までも本気で自分たちを心配してくれている。
穂乃果はそう感じた。
「···分かりました! ツバサさんがそう言うのなら、私、約束します!」
そう言うと、穂乃果はツバサとまるで親友のように固い握手をした。
「···ありがとう。こんな変な約束を交わしてくれて。私も約束するわ。」
ツバサも、穂乃果に答えるように強く握り返した。
その時、ツバサの後ろから声が飛んできた。
「おい、ツバサ!早く行くぞ!」
「早くしないと置いてっちゃうわよ~」
「あ!ちょっと待ってよ、二人ともー!」
ツバサは英玲奈とあんじゅを追おうとしたが、ふと立ち止まり、μ'sに目線を向けた。
「じゃあね、μ'sの皆さん。本選、期待してるわよ!」
その時夕日に照らされたツバサの顔は、満面の笑顔だった。
だが、穂乃果にはそのなかに幾ばくかの不安が入れ混じっているように見えた。
まだまだゴジラ様は出ませんよ~(笑)
ゴジラが姿を見せるその時ギリギリまで、彼女達の日常を描きたい・・・そう思う私であった・・・
この作品では、「μ's視点でのラブライブ!の世界での初代ゴジラとGODZILLA2014」
(イミフ)をコンセプトに書くつもりですので、日常シーンもしっかり書いていきたい
のです(さらにイミフ)