[練習作品]立派な魔王になる物語   作:喰理夢

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今回は護堂さんが少し怒る回です。

少しの本気を出しただけでこうなる・・・


十三魔

護堂はアテナや祐理,甘粕を連れまつろわぬ神と戦うために鹿児島へと訪れていた。

 

「波が凄いな,もうそんな近くまで来てるのか?」

 

「いえまだ日本の領域には入り切っていないので近くにいるとは言えませんね。」

 

「まだそんなに離れているのにこの波か,隣国は大変そうだな」

 

「自分の国の事じゃ自分たちで何とかするべきじゃろ」

 

「護堂さん達は自分たちに関係のないことには無関心なんですね・・・」

護堂たちの言葉に肩を落としながらそう言った。

 

「そっそんなことはないぞ,助けさえ求められれば助けるよ求められれば」

重要なことは二回言う

 

「ここ一帯にはこれから私たち組織のものが結界を張りますので存分に戦ってくださって結構なんですが,やはり時間的問題があるので急ぎ目でお願いしますね」

 

「つまり荒らしてもいいが急げってことだな,わかった善処しよう。あれを出しておいてよかったな」

 

「あれ?・・・あの兵器の事ですか?」

 

「ん?ああそうだよ。そういえばどんな能力か言ってなかったな,簡潔にいうと破壊光線撃つ兵器だ」

 

「なんてものを宇宙に放っているんですか⁉」

 

「まぁ大丈夫だって発動してなければそこまで危険じゃないはずだ」

この世界のものには落とすこともできないと思うからな。

「もういいです安全なら諦めますよ」

 

「ところでまだいかんでよいのか?」

 

「じゃあそろそろ行こうかな」

 

「では直ぐに船を用意しますね」

働き者だな甘粕さん・・・

 

「いや船はいいよ急いでいくから」

 

「わかりました。では草薙さんが出たら結界を張りますね」

 

「ああお願いする,あとアテナ達はここで待機な今回はたぶん出番ない」

 

「・・・わかったぞ」

 

「わかりました。護堂さん,御武運を!」

 

「海を行くのは大変だから空かなアーティファクト発動[千の顔を持つ英雄]オラァ」(ブォン

長さ6m幅が2mの大剣を複数投げ,それを踏み台にして空を駆けていった。

 

 

 

 

「あっそういえば虚空瞬動でいいんじゃね・・・まぁ今更か」

瞬動を使えばよかったという考えが浮かんだがもう数十キロほど進んだ今となっては今更かと思いその考えを飲み込んだ。

 

「ここまで来ると一つ一つの波の大きさが津波レベルだな」

 

「この気配・・・神殺しか」

水中からなにかが上がってくる音がして反応をした。

 

「うわッそんなところにいたのかよ」

今護堂がいる所のちょうど真下に4本の手を持つ女神がいた。

 

「貴様は何をしにここへ来たのだ・・・もしや私を倒しにではなかろうな」

 

「そうだけどどうかしたか」

 

「貴様が私を?笑わせる」

 

「あんたは俺が嫌いなタイプかもしれない」

 

「下等な貴様らに嫌われておっても好かれておっても私にとってはどうでもいいことだ」

 

「下等かー俺からしたら見下すあんたのほうがそうなんじゃないかって思うけどな。それに少なくとも今まで戦ってきた神たちはそんなやつらじゃなかったよ」

 

「貴様に負けたやつらの気がしれんな」

 

「もういいや,あんたの力は全て簒奪してやるそうすりゃあんたも人と変わりないだろ」

 

「貴様の生意気な口をふさいでやるわッ」

その神が自分の周りの水を矛や斧のようにし護堂へと攻撃を放ってきた。

 

「動きが遅いぞ神殺しッ」

 

「やっぱり空中じゃ動きにくいな,足場でも・・・いやいっそのことここら一帯凍らせるとするか」

 

「我が一部たる水を凍らせるだとッさせるものか!」

刀を呼び出し護堂を斬ろうとしたがその行為は虚しく魔法は発動した。

 

「[闇の魔法 術式兵装]『氷帝』どうしたもう?凍ったぞ」(パキパキッ

護堂が魔法を発動した瞬間護堂の姿が氷を纏った姿になり周囲数キロの海が凍った。

 

「たとえ・・・たとえ凍らせたとしても氷も水よッ」

凍ったとしてもそれは水だっと水を再び支配下に置こうとしたがそれはかなわず,そこには護堂に支配されている神を滅するだけの氷があった。

 

「どうした支配してみろよ,しないならこっちから行くぞ!『凍てつく氷柩』」

巨大な氷の塊に神は包まれた。

 

「なっなんだこの氷は壊れぬぞッ」

氷を手に持っている刀で壊そうとするがヒビすら入らず思わず神は叫んだ。

 

「安心しろまだ終わりじゃない,まずはその性根を砕くからな。アーティファクト発動 最大展開 [空とび猫]照準をこいつに合わせてっと。喰らえこれは人が生み出した科学?の結晶だ」(ドッ

宇宙より極太の破壊光線が降りてきた。

氷塊は一瞬で溶け崩れ,神の体は胴体と右腕以外消滅していた。

 

「流石科学?の力!この攻撃には神とか人間とか関係ないよなー」

 

「なんだというんだ,今のこの世のものとは思えぬ攻撃は・・・」

体の殆どが消し飛ばされた神は護堂に向かって叫んだ。

 

「あんたが俺らを馬鹿にしすぎるから少し本気になっちゃった。一応謝っとくよ,ごめんな。魔,あんたのことは許さないけどね」

 

「許してくれもううんざりなんだ,何でもする私のものなら全部やるからッ!」

 

「そうかじゃあ,あんたの力を貰うよ[闇の魔法 自己流太陰道]『掌握』」(ギュルルル

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「これで私は助かるんだなっ」

 

「ああ,あんたは殺さない誰にも殺されないよ絶対に『終わりなく白き九天』じゃあな」

神は巨大な雷をまとった氷の竜巻に飲み込まれその身を氷漬けにされた。

 

「助けてくれると言ったではないかッ嫌だこんなところで・・・」

氷漬けとなった神は海へと沈んでいった。

 

護堂は神が沈みきった後,自分にかけていた魔法を解き凍っていた水を元に戻し,アテナ達がいる場所へと向かっていった。

 

 

 

 

 

 

「あー少し怒りすぎたかなーまっいっか使ってなかった魔法の実験にもなったし」

帰りこそは,と虚空瞬動で宙を駆けながら護堂はつぶやいていた。

 

 

 

 

 

 




アーティファクト[空とび猫]は宇宙にある支援衛星から破壊光線を放つものです。撃つ前に照準を合わさなくちゃいけないのが少しあれですが,それをカバーするほどの威力です。

[闇の魔法 術式兵装]『氷帝』の元は『氷の女王』というものですが主人公は男なので名前を変えました。

『凍てつく氷柩』という魔法は,巨大な氷塊に相手を閉じ込める魔法です。効果は使用者次第。

『終わりなく白き九天』という魔法は,巨大な雷をまとった氷の竜巻からたくさんの茨が出てきてそれに触れたら一瞬で氷漬けにされるというものです。結界を張っていても結界ごと凍らせる威力を持っています。悪い点といえば一度凍らせたら術者でも解くことは出来ないというところです。


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